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Fig81

Féminisme : la ≪ tribune de Deneuve ≫ fait réagir au-delà des frontiers
Le texte signé par cent femmes françaises sur les excès du mouvement #MeToo contre les agressions sexuelles alimente le débat dans la presse étrangère.
Aussi universelle que le mouvement #MeToo qu’elle entend critiquer, la tribune de cent femmes françaises publiée dans Le Monde, le 10 janvier, passionne la presse internationale. Depuis sa parution, elle est abondamment traduite et commentée à travers le monde.
Ce texte, défendant la ≪ liberté ≫ des hommes ≪ d’importuner ≫ les femmes et dénonçant un ≪ féminisme qui prend le visage d’une haine des hommes et de la sexualité ≫, y est parfois résumé à la naissance d’un mouvement ≪ contre le puritanisme ≫ mené par l’actrice Catherine Deneuve, signataire la plus célèbre à l’étranger.
Comme les journaux britanniques The Telegraph ou The Guardian, beaucoup de médias soulignent au passage qu’elle est ≪ surtout connue pour avoir joué le rôle d’une prostituée dans le film de Bunuel, Belle de jour, en 1967 ≫ ; ils évoquent aussi ses critiques lors du lancement du mot-clé #MeToo, en octobre 2017, dans la foulée des révélations sur le producteur américain Harvey Weinstein.
De même, le journal brésilien Folha de Sao Paulo, à l’unisson d’autres médias à travers le monde, rappelle la polémique qu’avait suscitée Mme Deneuve en mars, lorsqu’elle avait pris la défense du cinéaste Roman Polanski, accusé de viol sur mineure aux Etats-Unis depuis les années 1970. Mais le quotidien italien La Repubblica livre la réaction de la victime présumée de M. Polanski. Samantha Geimer, qui a depuis pardonné à son agresseur et qui apporte son soutien à la tribune française : ≪ Je suis totalement d’accord avec Catherine Deneuve. Les femmes ont besoin d’égalité, de respect et de liberté sexuelle. Ce que nous obtenons par nous-mêmes (…). Pas en demandant à d’autres de nous protéger ≫, écrit-elle sur Twitter.
Concomitance avec les Golden Globes
L’intérêt pour ce texte s’explique aussi par la concomitance de sa publication avec le soutien au mouvement #MeToo affiché lors de la remise des Golden Globes, dimanche 7, à Los Angeles, ainsi que le soulignent El Pais en Espagne ou le New York Times aux Etats-Unis. Au cours de cette soirée hollywoodienne, inspirées par la campagne Time’s up, plusieurs centaines d’actrices vêtues de noir ont témoigné de leur solidarité avec les femmes victimes d’agression sexuelle.
L’une des figures de ce mouvement, Asia Argento, s’est empressée d’attaquer les signataires françaises sur Twitter : ≪ Catherine Deneuve et d’autres femmes françaises racontent au monde comment leur misogynie intériorisée les a lobotomisées au point de non-retour. ≫
La radio publique américaine NPR évoque elle ≪ le débat qui fait rage en France ≫ après la publication de la tribune, tandis que de nombreux journaux font aussi état de la réponse qu’ont apportée à ce texte les associations féministes françaises.
Quant à la BBC, elle explique que la polémique met aux prises deux générations de féministes : les plus âgées ≪ qui voient dans #MeToo une menace pour la libération sexuelle obtenue dans les années 1960 ≫ et les plus jeunes pour qui ≪ la lutte contre le harcèlement sexuel constitue la dernière étape dans le combat des droits de femmes ≫.
Sous le titre #moiaussi, le magazine allemand Der Spiegel profite de ces passes d’armes pour revenir longuement sur le ≪ débat sur le sexisme ≫ suscité en France depuis plusieurs mois par l’affaire Weinstein.
En Allemagne toujours, la Süddeutsche Zeitung propose une lecture plus nuancée de la polémique suscitée par la tribune française et se félicite que des femmes défendent un tel point de vue : ≪ La contribution venue de France est importante pour faire en sorte que #MeToo ne soit pas perçu comme un mouvement unilatéral des femmes contre les hommes. ≫ En conclusion de l’article, le journal propose même un sondage express : les critiques françaises envers #MeToo sont-elles légitimes ?
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フランス語の勉強?
えるねこ‏ @die_sel_cat
今回の件、トランプは完全に文在寅大統領のアシストに回ってるわけで、米韓が緊密に連携しながら進めてるには明らかだと思うんですが、単純な疑問として日本政府はどこまで情報を教えてもらってるんでしょうね?
こたつぬこ @sangituyama
平昌五輪には、ペンス米副大統領と、金正恩の妹も参加するかもしれないから、安倍さん邪魔だから参加しない方がいいかも。ひょっとしたら「来るな」と言われたのかもね。
異邦人 @Beriozka1917
労働者階級の4割を非正規に置き換えておきながらデフレからの脱却とか経済成長とか寝言は寝て言えという感じだし、立憲民主党が労働者を重視しているのならそこを積極的に突くべきで、公務員の人件費削減などというバカげた政策は即刻破棄して頂きたい。寧ろ官製ワープアを正規雇用に転換すべき。
閑居 @doatease2313
国立系大学の地盤沈下は、文科省の狙い?通り、ジワジワと進行中。各校とも「看板教授」がいなくなったと嘆く声。
宮石渡留 @u27a377cf84my
年が明けて最初の11日、6年10ヶ月が経ちました、あの日壊滅と言われた女川、静かに暮れて行きます。あの時と同じように少し雪が…。大丈夫、忘れていない。忘れるはずがない。友よ、今年は帰って来い。町の景色は変われども、ずっとあの頃のままの気持ちで…涙
#東日本大震災 #11日


東日本大震災から6年10か月になります.月命日ということもあってなんだか悲しいです.いろいろ思い出すし.
門真の図書館に行って本を返しました.少し頑張って別館まで行くとそこは閉まっていてガッカリ.ちゃんと調べてからでないとダメですね.

月命日 犠牲者をしのぶ遺族
東日本大震災の発生から6年10か月の月命日となる11日、震災で大きな被害を受けた気仙沼市では、津波で妻と娘を亡くした男性が、みずから建てた観音像に静かに祈りをささげていました。
気仙沼市内の脇地区で、自動車販売店を営む横田瑞夫さん(76)は、震災の津波で妻のやすよさん(当時63)と娘の貴美さん(当時38)を亡くし、店も流されました。
震災後、横田さんは、店の跡地に建てた、プレハブの事務所で営業を再開し、敷地内には、亡くなった2人や地区の犠牲者を弔うために、台座も含めると高さ3メートルほどの観音像を建てました。
月命日の11日、店に出てきた横田さんは、観音像をやさしく手でなで、線香をたむけました。
そして、像の横にある鐘を鳴らし、静かに手をあわせて祈りをささげていました。
横田さんは、観音像の隣に、震災で家族を亡くした子どもたちを支援しようと募金箱を置いていて、この1年に集まった募金は、震災の発生から7年となる3月に市の教育委員会に寄付する予定だということです。
横田さんは、「『きょうも元気でやっているよ』と2人に声をかけました。毎年3月が近づいてくると当時を思い出してつらくなってきます。震災からどれだけ時間がたってもつらい気持ちに何も変わりはありません」と涙を流しながら話していました。
また、津波で大きな被害を受けた山元町では、息子の遺体が見つかった場所で、静かに手を合わせる男性の姿が見られました。
福島県新地町に住む寺島浩文さん(55)の息子の佳祐さん(当時19)は、車の免許を取るために通っていた隣の山元町にある自動車学校の送迎バスに乗っていたところを、震災の津波に巻き込まれ、亡くなりました。
佳祐さんの遺体は、学校から1キロほど離れた場所で見つかりましたが、いまは、JR常磐線のトンネルが建設され、近づくことができなくなっています。
それでも寺島さんは、佳祐さんに会いたくなると、トンネルが見える場所にたびたび足を運んでいるということで、月命日のこの日も午前中、訪れました。
そして、佳祐さんが、よく飲んでいたというジュースと花を手向けると静かに手を合わせていました。
寺島さんは、「復興が進むのはよいことですが震災のことが忘れられていく感じがします。息子のことを思い出すと悲しいので話をするのはいまもつらいですが、津波の恐ろしさを後生に語り継いでいかなければならないと思う」と話していました。


<私の復興>母へ 早く戻ってきて
◎震災6年10カ月〜富谷市・大学生 佐々木花菜さん(19)
 東日本大震災の発生当時に宮城県石巻市雄勝中1年だった宮城学院女子大(仙台市)2年佐々木花菜さん(19)は7日、赤い振り袖姿で壇上に立った。
 同級生ら18人が出席した石巻市雄勝地区の成人式。司会を任された。成長した自分を見せたかった母弘江さん=当時(42)=は震災で行方不明のままだ。大人の仲間入りをした晴れ姿を、父勇人さん(57)がビデオを回して見守った。
 あの日は中学校の卒業式があり、午後は自宅にいた。午後2時46分。突然の大きな揺れに襲われ、帰宅した父から、保育園児の弟を連れて裏山に逃げるように言われた。大津波が押し寄せ、流される自宅が高台から見えた。
 両親と2歳上の姉、9歳下の弟と5人暮らしだった。思い出の詰まった自宅は土台だけとなり、内陸の母の実家に約1カ月身を寄せた後、市内のみなし仮設住宅に移った。
 母は津波で全壊した市雄勝病院で管理栄養士をしていた。家でも塩分控えめの料理を作るなど家族の体調に気を配った。優しい「お母さん」だった。
 震災当日の夜、避難先で大人たちが「病院は丸ごと津波にのまれたようだ」と話すのが聞こえた。「自分の親に限って大丈夫」と思ったが、夜が明けても再会はかなわなかった。
 父と一緒に母を捜して遺体安置所を回った。自分は外に止めた父の車で待った。「見つかってほしいけれど、見つかってほしくない」。地震の数分前、母から電話があった。「雪が降ってきたから洗濯物を入れてね」。それが最後の会話となった。
 2011年4月下旬に中学校が仮校舎で再開し、久しぶりに同級生に会えてうれしかった。不安な気持ちが少し紛れた。部活動でソフトテニスに打ち込み、高校でも朝から晩まで練習に明け暮れた。
 母の葬儀は12年3月、石巻市内の葬儀場で営んだ。自宅の仏壇にはあまり線香を上げない。「亡くなったというより、まだいないと思っている」。現実をそう受け止めるからだ。命日とお盆に自宅と雄勝病院の跡地を訪れても、心の中で「どこにいるのかな」と、母の存在を捜す。
 大学に進み、古里を離れて今は富谷市で暮らす。幼児教育を専攻し、将来は児童養護施設で働くのが夢だ。「同じ境遇の子どもたちが話したいとき、話を聞ける存在になりたい」。講義や実習、アルバイトと慌ただしく日々が過ぎる。
 来月で20歳になる。母には「こんなに大きくなったよ」と伝えようと思うが、本音はちょっと違う。届けたい思いは「早く戻ってきて」の一言。震災から6年10カ月、何度も何度も念じた気持ちは変わらない。
(石巻総局・鈴木拓也)
●私の復興度・・・50%
 前進している部分と止まっている部分がある。以前に比べればだんだん気持ちの整理がついてきたし、つらいと思う日は少なくなってきた。それでもたまに津波や地震の怖い夢を見る。その時はまだ気持ちが切り替えられていないと感じる。一方でお母さんが夢に出るとうれしい。お母さんが見つからなければ復興度は上がらないと思う。


