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Quatre Palestiniens tués lors de heurts sur Jérusalem
Quatre Palestiniens ont été tués vendredi dans des heurts avec les forces israéliennes, lors d’une nouvelle journée de mobilisation contre la reconnaissance par Donald Trump de Jérusalem comme capitale d’Israël, ont indiqué les secours palestiniens.
Ibrahim Abou Thouraya, âgé de 29 ans et amputé des deux jambes, et Yasser Sokar, 32 ans, ont été tués par les balles de soldats israéliens dans la bande de Gaza alors qu’ils participaient avec des centaines de Gazaouis à des manifestations violentes près de la barrière de béton et de métal qui ferme hermétiquement les frontières de l’enclave palestinienne avec Israël.
Une ceinture d’explosifs ?
Mohammed Aqal, 29 ans, a poignardé un policier israélien à la sortie de Ramallah, en Cisjordanie occupée, et a été abattu, a indiqué la police israélienne. Le policier a été légèrement blessé. Selon des photos de l’AFP, Mohammed Aqal portait autour de la taille un dispositif ressemblant à une ceinture d’explosifs. La police israélienne a dit enquêter pour savoir si le Palestinien portait effectivement un tel dispositif et si ce dernier était authentique ou pas. Aucune confirmation indépendante de l’authenticité ou non de cette ceinture n’avait pu être obtenue dans la soirée.
Bassel Ibrahim, 24 ans, a été tué par balles lors de heurts à Anata, une localité entre Jérusalem et la Cisjordanie occupée. Même si elle n’a pas déclenché la spirale de violence redoutée, la décision américaine et les violences qu’elle a suscitées ont causé la mort de huit Palestiniens depuis le 6 décembre.
フランス語
フランス語の勉強?
まーにゃん(肉球新党)@署名提出済み‏ @mahiru_nyan
NHKで、幼児の性的問題行動について報じてる。
幼稚園男児が女児の性器周辺をなめる・触る等...。
問題を起こした男児の父親が家庭で子どもの前でもAVを見る等していた、と。
そうだよね。幼児が、そういう情報なしに性的問題行動を起こすことはまず考えられないよね。

ike1962‏ @8icsRtq8Pz2NoMi
昨日夕方首相官邸にいながら、安倍総理は翁長知事の米軍ヘリ落下物での抗議のため官邸を訪問した翁長沖縄県知事に面会せず、自分はその後芸能人と会食に出た。総理といえるか。
週刊 ニュース深読み「38億人の“聖地” エルサレムは誰のもの?」
トランプ「エルサレムはイスラエルの首都」宣言。イスラム諸国で抗議デモ。各国首脳も深い懸念。なぜあえて今?テロ拡散・戦争の恐れは?そもそもエルサレムってどんな町?
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地が集中し、長年の争いの火種となってきた中東・エルサレム。先週、アメリカのトランプ大統領は「イスラエルの首都と認める」と宣言した。世界にどんな影響が?そもそも“聖地”エルサレムはどんな場所?★みなさんもメール・ツイッターで生放送に参加してください。今さら聞けない素朴な疑問、大歓迎!メールは番組HPから。ツイッターは「#nhk_fukayomi」をつけて投稿を! 香坂みゆき,金子貴俊, 防衛大学校名誉教授…立山良司,中京大学准教授…今野泰三,NHK解説委員…出川展恒, 首藤奈知子,小松宏司, 南利幸ほか

助けて!きわめびと「おいしい!栄養満点!電子レンジ料理術」
料理研究家・村上祥子さんが、電子レンジを使い、おいしく、栄養満点の家庭料理を作る調理法を伝授。器に具材を入れてチンするだけ。一人分でも大丈夫。驚きの料理術です。
毎日の食事、面倒になることありますよね。そこで今回は、料理界のレジェンド、75歳で現役バリバリの村上祥子さんが、簡単、おいしい、しかも、栄養満点の料理術を伝授します。その秘密兵器とは、なんと「電子レンジ」。ちょっと大きめのマグカップに具材を入れてチンするだけで、カレー、さばの味噌煮、肉じゃがなど、さまざまな家庭料理ができあがり。一人分でも大丈夫。電子レンジで、栄養バランスがとれた食生活を送ろう! 藤井隆,濱田マリ,小野塚康之, 料理研究家…村上祥子, 菱田盛之,木元美香

えぇトコ「下町の宝 若いモンには負けへんで! 〜東大阪〜」
モノづくりの町で知られる東大阪市、その礎を築いたのは今も活躍する大先輩たち。91歳の人形師が作るひな人形は、その精緻さから全国から注文がひきもきらない。元気の秘けつは自転車通勤。83歳、折る刃式のカッターナイフの生みの親の1人は、今は子供たちにカッター工作の魅力を伝える。住宅と工場が立ち並ぶ東大阪で、きらきらと輝くお年寄りに元気をもらう出会い旅。旅人は原日出子さんとパンツェッタ・ジローラモさん。 島よしのり,橋本のりこ
封鎖下ガザから考える中東情勢―徹底討論!藤原亮司×イヤス・サリム
イスラエルによるガザ地区の封鎖は今年で10年を迎えます。その間、三度にわたるイスラエルの大規模攻撃で約4000人の住民が殺害されました。封鎖のため、破壊された町の復興は進まず、電力供給は一日2〜3時間にカットされています。2020年までに人間が住めない環境になると国連が報告するガザに200万人のパレスチナ人が閉じ込められています。
封鎖の背景には、2006年の選挙に勝利したハマースを排除し続ける「和平プロセス」の欺瞞があります。大国の都合による中東における「非民主化」の押し付けや戦争犯罪の黙認は、「アラブの春」後にはシリア内戦の泥沼化を引き起こし、犠牲者33万人、難民500万人という未曽有の人道的危機をもたらしています。
今回の企画では20年近くにわたりパレスチナの取材を続けて来られたジャーナリストの藤原亮司さんとガザ出身のパレスチナ人研究者であるイヤス・サリムさんに、メディアで伝えられないガザの人々の置かれている現状を伝えていただきます。さらに、現在の中東の混迷状態をどのように捉えるべきなのか、イスラエルと同様に排外主義を深める日本社会で何ができるのか、参加者からの質問や意見を交えつつ徹底的に討論できればと考えています。


封鎖下のガザから考える中東情勢@JRなんば,に参加するためにまずランチ.法善寺横丁近くでハンバーガーをいただきました.高いけどこういうもんなのでしょうか?
さてJRなんばはどこにあるのでしょう?なんばの高島屋の近く?と思いきや全然違うみたい.そもそも駅らしきものはあるの???・・・
いろいろ歩いてやっとたどり着きました.
ドローンで日常的に監視されていることや,いろいろな事情からパレスチナの中にイスラエルの内通者がいたりとかメディアで伝えられていないお話を聞くことができてよかったです.
帰りはバゲットを買って食べながら移動しました.

<石巻・津波復興祈念公園>中核的施設に「祈りの場」 基本設計案示す
 東日本大震災で被災した石巻市南浜地区に津波復興祈念公園を整備する国と県、市は15日、空間デザインを検討する有識者委員会を市役所で開き、鎮魂や伝承の拠点となる中核的施設の基本設計案を示した。
 中核的施設は円形の平屋で、延べ床面積約1300平方メートル。約100人が収容可能な映像展示室や小展示室、多目的スペースを配置する。公園の中央付近に位置し、祈りの場に活用できる空間を設け、屋外の「追悼の広場」が使えない荒天時などに利用する。
 中核的施設では追悼・鎮魂のほか、震災の語り部や防災学習など多様な活動も想定。震災が発生した3月11日午後2時46分に日が差し込む位置には献花台を設置し、記憶の伝承を図る。
 県内で国営追悼・祈念施設が整備されるのは石巻市南浜地区だけ。多くの住民が避難して助かった日和山からの眺めも確保し、周辺環境と連携して祈りをささげられる空間にする。
 会合には委員長の涌井史郎東京都市大教授や亀山紘市長ら7人が出席した。涌井委員長は「追悼・鎮魂の思いを全世界に向けて発信するのにふさわしいデザインを、基本設計案を基に住民の思いも取り入れながら考えたい」と話した。


