民主党・長妻昭議員主催の時局講演会を聞いてきました。自分のメモ代わりに要点だけ書いておきます。
 まず、藻谷氏の唱える「里山資本主義」とは、資本主義の一種ではあるけれど、アメリカ型の自己責任による利益追求、資本集積型の新自由主義とは方向性が違うのです。人間の関係性を重視し、資本を円滑に循環させて、場合によっては物々交換までも活用して、過大な資本を死蔵することなく自立的な経済圏を作り上げるという考え方です。
 日本の未来像については、人口構成の変化に伴う必然的な少子高齢化を予測していました。老齢人口の扶養負担がピークに達する2040年を、蓄積の取り崩しと相互扶助で乗り切るしかないのです。そしてその先に、新しい安定した人口構成の時代を迎えることができます。それにしても、経済格差の縮小を急がなければなりません。
 きょう聞いた中でもっとも衝撃的だったのは、今の日本では毎年およそ100万人の子供が生まれるが、同時に毎年約50万件の妊娠中絶が行われており、その大半は結婚している夫婦によるという話でした。出生率の回復が叫ばれていますが、安心して産める環境づくりこそが急務だということです。