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Non au délit de solidarité, relaxe pour Martine Landry !
Notre camarade, Martine Landry, militante d’Amnesty International et de l’ANAFE, comparaîtra le 8 janvier 2018 devant le tribunal de grande instance de Nice. Il lui est reproché d’avoir ≪ facilité l’entrée de deux mineurs étrangers en situation irrégulière ≫. Elle risque jusqu’à cinq ans de prison et 30 000 € d’amende.
Dans les faits, le 28 juillet Martine Landry récupérait à la frontière deux mineurs que la police italienne venait de renvoyer en France, elle les conduisait à la Police aux frontières avec les documents attestant de leur minorité. Les deux jeunes Guinéens étaient pris en charge par l’Aide sociale à l’enfance, en application de la loi.
Quelques jours plus tard, la PAF lui remet une convocation devant le tribunal pour avoir ≪ pris en charge et convoyé pédestrement (?) ces deux mineurs du poste frontière côté Italie au poste frontière côté France ≫.
Outre le fait que, contrairement aux allégations de la PAF, Martine Landry affirme n’avoir accompagné les enfants qu’à partir de la frontière française, l’accusation est proprement scandaleuse. Ces deux mineurs avaient été réexpédiés en Italie par la police française, de façon parfaitement illégale, en profitant du fait qu’ils ignoraient leurs droits. Autrement dit, sous Macron, la police a le droit de commettre des actes amoraux et illégaux alors que les citoyens qui agissent en conformité avec l’éthique et les obligations dues aux enfants sont, eux, poursuivis !
Le NPA dénonce ces pratiques scandaleuses et exige la relaxe de Martine Landry
. Le délit de solidarité n’est pas plus acceptable sous Macron qu’il ne l’était sous Sarkozy !
Relaxe pour Martine Landry !

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フランス語の勉強?
世界プリンス・プリンセス物語
池上彰と有働由美子が世界の王室に迫る!現代のプリンセスやプリンスたちの実像は?意外な役割とは?池上は、ヨーロッパで最もリッチという王室を探るため、現地に飛んで皇太子を直接取材!また、女性たちから絶大な人気を誇るドバイの皇太子や、国の宝石と賞される才色兼備の王妃、美しく活動的なイスラムの王妃、そして、ダイアナ妃の忘れ形見、ハリー王子の感動の物語も紹介。世界のイケメン王子たち集合に有働アナ大感激!
池上彰,ミッツ・マングローブ,鈴木砂羽,クリスウェブ佳子, 有働由美子,パックン

岡口基一 @okaguchik
筑波大学の人文社会の全教員が、平成三十一年四月から、ビジネス科学に吸収されることが昨年十二月に決まりました。
世にいう、国立大学文系消滅の始まりです。
これが東京師範代学、東京教育大学で一世を風靡した当校社会科学の末路です。

木津 宗隆
恐ろしい時代!
筑波大学の某教授からの新年の挨拶です。
木津宗詮様
正月から凄い話なのですが、うちの大学の人文社会の全教員が平成三十一年四月から、ビジネス科学に吸収されることが昨年十二月に決まりました。
世にいう、国立大学文系消滅の始まりです。
これが東京師範代学、東京教育大学で一世を風靡した当校社会科学の末路です。
社会福祉費の増大にともなう文教費の削減が一番の原因ですが、他分野から「全く社会の役に立っていない」と嫌われて改組でのけものにされ、うちの学長からは「社会科学の先生方にももっと社会のことを考えて頂かなければ…」と言われても、返す言葉がないほど堕落していたことが一番の原因だと思われます。
一橋大の坂元ひろ子によれば、同大学では科目の間引きが始まっているようで、彼女の「アジア思想史」の後ポストが埋まらないとのこと、東大の駒場からは私大にどんどん逃げているとのことです。
ちなみに私は平成三十一年四月で定年を迎え、筑波大を去ります。次の大学の予定は今のところありません。大学にはひどく失望しました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
日本社会は70%が人文社会科学系で動いています。霞ヶ関の官僚も又しかり。人文社会科学系を大学から整理すると、中央官僚はまだしも、地方行政は崩壊するかもしれません。
もっとも人文社会科学系の大学人の中には、それが虚学であるとうそぶきながら、税金から研究費を貪りつつ、研究とは呼べないような雑文を書き散らしてきたひとがいるのも事実です。それでも彼らは書いているだけましで、研究もせず、授業も20年以上同じ内容など、大学教員とは呼べないような者までいます。それらを看過してきた我々にも責任があるのかもしれません。
学徒動員はまず哲学と歴史を学ぶ学生からで、理系はその対象ではなかったと聞きました。文科省は文系を東大と京大のみに残して私学に任せる方針とのことです。まことに残念なことにですが、文系は余裕のある時代のもので、そうでない時代になると一番に切り捨てられる学問であるということがよくわかります。
即戦力が常に求められます。それなら理系だけでいいのかというと決してそうではないと思います。人が生きていくには人間の幅、心のゆとりも必要だと思います!世の中の人は団塊とJr.の人数の多さのみ論じてその次の世代を育てず、来たるべき未来に目を向けず、目の前のことにあくせくしているのが現実にしか思えません!
便利で豊かな社会になったようですが、実はなんか恐ろしい時代に向かっているように思えてなりません!

災害と地域の消長 〜いかに「復興知」を伝えるか〜
基調講演 「なぜ、被災地を舞台に小説を書くのか」
相場 英雄 (作家)
パネル討論 「巨大災害の到来を前に〜私たちが繋ぐ復興知〜」
東日本大震災から7年を迎えるなか、東北の被災地はいまなお復興の途上にあり、福島原発事故の影響で3万人を超える人たちが県外で避難生活を続けています。近い将来発生が予想されている南海トラフ巨大地震や首都直下地震に備えて、復興の体験や知恵をどのように繋いでいくのか。有珠山の噴火災害に立ち向かう壮瞥町、津波の被災から立ち上がる仙台・荒浜、全国各地に住民が避難している福島・富岡町を舞台に、「復興知」を共有するための手立てを考えます。
パネリスト(五十音順)佐々木 俊三 (東北学院大学 名誉教授)庄子 隆弘 (海辺の図書館 館長)田鍋 敏也 (壮瞥町教育委員会 教育長)吉田 恵子 (おだがいさまFMラジオ局 パーソナリティー)司会 野呂 雅之 (関西学院大学 災害復興制度研究所 主任研究員・教授)

佐々真一 @sasa3341
阪大の件がTVで流れていて、違和感を覚えて、公表資料を読み直した。「問4には、複数の解答が存在したが、特定の解答のみを正解として扱ってしまった(採点誤り)」は適切でないなぁ。「問4では、正しい答を誤答として扱ってしまった(採点誤り)」と明示すべきだったと思う。その上で、その対応として、「正しい答および問題の説明不足に由来する解答にも点数を与える。」と概略を書いて、きちんとした解説を後ろにつけるべきだったのではないか、と思う。

相場英雄「なぜ、被災地を舞台に小説を書くのか」を聞きに西宮の関西学院大学に行きました.寝坊してしまったのであまり時間はなかったのですが,宝塚のステーキは美味しかったです.実は相場英雄という名前知らなかったのであまり期待していなかったのですが,とてもいい話でした.なぜ東北に関心が向いたか,被災地の声を届けるためにどうしたらいいのか?などをスライドを使いながらお話します.つまり震災の時の写真を見せながら,その時にどう感じたかをお話しするわけですが,まるで震災が数日前のように引き込まれてしまう話ぶりでした.期待していなかった分とてもよかったです.
パネル討論では,4人の方がお話をされました.おだがいさまFMラジオの吉田さんのお話がよかったです.富岡町は原発による放射線汚染がひどく,震災前の数%の人口.しかもその半分が除染等の仕事で富岡町に住んでいる人.つまり元の住民で帰還したのはごくわずかということ.吉田さんは各自の判断を尊重しましょう・・・と言われていましたが,苦しい本音ものぞかせていました.

