有限会社しみず工務店代表・清水武社長の日記。 しみず工務店では、人にも家にも健康な木の家を提供しています。大阪の気候や風土を知り尽くした大阪の工務店だからこその地域性を生かした理想の住まい作りを創造しています。 このブログでは「健康になる家造り」を通して日々感じる事をつづっています。

2016年12月26日

壁内通気工法とは

簡単に説明すると断熱材と室内側の壁(クロスや漆喰仕上)の間に通気層を設けて

床下から壁、天井へと建物構造内部に空気の流れる通気層をつくる工法のこと。

ここで注意して頂きたいのは外壁通気工法と間違わないことです。

外壁通気工法とは外壁材の裏側を湿気から守るために建材メーカーが義務付け、弊社

を含めどこの工務店でも採用しているてもので弊社の壁内通気工法とはその役割が違

います。

一番のメリットは躯体を流れる空気に触れさせることで壁体内の湿気や結露を取り除

き防蟻材散布の必要が無くなり躯体の腐食と劣化を防げることができ、何よりもそこ

に住む人の健康に役立つことです。

二番目のメリットは外部の熱気や冷気を室内に侵入させない役割があります。

こう説明すると「その役割は断熱材がするではないか」との質問が出そうです。

その通りです。その役割は断熱材が行いますがここが問題です。

外壁を覆うどの断熱材にも熱許容量があります。長時間外気温度にさらされると熱容

量を越え含みきれなくなった熱気は高い方から低い方へ、じわじわと室内側へ伝わり

ます。

「最近の夏の夜はサウナのよう」という話をよく耳にするのは外気温が下がっても

昼間に断熱材に溜め込まれた熱気が夜間になって温度の低い室内へと移動する結果

です。

ところが壁体内通気層があると断熱材を越えた熱気は室内側に伝わる前に壁体内の

流れる空気に触れて上昇し、基礎部にある無尽蔵の冷熱を壁内へと引き上げ外気熱の

室内への伝わりを抑え、地中の冷気で室内を包み込むことができます。

冬の冷気は壁体内通気層を自然の摂理で基礎部へと下降して地中熱(14℃〜18℃)

で暖めさせて上昇し壁内通気層を循環して室内空気環境(頭寒足熱)を整える役割

を果たします。

弊社が隙間相当面積C値にこだわるのは無尽蔵にある地熱を効率よく建物に取り込み

エアコンに頼らない生活をしようとするもので自然界との関りを断熱材で遮断して

エアコンの効率を高めようとする考え方とは一線を画くしています。



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