<南三陸さんさん商店街>地元産タラを冬の名物に 海鮮鍋やバーガー、焼きカレーなど新メニューで来月フェス
 宮城県南三陸町の「南三陸志津川さんさん商店街」は来年1、2月、地元で捕れたタラを使った新メニューを振る舞う「寒鱈フェスティバル 熱々大作戦」を実施する。客足が鈍る冬も旬の食材で地域を盛り上げようと企画した。
 白子と肝を入れた海鮮鍋、フライを挟んだバーガー、大きな切り身を載せた塩ラーメン、タラと相性の良いチーズを絡めた焼きカレーなど、10の飲食店が趣向を凝らした料理を出す。
 参加する「ヤマウチ」の山内淳平取締役(35)は「金華山沖で捕れるタラはうま味が凝縮し、東京の築地市場でも高値で取引される」と太鼓判を押す。町では刺し身で食べる文化があるため、鮮度管理が行き届いているという。
 商店街を運営するまちづくり会社「南三陸まちづくり未来」によると、うに丼が好評の夏に比べて毎年、冬の来客数は4分の1に落ち込む。同社の佐藤潤也さん(28)は「カキに比べて知名度の低いタラに焦点を当てる。お客さんに体も心も温まってほしい」と意気込む。
 提供は1月4日から。連絡先は商店街インフォメーションセンター0226(25)8903。


デスク日誌 遺構 議論再び
 東日本大震災の記憶を伝える遺構の存廃が、再び議論になりそうな気配だ。
 岩手県大槌町の平野公三町長は、当時の町長や多くの職員が津波の犠牲になった旧役場庁舎の解体費用を予算計上する方針だと、9日付本紙朝刊が伝えた。
 旧庁舎は当初から解体か保存か町民の考えが二分した。2015年町長選の争点の一つになり、解体を訴えた平野氏が当選。その後、解体費用の予算計上を見送り、当面凍結するなど迷走した経緯がある。
 宮城県女川町は旧女川交番の保存方針を決定。名取市閖上地区では約50人の命を救った歩道橋が撤去された。震災から6年9カ月。まちづくりが進むにつれ保存、解体が現実化する。
 地域によっては議論の対象にならないものもある。解体、保存をすんなりと受け入れるケースもあれば、住民の感情が対立する事態もあり、一様ではない。
 宮城県南三陸町の旧防災庁舎のように県有化し、一時保留にして考える猶予を設ける対応は妙案だが、そう簡単ではない。試されるのは民主主義の熟度か。いずれにせよ、事を急ぎ、地域にしこりを残すことは避けなければならない。(報道部次長 玉應雅史)


杉ノ下地区の慰霊碑 高台に戻る
東日本大震災の津波で93人が犠牲になった気仙沼市杉ノ下地区の慰霊碑が、復興工事のため仮置きされていた場所から、本来あった高台に戻りました。
気仙沼市杉ノ下地区では、震災の地震で多くの住民が避難した「指定避難場所」の高台を津波が襲って、住民の3分の1近い93人が犠牲になり、「悲劇の高台」として知られています。
この高台には、「大地が揺れたらすぐ逃げろ より遠くへ より高台へ」という津波の教訓と犠牲者の名前が刻まれた慰霊碑が遺族の手で建てられ、祈りをささげる場となっていました。
しかし、ことし2月、復興工事のため高台から離れた場所に移され、長く仮置きされたままになっていました。
工事が一段落したため、16日、移設作業が行われ、作業員が慰霊碑をクレーンで慎重につり上げて高台まで運びました。
そして、移設を終えると、作業に立ち会った遺族が祈りをささげていました。
母親を亡くし、妻がいまも行方不明の佐藤信行さんは「やっとあるべき場所に戻ってきたという気持ちです。大勢が祈りに訪れる場所になってほしい」と話していました。
慰霊碑のある場所は、震災の教訓を後生に伝える「防災広場」として整備が進められていて、震災から7年となる来年3月の地区の慰霊祭は、ここで開かれる予定だということです。


「復興祈念公園」イメージ公開
東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市に整備が進められている「復興祈念公園」のイメージが15日、初めて公開され平成32年度の完成に向けて震災の伝承施設の整備が進められることになりました。
「復興祈念公園」は震災で犠牲になった人の追悼などを目的に津波で大きな被害を受けた石巻市南浜地区に国や県、それに石巻市が整備を進めています。
この公園内に建設される震災の伝承施設のイメージ図が15日、初めて公開されました。
施設の延べ床面積はおよそ1300平方メートル、円形の平屋建てで内部に献花台をそなえた祈りの場を設ける計画です。
また、震災の記憶の伝承や犠牲者の追悼のため、資料の展示や集会などを行う多目的スペースやおよそ100人が入れる映像の展示室も設けられます。
公園は平成32年度の完成を目指しておよそ38.8ヘクタールを一体的に整備する方針で今後どのような展示を行うのか議論されることになっています。
公園整備に向けた有識者会議の委員長を務める東京都市大学の涌井史郎教授は「地域の人たちの思いをどのように反映できるのか検討していきたい」と話しています。


<仙台駅開業130周年>「青葉城恋唄」など 2階コンコースでコンサート
 JR東日本仙台支社は15日、仙台駅の開業130周年を記念したコンサートを同駅2階コンコースで開催した。
 仙台フィルハーモニー管弦楽団の団員9人と仙台駅の発車メロディーの編曲を手掛ける榊原光裕さんが、「青葉城恋唄」など4曲を演奏。大勢の利用客が足を止めて聞き入った。
 仙台市青葉区の橋浦秀子さん(80)は「5歳くらいの頃から駅を利用してきた。演奏が素晴らしく感動した」と話した。
 IC乗車券「Suica(スイカ)」のキャラクターのペンギンなどで作ったクリスマスツリーの点灯式もあり、小学生6人が点灯ボタンを押した。25日まで展示する。


仙台駅開業130周年でイベント
仙台駅が、明治20年の開業から15日で130周年を迎え、駅の構内で記念のイベントが行われました。
仙台駅は、明治20年12月15日、私鉄の「日本鉄道」の駅として開業し、初代の木造平屋建てから移りかわって、現在の駅舎は6代目となります。
15日の夜、開業130周年を記念するイベントが駅の構内で行われ、大勢の利用者が見守る中、小松清治JR仙台駅長が「お客様や地域の皆様のおかげでこの日を迎えることができました」とあいさつしました。
このあと、「祝130周年」と記された高さ4.8メートルのツリーが点灯されるのと同時に、仙台フィルハーモニー管弦楽団のメンバーおよそ10人が、誕生日を祝う曲を演奏しました。
さらに、JR仙台駅の発車メロディとして使われている「青葉城恋唄」や「すずめ踊り」のお囃子も演奏し集まった人たちは、曲が終わるごとに大きな拍手をおくっていました。
仙台駅では16日も午前11時半から地元の小学生による吹奏楽のコンサートが開かれるほか、130個限定の記念弁当が販売されるということです。


立憲民主党がタウンミーティング
立憲民主党は、住民と意見を交わす、初めての「タウンミーティング」を仙台市で開き、枝野代表は、党に登録した人が所属議員と地域の課題を議論して政策に反映する仕組みをつくる考えを示しました。
立憲民主党がタウンミーティングを開くのは全国で初めてで、仙台市で開かれた会合には、枝野代表や県連代表を務める岡本章子衆議院議員らが出席しました。
この中で、枝野代表は「安倍政権は民主主義と多数決を一緒だと思っている。多数をもっているからと言って好きなように決めていいというのはまっとうな民主主義でなく、そうした安倍政権の姿勢が政治の国民離れにつながっている」と述べました。
その上で、枝野代表は、党員にかわって「立憲パートナーズ」という仕組みをつくり、登録した人が所属議員と対等に地域の課題を議論し、党の政策に反映できるよう検討を進めていて、年明けから募集を始める考えを示しました。
また、会合では、岡本県連代表が「仙台市に東北ブロックの連絡所を立ち上げ、きょうから始動する。
衆議院選挙の比例で当選した3人で東北を担当する」と述べ、立憲民主党の宮城県連が16日から本格的に始動することを宣言しました。
このあと、先の衆議院選挙で無所属で立候補した元県議会議員の鎌田さゆり氏が、16日、民進党に離党届けを提出し、来年の元日に入党する考えを示しました。
会合のあと、枝野代表は記者団に対し、「従来のピラミッド型の組織ではなく、有権者がフラットな形で私たちと議論する仕組みをつくりたい」と述べました。