<成人式>自分の進む道を見守って 福祉美容師へ亡き友に決意 宮城・山元
 震災で637人が犠牲になった宮城県山元町。交流・防災拠点「つばめの杜ひだまりホール」であった成人式には99人が臨み、津波にのまれた同級生3人の遺影と共に人生の節目を迎えた。専門学校生の菊地亮恭(りょうすけ)さん(20)=宮城県亘理町=は、親友だった柴田聖也(まさや)さん=当時(13)=の在りし日の姿を胸に出席した。
 「いつも元気で、少年の中の少年という感じだった。一緒に出たかった」
 2人は沿岸部に住み、家が近かった。自転車通学を始めた小学2年から中学1年まで登下校を共にした。内陸部にある山下一小までの通学路は田んぼ道。道草をしてザリガニを捕まえたり、キャッチボールをしたりし、かけがえのない穏やかな時間が流れた。
 山下中で3年生の卒業式があったあの日も一緒に下校し、菊地さんの家で同級生と遊んだ。激しい揺れの後、菊地さんの母親が柴田さんらを自宅や自宅近くに送った。「バイバイ」「またな」。そのやりとりが最後になった。
 柴田さんが亡くなった後、菊地さんは笑うことが極端に減った。亘理高商業科に入り、元々興味のあった美容師を目指そうと考え始めた頃に転機が訪れた。商業科からヘアメークの世界に進むのは異色だ。
 「前向きになるためにも、自分がやりたいことを仕事にしようと思った」。福祉の世界にも関心を持つようになり、体の不自由な人の散髪などをする福祉美容師になることが夢になった。今春の福祉施設就職も決まっている。
 毎年3月11日、柴田さんの家があった場所で手を合わせている。去年までは、あの日を思い出す苦しい時間だった。「今年はちょっとした報告をできると思う」と菊地さん。自分の進む道を見守ってほしい−。そう願っている。


<成人式>無念かみしめて 遺影抱き出席 古里の復興への貢献誓う 南三陸
 宮城県南三陸町の成人式が町総合体育館であり、旧戸倉中の卒業生17人は東日本大震災で犠牲になった同級生の三浦辰徳さん=当時(13)=の写真を抱いて出席した。成人の日を迎えられずに旅立った仲間の無念を胸に、古里の復興に貢献することを誓った。
 2011年3月11日、震災の津波が戸倉中を襲い、1年生だった三浦さんは避難途中に校庭で巻き込まれた。同校では教員1人も犠牲になった。
 同級生は三浦さんと保育所からずっと同じメンバーで家族も同然。修学旅行や卒業式でも遺影を携え、記念撮影の真ん中にはいつも三浦さんの姿があった。
 同級生の一人、佐々木一磨さん(19)は「成人式も一緒に参加したい」と言い、7日朝に三浦さんの両親から遺影を預かった。母の芳子さん(53)は「息子を忘れないでいてくれてありがたい」と涙ぐんだ。
 三浦さんは「タッツ」と呼ばれ、みんなを笑顔にするムードメーカーだった。小学校から続けた野球は補欠だったが、ノック練習の球出しを引き受けるなど仲間を思いやる気持ちが人一倍強かった。波伝谷地区に伝わる春祈祷の獅子舞に毎年参加し、大人のまねをして踊った。学校が、友人が、地域が大好きだった。
 野球を一緒にした西條一輝さん(20)は「高校まで野球を続け、大会前にはボールに『頑張るから』と書いてタッツの墓前に供えた。いつもそばにいるような気がする」とほほ笑む。
 式の間、遺影を抱えた小山康平さん(19)は教員を目指し、仙台市の大学に通う。「優しいタッツや震災の経験を伝えるために古里に戻ってきたい」と語る。
 三浦さんの父徳義さん(54)は同級生に対し、「目の前で仲間を亡くした彼らにとって、タッツを思い出すのはつらいことかもしれない」とおもんぱかりながら、「これからは息子と作った楽しい思い出も覚えていてほしい」と話した。


<成人式>遺影抱き「連れてきたぞ」 震災犠牲の同級生と出席 岩手・大槌町
 114人が新成人となった岩手県大槌町では、震災時に共に大槌中1年で13歳だった川崎千香さん、佐々木悠真さんの2人が犠牲になった。級友たちは遺影を抱えて成人式に臨み、2人に思いを寄せた。
 「『ちっか』と成人式に出たかった」と涙をぬぐったのは川崎さんのバスケ部仲間だった公務員田中理子さん(19)。「かわいかったから振り袖が絶対に似合ったと思う。いつも元気な子で、楽しい思い出がいっぱいある」と振り返った。
 悠真さんの幼なじみの会社員吉田隼人さん(20)は「成人式に連れてきたぞ」と心の中で語り掛けた。「ずっと仲良しだった悠真が今もこの場にいるような気がする。絶対忘れないし、あいつの分も生きていく」と話した。
 大学2年の佐々木紘也さん(20)は4日夕、同じクラスだった悠真さん宅を訪ねて仏壇に缶ビールを供えた。
 「一緒にいたのは短い間だったけど、悠真は大切な仲間。乾杯したかった」。3月11日や盆に線香を上げに行き、最近は遺影の前で小学校教諭を目指すことを誓っているという。
 式では出席者代表として抱負を述べ「この町は人を思う優しさと、何事にも立ち向かう強さを教えてくれた。これからはそれぞれの道で震災後の経験を生かし、ふるさと大槌に貢献していこう」と呼び掛けた。


亡き友も一緒に成人式 陸前高田・旧小友中卒業生
 「これまでも、これからも一緒に生きていく」。県内22市町村が冬の成人式を行った7日、東日本大震災の被災地では、晴れ着姿の新成人が震災で犠牲になった同級生らの遺影を胸に式典に臨んだ。震災から間もなく6年10カ月。時を経ても決して忘れない、かけがえのない仲間と共に、大人の一歩を踏み出した。
 陸前高田市では、震災で生徒8人が亡くなり、校舎も被災した旧小友中(現高田東中)の卒業生が、当時1年生だった同級生6人の遺影と共に出席した。
 この日一緒に成人を迎えるはずだったのは、俊足の村上駿大(としひろ)さん、大将のような存在だった紺野竜さん、手が器用な戸羽巧(たける)さん、優しい鷹羽柊斗さん、物知りな村上慧悟さん=いずれも当時(13)、盛り上げ役の村上直樹さん=当時(12)。特に、6人全員が野球部のチームメートだった男性5人にとっては、苦楽を共にした幼なじみだった。
 5人が家族を回り写真を借りると「みんな一緒に連れて行ってね」と声を掛けられた。加工して成人に似せた写真もあり「格好いいよな。こういう風になっていたのかな」と見つめた。
 スポ少の主将だった都留文科大2年の佐藤悠介さん(20)=山梨県都留市=は、毎年2月ごろ帰省し6人の自宅で手を合わせている。「小さい頃から一緒にいる時間が長く、仲のいいチームだった。これからも11人はつながり続ける」と、晴れやかに語った。