震災から6年10か月 遺族が祈り
 東日本大震災の発生から6年10か月です。宮城県気仙沼市では、津波で犠牲となった住民を弔うため建立された慰霊碑で、遺族が静かに手を合わせていました。
 佐藤信行さん。気仙沼市波路上杉ノ下にある慰霊碑を訪れました。佐藤さんは津波で母が犠牲となり、妻は今も行方不明です。
 杉ノ下地区では、住民の3分の1にのぼる93人が犠牲となりました。
 東日本大震災で、宮城県内では関連死を含め1万564人が亡くなり1226人が行方不明となっています。


震災から6年10カ月 不明者を捜索 気仙沼市
東日本大震災の発生から、1月11日で6年10カ月。宮城・気仙沼市では、ボランティアの人たちが行方不明者の手がかりを見つけようと、捜索活動が行われた。 行方不明者の捜索は、ボランティアの受け入れ窓口となっている気仙沼復興協会が、月命日の毎月11日に実施している。 11日は、仙台市と一関市から駆けつけた2人のボランティアと、協会職員のあわせて5人が、気仙沼市本吉町の海岸線で捜索を行った。 参加した人たちは、砂利をどけたり、コンクリートの隙間をのぞき込んだりしながら、不明者の手がかりに結びつくものを見つけようと、丹念に捜していった。 気仙沼復興協会・小山清和さんは、「(ボランティアの)皆さんが、気仙沼のサポーターのような形で、今後も地域と密着してつながるかたちになればいい」と語った。 2017年12月末の時点で、気仙沼市の行方不明者は215人、県全体では、1,226人となっている。

「経済的に苦しい」過半数 宮城の災害公営住宅調査
 宮城県内の災害公営住宅で実施された調査で回答した住民の半数以上が経済的に苦しいと感じていることが分かりました。
 この調査は、医療機関などでつくる団体が宮城の6市町の災害公営住宅で去年実施したもので473世帯から回答がありました。回答率は26.6%で、回答者の48%が70代以上でした。
 経済的な状況について「大変苦しい」と回答したのは102人、「やや苦しい」は144人で合わせて回答者の52パーセントに上りました。家賃の支払いについては4割の入居者が「苦しい」と回答しました。また、国の家賃補助が入居6年目から段階的に減額されることについて不安の声が多数聞かれたということです。
 調査した「県民主医療機関連合会」の矢崎とも子理事は「入居するときに家賃が上がっていくという説明を聞いていない人もたくさんいる。やはりきちんと公的に保障する必要があるということで各自治体にもいろんな要求を出していっているというところが現状です」と話しました。
 宮城県内では去年11月末時点で、およそ1万4000世帯が災害公営住宅で暮らしています。


<大川小>避難経路、最短ルートと誤解か 行き止まり知らず進んだ可能性
 東日本大震災の津波で全校児童108人中、74人が犠牲となり、児童を保護していた教職員10人が死亡した宮城県石巻市大川小の避難ルートについて、教職員が北上川の堤防道路(三角地帯)への最短ルートと誤解し、行き止まりを知らずに裏道を進んだ可能性が高いことが、河北新報社の検証で分かった。児童の足取りを巡っては「なぜ、津波に向かって進んだのか」「なぜ、県道に直接出ず、遠回りしたのか」など長い間謎だった。(大川小事故取材班)
 2011年3月11日午後2時46分の地震発生後、教職員と児童は約45分間、校庭にとどまり、津波襲来の約1分前までに校庭を徒歩で出発した。証言によると、その後、釜谷交流会館の駐車場を横切っている際に県道から戻ってきた教頭が「津波が来ているから急いで」と叫び、児童の一部は途中で右折し、民家の間を通って県道に出ようとした。
 先頭付近にいた当時5年の只野哲也さん(18)=高校3年=は県道に出る直前、津波に気付いて引き返し、裏山を約3メートル登った辺りで波にのまれた。地元釜谷育ちの只野さんは「行き止まり」を知っており、とっさに右折するルートを選んだ。行き止まり付近では児童34人の遺体が見つかった。
 地元住民によると、裏道は1976年12月に新北上大橋が開通するまで、軽トラックが通れる道幅があった。開通後も幅1メートル弱の小道は残り、近所の住民が生活道として利用していた。商店主が震災の約10年前に高さ2メートル以上の鉄柵を設置し、通行できなくなった。
 鉄柵と山裾にはわずかな隙間があり、「震災の数年前まで三角地帯に行けた」との証言もある。地元の女性は「無理をすれば通れたが、子どもを大勢連れて通る道ではない」と話す。
 三角地帯は標高約7メートルで学校より6メートル近く高い。教頭は地元住民と相談し、三角地帯行きを決めた。住民のアドバイスなどを基に、土地勘のない教職員が裏道を先導した可能性があるほか、「交通量が多い県道を避けた」との見方もある。
 大川小は07年度に危機管理マニュアルを改定し、「津波」の文言を初めて盛り込んだ。10年度の改定でも校庭からの避難場所については「近隣の空き地・公園等」を踏襲し、具体的な場所を指定しなかった。
 仮に三角地帯にたどり着けたとしても、付近は高さ2〜3メートルの津波に襲われた。マニュアルの不備に加え、震災当日の(1)避難先(2)避難ルート(3)出発時刻−など二重三重の判断ミスが重なり、「大川小の悲劇」につながったと言える。
<主体的決定なし/遺族らでつくる大川伝承の会共同代表の佐藤敏郎さん(54)の話>
 先生たちは「三角地帯に行ける」と思って行ったのかもしれないが、そもそもなぜ45分間も校庭にとどまり続けたのか。学校管理下の避難行動にもかかわらず、学校側の主体的な意思決定がなかったことが原因の全てだ。


【心をつなごう日本】 被災地に移住 開けた視界 東京→南三陸暮らしの女性 相馬在住・漫画家の卵が紹介
 東日本大震災を機に東京都から被災地の宮城県南三陸町に移り住んだ中島綾子さん(33)を、被災地の福島県相馬市在住で漫画家を目指す石橋舞雪(まゆき)さん(20)=日本デザイナー芸術学院仙台校マンガプロデビュー科2年=が漫画で紹介する。(伊藤寿行)

 □描かれてみて 中島綾子さん
 実物よりかわいく描いてもらい、うれしいです。描写力があり、ひころマルシェも田束山も写真のようにそっくり。取材に答えた膨大な話をコンパクトにまとめてもらいました。内面もきちんと盛り込まれています。これを励みに今後も前向きに生きていきます。

 □描いてみて 石橋舞雪さん
 新聞でデビューできました。取材も初めてで新鮮でした。穏やかで笑顔がすてきな中島さんのイメージを伝えるよう心掛けました。自然が好きな人に悪い人はいないと改めて思います。被災地の女性を支える彼女の活動は被災者の一人として心強いです。
≪新東北特派員報告≫
 ■「人を支える」 本心で言えた
 被災地に来た本当の理由に自分で気づいていなかった。分かっていないふりをしていたのかもしれない。
 中島綾子さんが東京から南三陸に移り住んだのは平成26年3月。東日本大震災の3年後だ。

 きっかけは友の死だった。2人の親友が相次いで自殺した。人の死に直面した者として、震災で身内を亡くした被災者に寄り添おうと移住を決める。9年勤めた会社に辞表を出し、1人住まいのマンションを引き払った。
 南三陸町のホテルに働き口を見つけた。その傍ら被災者と触れ合いを重ねる。
 津波にのまれて死にかけた。親が無念の死を遂げた。子の遺体は揚がっていない。
 被災者の体験は筆舌に尽くしがたかった。軽々しく「寄り添う」などと口にした自分がいかに思い上がっていたのかを思い知る。
 自問自答した。
 「本当に被災者を支えたくて来たのか」
 答えは違っていた。
 友が早まったことをしてもおかしくない予兆は察していた。しかも2人のうち1人には死の前日に会っている。死を制止できなかった罪悪感に押し潰された。
 何のことはない。悔悟の念を消し去って人生をリセットするために来ただけだった。「被災者のため」でなく「自分のため」に。
 潜在意識に潜む邪心が顔を出し、頭が混乱した。感情も制御できない。いたたまれず、車を飛ばした。
 田束山(たつがねさん)のてっぺんに来ていた。標高500メートルちょっとの小さな山だ。町民の憩いの場で知られる。
 周りに人のいないのを確かめ、声を出して泣いた。
 夕焼け空。穏やかなオレンジ色に目を奪われる。日が沈み、紫色へと表情を変えた。
 涙は止まっていた。景色が心に染みたのか。泣いてすっきりしたのか。多分両方だ。
 家路に就く。
 お隣のおばあちゃんに会った。不慣れな田舎暮らしで大変だろうといつも気に掛けてくれる。
 「あんだみだいな姉っこ1人で行って。熊に食われっからやめらい」
 田束山に行ってきたと言ったら、自分のことのように心配してくれた。
 東京でのOL時代は仕事に励んで給料をいっぱいもらうことに価値を見いだした。ブランド品を買う。海外旅行に行く。それが幸せ。だが、それらはお金がないと手に入らない。
 今は収入は4分の1に減った。自然の美しさ。人の温かみ。こっちなら懐が心細くても幸福感に浸れる。
 野菜。魚。ご近所からお裾分けが届く。煮物も漬物も。月の食費は5千円で足りる。
 スーパーに行くと、顔なじみのおばちゃんと顔を合わす。立ち話が始まり、買い物が中断する。おしゃべりに夢中になり、「あれ、何買いに来たんだっけ?」。
 気がめいったら田束山に行く。車をぶつけたときも行ったっけ。泣くだけ泣いて気持ちを立て直す。

