昨日のブログで、話のついでのように思い出した「あなたの孫が幸せであるために〜百年後の世界を考えよう」をネット検索してみたら、アマゾンの中古書籍として2点の出品があり、2万4千799円と2万4千800円の値がついていたので驚いた。この本は、私が自費出版で出した本の2冊目で、カバーには可愛い盛りだった二人の孫の写真を使った。しかし家人には「難しい」と言われて不評で、あまり売れなかった。そして版元の新風舎は間もなく倒産してしまった。そこで残部を買い取ったので、家の中にはかなりの部数が積んだまま置いてある。市場には出回らないから希少本の扱いになったのだろう。
 この本を出したのは2006年の9月だった。ブログを始めてから1年にもならない時期のことである。ただ、ブログ上で知己を得た小飼弾氏が、404 Blog Not Found で好意的に紹介して下さったのが心強かった。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50634457.html
そのページは今も残っていて、「非常に読みやすく、そして非常に書評しにくい本だ。それだけに自分の目で確認することを強く薦める。料金分の価値があることは保証する。……本書を無理矢理総括すると、「志村建世史観」ということになる。……私は各論においては志村氏に賛成できない点も多い。……しかし、『あなたの孫が幸せになるために』という主題に関しては、全面的に共感する。」としている。そして、こうした史観表明が年長世代から少ないことを残念に思う、「だから、語るべきなのである。孫のしあわせをどう考えているのか、と。」と続けている。
 この書評を今の時点で読み直したことで、私は自分が書いたものの意味を改めて思い返している。私の「史観」は、先ごろ書き終った「昭和からの遺言」と少しも変ってはいないのだ。どんなに非現実的と思われようと、人間が進むべき道は平和共存の一本道しかないと私は思っている。その他は一時的なノイズに過ぎない。
 「あなたの孫が幸せであるために」は、当ブログでは定価販売しているし、カテゴリーから無料で読むこともできる。来年の日本は、歴史的な岐路に踏み込むような予感があるが、その前に、こんな史観があることを知って頂けたらうれしい。

jpgあなたの孫が