Winter Sowing (真冬の種まき)、今年も行いました(2023年1月)

2023年1月14日(土)  10:15~12:15  曇り

今年で3回目(3年目)となるWinter Sowingを行いました。

『全く発芽しなかったもの、数本しか発芽しなかったものもありますが、5本以上苗ができたもの、ぎっしりと生えてきて10本以上苗ができたものも多く、種まきをして、ほとんど放置状態で日向に置いておくだけのこの種まき法は、一般のガーデニング愛好家にとって非常に有効な種まき法になるのではないかと思います。』
(昨年の結果の記事より。)

今年の参加者は7名(クラブメンバー5名+招待の花友2名)。

以下は準備した種の一覧表です。準備した種は、合計で26種類。宿根草がメインですが、今年花が咲く一年草も3種類入れています。新たに今年は3種類のグラスの種まきもトライです。
一覧表の他にも、当日参加者が持参した花の種も数種類あります。

種一覧表(2023年)
winter sowing 2023 1


購入した種
winter sowing 2023 2
ニコチアナ・パーヒュームディープパープルF1
白花ルナリア(英名:Honesty) (RHS Garden Merit賞受賞)
アキレギア・イエロークイーン(RHS Garden Merit賞受賞)

winter sowing 2023 3
ライア・エレガンス、ヘリオプシス・バーニングハーツ

winter sowing 2023 4
リクニス・フロスククリ


種まき後の容器の写真以下4枚。

winter sowing 2023 5
Aさん
(ニコチアナ、ライア、ヘリオプシス、ルドベキア・チェリーブランデー)

winter sowing 2023 6
Bさん
(リアトリス、エキナセア・パウワウワイルドベリー、ユーパトリウム、ローゼル、ルナリア)

winter sowing 2023 7
Cさん
(3本の容器に8種類の種を蒔いている。アキレギア、オミナエシ、リアトリス、ルドベキア・ゴールドスターム、エキナセア、ミューレンベルギア他)

winter sowing 2023 8
IN
(用意したそれぞれの種の、この方法での発芽の有無を確認したいため、11本の容器に18種類の種を蒔きました。)


種まきの方法・手順、種まき培土等は過去の記事をご覧下さい。

昨年(2022年)1月のWinter Sowing の記事

2022年Winter Sowingの結果の記事

2021年1月のWinter Sowing の記事

2021年Winter Sowing の結果の記事


1月14日に実施した後、1月下旬から2月初頭まで厳しい寒さが続きました。
2月3日に、まだ発芽はないだろうとふと容器を見ると、驚いたことに、ライア・エレガンスがもう発芽していました。
12粒種を蒔いたうち11本が発芽して双葉が見えていました。(発芽率よし。)
winter sowing 2023 10
ライア・エレガンス(2月3日撮影(種まきから20日後))

winter sowing 2023 11
2月10日 降雪後の容器の様子

3月からの発芽の様子を観察するのが楽しみです。
さて、それぞれの種は発芽してくれるだろうか・・・。

IN

全国花のまちづくりコンクール入選の記事が読売新聞に掲載されました

2022年11月23日(水)の読売新聞 栃木版に、「下野 花あふれる街に」として掲載されました。

読売新聞記事 ブログ掲載用写真
(画像クリックで拡大します。)

              (読売新聞社 記事等利用承諾書受領済み)


しもつけオープンガーデンクラブは会員を募集中です。
ご一緒に下野市を花のあふれる街にしませんか?
(会費は無料です。)