 昨年4月、地元の女性を支援する団体に職場を変えた。移住4年。気持ちにゆとりが生まれ、本心で「人を支える」と言える。
 田束山は視界が360度開ける。リアス式の三陸海岸の造形美が広がる。振り向けば蔵王連峰。海と山の両方を一度に見渡せる。
 自慢のスポットだ。東京から友達が遊びに来たらいの一番で案内する。
 泣きに行く場は楽しみで出掛ける所に変わっていた。(伊藤寿行)


【阪神大震災23年 歩いた先に(3)】 子供たちに恩返しを 生きる喜び、与える番 保育士・長谷場みちるさん
 「私が生きているのは、震災で命を失った人たちからの『生きろ』というメッセージだと思います」。兵庫県西宮市の保育士、長谷場みちるさん(23)は、産声を上げてわずか1週間後、阪神大震災で瀕死(ひんし)の状態になった。偶然居合わせた看護師の蘇生で息を吹き返したが、2年後には父親を白血病で失った。家族や友人、学校の恩師らのおかげで苦労を乗り越えてきた23年。「今度は私が恩返しする」と、保育士として子供たちに愛情を注ぐ。(中井芳野)
生後7日で被災、蘇生で一命 
 平成7年1月17日早朝、西宮市内の自宅マンションで授乳を終え、再び眠りにつこうとした母の享子(きょうこ)さん(56)は、突然の地鳴りに飛び起きた。続く激しい縦揺れで周囲の家具は倒れ、ガラスの割れる音に耳をふさいだ。われに返り、幼いみちるさんが寝るベビーベッドに手を伸ばすと、タンスや鏡台の下敷きになっていた。暗闇の中、手探りで小さな左足をつかみ引っ張り出したが、人形のようにぐったりして息があるのかどうかも分からない。
 毛布でくるみ、ガラスの破片が飛び散る階段を駆け降りた。「もうダメかもしれない」。諦めかけたとき、同じマンションに住む看護師と偶然出会った。その場で心臓マッサージや人工呼吸を繰り返し、ようやく泣き声を上げた。
 発生から2カ月後、さらなる悲しみが家族を襲った。会計士として家族を支えてきた父の勝さんが白血病に。2年間の闘病の末、36歳の若さで亡くなった。
 勝さんは一人娘のみちるさんを特にかわいがった。見舞いに来たみちるさんを抱きしめて離さない。みちるという名は、「生まれてきたことで心が満たされたから」と勝さんが付けた。
 みちるさんと兄2人の幼い子供たちを抱えた享子さんは、生計を立てるため仕事に追われるように。保育園で過ごす時間が増えたみちるさんは延長保育の常連だったが、先生たちの優しさのおかげで寂しくはなかった。「先生のようになりたい」と気づいた頃には保育士を目指し、平成27年から同市の保育園で勤務するようになった。
お父さんの分まで生きるから
 最近、当時の保育士が享子さんへ送った手紙を見つけた。「みちるちゃんもつらい気持ちをこらえ、頑張っていますよ」。言葉の一つ一つが温かく、みちるさんの様子も細かく書かれていた。子供たちを「第二の家族」のように考える保育士という仕事に、改めて向き合っていこうと決意した。
 1月10日に誕生日を迎えるたび、生死をさまよった「1・17」に思いをはせる。「生きていることが実感できる日」という17日には毎年、仏壇で笑う勝さんの遺影にこう語りかける。
 「お父さんの分まで生きるから、見ていてね」


震災被災者支援の記録 企画展
阪神・淡路大震災で被災しながらも被災者への支援を尽くした市民や企業による活動の記録を集めた企画展が神戸市長田区で開かれています。
企画展では、震災当時の市民や企業などによる支援活動の様子を記録した写真や映像などの資料、あわせて25点が展示されています。
このうち神戸市須磨区で撮影された写真は、震災による火災で店を失いながらも被災者に暖を取ってもらおうと、屋外でコーヒーを無料でふるまう喫茶店の様子が記録されています。
また、神戸市中央区のタイヤ工場で撮影された写真は、被災を免れた工場内の風呂が地域の人たちに開放され、大勢の人が利用している様子が写し出されています。
ほかにも大阪の企業による無料の洗濯代行サービスを避難所などに周知した際の書類なども展示されています。
企画展を開いた神戸都市問題研究所の杉本和夫主任研究員は、「被災しながらも支援を行った企業や個人は神戸の誇りで、こうした方々の力もあり、復興したことを若い世代に伝えたい」と話していました。
企画展は月曜日を除いて、今月26日まで神戸市長田区の「ふたば学舎」で開かれています。


震災復興住宅の独居死が千人超え 2000年以降
 阪神・淡路大震災の災害復興住宅に1人で暮らす入居者のうち、2017年に独居死したのは64人だったことが10日、分かった。仮設住宅が解消された2000年以降、同住宅の独居死の累計は千人を突破し、計1027人となった。
 兵庫県内には273棟の復興住宅があり、兵庫県警の検視結果などを参考に神戸新聞社がまとめた。仮設から復興住宅への転居が進んだ1998、99年は復興住宅での独居死者数のデータがないため、総数はもっと多い可能性が高い。
 17年の1年間に確認された64人(男性43人、女性21人)は34〜95歳で、平均年齢は75・3歳。近年は復興住宅に一般の居住者も住んでおり、独居死者の全てが被災者とは限らない。集計は00年から始め、震災20年の15年は最小の33人だったが、16年は66人と倍増、17年もほぼ同数となった。
 死因は病死が最多の46人で、自殺が6人、浴槽で溺れるなどした事故死が5人と続いた。約8割が死亡から10日以内に発見されているが、1カ月以上かかった人も6人いた。復興住宅の管理センターから安否確認の要請を受け、昨年7月に発見された神戸市内の女性=当時(77)=は、玄関であおむけに倒れており、死後4カ月半が過ぎていた。
 発見の経緯では、異臭や新聞がたまっているという通報のほか、見守り用の警報装置が作動するといったケースが多く、発見者は市職員や民生委員が31%、家族が22%、警察が19%だった。(安藤文暁)


小泉元首相「将来は原発ゼロ首相出る」鍵は国民の熱
 「安倍政権での原発ゼロは難しいが、近い将来必ず、国民の賛同を得て実現する」。小泉純一郎元首相(76)は10日、細川護熙元首相とともに顧問を務める原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟のメンバーと国会内で会見し、原発の即時撤廃などを盛り込んだ「原発ゼロ法案」の骨子を発表した。22日開会の通常国会に議員立法での提出を目指す。与野党に協力を呼び掛けるとともに、ポスト安倍世代にも、エネルギー政策転換への“決断”を促した。
 小泉氏は、「自民党は選挙公約にできるだけ原発への依存度を減らすと書いたのに、経産省は原発が(国の)基幹電源と言う。金がかかっても原発を維持したい勢力にじゅうりんされているのが、悔しくてたまらない」と主張。「次(9月)の自民党総裁選は分からないが、将来は(原発ゼロの首相が)出てくるだろう」と自信を見せた。
 立憲民主党も同法案の提出を目指す。小泉氏は「どの政党でも全力で取り組むなら協力する」と述べつつ、「政権を取るにはどんな政策が必要か、考えれば分かるはずだ」と、野党にも注文。自民党に対しても「立憲が法案を出して政府をただせば、うかうかできない。国会で議論が始まれば、国民は目覚める。自民党が政権を担当できたのは、国民の声を聴いてきたからだ」と挑発した。次男の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)も昨年の衆院選で、はからずも「自民党は国民の思いを受け止める国民政党であるべき」と述べている。
 小泉氏は「原発ゼロへの国民の熱気が、エネルギーだ」。かつて党の反対に遭いながら、有権者を巻き込んで持論の郵政民営化を実現した。「政治は国民の熱気で変わる。これから国民運動を展開したい」と、意欲を示していた。【中山知子】


原発即時ゼロ法案 小泉元首相ら野党連携へ
 脱原発や自然エネルギーを推進する民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」は十日、国内原発の即時廃止を目指す「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」の骨子を発表した。国会内で記者会見した顧問の小泉純一郎元首相は「安倍政権で原発ゼロを進めるのは難しい」と断言し、他の勢力を結集し脱原発を進める意欲を強調した。同様の法案提出を目指す立憲民主党など野党も連携する意向で、国会内外で脱原発に向けた法案提出の機運が高まった。 (大野暢子)
 法案の「基本方針」には、運転中の原発を直ちに停止し、停止中の原発は今後一切稼働させないと明記。原発の新増設も認めず、核燃料サイクル事業からの撤退も盛り込んだ。
 今後は太陽光や風力などの自然エネルギーに全面転換し、二〇三〇年までに全電力の50%以上、五〇年までに100%を目標に掲げる。国には「責務」として、目標の達成に必要な措置を求めた。今後、各政党に法案への賛同を促し、二十二日に召集予定の通常国会への提出を目指す。
 脱原発を巡っては、立憲民主党が同様の法案提出を目指す。原自連は法案発表後、立憲民主幹部らと意見交換して連携を確認。今後、希望の党など野党各党との意見交換も予定する。
 安倍政権は原発再稼働を進めてきたが、東京電力福島第一原発事故から三月で七年を迎えるのを前に、政党と民間との間で脱原発を目指す連携が再び強まる。
 小泉氏は十日の会見で、「自民党には安倍晋三首相が(原発政策を)進めているから仕方ないなという議員が多いだけ。来るべき首相が原発ゼロを進める方針を出せば、がらっと変わる。野党がどう出るかだ」とも指摘し、自民党総裁選や国政選挙での原発政策の争点化に期待を寄せた。
 原自連会長で城南信用金庫顧問の吉原毅氏も会見で自然エネルギーへの転換に関して「経済界としても大ビジネスチャンス。テロで原発が狙われることもなくなる」と訴えた。
 原自連は昨年四月に発足し、二百以上の民間団体や企業などが加盟。十日の会見には小泉氏とともに顧問を務める細川護熙(もりひろ)元首相らも出席した。
◆経団連次期会長「再稼働は必須」
 国内の原発四十基のうち、現在稼働しているのは関西電力高浜原発3、4号機(福井県)と、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の計四基。政府は原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、他の原発も再稼働させる方針。経済界も「再稼働は必須」と安倍政権に歩調を合わせる。
 稼働中とは別の十基について、原子力規制委員会が新規制基準に適合していると判断し、このうち関電大飯原発3、4号機(福井県)と九電玄海原発3、4号機(佐賀県)が三月以降に再稼働する見通し。
 一方、適合と判断された四国電力伊方原発3号機(愛媛県)については先月、広島高裁から今年九月末までの運転を禁じる仮処分命令が出された。伊方を含めて全国十四の原発を巡り、運転差し止めを求める訴訟が起こされている。
 菅義偉(すがよしひで)官房長官は十日の記者会見で「安全性の確認された原発のみ、地域の理解を得ながら再稼働を進める政府の一貫した方針は変わらない」と強調した。
 経団連の次期会長に内定した原発メーカー日立製作所の中西宏明会長も九日、再稼働は必須との考えを記者団に示した。 (生島章弘)


