KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵

2013年07月19日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵 Vol.9

【知之為知之、不知無不知、是知也】

【これを知るをこれを知るとなし、知らざるを知らずとなす、これ知るなり】
トマト2

意味: 自分で体験し、確かめて知ったことを知るという。
世間の情報を聞きかじっただけで、自分ではっきり認識したわけではないことは、知るとは言わない。
この違いをきびしく分け、前者を知るとし、後者を知らないとする、これを知るというのである。


 年を重ねて若い人達に話をする機会が出来、語れることは、ただ自らが体験した事のみだ。

行動すると結果はともかく自分だけのエピソードが生まれる。

これこそが生きた証であり、伝えたい言葉であり伝わる言葉と言える。

難題に直面するとき逃げずに立ち向かえる精神の源がこの人生観であったと再認識している。

大物

大漁


2013年06月28日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵 Vol.8

【子曰、質勝文則野、文勝質則史、文質彬彬、然後君子。】

【子曰く、質、文に勝てば則ち野(や)。文、質に勝てば則ち史(し)。
文質彬彬(ひんぴん)として然る後に君子なり。】

質朴さが文華に勝るならば、それは野人である。
文華が質朴さに勝るならば、それは文人である。
文華と質朴さとが相まじわって半はするに至って初めて君子と言える。トマト

野人は文飾少なく粗いが大樸である
文人はいろいろな事に通じている文化人・教養人

この二つが「文質彬彬」として相等しくなって初めて君子というと説いている
そして同時に次の教えを残している

子曰く 先進の礼楽(れいらく)に於けるや野人なり。
後進の礼楽に於けるや君子なり。如(も)しこれを用うれば、則ち吾は、先進に従わん
子曰 先進於礼楽町人也、後進於礼楽君子也、如用之、則呉従先進

先輩(孔子時代=周の後記、以前の人達のことか?)達の礼楽に対する姿勢・振る舞いは野人の質朴さがある。それに対し、後輩達のそれには文化人の洗練がある。どちらかをとるとなれば、私は先輩達の態度にくみしようとおっしゃっている。

トウモロコシ野人は素朴で粗削りでごつごつして、しかし信念と実行力がある。それに対し、君子は、学究的で、洗練され都会風であるがいきる力が弱い。
孔子は、質の勝る人間の方を好んでいた様である。痩せこけた文化人で生きる力が乏しくては未(まつ)(=手段)が栄えて本(ほん)(=本来の目的、本質)が滅びる。本末転倒。

東京農大初代学長 横井時敬の『農学栄えて農業滅ぶ』『稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け』は示唆に富む名言だと思う。

私の若い友人T氏は、知り合ってからまだ日が浅いが野人としての質朴さ、たくましさ、実行力と元教育者で文人としての治験を兼ね備えた地域の逸材である。
ある時、山歩き(野歩き)中に黒文字の木を見つけ、小枝を取って途中ひと休みの場に置き忘れて基地へ帰ってしまった。話を聞いていたT氏はあっという間に消え、数十分後には黒文字を手に『有ったヨ』と。山歩き後の誰もが疲れていた筈なのだが、T氏の行動力、親切さに黒文字でつまようじを手作りしたい私は感動した。
以来T氏とは深い友人なのだが、彼のたくましさ、振る舞いは今も変わらない。
きゅうり0620_1

2013年03月27日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵 Vol.7

【子曰、不患人之己知、患己無能也】

【子曰く、人の己を知らざるを患(うれ)えず、己の能なきを患えよ】
 
人が自分を認めてくれないことで悩んだりするな。
自分にまだ充分能力が具わっていない事こそ悩め、精進せよ。
カイゼン修正の努力をし、人は成長する。
失敗が正に成長のきっかけとなり得る。
その一歩先には成功が待っている。

さて、農業(というより人に良い物=食物づくり)を始めて、モロヘイヤ、ジャガイモ、廿日大根(ハツカダイコン)、トウモロコシ、人参、枝豆を植えている。
四月にはトマト、ナス、カボチャそしてケールと明日葉を植える予定だ。
hatake
今は土づくりに励んでいる。
トマト、ナスは水はけが良いように小山を作り、ジャガイモ、モロヘイヤ、廿日大根はフラットに畝をつくる。堆肥を入れ、川砂と山土を混ぜて水はけを良くし、補酵素『耕三アグリ』を加えた。




母さらFarm Gardenの目標は、

ヽ擇靴澆覆ら『農』を営む
 (お金を掛けず、手間を掛け、手間を楽しむ)

△燭拱ではなく人に良い(食)物づくり
 したがって農薬は使わない

作物が消費した栄養素は、補酵素『耕三アグリ』と堆肥で補い、連作を可能にする。

 今日の雨で、新芽がいっせいに出始めますヨ!



