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 政権交代可能な野党を作るという趣旨で、国会に新しい統一会派ができた。その会派名が、「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」という長い名になった。現憲法下での国会会派の名称としては、最長の19文字になるそうだ。ただし・(中黒点)も1文字にカウントするらしい。当初は「立憲民主党・国民フォーラム」にするつもりだったが、社保の名を残して欲しいなどの要望があって、このようになったらしい。
 ちなみに、従前の会派名の最長は、「生活の党と山本太郎となかまたち」の15文字だったということだ。名前の長さで人目を引くというのも一つの戦略かもしれないが、日常の使用には、あまり便利とは言えないだろう。
 この件で思い出したのが、昭和47年に制定された「男女雇用均等法」のことだ。採用や昇進についての男女の差別をなくすことを目的にしていた。ただしこの制定までには、業界団体の反対などもあり、かなり難航したことを覚えている。だいぶ骨抜きにされて、実効性には不安な面があった。私は当時、労働組合の教宣資料を作っていたから、「均等法と私たち」というスライド教材の中で、この法律の正式名称の長さを、落語仕立てで皮肉ってやったものだ。
「わーっ、すごく長い名前ですね。名前が長けりゃ、効き目もあるんでしょうか。」
「まさか、おまじないじゃあるまいし。」
といった内容だった。なんと「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」(42文字)というのだ。私の知るかぎりでは、一番長い名前の法律のように思われる。ただし現在では、内容の改定とともに、やや短い名称に変更されている。当初の名前が長かったのは、先行する「勤労婦人福祉法」などの、制定までの歴史経過を反映したからだった。