ダーツ教室1000回 頭も体も運動、被災者に癒やし
 東日本大震災の被災者を励まそうと、仙台市の市民団体「広瀬川倶楽部(くらぶ)」が被災各地で開いているダーツ教室が昨年12月23日、多賀城市の災害公営住宅「市営鶴ケ谷住宅」であり、1000回目を迎えた。節目の教室には菊地健次郎市長も訪れ、参加した入居者ら30人がゲームを通じて親睦を深めた。
 ダーツ教室は、多賀城市運動公園仮設住宅で2012年4月に始まった。同市と友好都市の福岡県太宰府市のNPO法人から「ダーツを通して元気になってほしい」と提案があり、ダーツ台などを託された広瀬川倶楽部が、同市や仙台市、石巻市などで活動してきた。
 多賀城での開催は27回目になる。初回から参加する同住宅の無職斎藤克夫さん(78)は「ダーツ教室では意外と歩くのでよい運動になる。得点計算で頭を使い、ぼけ防止にもなる」と語った。
 同倶楽部は、励みになるように成績優秀者に表彰状を贈ったり、思い出づくりに参加者の様子を撮影した写真を配ったりしている。坂上満代表(71)は「老若男女が参加できて、仲間づくりにもなる。これからも活動を続けたい」と話している。


河北春秋
 絵本『アッコちゃんありがとう はじめての社会見学』は、小学生のアッコちゃんが警察署を見学する物語だ。母親の心配をよそにハプニングを乗り越え、目的を果たす▼主人公のモデルは神戸市灘区に住んでいた浅井亜希子さん。1995年1月17日に起きた阪神大震災で命を落とした。当時、小学5年生だった。母の鈴子さん(64)は、親離れする娘に頼もしさと寂しさを感じた大切な思い出を絵本にして、9年後の2004年1月に自費出版した▼どうして切りの良い10年後でなかったのだろう、と思った人がいるかもしれない。04年はアッコちゃんが健やかに成長していたら成人になる年だった。鈴子さんにとって絵本は娘が生きた証しであり、迎えることのできなかった20歳の記念でもあった▼つい5年、10年を一区切りに復興を考えがちだが、被災者一人一人で時間の進み方や大切な節目は異なる。厄介なことに時計の針は前進するだけではない。阪神大震災から23年を迎える今も、鈴子さんはふとしたことで当時の苦しみがよみがえるという▼きょう8日は「成人の日」。新成人の門出を祝うとともに、東日本大震災などさまざまな理由でこの日を迎えられなかった人に思いを巡らせたい。それは遺族の心の復興を考えることにもつながる。

被災し統合の中学校で落成式
東日本大震災からまもなく7年となる中、震災で被害を受けた東松島市で、2つの中学校が統合した「鳴瀬未来中学校」の新しい校舎が完成し、8日、地域住民を招いて落成式が行われました。
落成式が行われたのは、震災で校舎が全壊した東松島市の鳴瀬第二中学校と、間借り先の鳴瀬第一中学校が統合してできた「鳴瀬未来中学校」です。
落成式には、生徒と地域の住民などあわせておよそ400人が参加しました。
この中で、生徒会長で中学2年生の大山幸太郎さんが、「広くきれいな学校で学ぶことができることをうれしく思います。将来、地域の復興の手助けができるよう、この校舎でたくさんのことを学んでいきたい」とあいさつしました。
このあと、全校生徒で元気よく校歌を合唱し、テープカットを行いました。
中学1年生の男子生徒は、「新しい校舎で学ぶことを楽しみにしていました。同じ学校で学ぶはずだった亡くなった友達の分も頑張っていきたい」と話していました。
新校舎は一部4階建てで、教員と地域の人たちが話し合いなどを行う「地域ラウンジ」が設けられているほか、災害が起きた時に避難所となることを想定し、体育館の隣に家庭科室を設けています。
新校舎での授業は9日から始まります。


「神戸の壁」がライトアップ 阪神大震災の教訓引き継ぐ
 1995年の阪神大震災で神戸市長田区を襲った大火に見舞われながら、倒れずに残った「神戸の壁」が8日、保存されている兵庫県淡路市の北淡震災記念公園でライトアップされた。太平洋戦争の空襲とともに二つの困難に耐えた壁の存在を伝え、震災の教訓を引き継ごうと市民団体が例年、震災があった1月に同公園で企画している。点灯は17日夜まで続く。
 8日は風雨が激しい中、夕方から追悼行事が開かれた。震災から23年となるのに合わせ、市民団体のメンバーら23人が、ライトアップされた壁に向かって両手を広げ、十字架の影を映し出した。


神戸「希望の灯り」の分灯始まる
阪神・淡路大震災から23年となる1月17日を前に、各地の追悼行事でともされる「希望の灯り」の火を分ける「分灯」が、8日神戸市で行われました。
「希望の灯り」は、阪神・淡路大震災で亡くなった人への追悼や街の復興を願って、震災の5年後から神戸市中央区の東遊園地でともされ続けています。
8日は、1月17日に追悼行事を行う団体や学校の関係者が集まり、「希望の灯り」を分ける「分灯」が行われました。
灯りを受け取りに来た人たちは、冷たい雨が降るなか、それぞれ持ってきたランタンに火を移し抱えるようにして持ち帰っていました。
分灯は17日まであと4回行われ、例年より10団体ほど多いおよそ60の団体が訪れるということです。
火を受け取りに来た神戸市の中学校の女子生徒は、「神戸に生まれたからには震災について知らなければならないと感じています。震災について学ぶだけでなく次の世代に伝えられるようになりたい」と話していました。


阪神大震災23年 鎮魂の思いを竹灯籠に込め 神戸 /兵庫
 17日に開催される阪神大震災犠牲者の追悼行事「1・17のつどい」で使われる竹灯籠(どうろう)作りが7日、神戸市北区山田町藍那のあいな里山公園であった。中高生やボランティアら約110人が公園内の竹林から竹を切り出し、墨で「希」「伝」など鎮魂の思いを込めた文字を書き入れた。
 作業は午前10時半ごろから開始。長さ約2・5メートル、直径約10センチの竹をのこぎりで40〜60センチずつに切り分け、先端をななめに加工した。作業は8日も行われ、計約700本を作成する予定。
 生徒会の仲間と参加した神戸市立鈴蘭台中2年の千々岩瑠菜さん(14)は「祖母や母から多くの人が亡くなった震災当時の話を聞き、普通に過ごせることの幸せを感じた」と話していた。【栗田亨】


ドキュメンタリー映画 「先祖になる」上映 室崎教授の講演も 14日長田 /兵庫
 発生から23年を迎える阪神大震災を振り返り次世代に継承しようと、講演・映画上映会「1・17やさしさをわすれないでinふたば2018」が14日午後1時から、神戸市長田区二葉町7のふたば学舎(旧二葉小)で開かれる。県立大大学院減災復興政策研究科長の室崎益輝教授の講演「阪神・淡路大震災の教訓をいかに活(い)かすか」と、東日本大震災からの復興に孤軍奮闘する老人の姿を追ったドキュメンタリー映画「先祖になる」の上映、池谷薫監督のトークショーがある。参加無料。
 「先祖になる」は、岩手県陸前高田市で農林業を営む77歳(当時)の佐藤直志さんが主人公。津波で家を流され、息子を亡くすが、自活へ向けていち早く立ち上がった。山に分け入って大木を切り、元あった場所に自ら家を建てようと奮闘する姿と強い信念は、周囲の人々にも影響を与えていく。池谷監督は、震災から1年半にわたり佐藤さんに密着し、困難に屈しない老人の力を情感豊かに描き出した。ベルリン国際映画祭エキュメニカル賞特別賞や文化庁映画大賞などを受賞した。
 定員80人で先着順。10日締め切り。問い合わせは、ふたば学舎(078・646・8128)。【桜井由紀治】


