東京のタクシー運賃が近く改定されて、初乗りが380〜410円になるとのことだ。近距離でも使いやすくする狙いがあるという。その後の80円ずつ加算される料金は、237メートルごとに計算して、全体としては減収にならないように配慮するとのことだ。今の初乗り700円よりも、都会地では使いやすくなるかもしれない。二人で利用すればバスよりも安くなる。
 それはそれでいいのだが、タクシーに乗るときに、10円単位の細かい計算を面倒に思うことがある。目的地に近くなると支払いの用意をするのだが、夜など暗い中では財布の中の硬貨の識別ができない。1000円札で釣銭を待つと、10円や20円では、ごそごそ用意している運転手にケチだと思われそうな気がして「いいですよ」と言いたくなったりする。
 そこで思うのだが、初乗りは500円にして、その後の加算は100円単位にできないものだろうか。料金体系としては、距離で調整すればいいのだから複雑にはならないだろう。タクシーは100円単位で乗るものだと決めてしまえば、客も運転手も、かなり面倒が少なくなるような気がする。タクシーは時間に追われて使うことも多いのだから、料金の計算はなるべく簡単なのがいい。
 と書いてみたのだが、これですぐに制度が変るとは期待していない。世の中の決まりごとは、長い時間をかけて作られているから、簡単には変らないのだ。不合理だと思いながらも続いて行くことが多い。今は来年の新しいカレンダーが出回っているが、2月だけが28日と妙に短いのは不合理だと思う。統計などにも不都合なのはわかっているが、当分は是正される見込みはない。改善案が出されたこともあったが、最近は話題にもならなくなった。
 それでも時として世の中が動くことがある。誰かが言い出して賛同者が多くなると、意外にすんなり変ったりもする。インターネット時代の現代では、そんな機会も増えているようだ。だから書いてみたのだが……