(熊さん)なんか、いろんな話題が飛び込んで、にぎやかですね。
(ご隠居)順不同でやってくしかないが、とりあえず森友学園は「アッキード事件」の主家を守るために、しっぽ切りで見捨てられたようだな。学校を作るのをやめて、用地は国が買い戻す方向だそうだ。右翼ってのは自由競争だから「大義」よりも「損得」が優先するんだよ。だけど「安倍一族」がこれで逃げ切れるかどうかは未知数だな。
(熊)お隣では大統領だった朴さんが、憲法裁判所の裁定で罷免されたんだって。
(隠)あれも驚いたな。しかも8人の裁判官が全員一致だったそうだ。韓国の人たちって、激しいところがあるんだね。
(熊)日本では、総理大臣でも悪いことしたらクビになる、なんてことはないんですかね。
(隠)たぶんないだろうな。最高裁判所にだって、そんな権限はないと思うよ。国民が選んだ国会が決めた首相だから、主権者である国民を代表してるわけだ。訴追されない特権もあるんだよ。
(熊)やっぱり選挙でなけりゃ取り換えられないか。
(隠)まあ、そういうことだ。それから突然だったのが南スーダンからの自衛隊引き上げの発表だったな。だがあれはちょっと怪しい。よく見たら5月に引き上げるというのを発表しただけなんだ。森友の記者会見にぶつけて、話題を分散させて薄める目的だったという説があるが、そんなのが近いかもしれない。
(熊)でも、ドンパチやらないうちに帰って来られるんなら、ひとまず安心ですよね。
(隠)それはそうだが、5月まで安全という保証はないよ。それより、自衛隊を南スーダンへ出したこと自体が問題じゃないのかな。名目は道路の建設だが、日本の得意芸なら平和になってから本職の工事をしてあげればいいんだ。自衛隊の本業は道路屋じゃないんだからね。政府自体が不安定で、政府軍が住民を虐殺する恐れがあると国連が心配してるぐらいなんだよ。下手をすれば内戦に巻き込まれる可能性もあったんだ。それを「首都付近は落ち着いている」と強弁して、自衛隊の日報に「戦闘があった」と書いてあっても、稲田防衛大臣は「法的には戦闘ではない紛争だ」と、言葉遊びみたいな説明で逃げようとしたんだ。現場にいる自衛隊員は、たまったものじゃないよ。
(熊)あの人は最近も「教育勅語の基本は間違っていない」みたいなことを言ってるようじゃないですか。
(隠)「一旦緩急あれば義勇公に奉じ」あたりが気に入っているんだろう。戦後の教育方針では、公式に排除することが決められた勅語なんだよ。この人たちが何をしたがっているか、見え見えだね。