バイク界のシーラカンスに出会う

 今回の紀行は言いたいことが多すぎてなかなか話が進まない。

 そこで、ここからは時系列ではなくテーマ別にして軽く流していきたい。

 まず、宿泊したホテルのある梨泰院はバイクの街であることについて。

 この街はバイクの本場ともいうべき米国人が多く住んでいるせいか、 通りに無造作に停めてあるバイクが「おお、ここでこれが見られるとは!」というものだったりする。

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 アンティークショップには古いタイプのバイクがよく似合う。

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 これはトレッキングタイプのバイク。たぶんメーカーは「ポンタ(仮名)」である。

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 キャブトンマフラーは旧車によく似合う。これくらいの大きさだとキックも大変ではないし、持って帰りたい一台である。

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 韓国では車もバイクも「ちょっぴりオフロード」というタイプが好まれるようだ。これにはアウトドアの好きな国民性が関係しているのかしれない。そういえば「韓国人の嘱託(仮名)」という私がよく見ているTV番組でもいつも調理は外である。食堂で食べている人もよくテラスなどで食べているし。

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 これは国籍不明のヨーロピアンタイプ。
 グリップの外に付けたバックミラーはデザイン的にはカッコいいが、転んだときはどうなるのか他人事ながら心配になる。

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 スクータータイプが意外に少ないのはやはり大きなものを好む国民性の故か。

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 業務で乗っている人もスクーターより本格的なバイクに乗っている人が多いような気がする。

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 ブレブレで何が何やら分からないが、多分ヨーロピアンタイプ。

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 おお、あれは「ローヤル・トンプソン(仮名)」ではないか。

 今も続いているバイクメーカーとしては世界最古、もともとは英国の会社なのだが、性能の良い日本車の攻勢に都落ちし、インドで生き延びたという曰くつきのバイクである。
 構造が19世紀(大袈裟。せいぜい20世紀初頭)のまんまであるため、「単車のシーラカンス」と呼ばれている(かな?知らん)。
 オリーブグリーンに塗られた軍用仕様は最も人気のあるバリエーションである。
    フィッシュテールのマフラーがまた堪らない。

信バイクに乗る

 定年になったらこれに乗って昔のように風になりに行こう。って、体重30kg増だからなあ。サスペンションすぐ駄目になるだろうなあ。