米軍ヘリの窓落下/沖縄の痛みわが事として
 住民の安全をあまりに軽んじている。沖縄県宜野湾市の小学校の運動場に米海兵隊普天間飛行場所属のヘリコプターの窓が落下した。緊張感の欠如としか言いようがない。
 一つ間違えば大惨事になっていた。宜野湾市議会はきのう、児童らへの謝罪と原因の徹底究明を求める抗議決議案などを全会一致で可決した。当然のことだ。
 窓は金属製の外枠付きで約90センチ四方、重さは8キロ近くあった。体育の授業中だった児童約60人との距離はわずか十数メートル。落下の衝撃ではじき飛んだのだろう。小石が男児1人の腕に当たったという。
 小学校に隣接する同飛行場から離陸したCH53E大型輸送ヘリが落とした。県は「小学校の上空はそもそも日米で合意された飛行ルート外」と指摘しており、逸脱飛行が常態化していた可能性が高い。
 落下の原因究明に向け、14日、沖縄県警が飛行場内でヘリの状況を調べた。日米地位協定では基地の管理権や捜査権は米側にあり、異例の対応だった。米軍が事故の重大性に配慮したとも受け取れる。
 一方で地位協定に基づき日本側は落下した窓を米軍に渡した。唯一の物証がなくなり、立件は難しくなった。結局、地位協定の壁が沖縄の人たちの不安解消を阻んでいる、と言われても仕方がない。
 落下原因はいつ、どうやって明らかになるのか。再発防止策も示されず、当事者の住民は事故のたびに、いつも蚊帳の外だ。地位協定見直しへ早急な議論が求められる。
 米軍機のトラブルは多過ぎる。落下物事故は1972年以降、計67件(11月末現在)。今月にも普天間飛行場に近い保育所の屋根で円筒状の物体が見つかり、騒ぎになったばかり。米軍は否定するが、輸送ヘリの装備品と同型だった。
 機体自体の事故では、昨年12月に輸送機オスプレイが名護市沿岸に不時着、大破した。今年10月に東村高江の民有地に緊急着陸し、炎上したのもCH53Eヘリだった。
 日常茶飯事と言っていい事態ではないか。危険と隣り合わせの苦難は県民にしか分からない。政府は米軍基地の約7割が集中する沖縄の負担の重さを改めて認識すべきだ。
 かつて普天間飛行場を巡って、当面の危険性除去のために小学校、病院などの施設移転や、滑走路を短くして延長線上のエリアに学校などのない緩衝地帯を設ける議論があった。「移転は飛行場の固定化につながる」という反対論もあり、実現しなかった。
 だからといって「辺野古移設が危険除去の唯一の解決策」と新基地建設を進める政府の姿勢では何の理解も得られまい。県民の負担軽減にはつながらないからだ。
 児童らは「怖くて外で遊べない」とおびえているという。沖縄を覆っている不安やいらだちがどれほど深いか。その思いを国民等しくわが事として受け止める必要がある。


米軍ヘリ窓落下 危険と隣り合う現実
 安全であるべき小学校の運動場が、米軍基地周辺では危険と隣り合わせであることを見せつけた。米軍ヘリコプターからの窓の落下事故。政府は米側に対し、毅然(きぜん)とした態度で臨むことが必要だ。
 沖縄県宜野湾市の市立普天間第二小学校は、米海兵隊普天間飛行場に隣接する。フェンスのすぐ向こうには教育施設とは異質の空間が広がる。児童ら約六十人が体育の授業中だった運動場に、同飛行場所属の大型輸送ヘリコプターCH53Eから、アクリル製の窓が金属製の枠ごと落下した。
 大きさは約九十センチ四方、重さは七・七キロ。児童らにけがはなかったとされているが、死傷者が出なかったのは偶然でしかない。
 七日にも同飛行場近くの保育園の屋根で、落下したとみられるCH53Eの部品が見つかっている。
 CH53Eは今年十月、沖縄県東村で不時着、炎上する事故を起こし、同系機は二〇〇四年八月、普天間飛行場近くの沖縄国際大構内に墜落、米兵ら三人が負傷した。
 普天間飛行場に配備された垂直離着陸機MV22オスプレイは一年前、名護市の海岸に不時着、大破する事故を起こしている。米軍の訓練の騒音はひどく、米兵らによる事件・事故も後を絶たない。
 在日米軍専用施設の約70%が集中する沖縄の県民が強いられている過重な基地負担の現実である。
 翁長雄志県知事はきのう菅義偉官房長官に対し、今回の落下事故について抗議するとともに、全米軍機の総点検と、その間の飛行中止、学校、病院上空の飛行禁止などを求めた。また、普天間飛行場所属機の長期の県外配備を米側に働き掛けるよう要請した。
 沖縄の現状を考えれば、妥当な内容だ。政府は知事の要請を真摯(しんし)に受け止め、毅然とした態度で、米側に働き掛けるべきである。
 今回の落下事故を、名護市辺野古での新基地建設を急ぐ理由とすることは慎まねばならない。
 米軍基地を同じ県内で「たらい回し」しても、沖縄県民の頭上をヘリコプターなどの軍用機が飛び交う現状に変わりはなく、抜本的な負担軽減にはつながらないからだ。日米両政府は普天間飛行場の県内移設を断念し、国外、県外への移設を探るべきだろう。
 米軍機事故が起きると、政府は飛行自粛を要請するものの、米側の一方的な飛行再開を繰り返し追認してきた。とても主権国家の政府とは言えまい。今回も同じことを繰り返すのか。全国民が注視していることを忘れてはなるまい。


米軍ヘリ窓落下 沖縄の危険を見せつけた
 重さ8キロ近い軍用機の部品が、体育の授業を受けている児童たちのすぐそばに落ちてくる。こんな危険なことが起きていいのか。
 沖縄県宜野湾市で13日午前、小学校の運動場に、飛行していた米軍海兵隊普天間飛行場所属の大型輸送ヘリコプターの金属製窓枠が落下した。運動場には約60人の児童がいた。児童と落下物との距離は十数メートルだったとみられる。
 直接当たっていたら重大な事故になっただろう。そうならなかったのは偶然にすぎない。
 この事故を受けて、飛行場付近の住民はこう語った。
 「空からいつ何が降ってきてもおかしくない。これが沖縄なんだと、改めて思い知らされた」
 その言葉通り、沖縄では米軍機による事故が繰り返し発生している。2004年には同市の沖縄国際大学構内にヘリが墜落して炎上した。昨年12月には名護市沿岸にオスプレイが不時着して大破し、今年10月にも東村の民有地にヘリが不時着、炎上している。
 沖縄県民の怒りを受け、日本政府は事故のたびに再発防止を米軍側に申し入れるが、米軍は同型機の飛行をわずかな期間停止するだけで、十分に事故原因を解明しないまま、飛行を再開するのが常態化している。これを事実上容認している日本政府の甘い姿勢が、米軍の安全に対する気の緩みにつながっているのは間違いない。
 市街地の中心にある普天間飛行場は「世界一危険な米軍基地」ともいわれる。政府は名護市辺野古沖に飛行場を移設することで普天間の危険を除去する方針だ。しかし沖縄県民にとって、辺野古移設は「沖縄の中で危険をたらい回しにする」ことにほかならない。
 政府は米側に遠慮するのではなく、主体的な事故原因の解明を阻んでいる日米地位協定の改定や、辺野古移設を前提としない普天間飛行場の運用停止などを正面から求めていくべきだ。形だけの再発防止要請では、沖縄県民の不安が解消するはずもない。そもそも子どもたちの安全を守るのは、政府の最も大事な義務ではないか。


