昨日は、南武線宿河原にある「こんにゃく座」恒例の「春のうた会」に行ってきました。この「うた会」訪問は、2007年が最初でしたから、もう10年以上も長いおつきあいになるのでした。この年の3月21日に、岐阜の大垣で開催された出張ミニ・コンサートで、岡原真弓さんと太田まりさんの歌を、榊原紀保子さんのピアノ伴奏で聞いたのが最初でした。こんにゃく座の名も何も知らず、主催者の依頼で撮影取材を兼ねて見に行き、地方の音楽劇団だろうぐらいに思っていたのが、リハーサルの歌声を聞いたときから、「これは本物だ」と驚いたのでした。その新鮮さを、当時に書いたブログで思い出します。
http://blog.livedoor.jp/shimuratakeyo/archives/55592378.html
 このときの衝撃から、間もなく行われた2007年の「春のうた会」にも行くことになり、縁を深めて行くことになりました。
http://blog.livedoor.jp/shimuratakeyo/archives/55592395.html
 さらに岩波新書の「日本オペラの夢」(林光・著)を読んで、こんにゃく座の成り立ちの事情を知ることができました。
http://blog.livedoor.jp/shimuratakeyo/archives/55592404.html
 その上で、稽古場にも足を運ぶようになり、2007年の「フィガロの結婚(エキゾチカ)」を、稽古場での仕上げの段階を見学した上で、本番の舞台を見るという、ぜいたくな経験をすることができました。正式な申し込みも許可もなしに、個人的な興味だけで稽古場に通った私も図々しいですが、何も言わずに受け入れて下さった「座」の大らかさも、なかなかのものだと思います。
 ところで肝心の昨日の「うた会」ですが、第一部の終り近くから第二部の最後までを見て、「明るいうちに帰る」という家人との約束を守りました。第三部の終幕、ことに全員が揃っての大合唱の迫力は、私の記憶と想像の中に響いています。
 「うた」に人生をかけた「歌役者」たちの集団が「こんにゃく座」です。太田まりさん、島田大翼くんなど、気に入りの役者たちの元気な姿が見られて、声が聞けたから、私は満足でした。2007年の出会いに感謝あるのみです。