・明日葉(アシタバ)の効能:
カルコンとクマリン、カロテン、カリウム、ビタミンB群を多く含む。
抗菌作用、発癌抑制、アルツハイマー型痴呆症予防、
血液サラサラ(血栓抑制)、セルライト除去

・ モロヘイヤ(王様の野菜)効能:
便秘に一番良い食物繊維はコンニャクの18倍
コレステロールを下げる
カロチン(発癌抑制)は人参の1.4倍
ビタミンB2(過酸化脂質の生成を抑え、動脈硬化予防)
クレオパトラが食べていたとか。
グローブ

2013年02月22日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵 Vol.6

【行有余力、則以学文】

【行いて余力あれば、則(すなわ)ち以(も)って文を学べ】
 
 教育の本分は知識と道徳であるが、行い(道徳、振る舞い、信、誠、孝、礼)ができて、
余力があれば文(知識、学問)を学べと孔子は教えている。


 現代は、教育の考えが逆になっている様だ。
つまり知識が優先され、行い(道徳、振る舞い、信義、誠実、親孝行、礼儀)を
重く見ていないのである。
 良い挨拶、良い返事を教える教師もいないに等しい。

 知識があっても人と人が協同して事を成す社会では、成果を上げて納得できる生き方は
できないだろうし、生きる力があるとは言えないだろう。


 私の友人である赤坂町の中華そば屋は、高大生のバイト学生を多く採用している。
 この小さな町で大手の様な十分な福利厚生施設がある訳でもない店舗に応募してくるバイト生は少なく、質の良いバイトの採用を目指していては、とても足りなくなってしまう。
 そこで3年前に採用方針(経営方針と言ってもいい)を改め、育成教育を重点方針とした。
 つまり、応募者(中には茶髪で、挨拶もできない子も来る)はすべて受け入れ、学校卒業と同時にバイトも終了する頃には社会人としての基礎力を見事に修得して、送り出すという方針だ。
 育成プログラムを作り、良い挨拶良い返事プロジェクトも発足させ、5S、そして仲間の長所3点が言える迄に全体の質を上げてきた。
 店主はプライベートな行い(振舞い、言葉遣い、さらには就業時間外の行動)にまで関心を寄せ、指導アドバイスをしている。

 まさに行い(道徳、信、誠、孝、礼)優先の育成をして居り、既存のスタッフ全員がこの方針の実践者となっている。
 会社の有り方の良い模範だと感心している。


 知識は行いがあって価値となる。

 主役は行いなのだ、とつくづく思う。 

2013年02月06日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵 Vol.5



【子曰、君子求諸己、小人求諸人】

【子曰く、君子は諸(これ)を己に求め、小人は諸(これ)を人に求む】
 
 正に至言、他に求めれば己の成長は無い。己に求める事で困難と思える壁を超える体験をし、その結果実践による生きた知恵を手にし、初めて人に語れる言葉を持つ。

 難を越える時、多くの人の助けを受けて、事が成る。だから有難。
 心から感謝を込めて『有難う』が言える。

2013年01月17日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵 vol.4


【子曰、不患人之不己知。患不知人也】

【子曰く、人の己を知らざるを患(うれ)えず。人を知らざるを患(うれ)うるなり】

 ★(意訳)人が己を認めてくれない事で、くよくよ悩んだりするな。自分自身が人を知らぬことを患えよ。

先日、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インクの元日本支社長 大前研一氏の寄稿にシャープ、パナソニックのリストラ発表に対し、その経営判断を患えておられた。いわく、企業は人こそが経営資源であり、一律にリストラ対象者を募るなど愚かであると、人を最大の経営資源として見ていないのではないかと。
 当該企業の社員についての人事データーベースの不備、引き止めるべき人財の流出による経営革新の遅れこそ致命的であると、大企業の人事データーベースの有り方、経営判断の視点について考えさせられた。
 初対面の人であっても、この人はどんな経験(例えば逆境の中で、目標を掲げ、実現したとか、バラバラの組織や上司を悲観する事なく、目標を達成する為にどうしたら良いかを考え、Visionを作り、一致団結して達成したとか)を持っているのだろうと関心を持ち、知る努力を惜しまず、知る事で「活かす」を思考が有れば、経営革新も具体的に現実のものとなる。
 その経験や能力を余すことなく「活かす」を実行できれば、万力に値するだろう。その結果は共にHappyで共に楽しい。
 リストラはそのチャンスを不知によって失っている。

