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敷地の一隅に こんなものが生えた
頼みもしないのに 季節を教えてくれる
綿毛を吹いたら たぶん風に飛んで行く
だがそれを喜びそうな子供は もういない

でも 誰も何もしなくても
たんぽぽの種は やがて飛んで行く
どこへ行って 根づくのかどうか
それも 私は知らない

でも心配はしない そもそも勝手に生えたのだから
私の知らぬ所で 生まれたのだから
本当は私よりも ずっと強いのだから
可憐どころか 地上の支配者なのだから

お前の姿の中に 私は人間の未来を見る
あらゆる人間の営みは 遅かろうが早かろうが
草に覆われて 自然へと帰って行く他はない
人間は不自然になり過ぎた 今さらどうしようもないのだが