長妻昭氏の新刊「闘う政治・手綱を握って馬に乗れ」(講談社・単行本)を読みました。宙に浮いた年金記録5千万件の問題を国会に持ち出して、ミスター年金の異名をとり、民主党「次の内閣」の厚労相とされている長妻昭の、政治主張をまとめたものです。主張の要点は、本の副題の通り、自己目的組織と化している日本の官僚を、国民の公僕としての本来の仕事をする組織に変えるということです。
長妻氏は、ビジネスマンから「日経ビジネス」の記者となり、さらに国会議員になった動機を、「世間の常識から、あまりにもかけ離れている官僚の感覚に不安を感じたから」と述べています。その原点が、年金記録や「居酒屋タクシー」の問題など、官僚の独善を摘発する活動につながっているのです。
この本の前半は、現代日本の壮大な税金浪費システムに切り込む「ハットカズ」の解説です。これは著者が発案したキーワードを並べたもので、次の5項目から成っています。
H=紐つき補助金(地方や業界を縛る権力の源泉)
A=天下り(甘い就職先と、利権の永続化)
T=特別会計(一般会計の数倍もある不透明財源)
K=官製談合(政・官・財の相互依存関係)
Z=随意契約(身内で予算を消化する慣例)
それぞれについて、生々しい実例の紹介と解説があり、巻末には、各項目ごとに諸外国の例と対比した詳細な資料が添付されていて、日本の現状がいかに異常であるかが示されています。
後半では、日本のどこを、どう変えるのかを論じています。それは国民を主役とする政治を確立するということで、民主党の政策とも重なるのですが、官僚組織の改革の部分に、この著者らしい新鮮さを感じました。長妻氏に言わせれば、官僚組織の欠点をいちばんよく知っていて、どう直したらいいかを考えているのは、官僚自身だというのです。ですから幹部を政治任用して大臣の指示で動くシステムとし、働き方の評価をまっとうなものに変えてやれば、国家国民のために役立ちたいと思う官僚は必ず出てくる。それが「手綱を握って馬に乗る」ことなのです。
まえがきの中に、この人らしい、なかなかいい言葉がありました。
「未来を予想する最もよい方法は、(自分で)未来を創り出すことだ」
長妻氏は、ビジネスマンから「日経ビジネス」の記者となり、さらに国会議員になった動機を、「世間の常識から、あまりにもかけ離れている官僚の感覚に不安を感じたから」と述べています。その原点が、年金記録や「居酒屋タクシー」の問題など、官僚の独善を摘発する活動につながっているのです。
この本の前半は、現代日本の壮大な税金浪費システムに切り込む「ハットカズ」の解説です。これは著者が発案したキーワードを並べたもので、次の5項目から成っています。
H=紐つき補助金(地方や業界を縛る権力の源泉)
A=天下り(甘い就職先と、利権の永続化)
T=特別会計(一般会計の数倍もある不透明財源)
K=官製談合(政・官・財の相互依存関係)
Z=随意契約(身内で予算を消化する慣例)
それぞれについて、生々しい実例の紹介と解説があり、巻末には、各項目ごとに諸外国の例と対比した詳細な資料が添付されていて、日本の現状がいかに異常であるかが示されています。
後半では、日本のどこを、どう変えるのかを論じています。それは国民を主役とする政治を確立するということで、民主党の政策とも重なるのですが、官僚組織の改革の部分に、この著者らしい新鮮さを感じました。長妻氏に言わせれば、官僚組織の欠点をいちばんよく知っていて、どう直したらいいかを考えているのは、官僚自身だというのです。ですから幹部を政治任用して大臣の指示で動くシステムとし、働き方の評価をまっとうなものに変えてやれば、国家国民のために役立ちたいと思う官僚は必ず出てくる。それが「手綱を握って馬に乗る」ことなのです。
まえがきの中に、この人らしい、なかなかいい言葉がありました。
「未来を予想する最もよい方法は、(自分で)未来を創り出すことだ」




教え合いながら手作業をすると、会員同士の間に連帯感が生まれます。作業小屋で話し合うような、一体感のある後援会でした。