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萩スカリアル河童

 さて、いよいよ7月も後1日となり、我が(有)リアル花札本舗(確か有限会社って制度そのものがなくなったんだったよな。これだけで嘘だと判る)の社運をかけたプロジェクト、「7月萩」である。
 リアル花札の中で最も困難が予想されるものの一つが7月萩札の中の「萩に猪」だろう。
 ご存知の通り猪は猛獣であって、出没注意と関係者が神経を尖らせている動物である。襲われて大怪我をした、などという話が全国ニュースとなってTVなどの電波に度々乗っている。
 それをわざわざ撮影しようという酔狂だから、まず世間の目が鶯や蝶を撮影する場合とはまるで違う。細菌、じゃなかった、最近巷間を賑わせているCOVID-19に喩えるならば、公衆のど真ん中でマスクを外して咳を百連発、というくらいの顰蹙ものの行為である。
 だから勿論わざわざ猪の出現しやすい早朝や夕方・夜は避け、あくまでも本当の僥倖によって萩の傍に彼(もしくは彼女)が現れたときにのみ100m以上離れたところから撮影しようというスタンスである。「餌付け」などという不埒な考えがチラッとだけ頭を過らなかったといえば嘘になるが、私は良識ある市民であるから、そんな考えは私の揺るぎない良心によって遠く彼方に吹き飛ばされてしまって跡形もない。
 基本的には季節の萩の花を撮影し、本当に宝籤に当たるくらいの確率で「萩に猪」を期待する程度に留めるつもりである。
 ということで、まず萩の花はどこにあるか、家の近くを探してみると、車で30分くらいの某所に野生の萩が群生しているという情報を得た。
 その日、妻は娘と出かけるというので、「まだ萩の花には早いんじゃないの」という妻の忠告も無視して1人で車に乗って出かけた。
 例によって誰とも喋らず買い物も外食もしない、最近の私の小旅行スタイルである。

IMGP0980

 着いたのは熊本平野を一望し、遠く有明海までを望む某所である。

IMGP0969

 何と車を停めたすぐそばに萩が自生している。しかも、まだ2分咲きくらいの感じだが早くも美しく可憐なピンク色の花を咲かせている。
 流石に花札にはまだ使えないか。妻の言うとおりである。
 しかし今までの経験から云って作る時に作っておかないと機会を逃してしまうことになりかねない。暫定ということで作成開始。

萩スカリアル01

 萩スカリアル札1枚目(暫定)完成。

萩スカ

 それにしても実際に撮影してみると判るのだが、花札の絵師たちの植物の特徴を捉える眼の凄さには敬服である。それまでは「何だこの黒豆と赤豆みたいなのは」と思っていたのだが、なるほど、これが萩というものか。
 日本人のものをまとめる力には驚いてしまう。

IMGP0988

 ただ、この萩の木は相当な急斜面の道まで登りきる直前のところに生えている。

萩に猪

 果たしてこんなところまで猪が登ってきて丁度萩の花の間から顔を出す、などということがあるのだろうか。どうも宝籤に当たるより難しい気がする。

 あと少し出てきやすいところを遠くから車の中で監視するというスタンスで考えたい。するとここは不適である。もう少し花が咲いて見つけやすくなってから撮影地を探すとしよう。