米軍機トラブル/運用停止の早期実現を
 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に隣接する小学校の運動場に、米軍大型輸送ヘリコプターの窓が枠ごと落下した。この日は普天間飛行場所属の輸送機オスプレイが同県名護市沿岸部で大破した事故からちょうど1年。米軍機のトラブルはほかにも相次ぐ。
 沖縄には在日米軍専用施設の約7割が集中し、普天間飛行場は宜野湾市の中心部にある。菅義偉官房長官は事故について「県民に不安を与えるもので、あってはならない」と述べ、政府は同型ヘリの飛行を自粛するよう要請した。だが、その場しのぎの対応では不十分だ。
 日米両政府は1996年に普天間飛行場の全面返還で合意したが、その後も運用を続けている。名護市辺野古への移設計画は米軍基地の機能を強化、輸送機オスプレイの配備などを増強するもので、沖縄の負担軽減にはつながらない。事故の恐れを断つため、政府は4年前に検討を約束した普天間飛行場の早期運用停止に真正面から取り組むべきだ。
 小学校に落下したヘリの窓枠は約90センチ四方で、重さは7.7キロもある。運動場では児童約60人が授業中で、飛んだ小石が男児の腕に当たったという。「もしも」と考えると恐ろしいばかりだ。
 普天間飛行場の近くでは今月7日、保育園の屋根に円筒状の物体が落下。米軍はヘリの部品であることは認めたが、飛行中の米軍機からの落下は否定しており真相は分からない。しかしトラブルはそれにとどまらない。
 2004年に沖縄国際大にヘリが墜落したような大事故だけでなく、小さな部品の落下でも、人命に関わる事故になりかねない。米軍の安全管理はどうなっているのか。安心・安全とは程遠い生活と言わざるを得ないのが現状だ。
 1996年の日米両政府の合意は、沖縄県内の米軍基地内へのヘリポート新設などを条件に、普天間飛行場を5〜7年以内に全面返還する内容だった。しかし代替の施設は辺野古沿岸部を埋め立てる大規模基地の建設計画に変わり、反対運動が続いている。
 安倍晋三首相は、仲井真弘多前知事が2013年末に埋め立てを承認した際、普天間飛行場の「5年以内の運用停止」の検討を約束した。このため翁長雄志知事や宜野湾市長らは19年2月までの運用停止を求めている。
 ところが安倍政権は辺野古移設計画と絡め、翁長知事の協力が得られないことを理由に運用停止は実現困難だとしている。今必要なのは早急に事故の要因を取り除くことであり、普天間飛行場の機能を別の米軍基地などへ移し、運用停止の早期実現に本格的に取り組むべきだ。
 沖縄に米軍施設が集中し、トラブルが相次ぐ現状に対して、本土の側の認識は依然として低い。オスプレイ大破事故1年に合わせて共同通信社が実施した全国の知事アンケートでは、一部の知事が沖縄の負担軽減の必要性に理解を示しながらも、オスプレイの訓練受け入れなどの具体的な対応に関しては消極的な回答が大半を占めた。
 翁長知事は「各自治体が自身の問題と認識していない表れだ」と指摘する。沖縄に負担を押し付ける安全保障政策のままでいいのか。真剣な検討が求められる。


相次ぐ米軍機事故 危険を放置する政府の責任重い
 沖縄の基地問題の過酷さを、改めて浮き彫りにする事故だ。
 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に隣接する小学校の運動場に、米軍の大型輸送ヘリコプターの窓が落下した。約60人の児童がいた場所までは十数辰靴離れておらず、一歩間違えれば命に関わる大惨事になっていた。米軍は同型機の飛行を見合わせているが、住民の安全確保のため、翁長雄志知事の要求通り全機を緊急総点検し、点検終了まで飛行を中止するべきだ。
 普天間飛行場は市の中央部に位置し、周囲には学校や住宅などが密集。特に、小学校はフェンス1枚を隔てただけで「一番守ってあげなければならない」(翁長知事)子どもたちに危険を強い続けている。
 米軍は事故翌日から、校舎真上で同型機以外の飛行を繰り返している。県によると、そもそも小学校の上空は日米が合意した飛行ルートの枠外で、約束に反する訓練が常態化していた。日本政府は県とともに飛行中止を求め、飛行場撤去を一刻も早く実現させなければならない。事故の責任は、撤去させられない政府にもあることを強く自覚すべきだ。
 米軍機関連の落下事故は1972年の本土復帰以降、約70件に上る。今月上旬には、近くの保育所にも同型機の部品が「落下」した。機体自体も同型機が今年10月、北部の民間地に不時着、炎上。2004年には普天間飛行場隣接の沖縄国際大に激突、炎上している。また昨年12月には輸送機オスプレイが名護市沿岸部に不時着、大破した。
 こうした事故が発生するたびに、日本政府は米軍に対し原因究明と安全対策徹底を要請してきた。だが、米軍は要請を無視するかのように間もなく飛行を再開し、政府がなし崩し的に追認してきた。政府も米軍も、本当に事故防止の意志があるのかと憤りを禁じ得ない。
 政府は、今回は特に飛行自粛や安全配慮の要請にとどめ、飛行中止や抗議には踏み込んでいない。北朝鮮への圧力強化で日米首脳が連携しており、米軍の部隊運用に影響が出ないよう配慮しているからだ。しかし、現に国民の生命が重大な危機にさらされた現実を直視すべきだ。
 事故を受け政府与党から、沖縄県や住民の反対を押し切り、普天間飛行場の名護市辺野古への移設を急ぐべきだとの主張が強まっている。政府は移設が普天間の危険除去の「唯一の解決策」と強弁するが、沖縄で基地をたらい回しするだけで、事故の危険性が軽くなるわけでは決してない。今回の事故を移設の正当化に利用してはならない。政府は抜本的な解決へ米国と交渉を進め、安全対策が進まない一因でもある日米地位協定の改定にも踏み込むべきだ。
 事故の危険性は、愛媛上空も米軍の低空飛行訓練経路に組み込まれるなど、ひとごとではない。沖縄の基地問題には、国民も含めて真摯(しんし)に向き合い、議論を深めなければならない。


[BPO倫理違反指摘]番組内容自ら再検証を
 東村高江のヘリパッド建設に対する抗議行動を取り上げた東京MXテレビの番組「ニュース女子」について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は「重大な放送倫理違反があった」とする意見を公表した。
 事実に基づかない番組内容を放送したことと、放送局が放送前に番組をチェックする「考査」が機能しなかったことを厳しく指摘する内容だ。
 考査が適正であったかどうか検証するのは初めてである。委員会は(1)抗議活動を行う側に対する取材の欠如(2)「救急車を止めた」との放送内容の裏付け(3)「日当」という表現の裏付け−などを考査が問題とせず、制作会社に確認しなかったことが重大な放送倫理違反に当たると認定した。
 東京MXの最大のスポンサーである化粧品会社「ディーエイチシー(DHC)」の子会社が制作した「持ち込み番組」である。
 放送局は番組の制作に関わっていない。だが、電波法の免許を得て公共の電波を使用しており、番組放送の責任があるのは言うまでもない。
 東京MXの考査担当者は今回、番組に問題なしとしていたが、放送について責任を持つ者の最低限の義務であるにもかかわらず完全版は見ていなかったという。怠慢のそしりを免れない。
 委員会は持ち込み番組をチェックする考査機能を「砦(とりで)」と表現し、同番組を放送したことで「砦は崩れた」と強い危機感を表明した。
 BPOの意見を受けて、東京MXは番組を再検証しその結果を公表してもらいたい。
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 番組内容について委員会は、裏付けがない、または不十分なまま放送されたと判断した。委員会が番組に登場した関係者らに独自に接触するなどして調べた結果である。
 救急車要請の通報が2016年7月から12月まで20件あったが、抗議する住民に通行妨害された事実はなかったことが地元消防への聞き取りでわかった。
 茶封筒を示し「日当をもらっている」とにおわせた男性が出てくるが、茶封筒は13〜15年に普天間飛行場ゲート付近で見つけたもので男性が作成したコピーだった。
 出演したジャーナリストは、抗議行動をする人から取材することなく、抗議する人たちを「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」などと表現していた。
 ひどい内容の番組であったことが改めて示された。
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 番組で「反対運動を扇動する黒幕の正体は?」などと名指しされた在日3世の辛(シン)淑玉(スゴ)さんが「見ていて、こみ上げる怒りを抑えられなかった。胃液が上がってきて何度も吐いた」というように、県民の多くも傷つけられた。
 つい最近も米軍ヘリの部品が宜野湾市の保育園の屋根に落下したとみられる事故で、同園に「自作自演では」などと誹謗(ひぼう)中傷する電話やメールが相次いだ。
 基地を巡り事実でない情報をまき散らし敵をつくって快哉(かいさい)を叫ぶ。ネット空間ではデマややゆ、嘲笑が絶えない。放置すれば言論はすさみ、メディア不信がますます高まる。


