2017年03月01日

深夜のエレベーター


dc022852


偶々、帰宅が遅くなって
深夜のエレベーターに乗り合わせる

息せき切って飛び込んだ個室の中で
僕の背中を注視するかのような
女性の息つかい

居合わせた女性が思うように
居合わせた僕も思う

これが広い体育館だったら、どうだろう
これが広い運動場だったら、どうだろう
これがお見合いの席だったら、どうだろう
これが異常者と同じ席だったら、どうだろう
とてつもない想像が胸をよぎる

たかが数分にも満たない窮屈な
箱部屋の動きの中で
気まずい時間がゆっくりと秒を刻み

こんなに狭い空間の中で
見知らぬ男女の
たった二人だけに残された
空白の時間が
続いてるような錯覚を覚える


  
Posted by shin9_n at 09:05 

カルガモくんのように・・・

conv0002

 

 

 

 

 

 

 



karu1






なだらかな丘を下りきったら
ささやかな流れが見えてくるんだ
その際の
畔道を
君は僕と歩いてみるかい

ポカポカとした春の日差しに
何もため息をつくことはない

僕たちの前を
テクテクと歩いているカルガモたちの
真似をするだけだから


僕たちもやってみようよ
もう、今さら恥じらう年でもないのだから

考えてみれば
もう、随分と年月が経過したんだね

お互いが日々の出来事に振り回されて
意見・感情がちぐはぐになっていたから

小さな溝がいつの間にか大河となって
渡るにも橋が長すぎる

途中で息切れしながら
逢おうとしたけれど・・・

橋の真ん中で足首が吸い付かれたように
動かない

だから・・・もう
そんな大河を渡るなんて暴挙は止そう

小さな里山の
小さな流れに沿って行けば

やがて、小さな橋が見えてきて
お互いに渡れる

だから・・・
いがみ合うのは止めようね

これからは・・・ただ、ひたすら
カルガモたちのように
テクテクと歩み続けたらいいんだよね

  
Posted by shin9_n at 08:53 

2017年02月04日

犬吠崎

その日
 
海は、たおやかなうねりをみせ
岩礁に心地よい風を運んだ
大きな潮溜まりには蟹が二匹見えている
 
足元が悪いからと言い訳をしながら
僕は、そっと彼女の手をにぎり
そして、身体を脇に引き寄せた

蟹さん かわいいねー
ええ そうねー
たわいのない会話の後には、波の音しか聞こえない
二人ぼっちの海岸で身体を寄せあった感触は
太陽に睨まれた白亜の灯台よりも新鮮で熱い

互いの体温が伝わり 心の鼓動までが潮騒に吠えているからだ
さあ 言葉で何か言ってくれ
感じるままの本当の気持を
落日の寸前
犬吠岬に小一時間ほど 時が止まった

dc042101

  
Posted by shin9_n at 20:06Comments(3) 

2017年01月01日

遠い接近

貨物
EH500-61

いつもの奴がいつもの道を歩いています。
性懲りもなく、ひたすらに
幸せの鳥を見つけたいなと思っていますが
見つかりそうにありません。

ゆっくり歩いても
小走り気味に急いでも
この状態が激変する訳はありません。

初恋の人に出逢ったとか
宝くじの一等券を拾ったとか

そんな夢を見ながら、袋小路の中に入って
なかなか抜け出せないでいます。

所詮、かなわぬ縁なんでしょうね。

万歩計をズボンの右ポケットに入れ
さあ、今日は一万歩以上歩くと心に誓い
年相応の重さのカメラ機材を肩に背負って
あたかもカメラマン風の姿をみせながら

いつもの散歩道をどんどん進みます。
野良り暮らりの道すがら
実りそうもない夢を
果てしない空に描きながら

今日も歩いています。
撮り鉄の終着駅はまだなんでしょうか。

貨物列車の前影が徐々に
見え始めても
まだまだ遠すぎるんです。
辿り着いたなと思っても
いまだに途中駅
線路は果て無く続いています。


  
Posted by shin9_n at 08:32 

2016年12月02日

茜雲讃歌

dc072704































うれしさのあまり 涙がほほを伝い
かなしみのあまり 涙がほほを打つ
いいときもわるいときも
くり返されて止まないこの銀河宇宙のりんねの中で
君はいま時の流れに舞い落ちた一葉の花びら

さあ  ほほにしたたり落ちる涙をぬぐって
そっと まぶたをあけてごらん
そうすれば思いもかけない秘密の花園が見えてくる
愛と友情と思いやりに満ちあふれた
宇宙空間が広がって見えてくる

君よもう おくすることはない
ためらいとはじらいとごうよくを時の流れにすててしまって
ただ ひたすらに
目の前の扉をくぐるだけでいい

そうすればやがて
西の空いっぱいに
あかね色に映し出されたステージが見えてくるから   

  
Posted by shin9_n at 22:38Comments(3) 

夜明けのコーヒー

一度限りの人生なれば 逢うと別れは世の習い

逢ったばかりに 泣きを知り

別れたばかりに 愛を知る

いずれ、この世のさだめとも

知らずに過ごす幾星霜

5年、10年、15年・・・

来る日、行く日も

花は咲き
陽のなき空にも

鳥は鳴く

ああ

さすらい続けるこの身には  幾つ越えたか、山河の

果てなき道に雨は降り 鳥鳴く美空に蝶が舞う

今宵、爪弾くトレモロに 

またもや すする一杯の夜明けのコーヒー
ほろ苦し
 

dc120201


  
Posted by shin9_n at 22:21 

流れのままに

7e131a2c

















   この季節を待ちかねたように
   また、この場所にいます
   冷え冷えとした初冬の陽ざしを受けながら
   じっと、枯れススキを前にして電車を待っています

   そうして俺は何を考えているのでしょう
   せちがらい人生がそろそろ嫌になる年頃を迎え
   残りの生を数える時間がないふりをして
   間合いをはかっているような日々の生活
  何とか抜け出したいと思っていても
  怠惰の日々をカレンダに刻んでいる・・・