阪神大震災23年 外国人支援SOS 多言語「最後のとりで」資金難 震災で発足、神戸のNGO寄付募る
 阪神大震災をきっかけに生まれた「NGO神戸外国人救援ネット」(事務局・神戸市)が資金難で存続の危機に直面し、寄付を募っている。賃金未払いやDV(ドメスティックバイオレンス)などの相談に多言語で応じ、役所や病院にも同行する。親身なサポートが評判を呼んで支援件数が増加しており、団体は「地域に暮らす外国人の“最後のとりで”を守って」と呼びかけている。【反橋希美】
 「あの女性、DVだいぶ受けてるやろ。後遺症が出てへんかな」「すみません、お話ししたいという人が来てますけど」。昨年12月初旬の金曜日、約13平方メートルの救援ネットの事務所は相談員や通訳者の人いきれで熱気がこもった。
 週1回、英▽スペイン▽ポルトガル▽タガログ▽中国−−の5カ国語で、電話と来所の無料相談に応じる「生活相談ホットライン」の日だ。
 救援ネットは1995年2月、外国人支援に取り組む神戸と大阪の市民団体が集まって発足。短期滞在や超過滞在の外国人に医療費などが支払われない問題について行政との交渉や、集めた寄付を当事者に支給する活動に取り組んだ。同年9月にホットラインを開始。被災後の生活再建からDVなどの家族関係へと相談内容は変わってきたが、96年から年100件以上の新規相談を受け続けている。
 違法な労働環境で働かされているJFC(ジャパニーズ・フィリピノ・チルドレン)と母親の避難を助ける、難病の日本人夫を介護する東欧人女性の通院に付き添う−−。公的制度では対応できない相談も少なくないが、モットーは「絶対何とかする」。官民含め情報提供で終わる相談窓口が多い中、20年以上外国人支援に携わる相談員や約10人の有償通訳ボランティア、非常勤事務スタッフが役所や弁護士事務所、学校などへ同行もする。口コミで広がり、昨年度の同行支援(延べ)は300件と5年前の3倍以上に増えた。
 神戸市内のパートのフィリピン人女性(47)は救援ネットを「自分の家族みたい」という。2003年に支援を受け、双子の息子を連れて暴力を振るう日本人夫の元から逃げた。その後も腰を痛めて働けなくなった時に通院に付き添ってもらい、息子の受験の相談にも乗ってもらった。19歳になった息子たちは昨春、就職して巣立った。女性は「ここのおかげで私も子どもたちも夢を持てた」と感謝する。
 ホットラインと同行支援の事業費は昨年度約450万円に上った一方、この10年の寄付は年80万〜150万円前後にとどまる。民間助成金や県などの補助金を充てても賄えず、飛田(ひだ)雄一・救援ネット代表(67)は「このままでは数年で活動が立ちゆかなくなる。高度な支援ノウハウのある窓口を守るため、力を貸してほしい」と語る。
 寄付は2月末までを一応の区切りとして集める。ゆうちょ銀行四三八店普通8939932「NGO神戸外国人救援ネット」。問い合わせは救援ネット(メールgqnet@poppy.ocn.ne.jp)。


<使用済み核燃料>むつ市長「受け入れられぬ」 緊急会見で怒りあらわ
 原発から出る使用済み核燃料をむつ市に建設中の中間貯蔵施設に集約するとした報道を巡り、同市の宮下宗一郎市長は7日、緊急の記者会見を開き「事実誤認。到底受け入れられない」と怒りをあらわにした。
 宮下市長は「国や県、事業者に確認したが、報道の事実はない。市民が不安に思う。遺憾」と語った。
 記事では、関西電力が福井県の美浜、大飯、高浜の3原発から出る使用済み核燃料をむつ市に搬入する方針を固めたと報道。関電は7日、ホームページで報道内容を全否定した。
 むつ市の中間貯蔵施設は、東京電力と日本原子力発電が共同出資したリサイクル燃料貯蔵(RFS)が、両社の使用済み核燃料を受け入れるために建設、運営する。
 宮下市長は「関電が入ってくることは全く想定していない。仮に関電がやりたいと言っても、地域の事情を無視しており、受け入れるレベルの話ではない」と述べた。


猪飼野の歴史伝えるせんべい
在日韓国・朝鮮人が多く住んでいる大阪の「猪飼野」と呼ばれる地域で、地元の人たちが地域の歴史にちなんだデザインのせんべいを発売し、人気を集めています。
大阪・生野区と東成区にまたがる「猪飼野」と呼ばれる地域は古くから在日韓国・朝鮮人が多く暮らしていて、今では日本有数のコリアタウンとしてにぎわっています。
こうした地域の歴史に関心を持ってもらおうと、地元のボランティアがオリジナルのせんべいを作りました。
せんべいの表面には、およそ1600年前に朝鮮半島から日本に移り住んだ人が、大阪について詠んだとされる和歌「難波津の歌(」が刻まれた石碑が描かれていて、この地域が古くから朝鮮半島との交流の拠点になっていたことが分かります。
せんべいは祭りなどのイベント会場で販売されているほか、電話でも注文を受け付けていて、売り上げの一部は子ども達の地域での活動のために使われるということです。
せんべい作りを企画した足立須香さんは、「観光で来てくれる人たちにこの街の良さを発信するきっかけになってほしいです」と話していました。


女優ら黒ドレスでセクハラ抗議 米映画授賞式、「変化」訴え
 【ロサンゼルス共同】米アカデミー賞の行方を占う映画賞「第75回ゴールデン・グローブ賞」の発表・授賞式が7日午後、ロサンゼルス郊外のビバリーヒルズで行われた。ハリウッド映画界などで表面化したセクハラ問題を受け、多くの女優らが被害女性との連帯やセクハラ行為への抗議を示すため黒いドレスを着て、再発防止へ制度作りの必要性などを訴えた。
 セクハラ問題発覚後、多数の映画関係者が出席した初の大規模セレモニー。さまざまな色彩のドレスで華やかさを競う例年の会場とは、異なる雰囲気に包まれた。人気女優のナタリー・ポートマンさんはレッドカーペットで「変化の時だ」と述べた。


