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(熊さん)ゆうべはご隠居も寝不足だったんじゃありませんか。
(ご隠居)そんなこともないよ。寝室のテレビはつけてたが、適当に眠ってたから、失点の場面は、やっぱり今度もナマでは見てなかった。今のサッカーは、得点の少ない競技になっちゃってるから、基本的に地味なスポーツだね。会場もロシアの、あまりよく知らない内陸の町みたいだ。画面を見てると日本人の応援団なんかもいて、日本でやってるように見えたりするけど、みんなヒマも金もかけて見に行ってるんだね。ありがたいことだ。
(熊)今朝の新聞は、試合には負けたけど、予選は突破して決勝トーナメントに進むのが決まったから、そっちの方を祝ってるんでしょ。
(隠)そうだよ。でも際どいとこだったようだね。ベスト16に入れたのは、最後は警告を受けた回数が少なかったことが決め手で選ばれたそうだ。フェアプレーが評価されて昇格したと思うと、ちょっといい感じではあるね。新聞も、そこを踏まえた紙面づくりをしたわけだよ。
 でもね、ニュースとしたら、左の端にある「働き方法案」の方が、ずっと大事なんだよ。これから先の雇用と労働のルールに、じわじわと影響が出て来る可能性があるんだ。きょうの参議院本会議での可決成立を政府自民党は狙っていると書いてある。今夜か明日のニュースにはなるだろが、おそらくサッカーほどの話題にはならないだろうね。
(熊)それはしょうがないですよ。一般の関心とは、レベルが違うんだから。
(隠)そりゃそうだ。政治というのは、国会議事堂の中で、議員たちが議論して採決して進めて行くものだ。でもそれが国民すべての暮らしにかかわってくる。議会というのは、ある意味で競技場のようなものだ。傍聴席もあって公開もされている。サッカーに興じる何分の一かでもいいから、みんなが議会にも注目するといいと思うよ。ひいきのチームがいたら、中継やニュースを見て、声援を送ってやればいいんだ。サッカーの応援よりも、ご利益はあるかも知れないよ。

追記・会場のサンクトペテルブルク市は、第二次世界大戦時には「レニンク゜ラード」と呼ばれて、ナチス・ドイツとソ連軍との激戦場でした。今の若い人には、何のことやらわからないでしょうね。