この週末、みごとに風邪を引きました。微熱あり、咳が多発、喉が痛くて、頭がぼうっとしています。エアコンの使い方が下手で、半袖の腕がちょっと寒いと思っているうちに、咳が始まってしまいました。家族内にほかの患者はなく、ウィルスがどこから来たのかは、わかりません。昨夜から葛根湯と「アネトン」を飲みはじめましたが、今のところ効果は出てきません。
 幸い、どこへも外出の予定などはないので、ただただ家の中で謹慎しています。軽率な行動はするなと、誰かさんが警告してくれたのかも知れません。心配してくれる人がいるとしたら、それはたぶん、私の亡妻でしょう。こんなときに妻がいてくれたら、どんな意見を言ってくれるだろうかと、何度も思いました。「私には、わからないよ」と言ったかも知れませんが、それでもいいのです。
 「あんたにも、わからないか。そうだよな、誰にだって、先のことがわかってりゃ苦労しないよ。」と、私も応じたでしょう。
 昼のニュースは、台風の接近を伝えています。それと同時に、にわかに大粒の雨が降りはじめました。洗濯物の取り入れに少しあわてて、これから昼食にします。
  「あの世」とやらに本当に妻がいるのなら、私も急いで後に続きたいのですが、どうなのでしょうか。遺影との会話は毎日のようにしていますが、本当のことはわかりません。私が少し不満なのは、あんなに親しかった妻が、未だに一度も夢にさえ出てこないことです。現世で充分に良かったから、もういいやと思っているのでしょうか。