2004年07月20日

カルロス・クライバー死す

伝説的指揮者、カルロス・クライバー氏が死去(読売)
訃報:カルロス・クライバーさん74歳=指揮者(毎日)
C・クライバー氏死去 伝説的指揮者 74歳(産経)
カルロス・クライバー逝く(Classica)
カルロス・クライバー死去(オペラキャスト)
カルロス・クライバー死去(ゆりしーず覚え書き)
Carlos Kleiber has died(Gramophone)
Stardirigent Carlos Kleiber gestorben(Spiegel)
Carlos Kleiber ist tot(Kurier)
Der Dirigent Carlos Kleiber ist tot: Ein Vulkan am Opernpult(Sueddeutsche Zeitung)
Carlos Kleiber starb im Alter von 74 Jahren und wurde in Slowenien begraben(Welt)
Carlos Kleiber: Tod des "Meisters der Verweigerung"(Die Presse)
La mort de Carlos Kleiber, chef intransigeant, ennemi de la routine(Figaro)
Morto Kleiber, "gigante solitario" tra i grandi direttori d'orchestra(La Repubblica)

朝飯食って寝ぼけ眼でネットにつないだら、この驚きの訃報が目に飛び込んできました。2ちゃんじゃない色々なところにニュースが載ってるから(当然2ちゃんにも載ってるが)、ああ、本当に、本当に、亡くなられたのですね…。シュピーゲルやクーリエなどの記事の写真が、老けちゃってまるで別人のようで…。ここ何年も指揮台に上がっていなかったのは、ご病気のせいもあったのでしょうか。

私は昔それなりに彼の音盤を集めようとした時期があり、ベートーヴェンの5番と7番、シューベルトの3,8番、1989年のニューイヤーコンサート、あと海賊盤ブラームスの2番などを持っていた気がします。私にとってのベストは、なんと言ってもニューイヤーのスタイリッシュなウィンナワルツでした。しかし、東京の実家に置いてきてしまい、今は聴くことができません。89年の録音は廃盤?のようなので、92年に再登場した時のハイライト盤にリンクしました。

合掌。


ニューイヤー・コンサート 1992

追記)いくつかネット上で訃報記事(新聞、ブログ)を集めてリンクしてみました。英語の記事が少ないですね。さすが伝説の指揮者だけあって死亡記事の上でも怪情報が乱れ飛んでいますが、邦語三紙では読売の記事が正確なようです。仏フィガロ紙は「ルーティンワークの敵」という、ありがちな形容をしているけど、彼こそ、天下一代のルーティンワーク大王だったんじゃないかなあ。

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●カルロス・クライバー死去の報(Die Welt, SPIEGEL)。享年74歳。すでにずっと前から指揮台からは遠ざかっていたにもかかわらず、どこかで「クライバーがまた指揮してくれたら」といった希望を抱いていた人も多かったと思う。これで「伝説的指揮者」の時代が終わったように
カルロス・クライバー、逝く【CLASSICA - What's New!】at 2004年07月20日 02:31
つい先日の渡辺葉子さんの訃報に接して吃驚したが、昨日はカルロス・クランバーの訃報
Obituary 〓 Carlos Kleiber【擬藤岡屋日記】at 2004年07月20日 04:28
■Carlos Kleiber: Tod des "Meisters der Verweigerung"(Die Presse) Die Presse紙他欧米各紙によると、カルロスクライバーが7月13日に死亡し、すでに土曜日埋葬されたと報道されています。 1981年スカラ座初来日公演のオテロ ただ1回しか聞けませんでした。
カルロス・クライバー死去【オペラキャスト】at 2004年07月20日 06:50