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 矢部宏冶の最新刊「知ってはいけない〜隠された日本支配の構造」(講談社現代新書)を、店頭品切れでアマゾンからの取り寄せで読みました。帯文には「この国を動かす『本当のルール』とは?」「私たちの未来を危うくする『9つの掟』の正体」と大書してあります。9つの掟は、そのまま内容の各章になっており、それは以下の通りです。
第1章 日本の空は、すべて米軍に支配されている 
第2章 日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある
第3章 日本に国境はない(米軍にとって〜注・志村)
第4章 国のトップは「米軍+官僚」である
第5章 国家は密約と裏マニュアルで運営する
第6章 政府は憲法にしばられない
第7章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する
第8章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う
第9章 アメリカは「国」ではなく、「国連」である
 この一覧だけでも大筋はつかめると思いますが、通読してわかった「この本の読み解き方」について、私の記憶に残ったいくつかのキーワードというか「ものの考え方」を、忘れないうちに書いておきます。
 まず、この本に出て来るアメリカ(米国)とは、「アメリカ軍(部)」のことだと読み替えると、早く理解できる部分があります。それはアメリカという国が、かなりの「軍国」であることを意味しています。それは時に良心的なアメリカ外交官を愕然とさせるほどの強さなのです。
 次に日米の安保体制については、朝鮮戦争が今も大きな影を残しているのが納得できます。日本は「戦後レジューム」ではなく、「朝鮮戦争停戦レジューム」の中にいるのです。そしてアメリカ軍は、今も「国連軍の代表」であるかのように日本に駐留を続けているのです。自衛隊との関係についても、この視点から見ると解けてくる部分があります。