病院の妻のその後ですが、ガスに続いて18日に便通があったと喜んでいたら、明後日の21日が退院の予定日と告げられて、本人はもちろん家族もびっくりしました。食べられるようになったから点滴はいらない。傷の跡を見るだけだから、毎日やることはないと言われれば、たしかにその通りですが、早くても2週間はかかると予想していたので、拍子ぬけのような結末になりました。
 最近の病院は、入院を短くして早く通常の生活にもどす傾向だとは聞いていましたが、5年前の私の盲腸炎のときと比べても、時代の違いを感じます。もっとも、9日間絶食していたにもかかわらず、患者は痩せもせず、気力、体力も、さほど衰えませんでした。体重は2キロ減ったそうですが、必要な栄養素の大半は、点滴で補給されていたのでしょう。手術傷の回復にかかる時間は、昔と変らないだろうとは思うのですが、この方でも新しい技術が使われているのかもしれません。何はともあれ、確かな治療をしていただいた病院には、感謝あるのみです。
 最初の入院から通算しても、ちょうど2週間での退院になります。傷はまだ痛い痛いと訴えているので、自宅での生活もあまり楽ではないでしょうが、とにかく、いるべき人が家の中にいるというのは、良いことです。
 今回の、発病から退院の見通しが立つまでを考えると、ほぼ教科書通りのような経過を辿ったような気がします。医療についてのすべてが、順調に機能してくれました。しかしこれは、現代の日本では、好運と呼ぶべきなのかもしれません。好運ではない、さまざまな問題があることを、ブログを通してだけでも、私はこの2年半で学んできました。「自分の場合はよかった」だけでは終らせずに、医療の問題への関心を持ちつづけたいと思います。ブログ友の医師がいると思うだけでも、私は精神的に、ずいぶん余裕が持てました。
 お見舞いの心をお寄せくださったすべての方々に、深くお礼申し上げます。