昨日の朝日新聞「be」の「うたの旅人」はイスラエル民謡の「マイム・マイム」でした。フォークダンス曲として有名ですが、イスラエル建国当時に出来た「新民謡」で、作曲者も特定されています。私はこの曲に歌詞をつけたことがあるので、その歌詞も紹介されていました。
 歌詞を作ったのは1967年のことです。当時はまだテープレコーダーが普及しておらず、野外でレコードの音を大きく出すというのは、かなり面倒なことでした。そこで歌詞をつけて「歌いながら踊る」方式を発想したのです。イスラエル建国をテーマとした映画で、そのような場面を見たような記憶もありました。作詞したときの情報は「砂漠に水が出たという歌らしい」ということだけでした。そこで砂漠のオアシスをイメージした自由作詞になりました。
 その辺の事情および歌の原語の意味などについては、以前にブログ記事にしたことがあります。「マイム」は「水」であり、以下の囃し言葉は「喜びをもって水を汲む」という意味になります。「うたの旅人」の春山陽一記者は、アメリカまで旅して、この曲に凝縮されているユダヤ人の歴史と心情とを探っていました。まさに神から約束された「いのちの水」であったのです。





 話は変りますが、私は当時この「マイム・マイム」の他に、「オクラホマ・ミキサー」「コロブチカ」「キンダーポルカ」にも歌詞をつけています。趣旨は同様に「歌いながら踊る」ためでした。いずれも「ゆかいな歌」(野ばら社)に掲載されていますが、残念ながら今は絶版です。
 「マイム・マイム」をこの歌詞で聞いたこのある人は少ないでしょうが、珍しい録音があります。1969年に全繊同盟教宣部から出した「友愛コーラス指導テープ」第3集に歌と演奏が入っているのです。歌は矢野素子、アコーディオン横山太郎、ピアノ上北進、アナウンス明石光司(NHKのど自慢第1回優勝者)です。

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(追記・以下のユーチューブで CSメヌエットの間庭小枝さんが歌っています。)
https://www.youtube.com/watch?v=vuarXje5PWg