第32回全国花のまちづくりコンクール入選

今回は団体部門で入選いたしました。一昨年の努力賞の若葉賞入賞に続いて2度目の受賞です。(昨年は応募していません。)

concours 2022 01
団体部門入選 賞状


1.2回目の受賞にあたって
 全国花のまちづくりコンクール「花のまちづくり 入選 団体部門」の受賞を心より嬉しく思います。
 会の発足より5年経ちますが、
①会員のお庭がなべてそのガーデニングレベルを上げていること
②会員が愛好者同志の緩いつながりを楽しんでいること
③会員が数々の講習会を企画、実践され、多数の会員が参加し、お互いのガーデニングスキルを上げていること
④オープンガーデンに年々たくさんのお客さまが来て下さるようになったこと
⑤下野市発着のオープンガーデン見学のバスツアーが定着してきていること
などなど、5年前には思いもよらなかった展開に我ながら驚かされています。

 今回の受賞は花や庭を育てる喜び、それを通して人とつながっていく喜びが会員の中でどんどん育っているからだと思っています。
 私もまた皆さまに刺激され、私の庭づくりに取り組んでいくとともに下野市がますます魅力ある地域になっていくことを願ってやみません。これからもたくさんの方を巻き込んでガーデニングの視点から花のまちづくりに微力を注いでまいります。

        しもつけオープンガーデンクラブ 代表  長田 恭子

2.全国花のまちづくりコンクールのホームページより

concours 2022 02
審査結果
ホームページはこちらです。 →  *****

concours 2022 03
受賞者一覧1 (応募件数、大賞、優秀賞)

concours 2022 04
受賞者一覧2 (団体部門入選)・・・当クラブ名は右上にあります。

今年はコロナ禍の影響により応募数が少なくなりましたが、団体部門応募数422件のなかでの入選です。


3.応募用紙の記載と添付した写真の一部の紹介
(1)花や緑を育む活動
会員個人の庭や会員が管理する花壇等の一年を通しての手入れ、
種まき講座、挿し芽会、クレマチス挿し木会、真冬の種まき他

(2)住民や地域社会との連携
オープンガーデン 

concours 2022 05
高橋 邸 (2022年5月14日)

concours 2022 06
F邸(2022年5月14日)

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IN邸(2022年5月14日)

concours 2022 08
O.R 邸 (2022年5月14日)

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海美邸(2022年6月11日)

ガーデン見学バスツアー(2022年5月23日)

concours 2022 10
ジャルダンサクレ権田邸(埼玉県熊谷市)

concours 2022 11
坂野ガーデン(茨城県常総市)

(3)環境保全の取り組み

concours 2022 18
花虫園(虫が集まり、蝶が育つ花壇)(2022年5月17日)

concours 2022 15
漢方薬局 桃仁(無農薬のバラ栽培)(2022年5月)

児山城跡守り隊の活動

concours 2022 13
児山城跡(2022年4月15日)

concours 2022 13 2
落ち葉を集めて腐葉土づくり(2022年2月) 

concours 2022 14
カブトムシ(腐葉土中で育ったカブトムシ)

(4)まち並みづくりや風景づくり

concours 2022 16
トライヤルガーデン(遊歩道横の宿根草花壇)(2022年5月17日)

concours 2022 12
花虫園(駅前の花壇)(2022年5月17日)

concours 2022 17
公民館花壇(花苗提供)(2022年5月26日)

4.今後に向けて
来シーズンも当クラブの活動をこつこつと続けていきます。各位の応援、アドバイス、ご協力をよろしくお願いいたします。
また、新たな仲間(メンバー、花友)も募集いたします。ご気軽にメンバーにお声がけください。


前回受賞時(2020年10月)の記事です。

IN

クレマチスの挿し木会(2022年) と その後の鉢上げ

1.クレマチスの挿し木会
2022年6月25日(土)  10:15-11:45 a.m.  晴れ

今年もクレマチスの挿し木会を行いました。今年で第4回目。
今年の参加者は15名でこれまでの最高人数となり、賑やかに行いました。
比較的挿し木の成功率が高く、手軽にお庭をクレマチスでいっぱいに飾れるようになるので、これまでの参加者も含めて新規参加者も多くなったものです。

