相続税についての意見を述べて、このテーマの一応の終りにしたいと思います。現在の日本の相続税制では、億円の単位の遺産でない限り、相続税は事実上かからない仕組みになっています。これは多分、所得税における累進性緩和、つまり金持ち優遇と同じ思想から出ていると思われます。
 自分の場合で考えてみると、遺産を残してやりたい相手は、せいぜい孫の代まででよかろうというのが実感です。孫の先の世代は、どう考えても私の責任範囲ではありません。つまり、相続税は、2回繰り返したらほぼゼロになる程度でいいのではないでしょうか。3代目から先は、機会均等で生きて行ってほしいものです。先祖の遺産が後々まで残るようでは、それこそ社会の階層化が固定してしまいます。親が賢ければ孫の代ぐらいまでは賢く育つでしょう、それだけでも有利なのですから、あまり欲張らないことです。