  もういいじゃないか、この辺で
  終電車に乗り遅れることもないんだから

  
Posted by shin9_n at 22:05 

2016年11月20日

幸せの・・・鳥

300mmF416











  






心の

心の中に

幸せがいっぱい

そんな心に

そっと

語りかける

もう一つの心を

私は欲しい



  
Posted by shin9_n at 21:39 

2016年11月01日

想い出の手紙

Favorites1Favorites2

心地よい調べに耳を澄ませた後
私は決まって古き良き時代を思い起こす

そして、共に励み
共に歌った数々の想い出の音符を
手紙に託し
今は亡き友のもとに届けよとばかりに
郵便ポストに入れる


  
Posted by shin9_n at 15:28 

2016年10月01日

朝の光

morning sun


いつものように窓をあけて

胸いっぱいに朝の空気を吸い込む

透き通った鳴き声を残しながら

小鳥たちが追いかけっこをしている

この繰り返される朝の光景が

私はたまらなく好き--


今日も

きっといい出逢いがあるかもしれない

思いもかけぬ幸せをつかめるかもしれない

私はやおら、窓辺に立って

至福の喜びに浸り始める

そうしていれば

やがて東の空からあかね色に輝いた陽の光が

部屋いっぱいに、ふりそそいでくるに違いないから  
Posted by shin9_n at 16:59 

オニヤンマ

   オニヤンマ




















 市営駐車場にやっと空きができ車をいれた後
通いなれた登りこう配の石段を歩いていく
参道の両側には古ぼけたお店が並び
客待ち顔のおばあさんが寄ってと言わんばかりに
愛想笑顔を送ってくる
知らんふりをしてる訳ではないのだけれど
行きは荷物を持ちたくない
痛いほどの視線を感じながら
僕はとぼけるように上を見た
お店の屋根に垂れ下った電線に
オニヤンマが休んでいた
しょうがないなあ
僕もお店に入って少し休んでいく気になった