例年どおり、1人あたりの5~7ポット(5~7品種)の挿し木を行い、1ポットには1~4本の挿し穂を挿しています。
(挿し穂が余った品種は追加も可とし、多く挿したメンバーは8~10ポットになっています。)

準備した挿し穂は24品種。(挿し穂は4名の会員から提供されました。)
24品種は以下のとおりです。すべて、種苗法品種登録のないもの、権利抹消の品種を選定。

☆ 強剪定品種
エトワール・バイオレット        アフロディーテ・エレガフミナ
フルディーン              プリンス・チャールズ
アラベラ                 ヴェノサ・ヴィオラセア
ロマンチカ               キャロライン
コンテス・ドゥ・ブショウ        ハグレー・ハイブリッド
ヴィル・ド・リヨン            ミケリテ
マダム・ジュリア・コレボン       踊場
プリンセス・ダイアナ          籠口
ベティー・コーニング

☆ 弱選定品種
ヴィエネッタ               白万重
テッセン                 フォンド・メモリーズ
ダッチェス・オブ・エジンバラ      フェアリー・ブルー
紅小町

挿し木方法は以前の記事をごらん下さい。 →  2019年の記事

以下、実施中の様子、挿し穂、挿し木したポットの写真です。

clema cutting 2022 01
挿し木会の様子1

clema cutting 2022 02
同上2

clema cutting 2022 03
準備した挿し穂

clema cutting 2022 04
挿し木したポットの例

2.クレマチスの鉢上げ 2022年

6月25日に行ったクレマチスの挿し木会から2か月以上が経過し、鉢上げの時期になったので、鉢上げを行いました。(IN)

以下発根状態の写真8枚。(2022年9月17日撮影:挿し木から83日目)

clema cutting 2022 05
アフロディーテ・エレガフミナ
3本すべてよく発根。

clema cutting 2022 06
フルディーン

clema cutting 2022 07
ロマンチカ


clema cutting 2022 08
コンテス・ドゥ・ブショウ

clema cutting 2022 09
ハグレー・ハイブリッド


clema cutting 2022 10
ヴィエネッタ
挿し木3本中で1本だけわずかに発根。他の2本は発根せず。発根したものも葉は枯れています。

clema cutting 2022 11
テッセン
3本がわずかに発根。発根していないものは、葉は緑で残っている。

clema cutting 2022 12
フェアリー・ブルー
3本中1本だけ発根せず枯れている。


clema cutting 2022 13
鉢上げ後の写真1(2022年9月17日撮影:挿し木から83日目)
(左列から、ロマンチカ、ハグレー・ハイブリッド、ヴィエネッタ、フルディーン、テッセン)

clema cutting 2022 14
同上2
(左列から、フェアリー・ブルー、コンテス・ドゥ・ブショウ、アフロディーテ・エレガフミナ、グレイブタイ・ビューティー(*))
(*)グレイブタイ・ビューティーは個人的に挿し木を行ったもの。


今年の鉢上げは、挿し木26本に対して鉢上げできた本数が23本で、鉢上げ率は88%(昨年は64%)で大成功。
ただし、このうち発根の弱いものは、冬を越えられない可能性あり。

6月に挿し木を行った会員の中から発根状態の情報を得た他の3名を含めた結果の概略を品種名ごとに表にまとめてみました。

clema cutting 2022 15


挿し木に成功しなかった品種は、他の実施者が成功したものと交換など行う予定です。

3.会員他の庭で咲いたクレマチスの紹介

clema cutting 2022 16
アフロディーテ・エレガフミナ (2022/05/17 さとう邸)

clema cutting 2022 17
フルディーン(2022/05/21 髙橋邸)

clema cutting 2022 18
プリンス・チャールズ(2022/05/21 IN邸)
(黄バラはグラハム・トーマス)

clema cutting 2022 19
ロマンチカ(2021/06/07 那須ローズガーデン‘アンジェラ‘清水邸)
(ピンクのバラはレオナルド・ダヴィンチ)

clema cutting 2022 20
コンテス・ドゥ・ブショウ(2022/05/17 Y邸)

clema cutting 2022 21
ヴィエネッタと白万重(2022/05/24 IN邸)