沖縄基地番組 事実は曲げられない
 「重大な放送倫理違反だ」。沖縄の米軍基地反対運動を取り上げた東京MXテレビの番組に「放送倫理・番組向上機構」(BPO)は厳しい意見を出した。放送の矜恃(きょうじ)と責任が問われている。
 問題となったのは、今年一月二日に放送された情報バラエティー番組「ニュース女子」だ。「沖縄緊急調査 マスコミが報道しない真実」と題し、沖縄県北部で進められている東村高江地区のヘリパッドの建設に反対する人々について報じ、コメンテーターたちが批判的な論評をする番組を放送した。
 この前提となる報道内容は、反対運動で救急車が止められた、日当をもらって運動している人がいる、などの根拠が不確かな情報が入っていた。MX側は当初、「可能性があるという表現にとどめ断定はしていない。問題はない」としてきた。だが、視聴者は反対派が救急車を止め、日当をもらっていると受け止めた人も多数いたはずである。
 BPOの検証委員会が調べたところ、救急車が止められた事実はなく、そもそも番組制作会社から消防本部などへの取材はなかった。日当問題もそうだ。ある時期、反対派は「市民特派員」を企画し、高江の状況を本土の人々に情報発信してもらう趣旨で、十六人を採用した。格安航空券と四日間の滞在費で五万円を支払った。
 実際に報告記事も人権団体のホームページなどで掲載されているという。これは日当とは呼ばない。裏付けもなく、日当があるかのように報道することは、明らかに不適切であろう。
 「逮捕されても生活に影響の少ない六十五歳以上を過激デモに従事させている」−。これを「シルバー部隊」と呼ぶとも。また「反対派には韓国人もいる、中国人もいる」とも。「反対派の人は週休二日」とも。つまり、偏見に満ちている。これは不快な表現を禁じた民放連放送基準に反しよう。
 この番組は制作会社が納品した「持ち込み番組」である。しかし、電波を使用しているのが放送局である以上、放送法に基づき、放送内容が放送倫理に反せぬよう最大限努めねばならない。これを「考査」という。放送時はこの歯止めが利かなかった。
 MXテレビは編成局に考査部を新設した。BPOは考査を「放送の自主・自律を守る砦(とりで)」という。権力の規制を受けず表現の自由を確保するためだ。考査が適切に機能してこそ放送の自由が生きる。


生活保護費減額 困窮世帯の現実直視を
 厚生労働省は、生活保護費のうち食費や光熱水費などに充てる「生活扶助」の支給額を、来年度から最大5%引き下げる方針だ。
 当初は最大13・7%の減額を打ち出していたが、各方面から強い反発を受け修正した。
 とはいえ、前回2013年度改定に続く削減で、対象世帯への影響は避けられまい。
 生活保護は、病気や失業など苦境に陥った人の命綱だ。
 その機能が弱まり、自立が困難な人たちがますます窮乏を余儀なくされるようなことがあってはならない。
 生活扶助の減額は大都市部が中心で、地域や世帯構成などによって差が出てくる。
 例えば、大都市部の小学生と中学生の子どものいる40代夫婦は、月最大約9300円減となる。
 一人親世帯に上乗せされる母子加算も、減額の公算が大きい。
 子どもの貧困率は13・9%に上り、その半分が一人親世帯だ。
 状況を改善するため、14年度に子どもの貧困対策法が施行されたが、減額は同法の趣旨に矛盾するのではないか。
 単身高齢者は、月最大約4千円減になる。高齢者は生活保護世帯の半分を占めるだけに、打撃が懸念される。
 こうした減額の主な根拠は、生活扶助の支給額が、一般世帯のうち年収下位10%の低所得世帯の消費支出を上回っていることだ。
 しかし、格差が拡大している現状で、この算定方式を適用し続けると、生活扶助費の減額に歯止めがかからなくなる恐れがある。
 加えて生活保護の基準は、住民税の非課税限度額を決める目安などにもなっている。切り下げられれば、影響は一般世帯にも跳ね返り、悪循環に陥る。
 低所得世帯全体の底上げを図らなければならないのに、これでは社会の底が抜けてしまう。
 現に、前回改定の減額を受け、29都道府県の900人を超える受給者が、憲法25条の生存権を侵害するとして、減額の取り消しを求めて提訴している。
 15年からは暖房費に充てる冬季加算も削減され、道内をはじめ厳寒地の受給者を苦しめている。
 生活保護費の不正受給が許されないのは当然だ。一方で、本当に生活保護が必要なのに網の目からこぼれ落ちている人は、その数百倍に上るとの指摘もある。
 政府は困窮世帯の現実を直視し、健康で文化的な最低限度の生活を保障しなければならない。


飯島愛さんブログ閉鎖後も続くファン訪問…母語る10年目の今
「ブログのデータはお父さんのパソコンに全部入ったまま。今でもときどき読み返したりしているんですよ……」と明かすのは、飯島愛さん(享年36)の母だ。
08年12月24日、都内の自宅マンションで遺体となって発見された愛さん。死亡は6日前の18日と推定され、死因は肺炎だったという。彼女のブログ『飯島愛のポルノ・ホスピタル』には死後も多くのファンが訪れ、やがて日々の悩みを語りかけるように。いつしかブログは、彼らにとっての“心のよりどころ”となっていた。
しかし15年10月31日の飯島さんの誕生日を機にブログは閉鎖する。運営管理をしてきた両親は、コメント欄で娘に語りかけ続けてくれるファンに心から感謝していたという。だが年齢も70歳を超えたことによる“苦渋の決断”だった。この12月18日で、飯島さんが亡くなって丸9年。ついに10年目を迎える。心のよりどころを無くしたファンたち、そして両親はいったいどんな日々を過ごしているのか。愛さんの母はこう語り始める。
「今でも12月18日と24日には何人もの方がお墓に来てくださって、お供えものや花束でいっぱいになります。娘が亡くなった日と見つかった日です。それに誕生日の10月31日には、あの子が好きだったカサブランカの花を持ってきてくれる方もいるんですよ」
ファンの“訪問”は、ブログ閉鎖後も続いていたのだ。愛さんに救われた人は多い。いろいろな人が今も母のもとを訪れ、感謝してくれるという。
「娘のヘアメークを担当してくださった方や、関係者の方も『愛ちゃんがいてくれたから今の私がある』と言ってくれてね。お花を持ってきてくれたり、お墓に来てくれたりしています。私こそ、本当に皆さまにはありがたい気持ちでいっぱいなのにね」
死後もこれだけ愛され続けているのは、愛さんの生前の人柄によるところが大きいのだろう。だが、母はいたずらっぽく「娘は外面がよかったからね」と言って笑う。
「ただあの子、はっきりものを言っちゃうでしょ。だから私、注意したことがあるんです。でも、裏表のないところがよかったのかもしれませんね。それに、やっぱり優しいところもあるんです。私たちをNYに連れていってくれたこともありました。いい思い出です」
亡くなったころは悲しみにくれたことだろう。しかし時間がたつにつれて、母は前を向いて歩き始めていた。「今はもう、あの子が夢に出てきてくれることもなくなりました。でも、大丈夫です」と語る母も、毎年12月18日と24日には墓参りに訪れているという。
「墓前で、お母さまはどんな言葉を愛さんにかけられますか?」と記者がそう問いかけると、母は少し間を置いてからこう答えた。
「やっぱり『あなたは外面がよかったわね』ということでしょうか(笑)。それと『みなさん、こんな長い間あなたのことを覚えてくださっているのよ。あなたが頑張ってみなさんにやれることをやってきたからだと思う』とも報告してます。あとは『でも、お母さんにも少しはそうしてほしかったわ』と言っちゃうかもしれませんね……」