  
Posted by shin9_n at 16:57 

2016年09月07日

終わりのない始まりに・・・

天竜浜名湖線4














何度もなんども・・・
世の中の数えきれない欲望の淵から
這い出ようと思いながら
やっとのことで、かつて辿った天浜線の駅に
来てしまいました

のどかに経過する時を刻みながら
ローカル列車が駅構内を通過してゆきます

ここでは、世の喧騒などを感じる暇はありません
ただ、たおやかな風が僕の心の中を洗うかのように
ゆっくりと通り過ぎて行く雰囲気

それほどまでに、僕の青春の狭間は更に、もっと狭く
なっていってるんですね

もう少しだけ待って欲しいのに
もう少しだけ、青春を感じていたいのに
そんなに待ちきれないのでしょうか

髪の色が少しずつ、白色に染められていくのを
黙って
じっと我慢しながら
その内に人生の終着駅に着くのでしょうか
  
Posted by shin9_n at 21:29 

2016年09月01日

久しぶりの・・・

1abd62bf-s

久しぶりの雨上がりの公園
やっと・・いつもの止まり木に
姿をみせてくれたんだね
かわせみくん

接近しすぎると
驚かせるから
ぎりぎりの間合いをはかりながら
君を見つめているんだ

君と友達になりたくて
君に逢えない日が続くと
どうしようもない寂寥感におそわれて
やっと逢えた幸せをかみしめているんだ

  
Posted by shin9_n at 09:54 

2016年08月02日

斜陽

AA4

 
けだるい風が脂ぎった顔面をなでて行く

 もういいよ

 そんなにくどく、繰り返すのは・・・

 小走りに逃げだした坂道の先に
 僕は目を見張った
 眩いばかりに黄花が天空を突いていた

 もう少しだから
 我慢はできるよね・・・

 そうしなければ
 一生懸命走ってきた坂道に
 溢れるばかりに
 流した汗は無駄になるから

 ちょっと待って
 少しの時間を刻むだけで

 やがて・・・夏はかげるからさ

  
Posted by shin9_n at 16:46

2016年08月01日

鈴の音に・・・

mito

凛と鳴り響く音色に目覚めると

頭上に猫の鈴が揺れていた

おやおや 来ていたのね 美斗くん

寝覚めの悪い飼主を起こそうと

そばにぴったんこ

ちょっと待って

美味しい朝ご飯を

すぐに用意するからね

  
Posted by shin9_n at 00:30 

2016年07月01日

峠の麓

dc35
 どうしようもない
  けだるさに虚脱感
 汗を流れのままに任せて
  峠の坂道を降りて行くと
 道端に可憐な白花露草が咲いていたよ

 こんにちわ
  お兄さん
 私を撮りに来てくれたんだね

 そう言うような仕草で
  風に揺られて僕の方に白い顔を
   見せてくれたよ

  
Posted by shin9_n at 18:01 

2016年05月23日

JR貨物

貨物

いつもの奴がいつもの駅のホームでひたすら
目的の貨物を待っています。
そして、時間通りにやって来た貨物を見るなり
カメラのシャッターを夢中で切ります。

いつもは青い機関車が今日は赤い機関車になっていて
こんなに嬉しいことはありません。

  
Posted by shin9_n at 16:07 

2016年05月03日

葛西臨海公園の別れ

この公園に来て見たら
少しおぼろげに思い出したよ

最後に
あの観覧車に乗ってみたいな・・・という君の
たっての願いに
高所恐怖症の僕が勇気を出した
あの日のことを

もう10年・・・になるよね

大きく廻る箱車のように
観覧車はゆっくり昇っていく・・・
速いような
遅いような
動きの中で

遥か沖合いに
水平線が斜めに見え始めて
もう、落日が近い感じ

天と地がひっくり返ったような
胸騒ぎのする時空の中で
僕はひたすら
涙をこらえる君から目をそらした

そうしなければ
狂おしいばかりの情熱に負けて
また、違った展開になっていたのかな

やがて
この世の最後を刻むかのような
箱車の動きが緩やかに止まって

僕たちは別れた

・・・葛西臨海公園・・・dc041420

  
Posted by shin9_n at 20:19 

2016年04月03日

捨てる想い4

miura016










これからの進路に迷い始めた時

君はどうするの

擦り切れた、ぼろぼろの思い出を持っていくのは止せよ

そんなことしたって

もう何にもなりはしない

つらい

悲しい

切ないばかりの思い出は

すっかり忘れるのに限る

そうしたら

君の新たな道が開け

希望の

波が寄せてくる

  
Posted by shin9_n at 20:00 

2016年02月01日

想い出列車・中央線

奈良井
ku6
 いたたまれない寒さのホームに来て
 下り方面の列車を待っていた
 轟音を響かせながら通り過ぎていった機関車を
  恨めしそうに見ながら 俺は思った
  これって いつのことなんだと
  忘れかけていた想い出の断片が粉雪のように
   俺の目の前に落ちていった
 もう思うまい もう涙を流すのは止そう
  そんな気持ちを見透かすように
   次発列車がやって来て
     俺の叫びを消していった

  
Posted by shin9_n at 16:00 

2016年01月10日

高見の叫び

joubitki



















今日も里山に
甲高い声をあげながら
近くの高見台に乗っかっているね

君は
寂しいのかな
そんなにもヒッツヒッツと
大きな声で叫びながら
誰かが気付いてくれるのを待っている

誰も来なくても気付かなくてもいいじゃないか
僕が決して君を見捨てはしないから


  
Posted by shin9_n at 22:50 

2015年12月03日

三浦海岸・大根干し

miuradaikon
 
 寒風がいつの間にか止んで
 この海岸にも陽射しが戻ってきた
 砂に描かれたレールの軌跡の先に
 毎年恒例の三浦大根が勢揃いした

 嫋やかな波を背に
 ユリカモメの大きな群れが
 しなやかな身体を砂の上に
 さらしていた

 
 この風景を見たいが為に
 長年目指しながら実現できないでいた
 やっと出逢ったよ
 ほんとに嬉しいよ
 じっと見つめる僕の目から
 感激の涙が出始めた

                   撮影地・・・三浦海岸

yuri

  
Posted by shin9_n at 23:10 

2015年08月09日

暑い日差しの中で

densya0008

















 池の中にアオイトトンボを見っけた
  僕は久しぶりに愛する人に逢った気持ちになって
    じっと見つめた
 真夏のじりじりとした太陽が
 このトンボと僕に暑い日差しを投げかける
  きっと焼きもちを抱いているのかもね
   
 あまりにも僕たちが離れないから
    あまりにも僕たちが時を共有してるから

  
Posted by shin9_n at 16:56 

2015年07月02日

早朝

bd51d253.jpg目覚めて先ずはカーテンを開ける
いつもと変わりもしない朝焼けがあったり
いつもと変わりもしない曇り空が見られた時
やっぱり、日々がこの繰り返しだと思う
それが、今朝の窓からの風景は
幾分違って見えた
向かいの二棟のマンションの間に
まんまるい大きな月がのぞいていて
はじめは太陽かとまぎらうほどの
明るさをほとばしらせていた
今日は特別の日なんだと思わせぶりな風景
あわてて、カメラを出して
身構えると
ビルの谷間に逃げるように動く
シャッターチャンスを逃してはいけない
焦る気持ちを知ってるかのように
心もち、彼女はじっとしてくれた
今日はいいことがあるぞ
僕は幾分、幸せな気持ちになった。  
Posted by shin9_n at 20:51 

2015年06月20日

別れの予感

しゃぼんだま

 

 

 

 

 






 






   いたずらに過ぎていく時のむなしさを君は感じてるかい
 なにかに打ち込んでいる時や
 何もしないで寝込んでる時は例外でいい

 でも・・・ふと前景にこのような局面が展開したら?
 じ〜〜と・・目が釘付けになるだろう
 ふわふわとした・・心の中のモヤモヤを思い浮かべて
 その実態を無くさないように必死になる
 無くなれば悲しいから
 見えなくなれば寂しいから

 もう・・二度と逢えない状況を思い浮かべて
 必死に目を見開くんだよね

 でも・・どんなにもがいても
 時間が経ちすぎた

 そろそろ・・・潮時かな俺たち
 

  
Posted by shin9_n at 08:00Comments(2) 

2015年05月06日

出逢った頃の君でいて

387dd5f2.jpg   

  

 








人は出逢った頃の感情を永く持つ事が出来ないのだろうか 

窓際に垣間見える木々の葉っぱも
やがてはセピア色に褪せていく 

そのように、、、、、 

感情も日々の出来事に埋没してしまい、
だんだん素直な気持ちが無くなって行く  
 
それではいけないのに、、、   

かけがえのない瞬間をおろそかにして
肝心の喜びを失っていく

Aufviedersehen!  