トモダチ作戦で被ばく 空母乗組員の訴えを却下 米裁判所
東日本大震災の直後にアメリカ軍が行った支援活動「トモダチ作戦」に参加して被ばくしたとして、空母の乗組員などが治療費に充てるため日本円で5500億円余りの基金を作るよう東京電力に求めていた訴訟で、アメリカの裁判所が訴えを退けたことがわかりました。
この訴訟では、アメリカ軍のトモダチ作戦に参加した当時の空母の乗組員など157人が福島第一原子力発電所の事故で被ばくしたとして去年8月、治療費に充てるため少なくとも50億ドル(5500億円余り)の基金を作ることなどを東京電力に求めていました。
東京電力の発表によりますと、カリフォルニア州南部地区の連邦裁判所は今月5日に、アメリカの裁判所は「審理する管轄と権限がない」として訴えを退けたということです。
ただ裁判所は併せて、原告が訴えの内容を変えて改めて提訴することは妨げないという判断を示したということです。
アメリカ軍のトモダチ作戦をめぐっては、今回の訴えとは別に6年前に同じような内容の別の訴訟が起こされていて審理が続いています。
東京電力は「原告の動向を見極めながら引き続き対応していきます」と話しています。


また! 日立原発輸出を公金支援のトンデモ政策は“アベ友優遇”だ! 安倍ベッタリの中西会長は経団連次期会長に
 東芝の失敗を顧みることもなく、安倍首相がとんでもない原発政策をぶちあげた。日立製作所がイギリス・アングルシー島で進めている原発輸出にかんし、政府系の日本政策投資銀行などが出資、三菱東京UFJ、三井住友、みずほ銀行の3大メガバンクなども総額1.5兆円規模の融資をおこない、そのメガバンクの融資全額を政府が債務保証するというのだ。
 福島第一原発の事故以降、安全規制の強化から世界的に建設コストは高騰。2016年には日本が原発建設を受注していたベトナムが白紙撤回したように、原発はリスクが高い上に採算に合わないものという認識が広がっている。にもかかわらず、安倍首相はそうした流れに逆行し、国内での成長が期待できなくなった原発の利権を海外に舞台を移そうと原発建設を必至にセールス。さらに、東芝が国策として進めていたアメリカの原発事業で巨額の損失を出したことが日本経済を揺るがす大問題に発展したというのに、安倍首相は「儲からない」原発輸出に国民の血税を投入してバックアップするというのである。
 しかも、こうした政府による公的資金を使った優遇を受ける日立の中西宏明会長は、安倍首相と極めて距離が近い財界人として有名だ。
 中西会長は、「安倍首相の後見人」とも呼ばれるJR東海の葛西敬之代表取締役名誉会長が主催する、安倍首相を後押しする経済人による「四季の会」および、その流れを汲む「さくらの会」の一員。安倍首相と葛西氏は親米保守という思想面でもがっちり結びついており、第一次安倍政権時には葛西氏が国家公安委員や教育再生会議委員を歴任するなど昵懇の関係だ。中西会長は、この葛西氏を媒介にするかたちで安倍首相に接近。現に、首相動静を確認すると、葛西氏や、葛西氏と同様に安倍首相とベッタリの関係にある古森重隆・富士フイルムホールディングス会長らと安倍首相が会食する際には、中西会長が同席していることも多い。
日立原発バックアップは、加計問題、リニア公金投入と同じ“お友だち優遇”
 このように安倍首相との距離を縮めてきた中西会長だが、一方の安倍首相も中西会長を目にかけてきた。実際、中西氏は2013年に安倍首相が議長の「総合科学技術・イノベーション会議」の有識者議員に選ばれ、現在もやはり安倍首相が議長の「未来投資会議」の議員を務めている。
 安倍首相は自分の味方である「お友だち」を身のまわりに固めて政治をおこなってきただけではなく、加計学園問題でも露呈したようにお友だちには権力を使って優遇してきた。事実、不正入札事件が大きな問題となっているリニア中央新幹線にしても、リニア計画は葛西氏の悲願の事業であり、当初は自己資金でおこなう予定だったこの事業に安倍首相は2016年の参院選公約で官民合わせて“5年で30兆円の資金を財政投融資する”と宣言。実際に昨年7月までに3兆円が貸し出されている。
 つまり、今回のイギリスへの原発輸出も、「国策」としての側面に加え、お友だちの中西会長を務める日立への優遇、という見方もできるのだ。
 そして、今後こうした優遇はさらに強まっていくだろう。というのも、9日、中西会長は日立出身者としてははじめて経団連の次期会長となることが正式に発表されたからだ。無論、中西会長が経団連の次期会長に決定した最大の理由は、中西会長が安倍首相と強いパイプをもつことだった。
 しかも、経団連の現会長の榊原定征氏は東レ出身だが、東レとは違い日立は原発や新幹線といったインフラ輸出に直接関わる企業であるため、さらに密着度が高まることは確実。たとえば、2016年5月に安倍首相がイギリスを訪問した際には、当時のキャメロン首相とともにロンドン近郊にある日立の鉄道車両整備施設を視察、その場には中西会長が立ち会っている。このように安倍首相の外交に中西会長は同行してきたが、今後は経団連会長として密着関係が強固となり、日立を利するかたちの国策事業の展開が待っているだろう。
安倍政権と経団連が進める庶民切り捨て大企業優遇政策がますます強化へ
 いや、問題は日立への優遇だけではない。安倍首相と距離の近い中西会長が「財界総理」となることで、安倍政権による大企業優遇政策がこれまで以上に加速するはずだ。
 安倍政権はこれまで法人税率を下げつづけ、2018年度には29.74%にまで下げることを決定しているが、これも経団連が求めている25%まで引き下げられることが考えられる。また、22日に召集される見通しの通常国会では「働き方改革関連法案」が提出される予定だが、高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」について、経団連は以前「年収400万円以上を対象」と主張。法案が通れば、今後この要件は引き下げられていくだろう。
 経団連の榊原現会長は昨年の衆院選後に「国民の痛みを伴う思い切った改革」を安倍首相に求めたが、中西会長の就任によってそうした大企業優遇策が強化され、さらに庶民の暮らしや労働環境が悪化していくのは目に見えている。日立の原発輸出への血税投入は、その序章にすぎない。(編集部)


安倍政権は大慌て 「南北会談」北の狙いは米朝ロ3者会談
 9日、2015年12月以来、約2年ぶりの開催となった韓国と北朝鮮の高官級会談。南北の軍事境界線にある板門店の韓国側施設「平和の家」で午前10時から始まり、韓国代表団は北朝鮮が平昌冬季五輪に選手団や応援団、芸術団などを派遣し、正式参加を表明したと明らかにした。
■ハシゴを外された安倍外交
 韓国側は北に対し、五輪での南北選手団の合同入場行進などを要望したほか、非核化に向けた対話再開なども提案したが、北からは特別な反応はなかった。一方、会談の冒頭、韓国の趙明均統一相が「急がず根気を持って臨み、良い結果を出したい」と発言すると、北の祖国平和統一委員会(祖平統)の李善権委員長は「同胞に新年の素晴らしい結果を届けられるようにしたい」と応じ、西海(黄海)地区の南北間軍通信回線を再開すると表明したという。
 何はともあれ、北に対する主に日米両国の圧力一辺倒の強硬姿勢による一触即発の緊張状態が一時的にも和らいだのは間違いなく、世界もホッと胸をなで下ろしたに違いない。中国やロシアでは早速、今回の南北会談が緊張緩和につながる――と高く評価する声が広がっているが、なぜか、この状況を歓迎していないのが安倍政権だ。
 菅官房長官は北の五輪参加意向の報道を受けても「日米韓が連携しながら、北朝鮮に政策を変えさせるためにあらゆる手段を講じて圧力をかけていきたい」と言い、政権、与党からは「五輪参加は核・ミサイル開発のための時間稼ぎ」「おそらく北は何らかの条件を隠している」とケチョンケチョン。
 森友、加計問題で野党の追及をノラリクラリと「時間稼ぎ」で逃げまくっていた政府、与党がよくぞ言えたものだが、安倍政権にとっては南北交渉がうまくいけば、北の脅威を煽って憲法改正につなげる手法が使えなくなるから必死なのだろう。まったく、どうしようもない極右政権だが、北の平昌冬季五輪への参加表明にはもっと深い意味が込められているのだ。
「見返りもないまま、北が早々に五輪参加を言い出すはずがない。裏で約束事があると考えるのが当然です。何らかの確約がなければ、有力な外交カードをみすみす手放すことになりますからね。米国は『時間の無駄』と一蹴してきたトランプ大統領がここにきて『問題はない』と態度を軟化させていることから、可能性があるのは『米朝ロ』の3者会談でしょう。ロシアは今も水面下で北との貿易を続けているし、トランプ大統領のロシアゲート疑惑のカギを握る国です。ウラジオストクで、トランプ、金正恩、プーチンが3者会談を行うなんて話も流れ始めた。ハシゴを外された安倍政権は真っ青でしょう」(外務省担当記者)
 元外交官の天木直人氏はこう言う。
「トランプ大統領は『南北対話を100%支持』と言っているわけですよ。『米国と完全に一致』と言っていた安倍首相は一体、どうするのでしょうか。焦りまくって、北はケシカランと叫んでいるが、安倍外交がまったく機能していないことがハッキリしたわけです」
 北朝鮮危機を理由にした改憲がオシマイになる日は近い。


