(熊さん)南北朝鮮の歩み寄りは、みごとでしたね。
(ご隠居)双方のトップが手を取り合って、38度線を越えて見せたりしたんだから、効果抜群だったな。マイクもないところで、さし向かいで真剣に話し合ってる場面も良かった。これは今までとは違う、本格的な変化だと思わせるところがあったよ。もしこのままの雰囲気で「次は日朝会談へ」と持ち掛けたら、すぐにOKだったろうね。朴大統領には「日本とも話し合う」という意思表示があったそうだ。ところが安倍首相は、たいして急ぎでもない中近東への外遊に行っちまった。
(熊)前からの予定だったんじゃないですか。
(隠)そうかも知れないが、懸案の拉致問題を解決するチャンスだよ。先方の建前は「生きてる人はみんな返した、解決済み」だが、あの雰囲気なら、最悪でも「誠意をもって再調査して結果を知らせる」ぐらいの回答はあったろうさ。でも、それをしないでグレーのままにしているのは、「本当のことがわかってしまうと、制裁だの圧力だのが言えなくなって都合が悪い」からだと、ネット情報では叩かれてる始末だ。政府認定の「拉致被害者名簿」には、国内の一般的行方不明者を便乗させている例もありそうだと言われているんだよ。
(熊)そんなら余計に、早く再調査でも何でもやってもらって、事実関係をはっきりさせたいですよね。朝鮮と無関係な行方不明なら、日本国内をちゃんと探さなくちゃいけないでしょうよ。
(隠)最近のニュースでは、拉致被害家族がアメリカへ行って、トランプ大統領に日本人拉致の問題を米朝会談の話題にするよう頼んだということだ。話がアベコベだと思わないかい。日本の外交力は、それほど信用されてないってことだ。情けない話だよ。