以下は、昨年5月に訪れた、つくば市の国立科学博物館 筑波実験植物園のクレマチス園の写真です。(2021/05/04)

clema cutting 2022 22
ヴィル・ドゥ・リヨン

clema cutting 2022 23
フェアリー・ブルー

このクレマチス園では約250品種1200株が植栽されており、植えたいクレマチスを選ぶときや植栽の仕方などが参考になります。
なお、当日(2021年5月4日)は入園無料日でした。

clema cutting 2022 24
昨年のパンフレット

筑波実験植物園クレマチス園公開紹介動画

IN



種まき講座 2022年

今年も「種まき講座(講習会)を開催しました。今回で5回目です。

日時 : 令和4年(2022年) 8月27日(土) 9:30~12:00
場所 : 下野市市民活動センター  2F会議室
参加者 : 一般募集5名、会員5名  合計10名

コロナ対策を行いながらのやや少人数での実施です。

例年と同じやり方で、種まき方法の説明を受けた後、たくさん準備された種の中から参加者は各自まきたい花の種を選んで種まきを行いました。

(具体的な種まきの方法等については過去のブログ記事をご参照ください。)

2020年の記事

準備した種子は例年と同じように、ガーデニングで人気が高い花、会員おすすめの花、育てやすい花を集めており全部で36種類、下位品種や花色の違いを含むと50種類以上。
準備された種以外にも種の持ち込みも可。

播種用種子一覧表
seed list 2022


seedsow 2022 01
パワーポイントでの説明

seedsow 2022 02
種まき実施中

seedsow 2022 03
種まきが終わったトレー(Aさん)

seedsow 2022 04
種まきが終わったトレー(Bさん)

以下は、種まきから6日後および8日後の発芽状態です。

種まきから6日後

seedsow 2022 05
Bさん1
左列から右へ、
ダイアンサス・カルスシアノルム、ジャーマンカモミール、ジギタリス、ムシトリナデシコ、アグロステンマ桜貝

seedsow 2022 06
Bさん2
ヤグルマギク、ビスカリア・ブルーエンジェル、ホリーホック・ニゲラ

seedsow 2022 07
Cさん
横列上から下へ、シレネ・セリーナ、ニゲラ、ビスカリア・ブルーエンジェル、ポピー、イベリス・キャンディータフト、ホリーホック・ニゲラ

seedsow 2022 08
IN 1
キンギョソウ、ジャーマンカモミール

seedsow 2022 09
IN 2
ジギタリス、クローバー・ストロベリーキャンドル(*)、ダイアンサス・カルスシアノルム(*)、
クレベラントセージ(*)
(*)種は持ち込み

種まきから8日後

seedsow 2022 10
IN 2 (8日後)
6日後の写真と比べると、2日で発芽・生長が進んでいます。


以下は今回種まきをした花の例です。

seedsow 2022 11
ギリア・レプタンサとギリア・トリコロール

seedsow 2022 12
クラスペディアとスカビオサ

seedsow 2022 13
シレネ・ディオイカとオルレア

seedsow 2022 14
ダイアンサス・カルスシアノルム                バーバスカム・ウェディングキャンドルズ

128セルに蒔いた種からは沢山の苗ができます。春には、今回の参加者のお庭は綺麗な花でいっぱいになることでしょう。

この数年来の経験から、ここ北関東では、冬の寒さで苗が枯れやすいものがあり、地植えや鉢植えとして植え付けた後、12月初め頃までに、腐葉土やバーク堆肥でマルチングを行った方がよい花があります。
今回種まきをした花の中では、アグロステンマ、ギリア、ビスカリア、シノグロッサム、ラムズイヤー、ボリジです。
特に冬に日当たりが悪いと半数前後枯れることがあるので注意です。