森友問題どうなった? 佐川国税庁長官が機関紙で“珍発言”
 国民に「納税せよ」とは、どの口が言うのか。森友学園への「国有地格安払い下げ」問題を巡って、学園と財務省近畿理財局の交渉記録を「破棄した」と強弁し、「(国有地の)金額のやりとりはない」と、国会で虚偽答弁を繰り返していた佐川宣寿前理財局長。国税庁長官へ“栄転”後も就任会見を開かず、いまだに説明責任を果たしていないが、実はシレッと機関紙に登場し、今後の税務行政についてエラソーに語っているのだ。
■「納税者の信頼を得たい」
 全国15の税理士会で構成される「日本税理士会連合会」が定期的に発行する機関紙「税理士界」(18年1月15日号)には〈新春対談佐川国税庁長官と語る〉とのインタビュー記事が掲載されている。聞き手は神津信一日本税理士会連合会会長で、インタビューは昨年12月11日に行われた。
 佐川長官は、〈納税者の皆様の理解と信頼を得て適正な申告・納税を確保していく〉〈納税者や税理士の皆様から信頼される組織運営を一層進めてまいりたい〉などと発言している。
 実は、佐川長官が同紙に登場するのは今回が2回目。同紙11月15日号でも〈納税者の皆様の理解と信頼を得て、国税庁の使命を十分に果たしていく〉と書いている。当時は、特別国会で佐川長官が国会招致を求められていた真っただ中である。
 日本税理士会連合会にインタビューの目的を問い合わせると、「国税庁長官として、今後の展望を聞くためインタビューを行った。これまでも、新任の長官にインタビューを何度か行っています」(広報課)と返答。森友問題については、「一切、質問していない。長官から言及することもなかった」(同)という。公の場での釈明を避ける一方、機関紙のインタビューでは好き放題しゃべる――これでどうやって「納税者の信頼」を得ようというのか。
 佐川長官を証拠隠滅容疑などで告発した「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」共同代表の醍醐聰東大名誉教授はこう言う。
「多くの国民が疑問視している以上、佐川氏は公の場で説明すべきですが、機関紙で当たり障りのないことを話すだけでは説明責任を果たしたとはいえません。納税者である国民を無視していると指摘されても仕方ありません。連合会側も、森友問題について質問していない以上、佐川氏に釈明の場を与えたようにしか見えません」
「市民の会」には、現職の税理士からも「今回の(佐川長官の)人事には納得できません」といった声が寄せられている。いち早く釈明すべきだ。


阪大入試ミス 慢心が救済を遅らせた
 大学入試は受験生にとり人生の重大事である。大学のミスはあってはならず、万一起きたら速やかに救済せねばならない。大阪大学の失態は日頃の慢心が招いた結果ではないか。猛省そして救済だ。
 昨年二月に実施した入試の物理で出題と採点のミスが明らかになり、大阪大は不合格とした三十人をあらためて合格とした。
 外部から再三にわたりミスの指摘がありながら、放置していたのはもっての外と言うほかない。大学入試への信用を損ねる事態である。大学界全体で大阪大の反省材料を共有し、再発防止機能を高めねばならない。
 ミスが判明したのは、音波に関する問題だった。三つの正答があるのに、一つのみを正答として扱った設問があり、さらにその解答を前提にして次の問いが立てられていた。連鎖して誤りとなった。
 昨年六月、高校教員らの大学入試問題検討会の場で、ミスの可能性が指摘された。八月には予備校講師から同様の指摘がメールで届いた。いずれに対しても、問題作成責任者と副責任者の教授二人のみで検討し、訂正しなかった。
 昨年十二月、詳細に論証したメールが外部から寄せられた。他の教員四人を交えて検討し、ようやく誤りを確認したという。最初の指摘から半年が過ぎていた。あまりにお粗末な対応ぶりである。
 再発防止に向けて、大阪大は原因を究明する調査委員会を置くという。外部の声を軽んじた問題作成責任者らの個人的な過信にとどまらず、組織内の情報共有や危機管理のあり方にまで踏み込み、徹底的に検証してほしい。
 追加合格となった三十人はショックを受けているに違いない。他大学に進んだ学生の転入学や、他大学や予備校に通うのに要した諸費用の補償、慰謝料の支払いなどには誠実に対応せねばならない。
 合否を左右する大学入試のミスが後を絶たないのはなぜか。二〇一五年には、中京大でマークシート式の問題で誤った選択肢を正解とするミスが判明し、六人を追加合格にした。大阪府立大では採点を間違え、八月に二人を追加合格にした。大学界は受験生の人生を大切にすべきである。
 大学入試センター試験が十三日に始まり、今年の受験シーズンが本格化する。出題と採点、合否判定の態勢はもとより、合格発表後にミスの疑いが浮上するといった非常事態への備えは万全か。
 全ての大学はいま一度よく点検してほしい。失敗は許されない。


無線送電で「光るつけまつげ」
つけまつげに取り付けた小型のアンテナに無線で電気を送ってLEDを光らせる「光るつけまつげ」を立命館大学のグループが開発し、今後、大手化粧品メーカーと共同で実用化を目指した研究を進めることにしています。
「光るつけまつげ」を開発したのは、立命館大学理工学部の道関隆国教授のグループで、11日、記者会見をして発表しました。
グループは大手化粧品メーカーの依頼を受けて、市販のつけまつげに長さ3センチほどの電気を受けるアンテナとLEDなどを取り付けた「光るつけまつげ」を試作しました。
11日は小型の送電機を使ったデモンストレーションが行われ、無線で電気が送られるとマネキンのまつげのLEDが音楽にあわせて緑色に点滅する様子が披露されました。
この「光るつけまつげ」は0.2グラムで、一般のつけまつげの10倍ほどの重さがあるということです。
その一方で従来市販されている「光るつけまつげ」は、まつげと電池をつなぐ配線が必要なものの、配線がなくなったことでファッション性が高まったということです。
道関教授は、「今後は人に装着して実証実験を行い、安全性を確かめながら実用化を目指したい」と話しています。
また、開発に参加した大学院生の西橋毅さんは、「女子学生の意見を参考にしながら男子学生だけで開発しました。アンテナの小型化に苦労しました」と話していました。


夫婦別姓提訴 「法の欠陥」はないのか
 夫婦同姓の民法規定は「合憲」と最高裁大法廷が判断して二年余り。今度は姓を変えた男性らが原告となり夫婦別姓制度を求め、提訴した。戸籍法を使い、法の欠陥を突く訴訟だ。注目しよう。
 二〇一五年十二月に最高裁が現行の夫婦同姓制度を合憲としたのは次の言葉に尽きる。
 <家族は社会の基礎的な集団単位で呼称を一つに定めることは合理性がある>
 確かに合理性があることは否定しないし、家族が同姓であることに有利な点が多い事実も否定しない。だが、社会が多様化し、女性が社会進出した現代、旧姓を捨て去ることに不都合を覚え、実際に不利益をこうむる人が多いことも事実なのだ。
 一九九六年には法制審議会が希望すれば各自の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓制度」案を答申した。それでも強硬に反対する人々は明治民法の「家制度」が頭から離れないのではと疑うほどだ。
 今回、東京地裁に提訴したのはソフトウエア開発会社「サイボウズ」の青野慶久社長らだ。
 「96%が夫の姓」と訴えた過去の訴訟とは異なり、視点が違う。「法の欠缺(けんけつ)」を突いている。難しい法律用語だが、欠陥の意味である。民法ではなく、戸籍法を使っている。
 (1)日本人同士の結婚(2)日本人と外国人との結婚(3)日本人同士の離婚(4)日本人と外国人との離婚−。このうち(1)以外では事実上、同姓か別姓か選択できるのだ。
 (2)の日本人と外国人の結婚は別姓の選択が可能−。つまり日本人同士の結婚の場合のみ別姓を選べない。おかしい。そんな「法の欠缺」がある。原告側はそう主張している。
 ここで憲法を持ち出そう。婚姻について定めた二四条である。「法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない」。むろん一四条では「法の下の平等」を書いている。
 そうなると日本人同士が結婚する際に夫婦別姓を選択できないのは憲法違反だ−。これが青野さんらの言い分なのだ。
 昨年九月から全国の裁判所の裁判官や職員の旧姓使用を認める運用が始まっている。判決や令状で同一人物かを確かめるためだ。弁護士も戸籍姓で登録し、旧姓で活動できる。民間企業などでも、もはや当たり前だ。
 判決で「当たり前の扉」が開くだろうか。時代はもうそこまで来ている。


