今回の北朝鮮ミサイル騒動については、いろいろな解説が乱れ飛んだが、小西誠さんのところで「正解」と思えるものを読むことができた。元自衛官の感覚と、反戦・平和活動家としての信念から、私たちに「かくありたい態度」を教えてくれる。ご本人の face book を見て頂ければいいのだが、ご用とお急ぎの方のために、私なりの要点も添えておこう。
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 まず、見出しとしては「政府とメディアの、仕組まれた「朝鮮ミサイル危機煽動」を打ち破ろう! 琉球列島弧ー東アジアで戦争反対のうねりをつくりだそう!」と呼びかけている。
 そしてこの騒動の本質を、以下のように総括している。
           
              
 今回の朝鮮ミサイル発射と日本の政府の対応には、しっかりとした検証が必要です。というのは、東日本・北海道へのJアラート発動は、まさしく仕組まれた、社会に恐怖感を煽るものであり、全メディアがこれを政府と一体化して行ったからです(戦争翼賛報道の全面化)。
 
 説明は以上でほぼ尽きているのだが、ナチス・ドイツや戦前の日本のような独裁国が、国民への支配を確立するために、もっとも有効に作用したのが「他国からの脅威が迫っている」という危機感の醸成だった。このムードが高まれば、他国との友好や平和共存を唱える人たちは、「愛国心が足りない」として非難攻撃の的になる。国論の統一こそが今は必要だと強調されて、権力者にとって都合のよい世の中が作られて行くのだ。
 今回のミサイル騒ぎを、冷静に思い出してほしい。「ミサイル」と称する飛翔体は、日本のはるか上空を通過しただけである。弾頭には爆薬をつけていなかったろう。間違っても日本に実害を与えるようなミサイルを落してしまったら、政権が無事でいられないことは、北朝鮮の当局者もよく知っている。空き缶が一個飛んでくるのを、もし可能としてもミサイルで迎撃などしたら、破片が落ちて来るだけでも危ない。もちろん見送りが正解である。
 その程度の小さな事件を、国難のような騒ぎにすることこそが危険と言わざるをえないと思う。