IN

チェルシーチョップで切り取った茎を挿し木してみました

Chels c 01
挿し木の成果
(左から、アガスターシェ ブルーフォーチュン、 宿根フロックス ブルーパラダイス、アスター リトルカーロウ、ベロニカストラム ファッシネーション、ルドベキア ヘンリーアイラーズ。
アガスターシェ ブルーフォーチュンとベロニカストラム ファッシネーションは花が咲いています。)
(画像クリックで拡大します。)


You Tubeでイギリスやアイルランドのガーデニングの動画を時々見ており、その中にチェルシーチョップに関する動画がありました。
ネット情報を調べて、チェルシーチョップを行ってみるとともに、その切った茎の挿し木(挿し芽)をしてみたくなり、今回行ったものです。

チェルシーチョップとは、 
『チェルシーチョップ(RHS(英国王立園芸協会)のチェルシーフラワーショウが行われる5月の終わりに時期を同じくしてよく行われるのでそのように呼ばれている)は、多くの草本の開花時期や草丈をコントロールするための剪定方法です。』
英国王立園芸協会(RHS)のHPより 

関連のサイトを一番下に貼り付けていますのでご参考にしてください。


さて、今回の実施方法は以下のとおりです。

5月24日に、7種類の宿根草のチェルシーチョップを行い、切り取った茎を一晩メネデール液に浸けて5月25日に挿し木(挿し芽)を行いました。

7種類の宿根草は以下のとおりです。
アスター リトルカーロウ
アスター シロクジャク
ルドベキア ヘンリーアイラーズ
ベロニカストラム ファッシネーション
アガスターシェ ブラックアダー
アガスターシェ ブルーフォーチュン
宿根フロックス ブルーパラダイス

挿し芽は9cmビニールポットにそれぞれ3,4本の挿し穂を挿し、用土は赤玉土小粒を用いました。

挿し芽から43日後の7月7日に、発根状態を確認し、ポット上げを行いました。

以下は発根状態の写真です。

Chels c 02
宿根フロックス ブルーパラダイス(左)、アガスターシェ ブルーフォーチュン(右)

Chels c 03
アスター リトルカーロウ(左)、アスター シロクジャク(右)

Chels c 04
ルドベキア ヘンリーアイラーズ(左)、ベロニカストラム ファッシネーション(右)

Chels c 05
アガスターシェ ブラックアダー


ルドベキア ヘンリーアイラーズ4本とアガスターシェ ブラックアダーの3本は発根状態が悪いので、再度元の挿し木用土に植え戻しました。

Chels c 06
ポット上げした挿し木苗(7月7日)
左列から、アガスターシェ ブルーフォーチュン、宿根フロックス ブルーパラダイス、アスター リトルカーロウ、アスター シロクジャク、アガスターシェ ブラックアダー、ベロニカストラム ファッシネーション


ルドベキア ヘンリーアイラーズを挿し木用土に戻して約1ヶ月半が経過したので、発根状態を確認してみると、4本の挿し穂ともよく発根しており、ポット上げを行いました。(挿し芽実施3ヶ月経過)

Chels c 07
ルドベキア ヘンリーアイラーズ(8月24日)

先にポット上げしていた苗と、ルドベキア ヘンリーアイラーズの8月25日の写真が1枚目の写真です。

今回の挿し木のまとめ表です。
チェルシーチョップ枝ポット上げ表


チェルシーチョップした茎を挿し木してみてまずまずの結果が得られました。この方法でお気に入りの宿根草を増やして、広いお庭の方は、群植も可能になりますね。
(もちろん挿し木がうまくいかない花もあるでしょうが。)
ご興味のある方は、来年試してみられてはいかがでしょうか。

以下は、今回用いた花の、昨年あるいは今年の写真です。(カッコ内は撮影日)

Chels c 08
アスター リトルカーロウ (2021/09/30)