短かすぎた、切ない恋の移ろいに涙し
逢ってるときの気持ちとは, うらはらに 
何も言えないで時をすごしてしまう

それではいけないのに   
時を忘れてもいい  
年を忘れてもいい  
幾つになっても  素直に、、
そして激しく、、  
それが
スクリーン
の上に映された
たとえ、演技の愛であっても  
少しは
気の利いた愛の台詞を言って  
キスをしたり、抱き合ったりして
肌に感じるぬくもりがあれば
それでいい、、、  

今でも、君が好きだから  
はっきり言える  
逢っているだけで、、、嬉しかった  

あての無い、それぞれの道を歩いていって  
時をいっぱい過ごして行けば 
いつか、どこかで、偶然に  
また、逢えるかも知れない、、 
   
その時は、目を逸らさずに、、、、微笑もうね、、  お互いに、、、 

人は、出逢いを求め、遥か後に、その想い出にひたる  
人生と言う、日めくりカレンダ−を逆にめくっていったら  
セピア調に色あせた風景の中で、雨が激しく
降っていた  

やがて、、、それもおさまり  
夜のとばりが降りて、漆黒の世界が訪れた時、、、  
その内に、再び燃えはじめた星の光が見えてくる、、、   
その時に、君の面影を探そうとして  
あの銀河鉄道の列車の中でのひとときを  
じっと思い浮かべ、  
余りにも   かけがえのない人だから   
たとえ  手に触れ、肌に感じる機会がなかったとしても  
何も悔やむまい  
めくるめく情熱の炎の中に  
その身をおいて、狂おしいばかりの  
時が過ぎて行く、、、  
いつの日か  その夢が覚めることがあっても  
ただ、逢っているだけで  嬉しかった   
余りにも短すぎた時の流れの中で  
君がいたから  僕が輝いていた  
それなのに、、、

やがて、雨が上がり  ぎらぎらとした日差しの中で  
果てしなく続く海岸通りを二人で駆け抜けて行って、、、  
無為に時を過ごし、、、  
知らない、どこまでも続く夜の長さを  
どれほど待ち続けたと言うのか、、、  
もう、そこまで届いていいはずの「愛の叫び」を  
わざと聞こえない振りをして  
未だに、聞こえないと言うのか  
たとえ、そうであっても、、、  それでもいい、、、  
君がそばにいてくれるだけで、、、僕は嬉しかった  
たとえ、離れていてもいい   
逢いたい時にメールを送り  
別れの時に次の約束を取り交わせるから、、、   

もう、暗闇から、早く這いでようよ  
いつまでも見えない  
愛のない生活は捨ててしまって  
僕と同じ道を歩かないか   
どこにいても  いつでも  
君が好きだから  
はっきりと言える   
逢っているだけで、、、嬉しかった  
話しかけてくれるだけで、、、楽しかった  
そばにいてくれた時、、、やさしく抱きたかった  
それなのに   どれだけの時を過ごせば   
その肌のぬくもりを感じることが出来ると言うのか   
たとえ、ひと時の間   
鏡の中の映った自分を君と思って   
嘘でもいいから、、、ただ、愛している振りの  
微笑みを返していいものを、、、    

ぬめぬめとした海岸通りを抜けて行って  やがて   
果てしなく続く群青色の海が見えた時  
僕は、涙をぬぐおうと思う  
あたかも、それが以前からの約束であったかのように、、、  
さよならと言っても  決して、さよならと答えないでくれ、、、
それが約束  
今、逢っているだけで  
こんなに嬉しいのだから   
人生の、ほんのひとときを共有できた時間、、、  
僕には、とてつもなく長い時間に思いたい  
そう思わなければ、救いようのないタイムトンネルの中で  
急に立ち止まって、時を失ってしまう、、、  

さあ、君よ、、、 僕と一緒に  タイムトンネルの中を  
あの銀河鉄道に乗って抜けて見ようよ  
何を恐れているの   
何をふるえているの   
何をためらっているの   
生まれ育った環境が著しく違っていても  
どうってことない  
年の違いなど、、、忘れてしまって  
世の中のしがらみを踏み越えて  
そう、、、  いつまでも続く、暗い、寂しいタイムトンネル中から  
二人して、這い出して行こうよ、、、  

やっとの思いで  時のトンネルを抜けだせたら  
君よ、、、  
西の空いっぱいに  
茜色のスクリーンが見えてくる、、、   
だから、、、  決して  
さよならの  そんな、なげやりな言葉を映さないでくれ、、、  
せめて、この一時だけは、、、。    

どうせ、この世の中は、にごりきった漆黒の絵の具を使って  
純白のドレスを汚した、ひとふで書きに過ぎないから   
君よ、、、  
君の熱き涙で洗い落としてくれないか、、、  
簡単には、落ちない汚れだけれど  
君の涙は、どんな洗剤よりも効果的だ  
さよならの言葉は  
たった今の瞬間は  
ふさわしくない台詞  言いたくもないし、、、  
まして、聞きたくもない、、、  
時のトンネルを銀河鉄道に乗って  
抜けだせることが出来たなら  
君よ、、、  西の空いっぱいに  
茜色のスクリーンが見えてくる   
だから、、、  必ず  素敵なルージュをつけて  
洒落たヒールをはいて  
そして、軽くステップを踏みながら  
僕を相手に  踊っている君がいてもいい、、、  

どんな愛を選んでいいのか迷っている、ごうまんさと   
どうしようもない、けだるさと   
今にも泣き出しそうな顔色だけは  
すっかりサングラスで隠してしまって  
映さないでくれ、、、  
せめて、この一時だけは、、、    

海へと続く白い坂道を二人して歩いて行こうよ   
もう、戻れない坂道であっても、、、どうってことない  
砂浜に愛と言う文字を二人で描いて   
それが、波にさらわれて消えて行く   
そんな侘しい風景の中でも  
あふれんばかりの感情の高まりがあればいい   
いたたまれない、波のうねりの激しさの中で  
甘く、切ない禁断のクルミを  素直な気持ちで拾えばいい  
澄んだ色の穏やかな海を見つめ  
セピア色に褪せた空を見上げながら  何
度も願いをかけて   
唇と唇が触れ合う感情のたかまりを  
もはや、忘れることがなければ、、、    

