s-IMG_1817

 今朝の朝日新聞に出ていた昨夜、2018年12月7日の参議院本会議の風景である。野党の抵抗で深夜に及んだらしい。争点は外国人の受け入れ拡大をめざす出入国管理法の改定案だった。同じ紙面には、「使い捨て労働力、広がる懸念」という見出しが立っている。この法案が可決されて、来年の4月1日から施行される見通しだということだ。国会の会期は、土日明けの10日で終了となる。
 周知のように安倍1強の議席配分だから、採決すれば政府案が通ることはわかっている。政府から見れば、議会とは、少し我慢して野党の言うことも聞いたふりをしなければならない儀式の場ということになるのだろう。このようにして来年も、少なくとも参議院選挙のある夏までの半年間は、安倍政治が進んで行く。
 来年の10月には、消費税の増税が予告されている。安倍政権は予告通りに増税を実行できるかどうか、参議院選挙の成り行きが、何らかの影響を与えるかもしれない。そしてまた、その前には天皇の代替わりという、未曽有のイベントも控えている。この一連の行事は、よほどの番狂わせがない限りは、安倍首相が取り仕切ることになりそうである。言いたいことはあるが、成り行きに任せるしかない。
 話題は変るが、12月8日は日米開戦の日だった。ただし、あれから77年たったという、時の長さに驚かされる。あの朝、日本は異常な興奮に包み込まれていた。やがて聞かされた大勝利のニュースに沸き立っていた雰囲気は、昨日のことのようによく覚えている。私は国民学校2年生だったのだ。緒戦は勝っても、必ず負けるという当然の結果を、予想する人など一人もいなかった。国をあげて狂気に陥ることが、本当にあるのだ。これから先にも、同じようなことがあるのだろうか。古いことを知っている人間は、やがていなくなる。それから先のことを、私が知る方法はない。