カトリーヌ・ドヌーヴの男性擁護、日本でも波紋 「日本は日本の線引でやればいい」の声も #MeTooの動きは「魔女狩りだ」と声明を出したドヌーヴさん。

南 麻理江 ハフポスト日本版ニュースエディター
フランス人女優、カトリーヌ・ドヌーヴさんの発言が、日本でも物議を呼んでいる。
セクハラなどの性暴力を告発する「#MeToo」のムーブメントは行き過ぎで「全体主義の風潮を作り出している」と批判する書簡を1月9日、ル・モンド紙に寄稿したのドヌーヴさんらフランス人女性100人。
ハリウッドの大物プロデューサー、ワインスタイン氏へのセクハラ告発に端を発し、被害を受けた人たちが声をあげる「#MeToo」キャンペーンが2017年、世界中で大きなうねりを生み出した。フランスでは「#MeToo」に加えて、「#balancetonporc (豚野郎を密告)」という、さらに露骨なフランス語版告発用ハッシュタグもあり、フランス独自の盛り上がりも見せていた。
こうした動きを「魔女狩り」として、男性を"擁護"したドヌーヴさんらの書簡。「レイプは犯罪だが、口説くのは違う」と主張し「男性たちは制裁を受け、辞職を迫られている。彼らがやった悪事といえば、膝を触ったり、キスを迫ったり、仕事がらみの食事の場で性的関係を求めたり、好意を持っていない女性に性的なニュアンスのメッセージを送ったりといったことでしかない」と記した。
超有名女優の声明は、世界に衝撃を与えている。日本でもSNS上で、恋愛とセクハラは別であるといった意見や、日本の状況は全然違うなどといった声が相次いだ。
■恋愛と「セクハラ」は別物
まず、ドヌーヴさんが"容認"した膝を触ったりキスを迫ったりする男性の行為については、次のような反論が相次いだ。
「(キスや膝に手を置く行為は)『口説く』じゃなくて『セクハラ』です」
「相手が嫌悪を示しているのにしつこくしたり、無理に体を触ったり、圧力で屈させるのは性別関係なくアウトです」
「他人に軽々しく触らなくても、口説くことは可能」
また「美人女優だったドヌーブさんは過去、さぞいい男達から求愛されてきたでしょう」といった皮肉を交えて、自分にとって嫌な相手から不快な行為を受けることが問題であると改めて指摘する人もいた。
■日本とフランスは「常識」も「前提」も違う
確かに、フランスは恋愛大国であるというイメージは世界中で持たれており、女性を口説かない男性は男性ではないといった「ドン・ファン的文化」が根付いている。
それでも、「日本とフランスでは状況も違う」という考えが多数を占め、以下のような批判的な声が上がった。
「ドヌーブさんの言ってることはフランスとか欧米の話で、そういう文化を否定はしないけど、日本では難しい」
「恋愛に積極的なフランス・イタリアと日本ではキスやハグ・距離感も違う」
「世界共通の線を引くなんて無理。日本は日本の線引でやればいい」
■議論が広がるのは「健全」
一方で、ドヌーヴさんらが「#Metoo」の動きに対する反論を発表したことについて、意見の多様性を反映しているとして歓迎する声も。
「何事においてもその良し悪しとは別の次元で、様々な意見が出る方が健全だと私は信じてるので、カトリーヌドヌーブ氏の登場は建設的な議論にはプラスでしかない」
「いろんな議論があるって事はこの問題が注目されてるって事やから、リアルなセクハラ行為自体はやり難くなるやろう」
日本での#MeTooキャンペーンは、レイプ被害を実名で告白したジャーナリストの伊藤詩織さんや、ブロガーのはあちゅうさんらの告発があったものの、欧米に比べると大きな社会的ムーブメントには至っていない。
  *
恋愛とセクハラを混同してしまうことによるトラブルはあとをたたない。文化や文脈と密接に関係していることもあり、100%正しい解答を導くのが難しいといった背景もある。
#MeTooをめぐる議論は、2018年も世界中で続きそうだ。


ガキ使「黒塗りメーク」騒動、海外で活躍の芸人はどう見たか ぜんじろうさんに聞いた
2017年大みそかのバラエティ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんでSP 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時」(日本テレビ系、以下ガキ使)で、「ダウンタウン」の浜田雅功さん(54)が映画「ビバリーヒルズ・コップ」の米俳優エディー・マーフィーさんにふんした「黒塗りメーク」は、ツイッターで「人種差別と捉えられかねない」との批判を招き、米ニューヨーク・タイムズや英BBCもこれを報じて物議を醸した。
「日本と海外の常識の差がでました」。海外でスタンダップ・コメディアンとして活躍中のぜんじろうさん(49)はツイッターでそう指摘する。上岡龍太郎氏の弟子で「吉本印天然素材」の初期リーダーも務めたプロは、お笑い界のこの状況をどうみるか。J-CASTニュース編集部は詳しい話を聞いた。
「無知」とみなされているのは悲しい
――ぜんじろうさんは90年代前半、関西ローカルの「テレビのツボ」(MBS)や「MBSヤングタウン」(MBSラジオ)でブレークした後、全国ネットの「超天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)などで活躍していました。
はい。その後、1997年頃から海外にチャレンジしに行くようになりました。主に英語圏が多かったです。2003年くらいに、言葉の壁や自分の能力の限界もあって一旦、保留しましたが、その後は、NECのAI知能のロボットと漫才をすることにチャレンジしました。
僕の芸はスタンダップコメディと言って、マイク1本で言葉を使って「社会」「政治」「人種」「宗教」「セックス」などを、経験と知識によって考察し、ネタにしていく大人のための芸です。これはアメリカ、イギリスで発祥したので、通常はアメリカ、イギリス、オランダなど西洋での公演でしたが、それが今や、アジア、中東、アフリカ圏でも盛んな芸になりました。
僕は2016年からアジア圏に目を向けており、特に2017年は、韓国や中国、香港、インド、スリランカ、マレーシア、ネパール、タイ、シンガポールで公演しました。
――「ガキ使」の「黒塗りメーク」騒動について、うかがいます。ぜんじろうさんはツイッターで「日本と海外の常識の差がでました」「日本には黒人支配や差別とかの歴史がない」と書かれていましたね。
「黒塗りメーク」そのものがアウトかは、日本には黒人支配や黒人に対する差別の歴史がないため、日本社会にとって非常に難しい問題で、黒人に対するリスペクトを表す黒塗りであれば、一概にダメとは言えないと思います。あのネタは、エディ・マーフィーにふんした浜田さんに対する笑いであればセーフですし、黒人としての容姿そのものに対する笑いであればアウトでしょう。
これは日本に限らず、イギリスでも10年くらい前まで、白人が他人種にふんするコメディのテレビ番組がありました。当時から「人種差別だ」との批判はあったそうです。BBC は批判に対し、「番組の中のキャラクターは、イギリスが多文化社会であることを描いたものであり、人々を傷つけようとしているのではありません」と答えました。
ガキ使のネタに差別心はないのですが、日本が国際社会と言うなら、特に番組スタッフがそうした声を想定してなかったようなのが残念です。また、ネットで色んな意見が出た後、プロデューサーや広報なりが、公式にコメントを出しておらず、一部の海外の方から「無知」とみなされているのは悲しいです。
海外のルールは「人種差別をしない」
――ぜんじろうさんは海外でネタをする際、必ず笑いのタブーを確認して批判の「準備」をするそうですね。ツイッターには「ネタにする相手への『愛情』」と書いていますが、どういう意味ですか?
これも非常に難しい問題です。まずは、ネタにする題材(相手)を徹底的に「知る」ようにしています。なので、最低限しっかり下調べをします。調べる上で、題材に対する肯定的・批判的な声をきちんと聞くことも愛のひとつです。
海外での笑いのルールとして、経験してきた中ですと、どの国でも「プライバシーはいじらない」と「人種差別をしない」は共通しています。そこはクリアしているのか? その上で、ネタにするかどうか決めています。
差別には必ず優劣の意識があります。例えば人種差別は、他の人種が自分の人種より容姿や能力で劣っている、という前提で生じます。ですので、例えば僕が黒人やアジア諸国の人を蔑めば差別になりますし、それを逆手に取って日本人より優れている点や、日本人と違う点をフラットな視点で面白く言えれば、良い風刺ネタになります。優劣の意識を取り払うには、相手をよく知り、リスペクトする気持ちが必要です。それが広い意味での「愛情」だと思います。
僕も無自覚にルールを逸脱してしまったことは多々あります。日々、相手の社会や文化を知り、反省する連続です。
――同番組をめぐっては、不倫報道で騒ぎになったタレントのベッキーさんが、禊(みそぎ)の名目で女性キックボクサーに尻を蹴られる場面も、批判を浴びました。
この問題も、色んな角度からの意見があります。「誰かを傷つけて笑いを取るな」「女性ひとりを男性陣が囲み蹴って笑いを誘うのはけしからん」など。僕は芸人としてあの面白さもわかりますし、あのネタにはベッキーさんに対する愛情があることもわかります。ベッキーさんに対してマスコミや日本社会がしてきたことを皮肉っているとも解釈でき、社会風刺的な側面もあります。
僕は「笑いの質」そのものについてより、地上波で、あのネタを放送することによって起きるだろう批判を想定できていたのか?という部分が気になります。お金を払って見に来るファンと、不特定多数の視聴者では、同じネタでも感じ方が全く違うことは多々あります。僕は「危ういネタ」自体が悪いとは思いません。それもコメディの面白さだからです。ただ、制作側に「批判に答える」という姿勢がもっとあって良いと思っています。
■ぜんじろう 1968年1月30日生まれ。兵庫県姫路市出身。大阪芸術大学を2日で中退後、上岡龍太郎氏に入門。漫才コンビ「ぜんじろう&月亭かなめ」結成後、2年で解散。吉本興業の若手芸人で結成した「吉本印天然素材」の初期リーダー。「テレビのツボ」(MBS)など関西のローカル番組で司会者として活躍し、東京へ。1997年から海外に活動の場を広げて国内外で精力的に活動中。「第1回世界お笑い大会 in タイ」(2015年)優勝、「第24回上方漫才大賞」新人奨励賞など。


