昨日の土曜日、花てぼさんが参加している朗読グループ「ふくろうの会」の「第6回おくにことばで語る民話」を聞きに、入間市の「文化創造アトリエ・アミーゴ」へ行ってきました。会場は、元繊維工業試験場だったものを改装したとのことで、木質で音の響きのよい、正16角形の非常にユニークなスタジオでした。そこへ80名ほどが満席で入る盛況でした。
 主な演目は、福岡、石川、群馬、秋田といった、それぞれの方言による民話です。聞いているうちに、全国から人が集まる首都圏の住宅地域だからこそ、こういう企画が成り立つのだと気がつきました。その真骨頂が発揮されたのが、東北弁、関西弁、中国弁、九州弁の4人で演じた「桃太郎」でした。私は花てぼさんの、熊本弁と共通語の対比を駆使した「バイリンガル・おてもやん」を思い出したのですが、ひところタレントの「たもり」がやっていた「4ヶ国語マージャン」にも似た、痛快な面白さがありました。
 そのほか、ピアノの伴奏で会場といっしょに歌う「歌の時間」まであって、会場を飽きさせません。会の始まりは、地元のFM局「チャッピー」に民話の語りを提供する数名のグループだったそうですが、それを会員20名ほどの継続的な文化活動に育ててきた努力は、尊敬に価します。会の名称の「ふくろう」は、誰かが呟いたのを、「不苦労」だからそれがいいというので決まったのだそうです。苦にしないで楽しみながらやってきたからこその盛会でしょう。
 最後に全員参加の群読があって、私の「うたはどこで生まれた」を読んでいただきました。もともと合唱曲になるように書いたものなので、朗読したらどうなるのかと思っていましたが、ソロを立てたりグループわけで読んだり、変化をつけながら上手にまとめていただきました。
 妻に頼まれて録音はしたのですが、最後部の椅子で旧式のカセット・テレコを回しただけなので、残念ながらブログでご紹介できる音にはなりませんでした。会としての録音もしていないとのことです。朗読は一期一会、耳に残った声がすべててす。私としても、貴重な経験をした日でした。