Chels c 09
アスター シロクジャク (2021/09/30)

Chels c 10
ルドベキア ヘンリーアイラーズ (2021/08/29)

Chels c 11
アガスターシェ ブラックアダー (2021/07/15)
(左下はラティビダ ピナータ)

Chels c 12
宿根フロックス ブルーパラダイス(2022/08/02)
(右はルドベキア タカオ)

参考動画等:
(1)John Lord’s Secret Garden より

The Chelsea Chop – Explained

How and why to do the chelsea chop

(2)RHS video:Chelsea chop

(3)BBC Gardener’s World Magazine より
11 plants to Chelsea chop

(4)Longfield Garden’s より
The Chelsea Chop: How And Why To Prune Perennials
こちらでは、以下の19種類の花がチェルシーチョップに適した花として紹介されています。
Achillea, Anthemis tinctoria (golden marguerite), Artemisia, Aster, Campanula, Cranesbill (hardy geranium), Echinacea (coneflower), Eupatorium (Joe Pye weed), Helenium, Helianthus (perennial types), Iberis (candytuft), Monarda, Nepeta (catmint), Penstemon, Phlox paniculata (garden phlox), Rudbeckia (black-eyed Susan), Sedum (upright forms), Solidago (goldenrod) and Veronicastrum.

IN

挿し芽・挿し木の会 2022年 と その後

1.挿し芽・挿し木の会  
  2022年6月7日(火) 9:30~11:30

今年も、挿し芽・挿し木(以下、挿し木と記します。)の会を行いました。3年前から始めて今回で4回目。

今年の参加者は14名。あらかじめ挿し木をしたい花や木、またはお奨めの花や木を決めておいて、参加する会員がそれぞれ担当の花や木を持ち寄って行いました。
(*種苗法の登録品種(出願中も含めて)は除いています。)

挿し木する花や木は、昨年と同じものも多いですが、ガーデン巡りやオプンンガーデンで見て気に入った花や木も多く、全部で30種以上あります。

以下は今回集めた挿し木用の花と木です。

サルビア ネモローサ カラドンナ、サルビア ミクロフィラ、サルビア ナイトモス、パイナップルセージ、コバルトセージ、メキシカンセージ、ネペタ ウオーカーズロウ

バプティシア 黄色、ペンステモン ハスカーレッド、宿根リナリア、アキレア ノブレッサ、ローダンセマム、センテッドゼラニウム、ストレプトカーパス、ミヤコワスレ(紫・ピンク・白)、黒花フウロ、アロマティカス、ワレモコウ、キキョウ、アルテミシア、丁字草、ラミウム ガリオプドロン、シロタエギク、コンボルブルス、ラベンダー

バイカウツギ ベルエトワール、アメリカテマリシモツケ ディアボロ、アジサイ アナベル、ピンク アナベル、ヤマアジサイ、ブッドレア バズ、コバノズイナ、ミツデイワハナガサ、白花山吹、

挿し木の実施要領の説明を受けたあと、各自希望の花や木を選んで挿し穂を作りポットに挿して行きました。

用土は鹿沼土細粒を用いて、ポットは主に5cm径のもの(一部7.5cm径)を使用し、ひとつのポットに2から4本くらいの挿し穂を挿しています。

挿し木したポットをトレーにいれて、トレーに0.5~1cm位に水を張って約3週間、雨が当たらない日陰に置きます。3週間以上経過して、ポットの底から根が出るようになるとポット上げを行っていきます。

202206 cutting 01
挿し木会の様子1

202206 cutting 02
同上2

202206 cutting 03
準備した挿し穂の写真 1 
ミヤコワスレ、サルビア ナイトモス、センテッドゼラニウム、キキョウ、黒花フウロ、ラミウムガリオブドロンなど