「死ぬときに人はどうなる?」現役医師に聞いた
2017年も終わりに近づいている。今年亡くなった方々の追悼特集がメディアで組まれるこの時期、今一度“死”について考えてみたい。
例えば、死ぬときに人はどうなるだろうか?
■死ぬときに人はこうなる――3つのタイプ
「死に至るまでの経過は人それぞれですが……」
そう前置きして答えてくれたのは、緩和医療医の大津秀一先生(東邦大学医療センター大森病院 緩和ケアセンター長)だ。
大津先生は、ホスピスで主に高度進行期・終末期がん患者の心身の苦痛を和らげる“緩和医療”を行っている現役医師。これまで2,000人以上の患者を看取ってきた経験から著書も多く出版しており、ベストセラー『死ぬときに後悔すること25』や、同書の続編にあたる近著『死ぬときに人はどうなる 10の質問』(光文社知恵の森文庫)などで知られている。
「海外のある専門家は、死に至るまでの身体の変化の過程を、3つに分類しました。1つ目は、最後の2か月くらいで急速に機能が低下するタイプ。代表例はがんです。2つ目は、悪くなったり、戻ったりをくり返しながら徐々に機能が低下し、最後は比較的急な経過をたどるタイプ。代表例は心疾患や肺疾患の末期です。3つ目は、機能が低下した状態が長く続き、ゆっくりと衰えていくタイプ。代表例は認知症や老衰ですね」(大津先生/以下同)
■“ピンピンコロリ”は多くない
いわゆるPPK(ピンピンコロリ)は、どのくらいあるのだろうか?
「そのような最期を迎えられる方は多くはありません。また上記した3つのタイプも、あくまで“大別すると”というもので、実際には患者さんそれぞれの病気の種類、がん患者さんならそのがんの種類、医療のいかんによって個人差があります。1,000人いれば、1,000種類の最期があります」
■ドラマのような“最期の時”は少ない
ドラマで描かれるような感動的な“最期の時”はあるのだろうか?
「緩和医療医としてさまざまな最期を看取りました。例えば、医学的な常識では考えられない状態にありながら、しっかりと自分を保って生き、家族の絆を確かめてから亡くなられた方もいます。そういった最期に立ち会いますと、私自身、いろいろと考えさせられます。ですが大体において“リアルな死”は、“作り物の死”のようにきれいごとでは済まされないです。人間の本性があらわになる場面もあり、ドラマのような美しい最期はそう用意されていません」
■おなじみのセリフ『余命●●か月です』は、実際には使われていない?
緩和医療の現場では、余命宣告もドラマとは少し違うという。
「ドラマの医者がよく言う『余命3か月です』といった表現も、私たち緩和医療医はあまりしません。余命予測を伝える際は、年単位、月単位、週単位、日単位、時間単位に、“長い”“短い”といった形容詞をつけて表現することが多いですね」
■余命週単位から日常の立ち振る舞いが困難に
死ぬときに人は、具体的にどう変化していくのだろうか?
「個人差が大きく、あくまで時期と症状は参考程度に聞いていただきたいのですが、がんの場合、日常の立ち振る舞いが障害されるのが余命週単位に入ったころです。そこから状態が悪化し、余命日単位に入るとだんだんと眠っている時間が増えてきます。余命24時間前頃が最も苦痛が強いようで、見ている者にも辛い時間です。それを乗り越えれば、多くの場合は、最期は穏やかな時間が待っていると思われます」
以下に、大津先生が語ってくれた余命単位ごとの変化の一例をまとめてみたい。
【余命週単位】
普通のだるさとは全然違う全身の倦怠感。むくみが目立ってくる。食欲不振が強くなる(ただし、余命が週単位以下の場合、どんなに栄養を取っても状態の改善は見込めず、延命効果もおそらくほとんどない)。歩くのが大変になる。しゃべりにくくなる。耳が聞こえづらくなる。ベッドの上での生活が中心になる。
【余命日単位】
寝ている時間が増えてくる。時間や場所、人の感覚があやふやになる。床ずれが出現する。会話や応答の障害が現れる。(家族の心労も募ってくる時期でもある)
【余命時間単位】
意識は低下し昏睡状態に移行する(2割程度、急変が起こる可能性あり)。
■患者さんの耳は最後まで聞こえている?
最後に大津先生から、患者さんの看取りに際して注意してほしい点があるという。
「患者さんの聴覚は最後まで保たれていると言われています。ですから、お葬式の話などデリケートな話題は、部屋を移したほうがベターです。寝たきりで眠っているようにみえる患者さんでも、耳元で優しく語り掛けなどしていただければと思います。周囲の方の温かいお声がけが、死出への旅を安らかなものにするかもしれませんから」
【著者略歴】大津秀一(おおつ・しゅういち)茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本緩和医療学会緩和医療専門医、総合内科専門医、がん治療認定医、日本老年医学会専門医、日本消化器病学会専門医、2006年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として勤務したのち、在宅療養支援診療所勤務を経て、2010年6 月から東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンターに所属し、現在緩和ケアセンター長。著書多数


