【Koolongリプライ 女体拷問研究所の真実⑥】
〜セカンド・ファイナルの謎 中編 イキまくる魂は去ってゆく〜



 まずは余談ですが、上は女体拷問研究所ファースト・シーズンvol.11のPVです。ここで女研所長の辻丸耕平は捕えた女捜査官リカ(捜査本部本部長の娘)を快楽に溺れさせその姿を映像で見せつつこう言います。「姫川麗子!わかったか?所詮お前ら女なんてこんなもんなんだよ」。つまり…、「女性なんて簡単に快楽で支配できるのだ!」と言い放っているのです。
 ところで、昔よく、裏社会の男の方なんかがイボイボの改造男根を引っさげてSEXをすると女を支配できるとかできないとか、そんな話をしていた人いませんでしたか?まあ、それはマユツバとして、女性だけに限らず、クスリだとか…、金だとか…、地位だとか…、欲望や恐怖などで、人間を支配しようとするものを総称して魔物だとしますと、それを打ち破れる力を人間は有しているのでしょうか?また、その力とは何なのか?それがこのシリーズの底辺に流れる一つのテーマでもあります。

 さて、みなさま、とても長い間ご無沙汰してしまいましたが、その間、私宛てや企画室のshin1baby宛てにメールなども頂戴いたしました。本当にありがたく存じます。この場をお借りしまして感謝の辞を述べさせて下さい。いつもいつも、温かい励ましをありがとうございます。今後を期待して下さる皆様の存在が唯一の支えでございます。心から感謝申し上げます。
 前回より、“セカンド・ファイナルの謎”などと銘打って書き始めたのは良いものの「女研のファイナルとは迷宮的自問への区切りである」なんぞと言い放ちつつフリーズしていた私の思考を今一度整理してみたく思います。これは、これからアタッカーズでの発売を控えております竹内紗理奈の引退作、つまり姫川亜由美の最後を描いた「女体拷問研究所LAST DANCE 姫川亜由美、最後の七日間」のお話をさせていただくステップでもあります。
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 本年の1月1日付けでリリースされた女研セカンド・シーズンのグランドフィナーレは、結城みさ(以下敬称略)と眞木あずさ(以下敬称略)のダブル主演だった。そしてこの作品の後しばらくして、お二人とも業界から引退される事になる。素敵な女性たちだった。アマゾネスのリーダー役である結城みさは劇中で自分の幸せを探してアメリカへと旅立ち、一方の眞木あずさは鉄砲玉のように女研へ喧嘩を売り、あげく拷問されるが、最後は無限とも思われる快楽地獄を自らの意志で断ち切って脱出する。二人とも“女体拷問研究所”という存在に心を残さず立ち去ってゆくのだ。しかしながら一方で男たちの魂は、未だそこに佇んでいたりもする。
 
 撮影の前段でお会いした際、結城みさは笑顔で「ポルチオはNGよ♡」と言った。「ぽ、ぽるちおNG……?」。面白いことを言うものだ。なんでも以前どこかの誰かさん(男優)が、「どうだい?これがポルチオだぜ!」(?)などと言いつつ指で膣奥(子宮方面?)をガンガン突いたらしい。それが痛かった、不快だった、と。で、私は、チョット気を抜けば吸い込まれてしまいそうな彼女の瞳を必死に見つめながら、変な人だと思われない事を祈りつつ切り出した。「ポルチオ」と言っても本来そんな名称の責めは存在せず、男がマ●コの奥に祈り(気持ち)を込めて波動を送り、女性のカラダがそれを受け止めてくれて、子宮が躍動し始めて、図らずも恋愛状態みたいになって、一回でもドクンとイければそこからは確変状態になって、どこをさわってもイキっぱなしで、肌がツルツルになって、幸せ〜♡となる状態を「ポルチオが決まった!」と言います、なんていうある意味◯◯った説明をさせていただいたら、彼女は「そうだったんですか!ポルチオって…、本当は素敵な事だったんですね」などと私に合わせてくれたのだが、本当に伝わったのだろうかと思いつつ私は少し幸せな気持ちになった。
 そして撮影当日。彼女は終始笑顔だった。何かを期待しているようにも見えた。辻丸耕平とのガチンコ対決のドラマを収録した後、契約上の問題でドリルこそなかったがベイビー流の快楽責めをその身に浮けると彼女のカラダは見る見るうちに輝いていった。奇麗だった。「え?もう終わりですか?」、そう言い残して結城みさは去って(旅立って)行った。“ブッ飛びアクメ”と言う名の冒険は幸せ探しのようなものでもあり、それはきっと、彼女の日常で続けられていくのだろうと思う。大切な誰かと一緒に。
 
 一方の眞木あずさは、後に聞いたのだが撮影日(結城みさとは別日)までの数日間、不安で不安で仕方なかったらしい。私は、そんな彼女の内面に寄り添う事が出来なかった。しかし…、彼女はイキまくった。いや、そのように見えた、と言ったほうが正確なのかもしれないが。きっとこれは単に、彼女が男からのパワーを受け止めてしまう能力を持っていたからだったと思う。とにかく、私は久しぶりに、女性が危険水域(そんなものあるかどうかも不明だが)までイってしまうかもしれないその状況に興奮していた。そしてドリルシーンの中盤、ヤメてっ!イクイクっ!という可憐でいて甲高い叫び声をあげながら、突然彼女は泣き出した。泣きながら、怒っていた。イクイクと叫んでいるときの彼女の様子は、痛そうで硬直しているソレと明らかに異質な状態に見えた。でも、怒っていた。何に対してなのか?「何がしたいの?どこまでイカせれば気が済むのよ!」…なのか?あるいは、彼女の心の近くに行けず、迷宮を彷徨っているくせしてここぞとばかりに強引に極限のオーガズム状態へ持っていこうとしている私への不誠実さに対して…?彼女はほんの少しだけ水を飲んで息をついた後、涙の理由には触れずに「大丈夫」と言った。そしてこのあと、作品の中で最もヘビーな数分間のイキざまがカメラに収められる。何が起きたのか?本当にこのまま続けて平気なのか?そんな緊迫した雰囲気の中、誰もが逆に、少したりとも手を抜くなんてことが出来なかったのだ。
 何かに立ち向うように、何かに抗議するかのように壮絶にイキまくった彼女に対して、私は「ありがとう」の言葉しか思い浮かばなかった。 彼女は、「やっと終わった…」そう言い残して去って行った。
 
 英雄…。二人の女性は確実に私の心に何かを残し、跡形もなく居なくなった。彼女たちにとって女体拷問研究所は、何か区切りのような1ページになってくれたのだろうか?
 そう言えば、姫川亜由美にとって、あのファーストシーズンファイナルは始まりだったのかもしれない。しかし、そんな彼女も去っていく。「女体拷問研究所LAST DANCE」という作品を最後に。次回はその事についても書きたいと思う。
 
 女研のファイナル作品リリースに込められた意義、それは迷宮的自問への区切りでもあると前回書いた。そう、たしかにシリーズの区切りは付けた。しかし…、敬愛して止まない出演女性たちが去ってゆく中、私は一人、迷宮から抜け出せないでいる。