ゴールデングローブ賞、性的暴力や抑圧に抗議する式典に 
米ロサンゼルスで7日、ハリウッド外国人映画記者協会がテレビと映画の優秀作品を選ぶ第75回ゴールデングローブ賞の授賞式が開かれた。ハリウッドを揺さぶる性的暴行問題が噴出し始めて以来、初の主要な授賞式。出席者の多くは黒い服で被害者に連帯を示し、受賞者の多くも、声を上げる女性たちに共感を示した。
式典では、性的暴力の被害者と連帯する「#MeToo(私も)」運動や、性的暴力をこれ以上容認しない、沈黙していられる時間はもう過ぎたという「Time’s Up」運動への連帯が、事実上のテーマだった。
映画界への長年の功績を称える「セシル・B・デミル賞」を、黒人女性として初めて受賞した人気司会者・女優・実業家・プロデューサーのオプラ・ウィンフリーさんは、「新しい日がもうすぐ明ける」と述べ、式典の空気を総括した。
出席者の多くは黒い服装で連帯を示し、司会のセス・マイヤーズ氏は冒頭のあいさつで開口一番、「淑女と、まだいる数少ない紳士の皆さん」と切り出し、「今年は2018年。マリフアナがついに許され、セクハラがついに許されなくなりました」と続けた。
「今日この場にいる男性の候補者の皆さん、3か月ぶりのことですが、今日は自分の名前が呼ばれても脅えなくて大丈夫です」
マイヤーズ氏はさらに冗談めかして、オプラ・ウィンフリー氏に大統領選に出馬するよう促した。
2011年のホワイトハウス特派員協会晩餐会で当時のバラク・オバマ米大統領が、ドナルド・トランプ氏が大統領になれるはずがないと満座の中で嘲笑したのが、トランプ政権発足につながったという意見に触れ、「もしそれが本当なら、オプラ、これだけ言わせてください。あなたが大統領になれるはずないから。ぜんぜん能力不足だから」と逆説的に促した。
そのウィンフリー氏が功労賞を受賞すると、会場の大勢が立ち上がりスタンディング・オベーションを送った。
ウィンフリーさんは受賞スピーチで、現在の米国では報道や真実が攻撃されていると述べ、「自分の真実を語ることこそ、私たちの最強の道具です。あまりに長いこと女性たちは無視されてきた。あるいは、自分たちを虐げる残酷なほど強力な男性たちの権力を前に、真実を語ろうものなら、信じてもらえなかった。けれどもその男たちはもう時間切れ。連中はもう時間切れです!」と強調した。
「なので今これを見ている女の子全員に、新しい日がもうすぐ明けると知ってもらいたい。その新しい夜明けがついに来たら、それは大勢の素晴らしい女の人と、今晩この会場にもその大勢がいます、かなりすごい男の人たちのおかげです。もう二度と誰も『私も』などと言わなくて済む時代に、私たちを連れて行ってくれる、そんな指導者になろうと一生懸命戦っている人たちのおかげです」
映画「ビッグ・リトル・ライズ」で助演女優賞を受賞したローラ・ダーン氏も、今まで女性は発言しないよう抑え込まれてきたとスピーチした。
「私たちの多くは、告げ口をするな、秘密を漏らすなと教えられてきた。沈黙の文化で、それが普通だと言われた (中略)仕返しの恐怖なく発言してもいい、それが私たちの文化の新たな指針だと、子供たちに教えられますように」
歌手、女優、映画監督のバーブラ・ストライサンド氏は、プレゼンターとして登壇し、ゴールデングローブ賞で監督賞を受賞した女性はまだ自分だけで、しかもそれは1984年のことだったと強い憤りを表した。
ストライサンド氏は、「皆さん、時間切れです。もっと多くの女性監督や女性を、監督賞にノミネートしないと」と呼びかけた。
映画(コメディ・ミュージカル)部門で作品賞に選ばれた「レディ・バード」を撮りながら、監督賞にノミネートされなかったグレタ・ガーウィグ監督は、ストライサンドさんのこの発言を聞き、主演女優賞を得たシアーシャ・ローナンさんと客席で抱き合っていた。
さらに、監督賞を発表した女優ナタリー・ポートマンさんは、監督賞の「男性候補たち」とあえて発言し、ガーウィグ監督を外した候補選定に暗に苦言を呈した。
映画(ドラマ)部門では、マーティン・マクドナー監督・脚本、フランセス・マクドーマンド主演の「スリー・ビルボード」が、最優秀作品賞と脚本賞、主演女優賞、助演男優賞の4部門で受賞した。
主演のマクドーマンドさんは、娘を殺害した犯人が見つからず、警察と対立する母親を演じた。
「自分自身が物語を書く」
テレビドラマ部門での最多受賞は、「ビッグ・リトル・ライズ」。出演のニコール・キッドマンさん、ローラ・ダーンさん、アレクサンダー・スカースガードさんが主演賞や助演賞を受賞したほか、限定シリーズ最優秀作品賞も受賞した。
テレビドラマシリーズ部門では、女性が一切の人権を奪われ「産む機械」にされる近未来の神権独裁国家を描き、社会現象ともなっている「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」が、最優秀作品賞と主演女優賞を獲得した。
モスさんは受賞スピーチで、原作者の作家マーガレット・アットウッドさんに賞を捧げた後、「私たちはもはやページの余白や物語の隙間に生きているわけではありません。私たちこそが出版される物語で、私たち自身がその物語を書いているのです」と、立ち上がり発言する女性たちにエールを送った。
男性の束縛から逃れようとする女性2人を描いた1991年映画「セルマとルイーズ」で共演したジーナ・デイビスさん(左)とスーザン・サランドンさんは、映画から27年後に舞台上で「再会」。
ドラマの最優秀男優賞を発表するにあたって、デイビスさんは、候補男優たちは「みんな報酬の半分を返上すると約束したんですよ。自分より女性が多く稼げるように」と述べ、映画業界で長年続く男女の賃金格差を皮肉った。
ゴールデングローブ賞の映画部門は、アカデミー賞の前哨戦とみられている。今年のアカデミー賞授賞式は3月4日に開かれる。
(英語記事 Golden Globes 2018: Sexual harassment scandal dominates ceremony


東京23区の新成人 8人に1人が外国人
東京23区の新成人およそ8万3000人のうち、8人に1人に当たる1万人余りは外国人であることがわかりました。新成人の半数近くを外国人が占める区もでていて、専門家は「近年の留学生や技能実習生の急増によるものと見られ、外国人が地域や社会を担う非常に有力な存在になってきている」と分析しています。
東京23区の新成人について、NHKが昨年末、すべての区に聞き取ったところ、今年度の新成人はおよそ8万3400人で、このうち1万800人余りが外国人となっていて、その割合は全体の8人に1人に上ることがわかりました。
外国人の新成人の数を区ごとに見てみると、最も多かったのは新宿区でおよそ1700人、次いで豊島区でおよそ1200人、中野区のおよそ800人などとなっています。このうち、中野区は、外国人が昨年度よりも200人余り増えていて、5年前と比較すると5倍と急増しています。
また、それぞれの区で新成人に占める外国人の割合を見てみると、新宿区が45.7%とほぼ半数を占めているほか、豊島区で38.3%、中野区で27%などと、23区のうち6つの区で、その割合が20%を超えていることがわかりました。
外国人の新成人が急増している背景には、留学生や技能実習生の増加があると見られ、東京都内では5年前と比べてすべての年代合わせて留学生が1.7倍のおよそ10万4800人、技能実習生が3.4倍のおよそ6600人と急増しています。
有識者「外国人が社会担う有力な存在に」
東京23区で外国人の新成人が増えていることについて、外国人の定住に詳しい公益財団法人、日本国際交流センターの毛受敏浩さんは「日本の若者がどんどん減っていくのを補う形で海外からの留学生や技能実習生として入ってきている。もともと外国人が多い東京でまずは外国人の急増が顕著になっているが、人口減少が非常に厳しい地方でも同じような現象が今後続いていくだろう。外国人が日本の地域・社会を担う非常に有力な存在になっていて、外国人がいなければ社会が回らないという現実があり、日本人と外国人が手を携えて社会を担っていけるような仕組みをしっかり作るべきだ」と話しています。
振り袖姿で参加の留学生も
外国人の新成人が、この5年で5倍に急増している中野区では、留学生が振り袖姿などで成人式に参加しました。
このうち、早稲田大学の2年生で、台湾からの留学生のアイリーン・チェンさんとペギー・チェンさんの2人は、朝から大学の寮で同じ台湾から留学している大学院生の女性に着付けをしてもらいました。台湾では、地域や家族で大人になったことを祝う催しを開くことはあるものの、20歳を迎える年に新成人として一斉にお祝いする習慣はないということです。
2人は去年、SNSで振り袖を着て成人式に参加した台湾の留学生を見て、自分たちも式に参加したいと考えたということです。
アイリーンさんは「振り袖はとてもきれいで、外国人はなかなか着る機会がないのでとても貴重な体験です。去年、友人がきれいな振り袖姿で成人式に出席する様子をSNSで見て、自分もぜひ経験したいと思っていたので、すごく興奮しています」と話していました。
このあと、寮から式場に向かうと、2人は、会場で流された中野区の歌を口ずさんだり、スマホで写真を撮影したりして成人式という日本の風習を楽しんでいました。
ペギーさんは「大人としてのふるまいに責任を持っていることに気付くきっかけになるのでいい体験だと思いました。日本の文化を知ることができたし、もっと多くの留学生が成人式に参加するようになればいいと思います」と話していました。
外国人対応の成人式も
外国人の新成人の増加を受けて、外国語で書かれた案内状を送るなどの対応を取っている区もあります。
このうち、文京区では、外国人の新成人が年々増えていて、ことしはおよそ300人と5年前より2倍以上増えています。また、外国人が占める割合も、ことしは16%余りに上り、23区内で7番目に高くなっています。
このため文京区では、外国人にも成人式に参加してもらおうと、さまざまな対応を取っています。対象となる外国人には、専用の案内状を用意していて、案内状には成人式の会場や時間などの情報に加え、成人式の意義などが書かれています。
文章は易しい日本語で書かれ、すべての漢字にふりがながふられています。さらに同じ内容のものを英訳し合わせて送っているということです。また、成人式の会場の入り口には、英語の同時通訳を聞くことができる機器も用意されています。
同時通訳の機器を借りて成人式に出席していた、中国からの留学生の任方遒さんは「成人式の案内状を受け取った時は、留学生の自分も日本社会の一員なんだと認めてもらったように思い、とてもうれしかったです。中国では18歳で成人ですが、たくさんのお祝いの言葉をいただき、改めて成人としてしっかりしなければと感じました」と話していました。
23区 日本人と外国人の内訳
東京23区では、去年の4月2日からことし4月1日までに20歳を迎え、国籍問わず区内に住む人を「新成人」としていて、成人式についてもこれらの人を対象に案内状を送っています。
NHKでは昨年末、この「新成人」について、すべての区に聞き取って日本人と外国人の内訳を集計しました。それによりますと、外国人の新成人が最も多かったのが、新宿区でおよそ1790人、次いで豊島区がおよそ1200人、中野区がおよそ860人、江戸川区がおよそ740人、板橋区がおよそ650人などとなっています。
また、外国人の占める割合では、新宿区が45.7%、豊島区が38.3%、中野区が27%、荒川区が25.9%、台東区が25.5%、それに北区が20.1%などとなっています。
さらに、5年前、平成24年度の詳細なデータがある15の区について今年度と比較すると、すべてで外国人の新成人が増え、このうち12の区では2倍以上と大きく増加しています。
増加数を詳しく見ると、新宿区がおよそ1000人(2.2倍)、豊島区がおよそ850人(3.4倍)、中野区がおよそ690人(5倍)、北区がおよそ400人(2.9倍)、江戸川区がおよそ380人(2.1倍)などとなっています。
また、5年前は、外国人の割合が2割を超えていたのは新宿区だけでしたが、今年度は6つの区に広がっていて、多くの地域で外国人の新成人が増えていることがうかがえます。
一方、5年前のデータがある区の合計の増加数で見てみると、日本人がおよそ2790人と1.05倍でほぼ横ばいだったのに対して、外国人はおよそ5290人と2.54倍となっていて、外国人の増加数が急速に伸びているのがわかります。