室井佑月が立憲民主党・辻元清美に迫る!「もっとリベラル色を出して」「枝野さんは信用できるの」
 先の解散総選挙では安倍自民党が大勝利。安倍政権は完全に息を吹き返し、改憲勢力が大多数を占め、政治状況は悪化の一途をたどっているが、そんななか、唯一の救いが立憲民主党の躍進だ。
 リベラル勢力の要として、安倍政治の暴走に歯止めをかけてほしい。今回の室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」は、そんな期待の声が集まっている立憲民主党の国対委員長で、“安倍首相を怒らせる天才”(byムロイ)辻元清美氏をゲストに招くことにした。
 実は、ムロイは辻元氏の“追っかけ”で毎日のようにその動向をチェックしているほど。しかし、期待の大きさゆえか、今回の対談では辻元氏への注文やダメ出しも連発。さらに、民進党時代、期待しては裏切られるという繰り返しですっかり疑い深くなったムロイが「枝野代表は本当に信じられるの?」と、迫る一幕もあった。
 いったい、辻元氏はムロイのこの熱い思いにどう応えるのか。安倍首相に絶対媚びない2人の女の熱血対談、前後編の2回に分けてお届けしたい。
(編集部)
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●辻元「私が席に立つだけで総理はスイッチが入って別モードに」
室井 おひさしぶりです! この前の衆院選で突然、希望の党ができて小池百合子代表の“リベラル排除”もあって、すごく心配していたんです。でも立憲民主党ができて、見事当選。それと国会対策委員長就任もおめでとうございます。
辻元 ありがとうございます。国対委員長の仕事は見えない地味な仕事ですけど、議会の運営全ての責任を負うとても重要な仕事です。だから、今は極力、ニュース番組以外のテレビ出演やインタビューや取材を断っているのですけど、今回は室井さんだから受けました。お会いしたかったから。
室井 光栄です。わたしも、オタクのように辻元さんの演説とか活動をずっとウォッチしていて(笑)。今回の選挙もYouTubeとかで探してずっと見ていました。
辻元 私を検索すると加工したデマ動画がたくさん出てくるでしょう?(笑)。
室井 あんなのフェイクだってわかってますから。そんなのにだまされないためにもぜひ、辻元さんとお話しをしたかったんです。この対談のテーマは「安倍政権」。辻元さんも言いたいことがたくさんあるでしょう? 
辻元 そう面と向かって言われても(笑)。
室井 でも安倍さんって、辻元さんが国会で質問に立つと絶対に嫌な態度を取りますよね。
辻元 よっぽど嫌われているんですよね。
室井 嫌いかもしれないけど、それ以上に怖いんだと思う。だから辻元さんの存在ってすごく大切だと思って見ています。安倍さんのキレたときの異常さが強調されるから。安倍さんを怒らす天才(笑)。
辻元 わたしは普通に質問しているのに、私が席に立つだけで、総理のスイッチはいつも別モードに入ってしまうみたいですよね(苦笑)。でも同時に私の感じ悪い一瞬だけメディアで抜かれることも多くて。その一瞬見たらそりゃ嫌な女だな、という印象になってもしょうがないよね、と自分で思うところもあって反省しています。
 でも、15年の安保法制の時、室井さん「週刊朝日」(朝日新聞出版 2015年7月3日号)で書いてくれたことがあったでしょう? 5月28日の安保関連法案の質疑で、わたしが「人(自衛隊)の生死とか戦争に関わる話ですよ?」と質問したら、安倍さんが「早く質問しろよ!」「大げさなんだよ」とヤジったときのエピソード。ネットのなかで私のことが散々に言われていたときだったから、ちゃんと書いて下さって嬉しかったです。
室井 辻元オタクですから(笑)。でも安倍さんって、自分が贔屓をしている、自分の庇護下にあるような稲田朋美さんみたいな女性にはめちゃめちゃ優しいけど、賢くて自分に反する意見を言う女の人が好きじゃないですよ。そんな態度を見れば、女性をすごくバカにしていることも手に取るようにわかる。そんな安倍さんの本質を引き出すのが天才的なんです、辻元さんは。
室井「枝野さんのこと信用できるの」「リベラル、左翼色を全面に出して」
室井 そんな辻元さんに、今日はいくつか質問があるんです。まず、立憲民主党について。わたしとしては、昔の自民党のハト派と言われている人たちに近い気がするんですが、でも辻元さんにはもっとリべラル色、左翼色を全面に出して欲しい。
辻元 たしかに立憲民主党は昔の自民党宏池会に近いという認識はあります。わたし自身も「左翼のうるさい姉ちゃん」と思われているけど、決してそうではなくて。社民党時代に自社さ連立政権で自民党とも政権を共にしたし、実は、“左”なつもりはないんですよ。だけど、ステレオタイプで判断されてイメージを作られるところがあるんです。
室井 なに言ってるんですか! “左”で何が悪い! “左”はかっこいい! リベラルは素敵! って存在の筆頭になってくれなければ困ります。以前、共産党の小池晃さんが「この赤が!」と言われたとき「赤ですけど何か?」と堂々と切り返していました。辻元さんは、その女性版になってほしい。はっきり言って、男性は正直、“偉くなりたい願望”がすごく強くて、変節するじゃないですか。だから女性のリーダーが必要だと思うんです。
辻元 仕事はしたい、世の中を良くしたいとは思いますけど。私は偉くなりたい願望は正直なところないですね。
室井 じゃ、単刀直入に聞いていいですか? 代表の枝野幸男さんってリーダーとして信用できるんですか?
辻元 信用できますよ。
室井 でも、枝野さんは、50〜60人くらいをまとめる代表ならちょうどいいけど、総理大臣となるかなと思うとちょっとピンとこないです。辻元さんならありえると思う。
辻元 わたしは枝野さんを信頼しています。私たちが、今、しなくてはならないことは、立憲民主党をどうしていくのかそのことを深く考えること。「こことくっついたらいいのでは」といった人工的な人数合わせではなく、人々の想いに寄り添う形で物事を進めないと、結局信用してもらえない。そのためにやるべきことを一生懸命にやる時期だと思っているんです。
室井 立憲は今後山本太郎さんや小池晃さんなどと協力して、もっと寛容にいろいろな人を入れる方向にいってほしい。でも今の枝野さんの話を聞いていると、閉じこもったまま現状を守ろうとしている意識が見えてしまって。そうすると、党が大きくならないのでは? わたしは立憲民主を応援しているけど、このままでは勝てないだろうと思ってしまう。
辻元 今外から見たら、何ゆっくりしてるんだ、に見えるかもしれないですが、大きくなるためには、基礎になる組織づくりもしなきゃいけない時なのです。今回の立憲民主の盛り上がりが一時的なブームやバブルで終わらないように。枝野さんも、そういったことで頭がいっぱいなんだと思うのです。
室井 では、もうひとつ、民進党の解体、立憲、希望の設立に関して聞きたいことがあったんです。この前の「週刊朝日」(11月17日号)に、“小池百合子と前原誠司前民進党代表コンビによる民進党解体の背景にアメリカ政府の意思が強く働いていた”という極秘文書がすっぱ抜かれてました。民主党解体はアメリカの意図だと。これは本当なんですか?
辻元 う〜ん。私は、ね。誰かの意向を受けて直接「やれ」と言われたわけではないと思う。政治って、思いが重なると急激に動いてしまうという面があるから。そういう流れの中で出てきたのが希望の党で、“ひょうたんから駒”のように立憲民主党も誕生した。わたしは立憲民主は“国民に呼ばれた”政党だと思っているんです。「こういう政党があったらいいのに」という多くの国民の思いに背中を押されて、時代に呼ばれて生まれた政党だと。だから、自民党が1800万票だったところ、立憲は結成から本当に短い期間で1100万票を獲得できた。それがバブルでは困るから、実態がきちんと伴った党にしなくちゃな、と。
室井 わたしも民主党は解体すればいいと思っていたし、リベラルが結集する党ができればいいと思っていました。毎回鼻をつまみながら民進党に投票することもあったけど、立憲民主党が出来たことで、本当に喜んで投票した。民進党はガタガタだったじゃないですか。
辻元 先日、タクシーに乗っていたときの話なんですけど、運転手さんがわたしのことに気づいて「立憲民主を作ってくれてありがとう」と言ってくれたの。本当にそれは嬉しかったです。
室井 そう思っている人はたくさんいますよ。
辻元「加計問題のとき、自民党の人も安倍首相の答弁を『信じてない』と」
辻元 あと、今回の躍進は面白くてね、例えばネットでもゆるキャラの「民主くん」に、リッケンバッカー製のギターを持たせて「立憲民主くん」と名づけてアップした人がいて。そういうのはすごく面白いと思いました。勝手に作られて、勝手に広がっていく。総選挙の街頭演説のとき、枝野さんは車に乗らず台に乗って演説していたら、「#枝野のお立ち台」いうハッシュタグで、「今日は大阪ではビール箱」とかアップして応援してくれた人もいた。愛されている証拠だなと思うのと同時に、個々の人々の政治へ参加したいって意識の強さも出てると思いました。
室井 でも一方で、希望の党にいった民進党の人たちって、中山成彬・中山恭子という極右夫妻まで出馬すると分かっていたのに、よく行きましたよね。敵を倒すためには巨大なグループにならなければならないという希望の党の言い分は理解できなくもなかったけど、でもそのあとでいろいろな条件がちょこちょこ出てきて。排除の方針も明確になって。それなのに希望の党に行く人がわたしは理解できなかった。
辻元 私は、9月30日に「(希望の党に)行きません」と宣言しました。でもね。希望に行った方々の中でもそれぞれの事情や引き返せない状態に置かれていた人も多かったですよ。一旦は、「全員で行こう」っていう前原さんに交渉を託したわけですから。それは汲んであげないといけないという気が私はします。その間、本当にめまぐるしかったですから。
室井 でも世の中の人はちゃんと見てますよ。そこの判断間違えちゃいけんだろって。あと、話は安倍政権に戻りますが、平気で嘘をついてるのに自民党の中でもだんまり。だからやっぱりあの人をこのまま総理大臣にしておけない。これまでも、「自分は立法府の長だ」と言ったり、自衛隊のことを「我が軍」と言ったり。
辻元 加計学園で加計孝太郎さんが「今治市に獣医学部を作りたい」とずっと政府に働きかけをしていたのに、安倍さんは「今年の1月20日まで知らなかった」と言っているでしょう。加計さんは安倍さんの周りの国家戦略特区を担当していた山本幸三大臣に会いに行ったり、萩生田光一官房副長官や内閣参与も動きまわっていた。安倍さんも加計さんとゴルフ、食事を14回もして、その話をしてないというほうが不自然だと思う。 
 実は、私は自民党の人に「1月20日まで知らなかったという安倍首相の発言をあなた信じているの?」と聞いたら、「信じていない」と言ってました(笑)。「それなら党内で追及してよ」と突っ込んだんですけどね。でも言えない。「国会で与党の質問時間を増やせ」と言うなら、「1月20日は嘘じゃないか」という質問を自民党ができるのかということなんです。そんな質問をできもしない。だから野党の質問時間は大事なんです。
室井 これまで与党2:野党8だった質問時間を、与党5:野党5で見直すという話ですね。あれにはびっくりした!
辻元 政府与党は「若手議員は質問ができないから可哀相」とか「多数を取ったのだから、国民は新人たちの意見も聞きたいに違いない」なんていう主張をしているけど笑止千万でしょ。「多数を取った若手議員」の意見と言うけど、与党が出す法案は“与党が事前に承認”したもの。それに対し野党がしっかりとチェックするというのが国会であり立法府の役割なはず。それなのに野党の質問時間を削減するなんて、まさに国会の否定でしょう。
室井 そんなに新人に発言させたいなら、国会の前の委員会で喋らせればいいじゃないですかね。「国民にわかりやすくするために」なんて言ってますけど、安倍政権って後ろに国民がいることを本当にわかっていない。
辻元 そもそも今の野党8:与党2の時間配分を変えたいと自民が言うのはおかしな話なんですよ。なぜなら、民主党が与党だったときに、当時野党だった自民党の町村信孝さんらが「野党の質問時間が短くては、健全な議論にならない」と強く主張されて、現在の時間配分が決まった経緯があるからです。野党に質問されれば、回答時間があるわけです。問題がないのであれば疑惑をはらす良い機会になるはずではないですか。実は、自民党の竹下登・元総理もこうおっしゃっているんです。
「法律案作成に至りましても、あるいは予算編成に至りましても、政府・与党一体の責任で政調会の各部会等で十分事故の意見を吐き、質疑応答をしていらっしゃるということからして、(与党の質疑時間については)割愛と申しますか、可能な限り少数意見に耳を傾けると申しますか、野党の皆さん方に時間を差し上げるというのが私どもが教わって今日まで守っておるところでございます」(1988年4月5日、参議院予算委員会)
 まっとうなご見識だと思います。
室井 与党議員が時間をもらっても、般若心経を唱えちゃったりしますしね。
室井「共産党と連携を」辻元「強くなりたいなら、柔らかくなる」
室井 しかも、安倍政権と自民党が怖いのは自分たちに逆らう人に対して「愛国心がない」という雰囲気を作り出し、切り捨てる姿勢です。本当におっかないです。そんな政府与党だからこそ、野党はもっと連携して頑張ってほしい。連携のポイントは原発と安保の2つだけでいいと思うんです。それ以上踏み込むと、「共産党を入れるな」とかまたいろいろと出てきてわかりづらくなりますから。わたし個人としては共産党とも連携してほしい。でもなぜ今でも共産党にアレルギーのある人が多いんだろう。
辻元 世代によってイメージは違うように思います。
室井 自衛隊や天皇陛下については、考え方が全然違うじゃないですか。次の選挙でまとまるならとりあえず安保と原発のことだけでいい。だから仲が良いところを見たいと思っちゃいます。市民のために連携している姿を見たい。しかも共産党はすごいですよね。新聞もあるし、シュレッダーゴミを拾ってきて貼り付ける人たちがいるんですから。だから資料が膨大なんです。だから党は違っても仲良くやってほしいです。安保法制のときには野党がいっしょにたたかいましたよね。
辻元 安保法制のときや、参議院選挙のときなど、市民からの呼びかけで野党は連携したんです。さまざまな地域事情があったけれど、市民の力で乗り越えた。
室井 自民党には公明党がいるじゃないですか。雨が降っても風が吹いても何があってもある程度票が入る。なぜそれを見習わないんだろうと思ってしまいます。組織力としては公明党の次は共産党だと思う。両者は、選挙のときにすごい動員力がある。でも、男性って簡単に連携できないし頭を下げられない。ガチガチに固まっていて、少しでも意見が違っていたり、今まで自分の敵だったり、歯向かったことのある人は「ずっと許さない」と思ってるんだろうな。それに自分より上にきそうな人は「邪魔をしておこう」とか。
辻元 「強くなりたいなら、柔らかくなる」が大事なんですよね。
室井 「今、これだけで繋がる」でもいいじゃないかと。
辻元 そうですね。
室井 あと、女性議員が少ないのはなぜだと思います?
辻元 そもそも、立候補する際にハンデが多いからかな。子どもがいると子育てや家庭と両立させるのが難しい、パートナーの協力が得られない、と。それは普通の仕事と一緒だけど。
室井 あと、女性は男性より批判されがちですよね。
辻元 されますね。餌食のようにバッシングされる。
室井 わたしもすごいですよ。ちょっと安倍さんに逆らうような発言をすると、「室井は日本人ではない」といったヘイトな悪口や、「あいつは売国奴」なんて言われるんです。わたしは意外と日本じたいは好きなんです。嫌いなのはその日本を、平和を、立憲主義を壊そうとする安倍。ヘイトを容認して、ネトウヨと一体となってる安倍さんが嫌いなんです。
辻元 強硬な態度は振り子にたとえられると思うの。振り幅が同じだと共振してどんどん振り幅が大きくなるじゃない? トランプ政権の出現はヘイトと共鳴して、どんどん振り幅が大きく激しくなっているのではないかと思う。今、わたしたちが新しいヘイトに立ち向かいいろいろなことをやっているけど、最前線に立つ人はバッシングされる。でも、達観しながら闘っていかないと、って思っています。
辻元清美 立憲民主党衆議院議員、国対委員長。1960年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1996年 衆議院選挙にて初当選。2009年 国土交通副大臣(運輸・交通・観光・危機管理担当)、2011年 災害ボランティア担当の内閣総理大臣補佐官を歴任。民進党幹事長代行、衆議院憲法審査会委員、内閣委員、立憲フォーラム幹事長、NPO議員連盟共同代表、児童擁護議員連盟会長など。
室井佑月 作家、1970年生まれ。レースクイーン、銀座クラブホステスなどを経て1997年作家デビューし、その後テレビコメンテーターとしても活躍。現在『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)、『あさイチ』(NHK)などに出演中。「週刊朝日」「女性自身」「琉球新報」などにコラム連載を持つ。


