12月2日(土)は北海道恵庭市で、翌3日は福岡県大刀洗町で住民協議会。
初めての2日連続開催(コーディネート)。
ちょっと2つを比較してみた。
大刀洗町住民協議会(安丸国勝町長)
恵庭市住民協議会実現の立役者、柏野大介市議
以下は、恵庭市の住民協議会の最後に委員の皆さんから一言ずつ感想を話してもらったものの抜粋。他の自治体でもそうだが、このコメントにいつも感動する。
●このように、世代や職業関係なく、みんなでしゃべれる場はとても重要。
●行政が目に見えない部分でがんばっていることがわかった。
●ゴミのことをこんなに考えたことはなかった。
●ゴミという単純に聞こえるけれど経費のことなどはとても複雑だった。一市民として、環境配慮につながる形で全体像を知る努力をしていきたい。行政も市民にわかりやすく全体像を示すことが必要と感じた。
●3回とも緊張していた。コストの削減だけが本当の目標ではないと思った。ちゃんとした判断であれば経費が掛かってもいいと感じるようになった。
●子どもの時にあまりゴミ問題が話題になっていなかったことに気づいた。
●目的が資源化なのかコスト削減なのかによって目指す方向が大きく違うことがわかった(コスト削減と資源化は違うことが認識できた)。このことはゴミ問題に限らずすべてのことについて言えるのではないか。
●ゴミのことを考える良い機会になった。市民の自覚として今後も主体的に考えていきたい。
●69000人分の1000人に当たったことは嬉しかった。将来の市民にツケを残さないように自分でできることをしていきたい。
●恵庭市は住民協働のまちづくりを標榜しいている。この協議会はそのモデルケースになる。
住民協議会を実施する自治体は、来年度さらに増加する可能性がある。「市民自治の実践例」としてのこの住民協議会をどんどん全国に広げていきたい。
大刀洗町住民協議会には委員28名、傍聴者約20名のほか、職員が全83名のうち20名程度も参加!
初めての2日連続開催(コーディネート)。
ちょっと2つを比較してみた。
恵庭市住民協議会(ナビゲーターとして来ていただいた福嶋浩彦さん)
大刀洗町住民協議会(安丸国勝町長)
恵庭市 | 大刀洗町 | |
---|---|---|
主催 | 市議会会派(複数) | 行政 |
特徴 | 会派主催の住民協議会は全国2例目 | 2014年に全国で初めて開催。今回が4年、6テーマ目 |
回数 | 全3回中3回目 | 全4回中1回目 |
無作為抽出手法 | 選挙人名簿から1000人を抽出 | 住民基本台帳から500人を抽出 |
応募者数/応募率 | 15人/1.5% | 27人/5.4% |
テーマ | ゴミ問題 | 防災 |
テーマに関する特徴・主な議論 | 現在ゴミは全量埋立て。平成32年度からの焼却場稼働に伴い維持管理費が上がることが予想されるため、行政としては既に有料化しているゴミ袋の値上げを検討。その必要性を中心として、市民がごみを減量している努力をはじめとして行っていることのインセンティブがどのように見える化できるか(恵庭市の生活系ごみ排出量は全国平均よりかなり少ない)などを議論。 | 昨年度も防災をテーマに議論。その際は地震被害に関する議論が中心だったが、今年7月に起きた九州北部豪雨の際の行政や住民の動きに改善すべき点が見られたため、今年度も同じテーマとし、住民は災害時に冷静に動けるための想定ができるようにすること、行政は現在策定を進める避難所運営マニュアルの材料とすることを目的とする。 |
ナビゲーター(論点提起者) | 井澤幸雄さん(一般財団法人小田原市事業協会代表理事、元小田原市企画部長、環境部長)、福嶋浩彦さん(中央学院大学教授、元消費者庁長官、元我孫子市長) | 福嶋浩彦さん |
その他 | 傍聴者数が3回で45名程度。類似の会合の中では異例の多さ。 | 住民協議会は条例設置されており、無作為の住民のみの会議体が条例で定められている例は聞いたことがない。また、2015年度から高校生も参加しており今年度は2名。 |
恵庭市住民協議会実現の立役者、柏野大介市議
以下は、恵庭市の住民協議会の最後に委員の皆さんから一言ずつ感想を話してもらったものの抜粋。他の自治体でもそうだが、このコメントにいつも感動する。
●このように、世代や職業関係なく、みんなでしゃべれる場はとても重要。
●行政が目に見えない部分でがんばっていることがわかった。
●ゴミのことをこんなに考えたことはなかった。
●ゴミという単純に聞こえるけれど経費のことなどはとても複雑だった。一市民として、環境配慮につながる形で全体像を知る努力をしていきたい。行政も市民にわかりやすく全体像を示すことが必要と感じた。
●3回とも緊張していた。コストの削減だけが本当の目標ではないと思った。ちゃんとした判断であれば経費が掛かってもいいと感じるようになった。
●子どもの時にあまりゴミ問題が話題になっていなかったことに気づいた。
●目的が資源化なのかコスト削減なのかによって目指す方向が大きく違うことがわかった(コスト削減と資源化は違うことが認識できた)。このことはゴミ問題に限らずすべてのことについて言えるのではないか。
●ゴミのことを考える良い機会になった。市民の自覚として今後も主体的に考えていきたい。
●69000人分の1000人に当たったことは嬉しかった。将来の市民にツケを残さないように自分でできることをしていきたい。
●恵庭市は住民協働のまちづくりを標榜しいている。この協議会はそのモデルケースになる。
住民協議会を実施する自治体は、来年度さらに増加する可能性がある。「市民自治の実践例」としてのこの住民協議会をどんどん全国に広げていきたい。
大刀洗町住民協議会には委員28名、傍聴者約20名のほか、職員が全83名のうち20名程度も参加!