君よ、、、  もう、聞こえないはずがない   
ひたひたと押し寄せる愛の波の高鳴りを、、、 
だから   もう、夜通し語り明かしても  
何もおくすることはない   
そんなに、うかない恥じらいと  
持って生まれたミエなど捨ててしまって  
夜明けの日輪を仰ぎ見ないか、、、  
唇と唇が触れ合う感情のたかまりを  
もはや、感じることが出来れば、、、    

星の数ほど、愛の言葉を知っていても  
たったの一言を伝えないでいた、、、  
轟音をたてて、過ぎ去る銀河鉄道の     
一筋の影を  じっと、、、  見つめていた、、、 
 
いつの間にか  時が行き  
さよならの言葉を星の金貨ほど  
ばらまいて  
意地の悪い神様が下界に降りてくる  
君よ  それをもらってはいけない   
それを見つめてもいけない   
それを欲しいと祈ってもいけない   
時は君を待っていないから  
ひたすらに、全てを忘れ  
かけがいのない一瞬を止めようとの祈りを  
捧げる事などしないで  
めくるめく情熱のおもむくまま  
素直に、、、  あたため合うだけでいい   
そして、言ってくれ  
愛していたのは、この星の世界で  
たった一人  あなただけだったと   
そしたら  こんなに愛したのは  
生涯で君だけだったと答えるものを、、、    

手探りで、求め合うほどの肌の温もりさえ  
たった一度も経験しなかった僕たちが  
それぞれの思いを心に抱きしめて  
今宵、行き先の無い  銀河鉄道に乗り合わす   
そんな偶然を  時の神様がまた  
許してくれるだろうか?    

願いを乞い  
夢だけを抱き  
偽りの祈りを天空に捧げる、、、    
君よ  
いつの日か  
思い出の詰められた  
銀河鉄道に乗って  
一度も届けられなかった愛の言葉を  
僕に  配達してみる気はないか、、、  

愛していたのは  この星の世界で  
まさに  あなただけだった、、、と。   

何時の間にか、過ぎ去って行った想い出の数々が  
月日を重ねる毎に  薄らいでゆく、、、  
たまゆらの歓喜のひとときと  一抹の別れの寂しさを  
君よ、、、  
決して忘れてはなるまい  
そうすれば  この世に等しく生を受け  
星の数ほど想い出を積んできた君に  
今宵こそ  手の平いっぱいの愛の証しをあげようほどに、、、     

どこまでも続く稜線の彼方には  
忘れかけた想い出の数々が影をひそめて佇んでいる  
あれほど激しく燃えた青春のひとこまが  
つい、昨日のごとく繰り返されて  脳裏に映し出される、、、  
君よ  
もう、過ぎ去った過去は捨ててもいいではないか  
青春に別れを告げて  
今の君を心から愛したい、、、  
ただ、ひたすらに、幾山河を超え行くことがあったとしても、、、
いたたまれない程の、、、  
長い時のトンネルを  
やっとの思いで抜け出せたら  
やがて、降りしきる雨が止んで  
茜色の空が見えてくる、、、   

君よ  
遥かに遠い終着駅へ  
ひたすらに走り続ける銀河鉄道に乗って  
時のトンネルを抜け出した今  
歳の差の大きな迷いなど振り捨てて  
あれほどまでに恋焦がれた  そ
の熱き想いを  
この僕に投げかけて見ないか  
そうして  このまま溶ける想いで、遊び疲れて眠る幼子のように  
ただ、ひたすらに眠ればいい、、、   

そうすれば  いつの間にか、その熱き夢を  
決して
覚まさないように、、、  
強く  抱きしめて、、あげようほどに、、、   

やがて、漆黒のとばりが開かれて  
互いに見つめあう時の流れ、、、  
そばにいるだけで、自分を忘れ  
声を聞くだけで、心ときめく  
この激しさ、燃える想い   
尽きぬ喜び、褪せない愛情   
その笑顔も、その仕草も  
全てが消えてしまわないように  
抱きしめて、、あげようほどに、、、  

朝になれば夜を想い  夜になれば朝を夢見る   
この銀河宇宙の  
繰り返す時の流れの中で  
あんなに熱く焦がれた想いが揺れ始めている   

今宵、銀河鉄道の途中駅で  
数々の懐かしさと想い出に育まれた手帳の一片を破り捨てる   
君よ  
さよならの一筆書きは君の手帳に相応しくない   
Aufviedersehen!  
もう、お願い  
苦しむのは嫌だ  
夢がささくれて愛の道に迷ったら  
酒だけを煽るだけ、あおって  ひたすら  
現実を忘れようとする  いたいけな心の苦しみを  もはや、見ないでくれ、、、   
君よ  
命をかけて  
こんなに愛していても  
君の心はいつでも遠すぎて  
理想の人を探して止まない   
もう、いい加減にしないか  
お願い、、、
だから  
今宵、銀河宇宙の博物館に立ち寄って  
二人して、パンドラの箱を開けようじゃないか  
そして、出来うれば銀河鉄道の謎を解いて見ようよ  
哀しくも分断された過去の記憶を  
どうか  
思い起こさせてくれれば  
やがて  
銀河鉄道での旅の終わりに  
全てが明らかになろうものを、、、    

時は今、銀河西暦33年、、、  
折りしも、星の金貨と黒曜石を散りばめた銀河宇宙の中を  
一筋の昇り竜になって  
アンドロメダ星行きの長距離列車が旅立ちを始める   

君よ  今宵、
三次空間の始発駅に立って  
途方も無い僻地への旅立ちを目指す、、、  
もはや、臆することも無く  
まして、何のためらいと恥じらいも無く  
傲慢さと強がりを捨てて  
ただ、発車の合図に合わせて  
列車のタラップを昇りきればいい、、、  
そして、赤い絨毯のひかれた真っ直ぐな廊下を最前部まで歩いて行って  
やがて、突き当たりに秘められた部屋を見つける  