前川氏が安倍首相に「逃げきれるなら民主主義疑う」
 加計学園の獣医学部新設問題を巡って「総理の意向があった」と記された文書の存在を証言した前文部科学事務次官の前川喜平氏(62)が16日、ラジオ文化放送の「ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNews CLUB」(土曜午後1時)に生出演し、学園新設の責任者は「安倍総理だと思います」と明言し、「安倍さんはひたすら逃げ続けるしか手がないのでしょう」と厳しく追及した。
 前川氏は番組パーソナリティーを務める田村淳とゲストで憲法学者の木村草太氏の問い掛けに答える形で、学園新設のプロセスについて言及。「一連の問題の責任を取るべき人は誰か」という淳からの直球質問に「私は安倍総理だと思います。ご自身が指示したかどうかはともかく、責任ある組織が動いた。国家戦略特区の中で加計学園を認めたわけで、ゴーサインを出したのは安倍総理。不公正で不透明なプロセスを経て特例を認めた責任は安倍総理にあると思います」と話した。
 国会では、野党が官邸の働き掛けを追及しているが、安倍首相は問題への関与について否定している。
 前川氏は「加計学園獣医学部を今治に(平成)30年(2018年)4月に開設しなければならないと、総理がお尻を切っている、総理の意向だということが文部科学省に伝わってきている」とあらためて強調。2015年4月2日に加計学園関係者と愛媛県、同県今治市の職員が首相官邸を訪れている点についても触れ「官邸に1時間半いた。そこで誰に会って何を話したかはブラックボックスになっている」と厳しく追及した。会合では総理秘書官が学園関係者と会ったとされているが「事前に総理の了承がなければ官邸での会合はない。加計ありきの新設が決定的だった」と語った。安倍総理は国会で2017年1月20日に加計学園の新設を知ったとしているが、この説明が矛盾しているとも指摘した。
 前川氏は「安倍総理は逃げ続けるしか手がない。部下たちに『知りません。記憶がありません』と言わせて、ひたすら逃げ続けるしかないでしょう」とも話し、淳から「(安倍自民は)選挙でも勝った。逃げ切れると思うか」と問われると「これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う」と踏み込んだ。
 来春に新設される同学園獣医学部はこの日、全国7カ所で推薦入試が行われ、募集21人に対して688人が入学を志願した。