 趣味もいいが、ビジネスのプロになる者は、周囲の「人」にこそ関心を持ち「知る」「好きになる」「共に楽しむ」を実行したい。


2013年01月01日

2013 1月元旦 Kentakunteの今年の書き初め

『和心以知楽也』( =和心を以て、知るを楽しむ)

  • 和;穏やかで、まわりがなごむ。和顔施。
   
  • 心;行己有恥 自分という人間の恥辱となることは、

    自分のすべてをかけても行わない。

    責任ある行動。信義を守りとおす。平常心で。

  • 知:聞いたり読んだりしたことが知っていることにならない。

    やってみて初めて知る。うわさ話や風評(知らないこと)で、

    動揺したり批判したりしない。知らないことは、恥ではない。

    知らないことを知っていると言うことが恥。

  • 楽;やってみて知ることを楽しむ前向きな思考。

    足らずさえも楽しむ。


2012年12月14日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵 Vol.2 1214K12JCL




第二節

【子曰、行己有恥】

  (子のたまわく、己を行うに恥じあり)

 ★自分の行動に責任を持って、恥になる様な行いはしない。

人は行動の前に判断する。判断の基準として自らに恥じること、責任を持てない事は行動すべきではない。しかし迷った場合は、難しい方を選択する事にしよう。
困難な事を実現する為には、努力と失敗を恐れずに挑戦する勇気が必要で、前に向かう心が自分自身を成長させると信じている。

しないより、

失敗しても take action!その先に宝有り!

単車、四万十
山歩き
釣行途中のお地蔵様



2012年12月03日

KENTAKUNTEの論語書写朗誦庵


閑谷学校講堂にて群読したころの『論語』は、その意味を深く取り込む力も、心構えもできていなかったと想う。

今また齢六十を越え、再び論語に向かっている。

『論語』は2500年(孔子は春秋戦国時代AD552年生)の歳月を経てもなお朗誦され、私的にも幅広い領域において判断行動をみちびく基準として心にある。
(ただ私自身の受け止める容量が少ないがため教えの真意を読み解き、活かすまでには程遠いが・・・)

それでもここに掲載することで、この示唆に満ちた教えに(選択と解釈には個人的で浅薄ではあっても)友人たち知人たちが触れ、思い起こすきっかけにはなるかもしれない。そんな気持ちで2012年師走に思い立ち、毎月1〜2節載せていくことにした。

※論語:需学四書の一【四書;大学、中庸、論語、孟子 論語は二十編からなる。】


さて、第一節は、
【子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者】
 子のたまわく、之を知る者は之を好むものに如かず、之を好むものは
 之を楽しむものに如かず】
 ★楽しむためには、関心を持つことであり、関心は観察することで芽生えるのだと思う。観察できていれば、ヒトの長所3点くらいは、すぐに発見できる。
  そうすると、なぜそんな長所を身につけられたか興味がわき、やってみたくなる。
  楽しみは次々と湧き出てくる。

第一節に選んだ理由は、これだけは、容量の少ない私にもできていると思えるからだ。
社会人一年生のころは、仕事がそれだった。知らないことばかり、初めて会う人達ばかり、みんな好奇心を呼び起こすことだったし、魅力的な人たちだった。
早く明日が来ればいいと思っていた。

また、休日の釣れなくても愉しめる渓流釣り、知り合った人たちとの変化と普遍の長い付き合い、満足できないでいつもこねくっている庭仕事、趣味のBook Coverづくり、そして山歩き。どれも楽しくて、時間がたつのを忘れてしまう。
そして明日!

毛無山道中の紅葉
毛無山道中の紅葉1114

ブナの木
ぶなの木


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岡山の志水

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