さあ、銀色に輝く部屋のノブをまわしてごらん  
もう、そこは夢と音の新世界、、、  
摺りきれるほどに聞き尽くしたCDと  
繰り返し告白された愛の囁きが  
さほど違わない旋律、、、になって  
否応無く聞こえてくる、、、  
 
君よ  
それは、肌に飾られたマドンナの宝石ほどに輝いて見える流星群の調べ、、、 
幾歳月が過ぎて、、、
色褪せていって、その中に  
忘却の哀しみに打ちひしがれた昇り竜の目の輝き、、、  
どうか、忘却の彼方から、記憶の淵まで導いてくれとの愛の囁き、、、  
さあ、君よ  
二人してパンドラの箱を開けて見ようよ  
今更、ためらいは禁物、、、  
恥じらいは尚更、禁物、、、  
そうすれば、いつか、地上に降りたって  
あの懐かしい茜の空が見えようものを、、、
もはや振り返れない月日の流れ、、、  
くたくたに疲れ  ホンの小さな希望の針の穴を  
のぞいては  
落胆と失意にまみれてきた、、、  

ねえ、  もう、いい加減に思い出してよ  
ひと夏の陽炎のように消えて行くのは止そうよ  
どんなに  いたずらっぽく、ふざけながら  
愛を隠そうとしたって  
時の神様は許してはくれない筈だから  
たとえ、色あせた記憶であっても  
あのかけがえのない愛のはぐくみは  
必ず脳裏に浮んでくる、、、 

ねえ、抱きしめて  
本気になって、抱きしめて、、、  
こんなにも、愛の渇きに耐えてきた私を  
気まぐれな付き合いと  
ただの同情心から  
振り向かないで欲しい、、、    

そうでなければ  この夢は覚めなくていい  
思い出せない事実が、ホンの少しでも希望を持たせてくれようものを、、、  
                      
限りない抱擁の後に  
やっと長い時のトンネルを  
抜けだすことができたら  

君よ  
あの茜色に輝いた西空が  
目の前に見えてくる  
かたくなに閉ざされていた忘却のつぼみが  
君の熱き涙に  解き放たれて  
やがて、美しい希望の花を咲かせる  
赤色と  
白色と  
ピンク色の  
それぞれの花の中で  
僕は  
どの花を選んだらいいのか  
未だに迷っている動物、、、
とまどう子羊であることを  君だけには知らせたいものを、、、   

  
Posted by shin9_n at 22:31 

2015年04月21日

愛、そして別れ、、、

d390ce6a.jpg






手探りで求めあうほどの暗闇の中で
ただ、見つめあった一夜
そばにいるだけで自分を忘れ
ただ、声を聞くだけで心ときめく
この激しさ、燃える想い 尽きぬ喜び、褪せない愛情 
その笑顔も、その仕草も
全てが消えてしまわないように抱きしめあった日々の数々
 朝になれば夜を想い
夜になれば朝を夢見る 
この果てしない銀河宇宙の繰り返す時の流れの中で
あんなに熱く焦がれた想いが今、揺れ始めている 
   君よ
数々の懐かしさと想い出に育まれた手帳の一片を
破り捨てないでくれ
さよならの一筆書きは
君の手帳に相応しくない
 Aufviedersehen!
 もう、お願い
苦しむのは嫌だ
夢がささくれて愛の道に迷ったら
酒だけを煽るだけ、あおって
ひたすら現実を忘れようとする
いたいけな心の苦しみを
君よ
もはや、見せないでくれ

  
Posted by shin9_n at 22:59Comments(0)TrackBack(0) 

2015年04月16日

ひとりぼっち

e1ae672d




















凍てつく風が欄干より吹き込んでくると

夏待ち顔の鉢植えの草花が首を傾げ

物干し竿の肌着が寒さに震える

もう 弥生3月の節句もとうに終えてるのに

いつになく寒い日々の繰り返し

いたたまれなくなった愛猫たちは

テラスよりゆっくりと部屋の中に引き返す

茶子ちゃん、待って

もう少し、いようよ

りとちゃん、行かないで

もうすぐ、鳩ポッポが遊びに来るよ

やさしく呼びかける声も空しく

私は寒風のテラスにひとり佇んで

いつになく侘びしい休日を感じ始める


  
Posted by shin9_n at 19:25 

2015年03月11日

寒い朝

aineko350
aineko557
凛と響き渡る目覚ましの音に

私はやおらベッドから抜け出し

寒々とした部屋の中で

ストーブのスイッチをひねる

寝室の外で

催促するような愛猫の声が聞こえ

私はそそくさと扉を開き、

愛猫たちに声をかける

おはよう、、りとちゃん

よく眠ったかい

 
おはよう、、茶子ちゃん

お腹へったのかい

やさしく朝の挨拶を繰り返してから

私はいつものように

猫たちといっしょになって

凍てついたテラスに降り立ち

東の空を見上げる

今日はいいことがあるかな

すてきな出来事に巡り逢うかな

祈るような気持ちで日の出を見ながら

私の一日は幕を開ける



  
Posted by shin9_n at 22:39Comments(2) 

さらば、郡山

yumiko


いつの間にか、想い出が 冬枯れの荒野のように薄らいでゆく

某年某月 郡山  たった一度の歓喜の時間

育んだ絆とその証を君は忘れてはいまい

だからこそ 今宵

この世に等しく 生を受け

違いすぎた環境の中で

大切な想い出を残してくれた君に

勇を決して 言おうと思う

さらば郡山と

  
Posted by shin9_n at 22:33Comments(0) 