「THE MANZAI」「朝まで生テレビ」後… 村本大輔さんは沖縄で何を語ったか 独演会詳報
 米軍基地や原発問題を漫才にし、「本当の危機は国民の意識の低さ」と指摘したお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん(37)が3日、那覇市で独演会を開いた。テレビ業界から芸人仲間、無関心層まで日本社会の矛盾に切り込んだ公演の詳細を紹介する。
 福井県の水産高校を中退し、「社会問題に関心はなかった」という村本さん。ニュース番組出演を機に新聞を読み始め、友人でジャーナリストの堀潤さんから沖縄の歴史を学んだ。
 「沖縄戦で10代の少年が銃を持たされ、今も米軍基地の7割が集中する。それは理不尽。年末、安倍晋三首相は翁長雄志知事とは会わないが松本人志とは会ってる。ごっつ嫌な感じ。日本にとって沖縄は何なのか」
 大みそかの討論番組「朝まで生テレビ」に出演した村本さんは憲法9条に絡み日本の「非武装中立」を主張。井上達夫・東京大学教授から「無知を恥じなさい」と叱責(しっせき)された。
 「恥じたら人間どうしますか。隠す、知ったかぶりをする。人はいろんなページを持っているのに一つのページしか見ずに決めつける。知ったかぶりで『沖縄は』『原発は』と決めつける。いろんなページを見ないと物事は分からない。直接聞かないと分からない。無知こそ最強の道具だ」
 「殺したくもないし、殺されたくもない。自衛隊員も一緒だと思う。『自衛隊員の命を懸ける』『沖縄に負担を掛けている』という自覚がなく『政治の話は重い』と言う人が多い。47部屋のルームシェアで沖縄君の部屋だけ基地がいっぱい。僕の出身の福井県は原発でいっぱい。他の部屋の人間は見て見ぬふりで快適に暮らすバカどもだ」
 3日の公演前に沖縄入りした村本さんはツイッターで呼び掛け、辺野古や高江で座り込む住民と直接会い話を聞いた。
 「辺野古にはいろんな人がいる。東京から反安倍の人も来る。米兵に口汚くののしる人もいる。その男性は沖縄戦で米兵に家族を殺された。ネットでは怒鳴る映像だけ出て、その人の背景までは分からない。100人いたら100人の事情がある。後輩芸人やツイッター上には本当か分からない情報を簡単に信じるやつらがいる。レッテルとうそとデマを広げるより、現場に来て、見てみろ」
 政治発言を避けるテレビは、つくられた世界の「テーマパーク」と表現。芸能人も「着ぐるみを着たおもちゃ」と風刺した。
 「日本で本音を言うと炎上する。うそばかり建前の国だ。ゴールデンのお笑い番組で辺野古、原発という言葉が出ただけで大騒ぎする。笑いは王様や権力の上にある存在だと思う。リア王では芸人(道化師)が王の間違いを指摘した。社会に牙をむき、かみつくのが芸人だが、首輪をされた芸人ばかりでテレビがつまらない」
 「基地や原発のネタの後、お笑いをやって初めて『ありがとう』と言われた。その言葉を各地で返したい。沖縄や仮設住宅で一生懸命訴える人の話を聞き、フラストレーションをお笑いに変える。無色の空気やニュースにネタで色を付けたい」


