(熊さん)民主党の代表選挙が始まりましたね。ご隠居としちゃあ「待ってました」ってとこじゃないですか。
(ご隠居)そうだねぇ。このブログで「総理にしたい男」と書いたこともあるし、民主党政権の最後になった菅さんのあとの代表選挙のときには「立候補しないんですか」と言ったこともあったよ。政権交代の前から「闘う政治・手綱を握って馬に乗れ」って本を書いてたし、厚生労働大臣をやめたあとの「招かれざる大臣」も読んで、考え方はわかってる。期待できる人物だね。
(熊)ほかには細野さん、岡田さんも出るんですね。民主党という野党の中の選挙なのに街頭演説もやるんだって、新聞にもわりと大きく出てるけど、そういうものなんですか。
(隠)今回は党員・サポーターの投票によるポイントが大きいんだ。全国に22万人以上いるから、どこにいるかはわからない。ムードを盛り上げて国会議員や地方議員の投票にも波及させたいから、街頭演説もやるんだろう。この寒いのにご苦労なことだと思うがね。
(熊)でもさ、民主党の中の選挙に関心のない人が多いでしょう。選挙権もないし。
(隠)そりゃそうだけど、野党第一党の代表だから、総選挙で勝ったら総理大臣になる可能性のある人ってことなんだよ。その「国の舵取り役」に据えるとしたら、この3人の中では誰が出てきてくれたら安心か。そう考えたら、少しは違って見えてくるんじゃないかな。
(熊)なーるほど、そう考えたら長妻さんは集団的自衛権の閣議決定には反対だと質問してましたね。
(隠)そして年末の総選挙のときに強調してたのは、「格差の少ない社会をめざす路線への変換」ということだったな。週間報告ビデオでも、毎回その趣旨で話してたよ。それから原発への対応もはっきりしていた。党としては時間をかけた「脱原発」の方針だったが、長妻さん個人としては「限りなく即ゼロに近い脱原発」の立場でいるのは確かだよ。
(熊)ご隠居は何度も会ってるから、何か長妻さんの人がらのわかるような話はないですか。
(隠)長妻さんの潔癖さと意思の固さだね。「企業・団体からの献金は一切受け取りません」を公約して、律儀に実行しているよ。政権時代に縁の深かった労働組合も例外じゃなくて、選挙のときの人手の応援さえ頼んだことがない。完全に自力で選挙に連勝してここまで来てるんだ。それは徹底していて、たとえば打合せに呼ばれて昼飯の時間になったらどうなると思う?
(熊)議員会館なら、地下の食堂へ行くでしょう。あそこはいいね。
(隠)そうだよ。あそこは入り口でメニューを見て食券を買うんだ。最初のとき「自分で買います」と言ったら「お願いします」だった。見ていると事務所スタッフも全員が個別に会計をしていた。これまでおつきあいのあった国会議員は何人かいるが、こんな人はいなかった。昼飯は自分の金で食べるのが当り前。小さなことだが、これを実行し続けられるというのは、小さなことではないと思ってる。
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