2015年02月26日

野反湖のおもいで

hoterukara6



くねくねした岨道が暫く続く
車に出くわさない道がやがて鬱蒼とした
山間に入る
暗くなった
霧がでてきて辺りをひんやりとした雨が包み込む

引き返した方がいいかもー
どちらでもいいけどー

心細さで会話も沈む
でも
ようやく峠の駐車場に着いて
重苦しい雰因気を追い払うように車外にでた

傘を差し向けたら
素直に入ってきて肩が自然と触れ合った
ふいに抱きたくなったけれどー
なぜか行動がともなわない

今、何を考えているのー
言葉でごまかしてみた
別にー
そんなことあるもんかー

せめて野反湖が見えていたら
もっと違った成り行きー
あまりにも殺風景で

思いもよらぬ時が進んだ

もう2度と来ないよー

見えない湖面に叫びたい衝動が
ふたりを車に追い立てた

  
Posted by shin9_n at 14:45Comments(0) 

2015年02月22日

一期一会

34bc1cc9.jpgいちごいちえ、、、僕はこの言葉が持つ独特な響きが好きです。

ひとたび、会うものは必ず別れの時が来る

簡単に言ってしまえば、こういうことかもしれません。
どんなに愛し合っている二人も
いつかは先にどちらかが別れを言わねばなりません。

親子、恋人同士、親友、、、いづれの(きずな)もやがては
綻ぶ運命にあります。

そこで、もっと別の考えをしたらどうでしょう。

別れているものは、いつかは出逢うのではないか、、、
そうなんですね、、、ひとたび別れたものはいつかは出逢うと
いう予感を感じさせているのです。

一生の間に実現しなくても構いません。
来世で会えればいいのです。


あえばとて かたるべきことばなけれど
あわざれば なつかしきひとよ

あわずとて わするるいとまなけれど
あわざれば はなれゆくここちして

あうべきひのみ そぞろまたる

ああ このこころ なんとなづけん
  
Posted by shin9_n at 19:09Comments(2)TrackBack(0) 

2014年11月04日

坊坂

Favorites1458
































頭髪から 滴り落ちてくる
滝のような 汗を
せっせと 拭いながら

徐々に 
勾配を増してきた 坊道を
一気に 登りきる


いつしか蝉の声も聞こえなくなり
池の周りのトンボたちも去っていった

夏から秋へと季節は巡り
早くも冬の到来を感じ始める

今を盛りのザル菊の香りを慕って
破れかけた翅の蝶が妙に寂しい

ツマグロヒョウモン
  
Posted by shin9_n at 20:58 

2014年10月14日

今日

houraibashi


君よ

幾多の苦渋に嘆くことはない

過剰の幸せに酔いしれることもない


今日という日が唐突に激変しえても

所詮、残された人生の始まりでしかないから



(蓬莱橋にて)  
Posted by shin9_n at 22:31 

2014年09月11日

夢一夜

kobe231

まばゆいほどの光りを浴び
スペースマウンテンを
やっと抜け出した

あのロケットみたいの、乗ってみる?
怖くないかな?

スタージェットというロケットが
ぐんぐん高度をあげていって
今にも蹴落とされそうな感じ

彼女の肩がしがみついて!ーと言わんばかりに
強烈に波をうちはじめた

誘ってんの?
ばか言って!

奇妙な体勢に
心なしか胸が騒ぐ

こんな風にして抱きたくなるような誘惑と
息を殺して、じっと我慢するという矛盾

その内、急降下とともに空中遊泳は終わった

正に夢と現実の境目から飛び降りた感じ

出口の先で横殴りの、にわか雨

相合傘になりながら
シンデレラ城の通りを
駆け抜けていった時の流れー

僕は問う
この時の流れがほんとは夢ではなかったかとー


  
Posted by shin9_n at 22:05

2014年07月02日

忘却

カワセミ
















        忘れようと思って堪えているのはつらい
        忘れられぬ苦渋を忘れようとするのは尚つらい
 
        忘れようとする仕草を忘れて
        忘れてしまったことを忘れる時を待てばいい
  
Posted by shin9_n at 17:35

2014年06月15日

君には君の・・・僕には僕の・・・

dc061366


















 この季節を待ちかねたように
 そっとやって来たんだね
 このあったかい陽ざしを受けて、じっと何を考えているの
 僕も君のようにありたい
 せちがらい人生がそろそろ嫌に感じる年頃を迎え
 残りの生を数える時間がないように
 間合いをはかっているような日々の生活
 なんとかして逃げ出したいのに
 怠惰の日々をカレンダに刻んでいる
 もういいじゃないか
 
 (ハルジオンにいるモンシロチョウ)
  
Posted by shin9_n at 08:07 

2014年04月10日

古民家

開成町11

































息せき切って入り込んだ古民家で
鉄瓶のお湯が煮えたぎっていた
久しく見ていなかった炎が
僕の胸をやけに熱くする
       
       
Posted by shin9_n at 22:19

2013年11月13日

愛鳥たちと・・・

カワセミ



















モズ1



















性懲りもなく また やって来たよ
カワセミ君
百舌君
逢えなければすっごく寂しいし
逢えたらものすごく嬉しい
そんな気持ちにさせといて
ものの数分で離れていく
君たちは 薄情なのかね

かくのごとく詩を書いている自分が
自分で無いような自分が
本当の自分でないと
自分に言い聞かせている自分が
たまらなくいとしい 

  
Posted by shin9_n at 21:48Comments(0)

2013年08月01日

少女と自転車

conv0004
  町中の横断歩道の前で
     髪の毛をかざしながら
      自転車を飛ばしてきた女の子

 おっと危ないよ
  こんな短い横断歩道でも
    ちょっと見れば危険がいっぱい
 
 生ぬるい春風を受けて
   早く走り出したい気持ちは分かるから

     ちょっと待って
       もう少し待って

         僕は後ろから、そっとつかみそうになった

                    ・・・静岡県三島市

  
Posted by shin9_n at 19:55

2013年05月03日

流れのままに

ku6
haikei
   宇奈月発のトロッコに揺られ
     刻々変化の景色が眩しい
       少し遅すぎた紅葉の季節を
         忘れさせないかのように
           黒部の流れが谷底を洗う