加計学園に国民の血税投入の新疑惑! 新規補助金交付40校中2校が加計経営の大学、特区諮問会議の決定直後に
 元旦の年頭所感および4日の年頭記者会見で憲法改正について踏み込んだ安倍首相だが、その一方で、新年からはあの言葉をついに口にしなくなった。そう、森友・加計問題で高まる疑念に対して何度も言ってきた「国民に丁寧な説明をする」という一言だ。
 どうやら安倍首相は、新年を迎えたことで疑惑はすべてリセットできた気でいるらしい。事実、2日に経団連の御手洗冨士夫名誉会長や榊原定征会長とゴルフを楽しむと、国民からいまだ不信感をもたれていることなどなかったかのように「この1年、何か良いことがあるような気がする」と宣った。
 だが、疑惑は何も晴れていないばかりか、加計学園をめぐっては、年末から年始にかけ、新たな疑惑が明らかになった。
 それは、12月31日付の東京新聞が報じた、加計学園への不可解な補助金交付問題だ。文科省が2016年からはじめた私大に「私立大学研究ブランディング事業」なる補助金があるのだが、これに加計学園が運営する岡山理科大学と千葉科学大学の2校が選定された。ところが、同じ学校法人から2校が選ばれていたのは加計だけだったというのだ。
 198校の応募のうち選定されたのは40校。そのうち2校が加計学園……。しかも、疑惑が深まるのは、この補助金を交付する大学が決定されたタイミングだ。2016年11月には、萩生田光一官房副長官(当時)が獣医学部新設の条件として「広域的に獣医学部のない地域に限り」という加計ありきの文言を加え、9日の国家戦略特区諮問会議でそのとおりに新設が決定された。そして、加計学園2校に補助金交付が決まったのは、それから約2週間後の22日なのだ。もちろんこの時期、文科省は加計学園と安倍首相の深い関係について痛いほど認識していたはずだが、そのタイミングで補助金の交付が決定されていたのである。
 獣医学部の新設は許認可の問題だったが、今度は補助金交付。つまり、我々の血税が“アベ友”加計学園の2大学に投入されていたという疑惑である。文科省はこの決定プロセスを明らかにするべきだ。
加計の獣医学部新設に反対する大学設置審の議事録を消し去った文科省
 しかし、文科省がそんな国民の要求に応えることなどありえないだろう。加計学園の獣医学部新設についても、文科省はもっとも重要な審議記録を消し去っていたことが明らかになった。
 12月27日に文科省大学設置・学校法人審議会(設置審)の議事要旨を公表したのだが、この議事要旨を読んでも、一体どんな議論がおこなわれたのか、その詳細が全く掲載されていなかったのだ。
 たとえば、12月9日に設置審が加計学園の獣医学部新設を認める結論の答申をしたあとには、複数の委員が「主査(座長)の委員から訴訟リスクがあると告げられ、圧力を感じた」と証言。NHKの報道でも、委員が「依然として実習体制が十分でない」と指摘したところ、取りまとめ役から「設置審としてこれ以上認可を先延ばしにすれば、学園側と訴訟を含めたトラブルになる可能性がある」と言われたという具体的な証言が出ていた。
 しかし、今回公表された議事要旨のなかにそのようなやりとりは皆無。それもそのはずで、公開されたのは審査会と分科会のもので、実質的な審査をおこなった専門委員会の議事は公表されていないのだ。しかも、加計学園の獣医学部について触れているのは計55ページ中17行だけだった。
 この「ハリボテの情報公開」をおこなった林芳正文科相は、1月5日に「委員の率直な意見の交換が阻害されて公平な議論を妨げることのないよう配慮する必要がある」「既に全ての審査意見を公表しており、透明性の確保は図られている」(共同通信6日付)と述べたが、一体どこに「透明性」があるというのだろう。実際、12月29日の毎日新聞では、設置審専門委員会の複数の委員が「(加計学園は)獣医学部新設の前提となる4条件を満たしていない」「本来なら来年度も再度審査すべきだった。時間切れになった」と証言している。つまり、設置審においても「2018年4月開学」という「総理のご意向」のとおりの日程で進めることが重視されたというのに、そうした事実は封じ込められている状態なのだ。
 国家戦略特区における議論でも、安倍首相は「議事はすべて公開しています」と何度も主張してきたが、ワーキンググループによる愛媛県と今治市へのヒアリングに加計学園幹部3名が同席していたのにその事実が伏せられていた上、発言内容を一部削除することで発言主旨を真逆に書き換えるという改竄までおこなわれていたことも明らかになっている。こうした背信行為を働いておきながら、なおも事実を隠そうとしているのである。
加計孝太郎理事長が公の場に姿を見せたのにマスコミは一切追及せず
 どこまでも溢れ出てくる加計学園をめぐる疑惑と政権の隠蔽実態──。だが、懸念されるのは、こうした疑惑に対するマスコミの追及姿勢が著しく鈍っていることだ。
 それを象徴するのが、すべての疑惑の鍵を握る当事者・加計孝太郎理事長が公の場に姿を見せたあの“事件”への対応だった。
 暮れも押し詰まった12月28日、加計学園が運営する倉敷芸術科学大学大学院のフィギュアスケート男子・田中刑事選手が平昌冬季五輪代表に選ばれたことから壮行会が開催されたのだが、ここに、加計グループの総帥で、安倍首相の「腹心の友」である加計理事長が出席。しかも、加計理事長はこうスピーチした。
「この1年間、私ども学園にとってはさまざまなことがあったが、最後に大きな大きなプレゼントをいただいた」
 安倍昭恵夫人と同じように安倍首相に徹底的に守られ、野党がどれだけ加計理事長の国会招致を求めても突っぱねられてきた、その疑惑の中心人物たる人物が取材陣の前に出てきた──。だが、マスコミはその壮行会の模様を伝えただけ。加計理事長に食い下がって疑惑を追及するような様子は、まったく報じられなかったのだ。
 元横綱・日馬富士の暴行事件ではあれだけカメラを差し向け関係者を追い回している一方で、総理大臣による政治の私物化という国家的な大問題の当事者が現れても沈黙する。この落差のあいだにあるのが「忖度」であることは一目瞭然だ。
 加計理事長と安倍首相の関係を考えれば、きっと加計理事長は安倍首相にマスコミの前に出ていくことを事前に相談し、安倍首相はそれを許可したのだろう。安倍首相による「加計問題などなかった」という空気づくりは、着々と進められているのだ。だからこそ、「丁寧に説明」とは口にすることがなくなり、余裕綽々たる態度で「この1年、何か良いことがあるような気がする」と語ったのだろう。
 しかし、これで終わらせられるはずがない。今回取り上げた新たな問題のみならず、昨年末の特別国会では2015年8月という段階から国家戦略特区担当である内閣府の藤原豊審議官(当時)が加計学園まで出向いて面会していたことが発覚した。さらに、そもそも新設を認める4条件を満たしているかという問題や、加計学園による建設費水増しの補助金詐欺疑惑など、明らかになっていない問題は挙げ出せばキリがないほどにある。22日からはじまる通常国会では、森友問題と合わせて徹底追及を望みたい。(編集部)


