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 国会には、いろいろな機能があるものだ。閉会中だから大きな動きはないだろうと思っていたら、閉会中審査というものがあって、そこに呼ばれた安倍首相が窮地に立たされている。支持率低下の中では審査に応じないわけには行かないし、行けば集中して詳しく報道されるから、ごまかしが利かなくなる。当面の加計学園の問題だけでも、身内に肩入れした疑いが濃厚になってきた。
 ただし新聞をよく読むと、今回の審査の日程は2日間で終了しており、野党側は再開と証人喚問を要求しているが、自民党は「必要はない」として拒否しているとのことだ。野党はさらに憲法に規定されている臨時国会の召集も求めているが、これも同様に自民党は否定的だ。
 しかしこのまま疑惑に幕引きしたのでは、とうてい国民感情は納得しないだろう。自民党としても、これ以上の支持率低下は避けたいところだ。つまりは、疑惑の解明を進めるためには、世論の後押しの力が必要ということになる。まさかとは思うが、早逃げの幕引きなどを決して許してはならない。
 それにしても、今の展開では安倍内閣の支持率を回復させる要素が何もない。見るに見かねて自民党内から「安倍下ろし」の策動が始まるのか、あるいは「日刊ゲンダイ」22日号の第1面に出ていた「逆ギレ解散」に走るのか、先行きの見通しが難しくなってきた。それもこれも、支持率低下という、内閣の「天敵」の強さにかかっている。結局は世論の動向が政治を変えて行くわけで、横町の隠居としても、とりあえず声をあげて、安倍の支持率低下に加勢する次第である。