狂ったように暑かった夏も後半戦に差し掛かろうとしている。そんな中、我が主戦場たる“女体拷問研究所”最新作、「女体拷問研究所 Ⅲ JUDAS(ユダ)Episode-2 憤死寸前!発狂快楽漬けの女 加納綾子」が、いよいよ店頭に並ぶ。
 私どもにとって待ちに待ったリリースでもあるこの作品ではベイビーエンターテイメントの魂たるオペラのごとき女体狂乱乱舞映像が画面狭しと展開される。まさに本流中の本流と呼べる作品となった。そんな私どもの伝えたいメッセージが詰まったこの作品、一人でも多くの方々にご覧いただければこれほどの喜びはない。

duid102

 この作品の肝は、当然ながら加納綾子(以下敬称略)である。彼女はゴールデンタイムで先行発売されている「女体拷問研究所 BAD SEQUENCE」篠田あゆみ(以下敬称略)が演じる諜報機関のエージェント「月岡智美」と親友である女捜査官、「明日香メグミ」という役どころ。その女捜査官は、“マンイーター(男喰い)”と言う異名を持つほどの精力絶倫女でもある。つまり今回は、私生活では極めて性欲の強い、言うなれば「我慢できない女」が、一方のアイデンティティーとしては悪を前にして一歩も引いてはならない「正義の捜査官」であるという事。また彼女は、情が深くて友情を大切にする女。
 そんな彼女が、まさに女の敵、人類の敵とも言える卑劣な性犯罪集団「女体拷問研究所」に捕まったらどうなるのだろうか?例えば、性欲が強ければ強いほど身体の自由を奪われ快楽で女体昇天をコントロールされ続けるという拷問は、彼女にとってより狂わんばかりのものとなる。いわんや親友である智美をすでに奈落の底に突き落とし、いまだ監禁したままの憎っくき悪の勢力を前にして、である。
 もしそんな状況下の中で彼女が快楽に溺れてしまうような失態を犯したなら、性犯罪者を容認する事と等しくなる。どんなにつらくとも「お願いだから早くイカせて!」などとは死んでも言えないのだ。そんな地獄の女捜査官役に、私は「彼女しかいない!」と強く想い馳せつつ加納綾子を選び出演をお願いしたのだった。

 痴女役が多いように思える加納綾子とは以前に他社作品の撮影でお会いしていた。女が女を寄ってたかって責めまくる役である。まさに適役だった。その際、彼女から溢れ出る凛々しくも淫らな性獣のごときオーラに、終始圧倒されたのを覚えている。
 また、彼女は自由奔放な性の求道者たる女性でもある。自らの快楽をどこまでも追求し続ける性の冒険者のような側面も彼女のtwitter(面白い!)から垣間見える。性に対して自由奔放な女…、快楽の追求者…、そう言うと誤解されるかもしれないが、きっと彼女の中ではSEXや快楽を通して真摯に自分と向き合っているのだと思う。自分の真実を探しているのだ。誰しもが、何かを通じて日々もがきながらやっている事と同じように。言うなれば彼女は筋の通った「快楽求道者」であり、当然相手やシチュエーションも選びつつ冒険をしているのであろう。ドラ◯エの「遊び人」さながらに………。
 ちょっと脱線したが、何が言いたいのかというと今回の作中で繰り広げられる「加納綾子vs女体拷問研究所」の構図はガチンコなのだ。
 さて長くなってしまったのでそろそろ閉めようとは思うのだが、まだ本当に言いたいことを書いていなかった。

 ベイビー作品において快楽拷問のチャプターを撮影しているは時は、いつもガチンコのライブである。そして今回も私は快楽拷問台の上で繰り広げられている女体狂乱責めの最中、カメラと男優の周りを忙しく移動しながら小声で指示を飛ばしていた。その時、モニターで画を確認する役である助監督のキクボンが私につぶやいた。「加納綾子、完全に目が逝ってます。こちらも引き込まれてしまう」。
 加納綾子はこの作品で、見事に女性の真実を包括するかのごとき驚愕の女体昇天を繰り返している。それは凄まじいほどの迫力だった。美しさだった。はじめは悪の化身の前で汗を吹き出しながらも必死にこらえていた女体の炎上。そして次第に、性犯罪者の卑劣で逃げれるはずもない圧倒的な快楽拷問の前で彼女の魂は噴出する。
 小陰唇、肛門、Gスポット、子宮、すべてにおいてそれぞれを収縮させながらイキまくっている。そしてまた、何故か流れ落ちる涙もカメラに収まっている。あれは演技なのか?本気なのか?そんな事を論じることに全く意味がない。少なくとも彼女の痙攣は、私たち撮影スタッフの心に何かを投げかけたのだ。
 凶悪なる女体拷問研究所、そして辻丸耕平の前で陥落した女。まさに「発狂快楽漬けの女」。しかし彼女は確実に、ベイビーエンターテイメントの「眠れる魂」を呼び覚ました。

監督 Koolong