私が「黒人の人形」を作るわけ。そして浜ちゃんの黒塗りについて
 新年早々、ダウンタウン浜田雅功の黒塗り(ブラックフェイス)問題が大揉めに揉めている。大晦日恒例の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で浜田がアメリカの黒人俳優エディ・マーフィーに扮した際、顔を真っ黒に塗って登場した件だ。
 ブラックフェイスに関して私は過去に何度も書いている。ニューヨークの黒人地区ハーレムに長年暮らす者として、黒人を家族に持つ身として、いろいろ思うところがあるからだ。最近では米版ヴォーグ誌が掲載したスーパーモデル、カーリー・クロスの芸者ルック問題についての記事「白人モデルのゲイシャ写真が炎上した本当の理由〜”文化の盗用”と”ホワイト・ウォッシュ”」でブラックフェイスについても詳しく言及している。
 実のところ、今回は私が以前から作っている「黒人の人形」について書く予定だった。奇しくもブラックフェイス問題とタイミングがかちあってしまったので、両者をからめて書いてみたい。
黒人の子供たちの「肌色」クレヨン
 私はかつてハーレムYMCAのアフタースクール・プログラム(学童保育)で働いていた。2000年から始めて7〜8年ほど続けただろうか。場所柄、通ってくる子供のほぼ全員が黒人かラティーノだった。キンダー(5歳児)から中高生までいたが、私は主にキンダーと小学生のコンピュータ室を担当した。といってもワードやエクセルなどを本格的に教えるのではなく、放課後の自由時間の一環として子供用のソフトで遊ばせることが多かった。
 当時、女の子に人気のあったソフトが「バービー」だった。着せ替え人形式にヘアスタイルやドレスを選んでいくのだが、最初にバービーの肌の色と目の色を選ぶ。毎日、何人もの女の子が遊ぶ様子を眺めているうちに、あるパターンに気付いた。黒人の少女たちはバービーの肌の色に白でも、いちばん濃い茶色でもなく、中間の薄い茶色を選ぶことが多かった。少女本人の肌の色をかならずしも反映していなかった。きれいな濃いチョコレートブラウンの肌をした少女もカフェオレ色を選ぶのだ。
 コンピュータに飽きた子供には用意してある塗り絵をさせることもあった。この時も日本人の私には思いもつかない事象があった。キンダーの女の子は塗り絵のキャラクターの肌を塗るとき、何色もあるクレヨンと自分の小さな手の甲の色を比べ、いちばん近い色を選んだ。別の女の子、髪をいつも見事な長いブレイズに編んでいた10歳のその子は、人魚の塗り絵をしながら私に滔々と “レクチャー” をしてくれた。
「人魚はね、金髪じゃないの。人魚はわたしとおなじブラックなの」
 そう言いながら、人魚の肌を自分と同じ濃い茶色で塗った。
ブラック・イズ・ビューティフル
 これらのエピソードは黒人の少女や女性たちと肌の色との非常に深いかかわり、そしてこだわりを示している。アメリカでは歴史的な人種差別のスティグマのひとつとして、濃い肌の色は今もタブーとされているのだ。
 それを示す有名な実験がある。5人の子供のイラストが描かれたボードを用意する。5人の肌の色は白・ベージュ・薄い茶・やや濃い茶・濃い茶と5段階になっている。幼児にイラストを見せ、「どの子がいちばんかわいい?」「どの子がいちばん醜い?」などと質問する。多くの子供が「かわいい」「賢い」などポジティブな言葉には白かベージュ、「醜い」「意地悪」などネガティブな言葉には茶色を指す。
 白人の人形と黒人の人形を並べた実験でも結果は同じだ。
Q:「醜い人形はどっち?」
A:「こっち」(黒人の人形を指す)
Q:「なぜ?」
A:「黒人だから」
Q:「どっちの人形があなたに似てる?」
A:「……わたしに?……」
 女の子はおずおずと黒人の人形を指差すが、触ろうとはしない。その時の女の子の辛そうな表情。なんと残酷な実験だろうか。
 この実験からも分かるように、黒人は幼い子供ですらダークブラウンの肌を厭う。かつての白人による黒人支配の残照〜白は美しい、黒は醜い〜であり、すなわち自己否定、自己嫌悪だ。この歴史的な呪縛から解かれて自分たちの本来の美を自覚しようという主張が、有名な1960年代の黒人運動スローガン「ブラック・イズ・ビューティフル」を生んだ。
 この考えを日常生活の中で娘に教える母親も多い。「あなたのブラウンの肌はとってもきれい!」「あなたのクルクルの髪もとってもかわいい!」と繰り返すのだ。黒人の子供の肌の色と髪をテーマにした絵本がたくさん出されているのも、子供たちが歴史の負の遺産に押しつぶされてしまわないようにという黒人たちの努力だ。そうでなければ実験に登場した子供たちのように幼くして心に傷を負い、自己肯定ができなくなる。 「人魚は金髪じゃない」と言い放った女の子は、おそらく家庭でこうしたことを教わっていた時期だったのだと思う。
 黒人社会でそうした努力がなされているにもかかわらず、今も人気のある黒人女性セレブの多くはライトスキンだ。 ビヨンセ(シンガー)、アリシア・キーズ(ミュージシャン)、ハル・ベリー(女優)、カーディ・B(ラッパー)…… 彼女たちが一流のエンターテイナーに上り詰めたのは、もちろん飛び抜けた実力があってこそ。そこは間違いない。しかし黒人女性の場合、肌の色が人気に大きく作用する事実も否めない。
 自分の手と同じ色のクレヨンを選んだあの5歳の女の子は、当時はまだ「肌の色は薄いほうが美しい」も、「黒人のありのままの姿こそ美しい」も意識しておらず、ごく自然に塗り絵を自分自身の反映ととらえていたのだ。すでに10代となっているはずのあの女の子は今、自分の肌の色についてどう感じているのだろうか。
「わたしみたい!」な人形
 「マミー! これ見て!」と女の子がぱあっと笑顔になって母親を振り返った。私が作ったヒジャブの人形に目ざとく気付いたのだ。アフリカン・アメリカンの7〜8歳の女の子だ。肌の色はかなり明るい。髪は花柄のヒジャブをかぶっているので見えない。同じくモスグリーンのヒジャブをかぶった、まだ若いお母さんも「あら、まぁ!」と言いながら人形を手に取った。
 年末にニューヨークのアメリカ自然史博物館で開催された「クワンザ」イベントでのできごとだ。クワンザはアメリカ黒人の祝祭。クリスマス翌日の12月26日から1週間続く。毎年恒例の同博物館でのイベントでは、アメリカ黒人が賢く豊かに生き抜くための7つの教えがアフリカン・ドラムの演奏とともに語られ、ゴスペル、マーチングバンド、アカペラの歌唱や演奏で盛り上がった。会場には黒人アーティストによる絵画、Tシャツ、アクセサリー、コスメなどのブースがたくさん出るが、そこに私も人形のブースを出せることになったのだった。
 イベントにかかわっている友人からブースを出さないかと声を掛けられた時、正直、気後れがした。黒人による黒人のためのイベントで、アジア人が黒人の人形を売ることを人はどう思うだろうか。「文化の盗用」と気分を害する人もいるのではないか。
 しかし、それは杞憂だった。イベント開始直前、ブースの準備をしている最中に、天然石のブースを準備していた黒人女性が「わぁ! かわいい!」「この人形、私を呼んでるわよ! 買わなくちゃ!」と、いきなり買ってくれたのだ。これには驚いた。人形はアフロヘアを「アフロパフ」と呼ばれる丸いふたつ括りにしたもので、見方によってはその女性に似ていると言えなくもなかった。
 いったんイベントが始まると黒人客はステージに集中し、ブースにはこの日たまたま博物館を訪れてイベントに行き当たった観光客が大勢やってきた。ほとんどが白人で、黒人の人形に関心を示す人は少なかった。人形はYMCAの少女の塗り絵と同じく、「自分の反映」なのだ。
 しかし、なかにはベージュの肌、ウェービーな髪の人形を「キュート!」と買ってくれる白人女性がいた。やはり「自分の反映」だ。ある若い女性はスペインからの観光客だった。私の人形がスペインまで行く……と思うと、なんだか感慨深いものがあった。
 ステージが休憩に入ると、黒人客がどっとやってきた。「私はもう人形を買う時期は終了してるけど」と言いながら見てくれる年配の女性。「マミー、これがいい」と明るいブラウンの人形を指さす黒人の女の子に、「私はこっちがいいと思うけど」とダークブラウンの人形を勧める白人のお母さんは、おそらく養親だ。やはり「これ、買って!」とウェービーな長い髪の人形をねだる女の子に、「知ってるでしょ、これだとおばあちゃん怒るから」と言い、私に「ダークスキンでアフロヘアのはある?」と聞くお母さん。おばあちゃんはきっと「ブラック・イズ・ビューティフル」の信念を持つ人なのだ。
エディ・マーフィーのブラウンの肌と、浜田雅功の黒塗り
 皆、それぞれに異なる肌の色合いと髪を持ち、肌と髪についての考えも異なるが、言えることはひとつ。どの肌も、どの髪も、それぞれに可愛らしく、または美しく、かつ個々人の重要なアイデンティティなのだ。私はハーレムYMCAでの子供たちとの体験からこれを知り、人形を作り始めた。
 アメリカでブラックフェイスがなぜ許されないか、その詳細は最初に挙げた過去記事を読んで欲しい。そこに書いたアメリカの人種差別の歴史や現状とは別に、今回の浜田雅功によるブラックフェイス報道を見て、私が思ったことがある。
 エディ・マーフィーは俳優としてとても優れており、私も大ファンだ。演技力、とくにコメディでは唯一無二の力を発揮し、毎回、大爆笑させてくれる。エディが出ているというだけで出演作を見たくなる理由だ。同時に、彼の滑らかな濃いブラウンの肌も大きな魅力だ。単なるお笑い俳優ではなく、セクシーさもまた魅力なのである。
 ところが浜田雅功の黒塗りはエディとは似ても似つかない色合いの、雑なメイクだった。エディの肌の美しさはみじんもなかった。エディ・マーフィーをエディ・マーフィーとしてでなく、単に「黒人」として真似ただけのものだった。黒人たちの、それぞれの肌の色、それぞれの美しさに対する敬意はまったくなかった。それが私を哀しくさせたのだった。(堂本かおる)


文大統領「慰安婦問題、真実と正義の原則に基づく解決を求める」
12・28合意の後続対応 
「日本が真実認め心から謝罪すべき 
そうしてこそハルモニたちも許せるだろう」

