長妻昭議員から「おかげさま」という詩を教えてもらいました。長妻氏の Facebook にも掲載されています。なかなかいい詩で、「インターネットで見つけた」ということでした。帰宅して検索したら、ネット上で最近かなり話題になっていますが、上所重助(かみところしげすけ)さんという作者についての詳細がわかりません。私が見た範囲では、2009年11月に鹿児島・串間市の商工会館に掲示してあったという記事が写真つきで出ていました。そこで筆者の新大隅青年会議所の元理事長さんに問い合わせ中です。著作権が少し心配ですが、こういう詩です。

夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う

借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる

衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり

どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか

親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう

「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
(引用終り)

 みんなが「おかげさまで」「ありがとう」を交わしたら、世の中は明るくなるでしょう。特に政権与党になった政治家はどうでしょう。危険な「俺こそは」になっていませんか。

(追記・問い合わせた元理事長さんからは、残念ながら「私も孫引きでした」との返信をいただきました。)