何から何まで森友そっくり! 国有地疑惑の「日本航空学園」極右教育と安倍政権との関係
 新年早々、第2の森友事件の勃発か──。学校法人に対する財務省の不当な国有地売却が、きょう浮上した。今朝の毎日新聞が、山梨県内の国有地を約50年にわたって無断で使いつづけていた学校法人に対し、2016年5月に評価額の8分の1という格安で売却していたと報じたのだ。
 記事によれば、学校法人日本航空学園が1960年代に土地を買収してパイロット養成用の滑走路を整備したとき、国有地だった農道なども無断で使用。国は67年にこの無断使用の事実を把握していたが、80年代に学園と国が協議した際は価格面で折り合わず、2012年になって会計検査院が処理促進を提言したことから交渉が再開したという。
 しかし、財務省関東財務局が土地価格を約7180万円と算定した一方で学園側は民法の「時効取得」を盾にして無償譲渡を主張。結果、16年5月に減免措置を適用して875万円で売却、使用料についても計約161万円しか徴収していないという。
 約50年間にもわたって国有地の無断使用の実態を把握しておきながら問題を放置しておいて、挙げ句に格安で払い下げる──。普通はそんな話が通るはずもないのだが、なぜか8分の1という値段で売却するとは、異常である。
 この算定した土地価格よりずっと安く国有地を売却していた事実には、おのずと森友学園が頭に浮かんでくるが、じつはこの日本航空学園と森友学園にはもうひとつ共通点がある。
 それは、日本航空学園の理事長・梅沢重雄氏がゴリゴリの極右であるという点だ。たとえば、梅沢理事長は「日本文化チャンネル桜」の設立発起人に名を連ね、『日本航空学園アワー』なる番組が放送されていた。
 さらに、「南京虐殺はなかった」などと主張する歴史修正本が国際的に問題となった元谷外志雄・アパグループ代表が塾長・最高顧問を務める「勝兵塾」にも、元文科大臣の馳浩議員や元航空幕僚長の田母神俊雄氏らとともに参加。「第52回 勝兵塾月例会レポート」によると、梅沢理事長はそこで「憲法についてのくだらない議論よりも教育勅語を教えることが必要」「我が国の伝統文化を教えれば10年後にはスムーズに憲法改正ができる」「国体をしっかり守りさえすれば憲法なんてどうでもいい」と話したという。
愛国心と国家防衛教育を謳う日本航空学園の極右ぶり
 また、こうした理事長自身の政治性だけでなく、同校では実際にゴリゴリの極右教育もおこなわれている。
 たとえば、校訓は「敬神崇祖以て伝統を承継し祖国を興隆すべし」。これだけでも戦前回帰丸出しだが、梅沢理事長は、ブログでこんなことを綴っている。
〈最も大切なことは愛国心を教えること、国に誇りを持たないと愛国心は芽生えません。更に国家防衛教育をすることだと思います〉
〈日本精神を守る事、それが国防の本体であると確信しています〉
〈日本が平和で栄えているのは、靖国神社の神様になられた方々のお陰なのです。この方々が戦争の時、ご自分の生命まで捧げて守って下さった「私達の日本」を、これからも大切にすべきです〉
 さらに梅沢理事長は“転向”前の森友学園同様、「教育勅語」の重要性も説いている。2014年には『人生でいちばん大切な10の知恵 親子で読む教育勅語』(かんき出版)という著書まで出版しており、〈『教育勅語』は、戦前・戦後の教育のあり方の変遷のなかで誤解を受けてきました。でも、あらためて現在の私たちの生き方に照らし合わせてみると、人間の生き方の根本に関わる答えが、そこに見えてきます〉(ブログより、以下同)と主張。
 また、日本航空学園では、毎日の朝礼時には「君が代」とともに日の丸を掲揚、17時になると国旗降下をおこなうといい、梅沢理事長は〈この国旗掲揚と国旗降下のときは、学校中、教師も生徒も直立不動の姿勢で国旗に敬礼します。教師が会議中であっても、生徒がクラブ活動中であっても、そのときはいったん中断し、国旗に敬意を表するのです〉と胸を張っている。
 しかし、こうした極右ぶりも当然だろう。そもそも日本航空学園は、梅沢重雄理事長の祖父である梅沢義三氏が1932年に甲府在郷軍人航空研究会を母体にした航空発動機練習所を開設、陸海f軍から払い下げられた練習機を導入して飛行士や整備士を養成したことが原点。当時、卒業生は航空隊などへ進み、戦死した者も多いという。現在は「日本最大・最古の航空専門学校・高等学校」を売りにして日本航空高等学校や日本航空専門学校、日本航空大学校などといった専門学校を運営している。問題の国有地は、日本航空高等学校のキャンパス内だ。
 そして、初代の義三氏による「航空教育を通して愛国の精神を培う」という建学の精神を、3代目の重雄理事長も継承しているというわけだ。
 森友学園問題でも最初は籠池泰典理事長による教育勅語を暗唱させるといった軍国教育の異常さや、日本会議をはじめとする極右ネットワークとのつながりに注目が集まったが、まさに今回の日本航空学園も同じなのである。
日本航空学園と政治家の関係、安倍首相の盟友が理事、文科政務官が校長
 だが、今回の日本航空学園への格安国有地売却をめぐっては、さっそくこの問題によって森友問題を矮小化しようとする政治家が現れた。自民党広報副本部長である和田政宗議員だ。和田議員は早朝からこうツイートした。
〈今朝の毎日。財務省が、日本航空学園による国有地占有を放置し結局格安で払い下げ。森友もそうだが、こうした国有地売却が他にもあるのかチェックしなくてはならぬ。政治家の関与あるなし関係ないところで行われている。毎日の本質を突く記事。朝日はこうした記事を書けるか?〉
 あたかも森友学園への不当な国有地売却を、日本航空学園の一件によって“ほかにもありそうな問題”であるかのように印象付け、さらには“政治家の関与がなくても行われている”と強調。その上、「森友問題は朝日新聞のでっち上げ」という陰謀論までご丁寧に付け添える……。まったく自民党のネトウヨ煽動の工作活動には呆れ果てるばかりだ。
 しかし、和田議員は何もわかっていない。じつはこの日本航空学園の問題でも、「政治家の関与」が疑われているからだ。
 まず、そのひとりが米田建三・元内閣府副大臣だ。米田氏は日本航空学園で理事・教育顧問を務めていることを、梅沢理事長自らブログで綴っている。
 そして、米田氏といえば、同期のタカ派議員として安倍晋三氏と拉致問題や歴史教科書問題、ジェンダーフリー攻撃などで志をともにしてきた“盟友”的存在だ。著書『日本の反論』(並木書房)では安倍氏と対談をおこない、第一次安倍内閣発足直前には“安倍応援団”を結成して安倍支持のためのシンポジウムを開催。下村博文議員や山谷えり子議員、稲田朋美議員のほか、安倍氏のブレーンである伊藤哲夫・日本政策研究センター所長や百地章氏といった“日本会議メンバー”が顔を揃えている。
 また、同学園との繋がりが指摘されているもうひとりの政治家が、赤池誠章議員だ。やはり赤池議員も歴史修正主義の極右議員のひとりで、第二次安倍改造内閣では文部科学政務官に就任。この赤池議員も、2005年に自民党公認で初当選するまでは、日本航空総合専門学校(現・日本航空大学校山梨)の学校長を務めていたというのだ。
  梅沢理事長は本日の報道を受けてさっそく会見を開き、「(政治家の口利きは)まったくなかった」と話したが、こうした面々の存在を考えると、その言い分をとても鵜呑みにはできないだろう。大手紙社会部記者はこう語る。
「そもそも、約50年前から国有地の無断使用を国側が把握しながらほったらかしになっていたのは、初代、二代目の政界や右派団体を通じた働きかけがあったからではないかといわれています。ただ、2016年になって異例の安値で売却されたというのが最大の問題。ここにも、森友や加計同様の疑惑、官僚の忖度や政権関係者の圧力があった可能性は十分考えられる。第二次安倍政権以降、安倍首相を応援する日本会議や右派団体に属している企業や個人が優遇されている傾向は確実にありますからね」
 日本最大の極右団体のイベントにメッセージを寄せ、改憲をぶち上げるという前代未聞の総理大臣。その影響によって、安倍首相と同じ極右思想を掲げる団体は手厚い待遇が受けられる──。これはこの国が全体主義に近づいている証拠なのだろう。昭恵夫人の関与が決定的となっている森友問題と同じように、この日本航空学園への不当な取引にかんしても、背後関係の究明が待たれる。(編集部)


大阪大出題ミス 予備校講師語る
大阪大学が2017年の入学試験で誤って30人を不合格としていた問題で、問題のミスを指摘した予備校講師が取材に応じ、大学とのやり取りについて語った。
大阪大学によると、出題ミスがあったのは、2017年2月に実施された入学試験の物理の問題で、解答が3つあるのに1つの解答だけを正解とし、さらに、その解答を前提として、次の問題を出していた。
この問題ミスを大学に指摘した予備校講師・吉田弘幸さんは、大学とのやり取りを「(問題について)設定が不自然ではないかと指摘させていただいて、(これに対しては)大学の解答ですね、結論、これだけが知らされてきました。出題者側に勘違いがあるのではと思い、その点をもう一度、メールで指摘させていただいた。これについては、大学からの回答はいただけませんでした」と語った。
大阪大学は、不合格としていた30人を、新たに合格とすると発表し、希望者は、2018年4月からの入学を認めるという。