202206 cutting 04
準備した挿し穂の写真 2 
コンボルブルス、シロタエギク、アナベル、アロマティカス、パイナップルセージなど

202206 cutting 05
実施した挿し木の例 Aさん
ストレプトカーパス、パイナップルセージ、ヤマアジサイ、サルビア ナイトモスなど

202206 cutting 06
実施した挿し木の例 Bさん
キキョウ、サルビア ネモローサ カラドンナ、ブッドレア バズなど

202206 cutting 07
実施した挿し木の例 Cさん
コバノズイナ、ラベンダー、バプティシア、サルビア ミクロフィラなど

202206 cutting 08
実施した挿し木の例 IN
ミヤコワスレ、黒花フウロ、ペンステモン、パイナップルセージなど


2.挿し木から31日経過後の様子

以下はINの挿し木の経過です。挿し木から31日後の7月8日に撮影。 

黒花フウロのみ枯れていますが、他はすべて緑の葉が綺麗に残っており、新しく葉が生長したものもあります。

ポットの底から出た根の多さを大まかに評価すると以下のとおりでした。

○・・・根がたくさん出ている。
△・・・わずかに出ている
×・・・出ていない

パイナップルセージ             ○
ペンステモン ハスカーレッド        ○
アメリカテマリシモツケ ディアボロ     ○
サルビア ミクロフィラ            ○
バプティシア カロリナムーンライト    △
サルビア ナイトモス             △
サルビア ネモローサ カラドンナ     △
ミヤコワスレ白                △
ローダンセマム                △
ミヤコワスレ紫                ×
黒花フウロ                  ×

以下は発根状態をポットの底からを見た写真です。

202206 cutting 09
発根状態の写真1
(左から、パイナップルセージ、ペンステモン ハスカーレッド、アメリカテマリシモツケ ディアボロ)

202206 cutting 10
発根状態の写真2
(左から、サルビア ミクロフィラ、バプティシア カロリナムーンライト、サルビア ナイトモス)

202206 cutting 11
発根状態の写真3
(左から、サルビア ネモローサ カラドンナ、ミヤコワスレ白、ローダンセマム)

202206 cutting 12
発根状態の写真4
(左から、ミヤコワスレ紫、黒花フウロ)

3.ポット上げとその後
挿し木をして39日目の7月16日にポット上げを行いました。
さらに、ポット上げから27日後(挿し木から65日後)の苗の様子です。

挿し木苗のトレー1202206 cutting 14
縦列左から、縦列内は上から下へ、ラベンダーセージ(*)、パイナップルセージ、ペンステモン、ディアボロ、サルビア ミクロフィラ、カラドンナ、サルビア ナイトモス、サルビア ネモローサ スノーヒル(*)、バプティシア
((*)今回の挿し木会とは別に、個人で6月9日に挿し木をしたもの。)

202206 cutting 15
挿し木苗のトレー2
同上、サルビア ネモローサ アメジスト(*)、ミヤコワスレ白、ローダンセマム、ミヤコワスレ紫

ポット上げから27日後に葉や茎が枯れてしまったものがありますが、発根状態が十分でなかったもの、あるいは今年の夏の暑さで枯れてしまったものがあったのではないかと思われます。

ポット苗は大きく育ったものから順に、あるいは酷暑が過ぎて少し涼しくなってから定植していく予定です。

参考に、上記(*)印の個人で行った挿し木の7月8日(挿し木から29日後)の発根状態の写真です。

202206 cutting 13
左から、サルビア ネモローサ アメジスト、ラベンダーセージ、サルビア ネモローサ スノーヒル

以下は、今回挿し木した花の中で、以前会員の庭で咲いた綺麗な花の例の紹介です。

202206 cutting 16
ペンステモン ハスカーレッド

202206 cutting 17
バプティシア カロリナムーンライト

202206 cutting 18
ネペタ ウオーカーズロウ

202206 cutting 19
サルビア ネモローサ カラドンナ

202206 cutting 20
パイナップルセージ


昨年(2021年)の挿し芽・挿し木の会の記事

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