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さて、「柳に赤短」の撮影を終えて後は柳に燕が訪れるのを只管待っている私である。

撮影環境については写真の通りである。
なぜかモノクロモードなのでちょっと分かりにくいが、愛機「ペンテコステオバQ(仮名)」に「香具師のん兵衛38mmF1.4(仮名)」を装着し、三脚に設定した状態である。

何も飛来しない構図はこうである。
最初の1時間、私はこの構図で待ち続けた。
しかし、周囲を飛び交う様々な鳥たちが燕はおろか椋鳥も雀も鳩も、あのデカイ烏さえまったく構図の中に収まってくれない。

仕方がないので構図を横にした。
鳥は柳の木を横切るように飛ぶので、こちらの方が少しでも鳥の姿が構図の中に納まるのではないかと思ったのだ。
更に待つこと2時間。
次々と鳥たちが柳の木の周囲を飛び交う。
燕が一番多かった気がする。それ以外にも、雀、椋鳥、鳩、烏、白鷺。次々と鳥たちが木の周囲を横切っていく。

最初は余裕をもって、しまいにはカメラを動かしながら鳥たちの姿を捕らえようとする。
だが、どうしても構図の中に収まってくれない。

終いに飽きてきてサブカメラとして携行している別のペンテコステに「木星11号(仮名)」を付けて1枚。
この写真を見れば決して私の写真の腕が悪い訳ではないことが分かって頂けるだろう。
後で数えたら227枚の画像を撮っていた。
その中で、飛翔する鳥の姿を捉えたものは唯1枚。

これである。
最後は自棄になって柳の木よりずっと上を狙って撮った一枚でやっと捉えたのであった。
実はこの柳の木は散歩道の沿に植えられていて、ウォーキングやジョギングやランニングの熊本市民がその木陰を通るのであった。
燕は人間に馴れやすいとはいえ、よほど度胸のいい個体でないかぎりこの柳と一緒に撮影に応じてくれる燕はいないだろう。

縦構図には収まらないので、仕方なく合成と相成った。
しかもこれはよく見たら燕ではなく、おそらく椋鳥である。燕はこんなにずんぐりしていない。
リアル花札の完成は遠い。