(熊さん)アメリカがまた派手にミサイルをぶっ放しましたね。
(ご隠居)シリアが毒ガスを使ったってんだが、シリア政府は否定してる。ふつうに考えれば国連で問題にして調査して、本当なら制裁するという手順になるわけだが、トランプ大統領は即決の実力行使だ。保安官の現行犯逮捕の感覚じゃないのかな。アメリカファーストと言ってたが、保安官気質は変らないようだ。
(熊)その手の早さで失敗もしてるでしょう。イラク戦争では、口実にしてた「大量破壊兵器」なんて見つからなくて、結局、無用の破壊と混乱を作り出しただけで、世界が今でも迷惑してるんですよね。
(隠)そうなんだよ。あのときは日本は小泉首相で、早々とアメリカ支持を表明してしまったんだが、今度は安倍首相が同じことをしている。「アメリカの行動は理解できる」だとさ。今回アメリカが使ったトマホークってのは巡航ミサイルで、空飛ぶ魚雷みたいなものだ。大きさも威力もほぼ同程度で、これが1000キロ以上も飛んでレーダーで地形を読み取りながら目標に向かって行くわけだ。一発で大型艦を沈めるほどの破壊力のあるやつが、59発も発射されたっていうんだな。
(熊)そんなものを撃ち込まれたら、本気の戦争になりますよね。
(隠)シリア一国では、そうしたくても実力では無理だろう。でもアサド政権にはロシアという後ろ盾があるんだよ。プーチン大統領はシリア支持だから、アメリカとロシアとの関係は、これで決定的に悪くなるだろうね。まさかすぐ戦争に突入ということはないだろうが、世界を二つに分けた冷戦の復活なんてことになったら、国際関係はまためちゃくちゃになっちまう。そうなったら中国も黙ってはいないだろう。アメリカと中国で、いい関係を作って行こうなんて雰囲気は、いっぺんに吹っ飛んでしまうだろう。
(熊)とにかく物騒なことをやってくれましたね。やりすぎですよ。
(隠)そうだよ、武力行使というのは、最後の手段に取って置くものだ。軽々しく使っちゃならない。トランプはこの一回だけでやめると宣言すべきだな。日本もそれくらいの助言をしなくちゃいけない。ご機嫌取りしてる場合じゃないよ。それより、これで国内の問題に関心が薄くなったら困る。「共謀罪」の問題は、本当に大事なんだよ。森友問題も幕引きさせてはいけない。浮き足立たずに、着実にやって行くことだね。


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明日は「毎月9日、正午から国会一周散歩」に行く日です。昼12時に、地下鉄丸ノ内線・国会議事堂前駅の改札出口の前からスタートして、議事堂周回歩道を左回りに一周し、そのあと適宜に昼食して帰るのを例にしています。どなたでもおいで下さい。