昨日に引き続き、友人に勧められた「下流社会」(三浦展・光文社文庫)を読みました。ちなみにこの友人は、旧制高校尋常科(中学)1年から高校卒業まで、6年間クラスが同じだった親友で、現在はインドネシアのスラバヤに長期に在住しています。海外から日本を見て、日本にいる者以上に、日本の現状を憂えている「憂国の士」です。
 さて、この本は日本で現在進行中の二極化現象を、豊富なデータを用いて分析しています。ただし使っている資料があまり精密でない(サンプル数が少ないなど)うらみがありますが、世代論としても面白く書かれています。中心課題は、かつて一億総中流とまで言われたその中流が崩壊して下流へと没落し、やがて多数の下流と少数の上流が固定した、新しい身分社会になって行くのではないかという警告です。「構造改革」による自由化・民営化そして「がんばった人が報われる」社会の行き着く先がこんなものであっても、国民は従順であり続けるのでしょうか。
 私の考える好ましい社会は、国民の大多数が「当り前のことをしていれば当り前に生きられて、なおかつ上を目指したい人も妨げない社会」です。私はこの考え方で次の著書「人類百世紀のために」を書きました。このブログで順次、その内容をご紹介するつもりです。本は編集中ですから加筆・訂正が可能です。関心のある方の「コメント」への書き込みをお願いいたします。