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、「12・28韓日慰安婦被害者問題合意」の後続措置と関連し、「すでに前政権が正式に合意しているため、現実的な方法を探した」としたうえで、「慰安婦問題は基本的に真実と正義の原則に基づいて解決されるしかない」と明らかにした。
 文大統領は同日午前、大統領府迎賓館で開かれた年頭記者会見で「日本が真実を認めて、心から謝罪し、二度とあのようなことがないよう国際社会と共に努力していく時、ハルモニたち(おばあさん)も日本を許せるだろう」とし、「それが完全な慰安婦問題の解決」だと強調した。これに先立ち、外交部は前日、日本が拠出した10億円を政府予算で補填し、日本に「12・28合意」の再交渉は求めないという内容の「12・28合意」の後続措置を発表した。
 文大統領は「日本に対し、真実と正義という原則に立脚した解決を求める」としながらも、「それは私たちが従来の合意を破棄し、再交渉を要求することで解決できる問題ではないと思う」と述べた。また、「10億円の処理」については「その資金が慰安婦問題を解決できる良い目的で使われる可能性があり、日本や慰安婦被害者ハルモニたち、市民団体が同意すれば、(10億円の使用も)望ましいかもしれない」としたうえで、「もう少し時間をかけて日本とハルモニたちをはじめ関連団体と協議していく」と述べた。
 文大統領は、記者会見の前に発表した新年の辞で、「韓日両国が公式的に合意した事実は否定できない。日本との関係をうまく解決していくことも重要だ」と強調した。また、「(慰安婦被害者ハルモニたちの)心の傷を癒せる措置を取っていく」としながらも、「日本と心が通じる真の友人になることを望んでいる。これまで明らかにしてきたように、歴史問題と両国間の未来志向的協力を切り離して、努力していく」と述べた。慰安婦問題について、日本の謝罪と追加対応を求めるものの、慰安婦問題を全般的な韓日関係と連携させないという考えを示したものと見られる。
キム・テギュ記者


米軍ヘリのトラブル続発 政府は当事者能力持て
 年明け早々、沖縄県で米軍ヘリコプターによるトラブルが相次いでいる。6日にはうるま市伊計島に、8日には読谷村の廃棄物処分場にそれぞれ不時着した。宜野湾市の保育園や小学校に米軍ヘリの部品が落下する事故から、わずか1カ月である。異常事態というほかない。
 ヘリはともに普天間飛行場所属で、不時着したのは人家やホテルに近いエリアばかりである。とりわけ伊計島では漁や潮干狩りのできる浜に、墜落かと思うほどの急降下で不時着しており、住民の衝撃は大きい。
 読谷村では米軍側が報道陣を投光器で照らし、撮影を妨害する一幕もあった。地元の神経を逆なでするような行いだ。
 県は防衛省と外務省に対し、沖縄の全米軍機の緊急点検とその間の飛行停止などを強く求めたほか、読谷村議会は原因究明まで普天間所属の全機の訓練中止などを求める抗議決議を全会一致で可決した。島袋俊夫うるま市長や伊計自治会も抗議し、飛行ルートの変更を求めている。当然の憤りだろう。
 ところが、米側は県民に対して誠意を示したようには見えない。また日本側には当事者能力があるようには思えない。
 確かに、マティス米国防長官は小野寺五典防衛相に謝罪し、再発防止や点検整備の徹底を「重要な課題」として取り組む約束をした。ところが、読谷村に不時着したヘリは自力で現場を離陸して再び飛行しているだけでなく、うるま市に不時着したヘリの同型機も飛行が確認されている。原因が究明されるまで同型機の飛行をやめよとの要請は全く無視されている。
 小野寺氏は「(トラブルが)多過ぎる。沖縄の皆さんの心配は当然だ」と記者団に述べたが、言葉だけで県民に寄り添うのではなく、実効性ある安全対策を引き出すことが肝要だ。まずは全米軍機の飛行停止とオーバーホール(分解点検修理)を実行させるしかあるまい。
 見逃せないのは、異なるヘリの機種にまたがって事故やトラブルが頻発していることだろう。沖縄の米軍全体で、機体の老朽化や要員の疲労が起きている可能性が高い。配備されてから時間がたっていない機体なら整備不良も考えられる。
 さらにいえば、朝鮮半島情勢が緊迫するに伴って訓練の密度が濃くなり、より過酷になっているとの推測もできよう。
 うるま市の島袋市長は地元紙の取材に「米軍の整備体制がどの程度か分からないことに住民は不安を抱えている」と答えている。必ずしも基地反対派ではない県民も、日々頭上を飛ぶヘリの整備や老朽化の度合いが分からないまま、事故やトラブルが多発すれば不安が募るのは当然だろう。米軍は納得のゆく説明をほとんどしていない。
 昨年10月には普天間所属の大型輸送ヘリが東村の牧草地に不時着、炎上した。ここもまた人家に近かった。直後に安倍晋三首相は、原因究明と再発防止を米側に任せるのではなく防衛省や自衛隊の知見を最大限に活用するよう指示したはずだ。
 原因究明のためには、在日米軍の権益を保障する日米地位協定の見直しが欠かせない。自民、公明の連立与党は及び腰だが、沖縄県民の安全・安心のために官邸主導で直ちに検討に入るべきではないか。


待つのが嫌いなフランス人が行列を作る知られざるパリのラーメン店「なりたけラーメン」
「花の都」として世界中の人々から賞賛されているフランス・パリ。
ミシュランの星が与えられたレストランの数でも東京に次いで世界第2位であるパリは、やはりヨーロッパにおける食文化の中心の1つといっても過言ではありません。
例えば、パリで人気となっている絶品フレンチのお店「ギャール・オ・ゴリーユ(Gare au Gorille)」や、伝説の大衆食堂と言われている「ブイヨン・シャルティエ(Bouillon CHARTIER )」、そしてあの名優ジェラール・ドパルデューも通うパリのステーキ専門レストラン「ル・ローシュベム(Le Louchebem)」に、パリのリヨン駅に燦然と輝く老舗レストラン「ル・トラン・ブルー(Le Train Blue)」、さらには、映画「アメリ」の舞台となったパリ・モンマルトルの喫茶店など、数え上げればキリがありません。
そんなパリの街中に、本格的な日本のラーメンの味わいを再現したラーメン店がある事をご存知でしょうか?
それが今回ご紹介するお店、「なりたけラーメン パリ支店」です
・フランス人が並んででも食べたいラーメン店、それが「なりたけラーメン」
こちらの「なりたけラーメン」、千葉の津田沼が本店のラーメン店です。
国内に5店舗(津田沼、幕張、本八幡、錦糸町、池袋)、そして今回ご紹介するパリに1店舗と、全部で6店舗を展開しているラーメン店。
現在、フランス・パリには多くのラーメン店が出店していますが、中でも「なりたけラーメン」は美味しいと人気になっており、行列ができるほどです。
・パリで味わう本格的なこってりラーメン
こちらのお店では醤油とみその2種類のこってりラーメンを味わう事が出来ます。
味噌も醤油もそのどちらともが美味しいので、その日の気分で醤油か味噌を選んで味わえるのも嬉しいポイントです。
スープは背脂のコクがしっかりと効いた美味しいスープですし、
チャーシューもジューシーで、日本で味わうチャーシューと同じクオリティで非常に美味です。
そして、自慢の自家製極太麺はしっかりとこってりスープと絡みます。
これほどしっかりとしたラーメンを海外で味わえる、そんな事実に驚きすら覚えます。
もちろんサイドメニューも充実しており、おいしい餃子にチャーシュー丼などを楽しむ事もできます。
世界で最も多くの旅行者が訪れる街の1つ、パリ。
もしそんな街で、懐かしい日本の味わいを楽しみたい、そんな気持ちになったのなら、こちらのお店を訪れてみてはいかがでしょうか?
きっと日本で食べるクオリティと同等レベルの味わいに、パリである事を忘れてしまう、そんな不思議な体験をする事が出来るに違いありません。
お店 なりたけラーメン・パリ店
住所 31 rue des Petits Champs 75001 Paris, FRANCE
営業時間  11:30〜15:00 / 18:30〜22:00
定休日 日曜・月曜
アクセス 地下鉄7号線もしくは14号線のPyramides駅下車、徒歩5分 パレ・ロワイヤル近く プティシャン通り沿い
お店のHP http://naritake.co.jp/locations/


大統領選候補に急浮上 トランプが焦る人気司会者の破壊力
「オプラが出れば、やっつける。出馬するとは思えないが」――。2020年大統領選の候補者として突然注目を集めている米人気女性司会者、オプラ・ウィンフリー(63)に対して、トランプ大統領(71)が異常な反応を見せている。
 オプラは7日、ゴールデン・グローブ賞の授賞式で、自分の生い立ちやセクハラとの戦いを訴えた。真実や平等のために戦うと呼びかけたスピーチは称賛され、まるで大統領候補の演説のようだと受け止められた。演説後、ネットには大統領選出馬を期待する書き込みが殺到。CBSテレビの女性司会者が9日「親友のオプラと前夜に話した。彼女は大統領選に興味を持っている」と明かしたことで、出馬説が一気に広がっている。
 トランプが過敏に反応しているのは、オプラと大統領選を戦ったら大敗する可能性が高いからだ。
「アメリカでオプラのことを知らない人はいません。超のつく有名人です。25年間、昼間のトーク番組の司会を務め、日中の情報番組として最高視聴率を獲得しています。しかも、貧しい家庭から身を立てた彼女は好感度が高い。優秀で弁が立ち、まっとうな考え方の持ち主です。黒人だけでなく、白人女性も彼女のファンが多い。トランプ大統領も以前、彼女を副大統領候補にしたいと発言し、『もし、オプラがやってくれたら最高だ。だって、人気者だし、立派だし、素晴らしい女性だからだ』と絶賛しています」(国際ジャーナリスト・堀田佳男氏)
■7000億円もの資産
 トランプが恐れているのは、2年後の大統領選だけでなく、今年の秋に行われる中間選挙だ。
「民主党や中間層、マスコミが、オプラを“反トランプ”のシンボルとして担ぎ出す可能性があります。もし、彼女が中間選挙の時、“反トランプ”のシンボルとして激戦地に入り、民主党候補を応援したら戦況が大きく変わっておかしくない。30%台に下がっているトランプ大統領の支持率もさらに下がりかねない。トランプ大統領は、オプラには“反トランプ”に回って欲しくないはずです。彼女の資産は、日本円で約7000億円ともいわれ、義援活動も熱心にしている。国民のため、国のために一肌脱ぐ可能性はゼロではないでしょう」(堀田佳男氏)
 トランプは「対抗馬がオプラなら面白い」と自信を見せながら、「私はオプラのことが好きだ」と支離滅裂なことを口にしている。