   生まれて初めての黒部の谷に
     来るべき冬の寒さを感じ
       軋むレールの向こうの山に
          何を期するか 流れのままに

                        撮影地・・黒部峡谷
          


  
Posted by shin9_n at 00:07

2012年12月04日

いつの間にか・・・

弘法山公園2
いつの間にか、蝉の声も聞こえなくなって
池の周りのトンボたちも消えていた
夏から秋と季節は巡り、静かに冬を迎えている

朝露に濡れた葉っぱに 破れかけた羽の蝶がとどまっていた
もう命はあと僅かだなあと思ってみると
猛烈に寂しくなる
真黄色の銀杏の木にめじろがやってきて
この僕の孤独を少し和らげるかのようにいてくれた
  
Posted by shin9_n at 21:26 

2012年11月23日

山茶花の想い出

昭和記念公園22
 並木道のそばで咲き始めた赤色の花
   やっぱり気になって撮影したよ
     もう かれこれ7年は経っているかなあ
       その想い出がすごく懐かして
         カメラを構えてしまったよ

 この山茶花が好きなんだ
   ここを通り過ぎる度にいつも僕に言っていた

    そんな君の微笑みが僕の目線から消えて
       随分月日を重ねたけれど
         カメラを構えた僕がふっとたじろいた
           見つめているのは僕じゃない
             君だったんだね

                  (国営昭和記念公園にて)
 
  
Posted by shin9_n at 21:05 

2012年10月07日

Aufvidersehen !

シオカラトンボ 



















緩慢に流れた時の中で

君はひたすらに鳴き続けてきた

その情熱は実に素晴らしい


何度も何度も出逢った刹那に

この世に生まれ落ちた幸せを

叫んで聞かせてくれた

そんな君がいつの間にか
僕の前から消えてしまって
僕は実に寂しい

このひと夏に

精一杯生きた君に
ご苦労様・・・と
せめて一言伝えたかったのに





  
Posted by shin9_n at 15:45 

2012年07月13日

ミソッチのように・・・

misosazai
















そっと寄り添っているだけなのに
黙って・・・言葉も言えない
背中で語ろうとする君は
大好きなミソッチと同じ

いつまで・・・そんな態度を見せるの
いつになったら・・・振り向いてくれるの

恥じらいからくる素振りならいいけど
別れの挨拶なら
もう止してくれ

  
Posted by shin9_n at 22:36 

2012年07月07日

峠の坂道

dc030312

 

 




















頭髪から 滴り落ちてくる
滝のような 汗を
せっせと 拭いながら

徐々に 
勾配を増してきた 坂道を
一気に 登りきる


びっしょり濡れた 肌着の上を
やさしく 愛撫するかのように
女性的な 
風の手が 忍び寄る

辺りには 露草の群生が 見られ
いかにも とぼけた石仏が
挨拶を してくる

おあにいさん、
ようこそ、おいでなまし

この一言が
聞こえたような 昼下がり
耳をつんざく
つくつくぼうしの 鳴き声に
僕は 峠の坂道に
しばらく立ち止まった

つくつくぼうし おいでなまし

つくつくぼうし おいでなまし

<道保川公園>

  
Posted by shin9_n at 22:32

2012年06月21日

雨滴

FL2-2
        夜来の雨もやっとあがって
           明るくなった緑の葉に
               ぽつりぽつりと溜まった水滴が
                   妙に透き通った光を投げかける
    

  
Posted by shin9_n at 20:09 

2012年04月22日

カメラ片手に土手散歩

bye
 ローラースケート場の脇の道
 清らかな一筋の流れがあって
 カルガモたちが餌を探していたよ

 乗りおいた大きなバイクの横で
 運転していたイケメンの兄さんが
 ローラースケートを楽しんでいたよ

 脇道をカメラ片手に散歩していた僕は
 ふと時を忘れた、この昼さがり

 この一時を忘れまい
 この大切な空気をいつまでも感じたい

 しみじみ、そう思ったよ
  
Posted by shin9_n at 08:35

2012年01月12日

逢いたかったぜ

kohakutyou
 ほぼ一年ぶりに この土地に来て
 やはり、出逢うことができたよね
 仲良く飛翔している姿を見上げて
 僕は本当に嬉しかったよ

 こんなにも愛おしい君たちを
 見上げていると
 故郷を遠く離れてもまた、やって来た
 君たちを誇らしげに思うよ
 
 茨城県・菅生沼にて
  
Posted by shin9_n at 19:16

2011年10月23日

さらば・・・御堂筋

midousuzi3

一目散に走り去るテールランプが
私の脳裏から今尚、消え去らない

夜半から降り始めた雨脚が
逃げようとする車をひたすらに追いかけた

道端に叩きつけられた身体には
凍えそうな銀杏の葉っぱが
タイヤの風塵に震えて舞っていた

今宵、またー
何の変哲もない、御堂筋の風景を
私は見るたびに思い起こす
もっと早く歩いて、、と急き立てられた

心斎橋の遊歩道
そろそろ、お茶したいな、、とじっと見つめてた
愛くるしい瞳
赤いネオンがきらめく橋の袂で
いつまでも見つめていた道頓堀の流れ

そんな思い出も いつしか
時の流れに
記憶の谷間深く沈み始めた

いつまでも
この交差点に佇んでいると
つい昨日のような
錯覚を覚え始める現実と矛盾

もう この苦痛はいい
十年も泣いたではないか
十年も苦しんだではないか

今年こそ
私はこの場所で はっきりと言おう
さらば、、、御堂筋と

  
Posted by shin9_n at 19:40