January 26, 2011

Fw:

ブログのお引っ越ししました。

http://yaplog.jp/tsubakishiho/






椿
  
Posted by shina0722 at 19:13TrackBack(0)

July 17, 2006

W☆ING

朝。

出発時間前になるとゾロゾロとホテルのロビーに集まってくるレスラー達。

今日は大阪→名古屋へ移動して試合。

周りの選手達ともだいぶうち解け和気あいあいとした雰囲気。


そこへ
見るからに「二日酔い」な様子の金村が
見るからに不機嫌そうな顔で登場。

ひたすら「気持悪い」を連発している。

聞けば昨夜ホテルでウィスキー2本を丸々空けたらしい。

「あーキモチワル」


その時
たまたまロビーに置いてあったあたしの荷物が金村の足にあたり
次の瞬間にはおもいっきり蹴りあげられていた。

シホ「ちょ、ちょっと金村さん!何してんですかっ」

金村「邪魔やっちゅーの」


コ、コイツ。。

マジで殺したろか。怒

  
Posted by shina0722 at 12:18TrackBack(0)

July 15, 2006

WING

ただ唖然とした。

試合前のルール説明では
「レフリーが『特に危険』とみなす以外の凶器攻撃、反則は認められます」と言っていた。

『特に危険』てどんな危険だよ。汗


確かに当時は全女もデスマッチブームで
ブル様vsアジャ様の金網デスマッチや
ジャングルジャックの髪切りデスマッチもあったし
極門党には凶器攻撃だってあった。

血も出るしそんなのは見慣れた光景で。

しかし

割れたビール瓶で胸をえぐるとか
ノコギリとか鎌とか
ましてやチェーンソーとか

さすがのあたしもそれはちょっと
ねぇ。

凶器の枠越えてませんかと。


メインが終わりホテルにつく
レフリーの田辺氏他数名で夕食に出かける。

シホ「ここの団体って、いつもこんななんですか?」

田辺「うん、今日はまだマシな方じゃない?」

ま、マシ。。
ま、まじでか。汗


世界には
いろんなプロレス団体があるもんだわ
とつくづく思った。
  
Posted by shina0722 at 16:47TrackBack(0)

WING

試合ゎ
いつものように負け(相変わらず弱かったので。笑)

いつもだったら自分の試合が終わるとすぐに着替えてセコンドにつくのだが

今日はそんな仕事もしなくていいので体育館の端から男子の試合を見ることにした。


そしてきたるメインイベント

そこで私はあの「リングの血痕のあと」の理由を知ることとなる。

出てきたのは「ミスターポーゴ」というかっぷくのいい
見るからに『極悪』そうなレスラーと外人

対するはあの、大福金村とバルコニーダイブの松永さん。
(ダイジョブかよ、ォィ。汗)


しかしそこには
さっきまでおちゃらけていたとは思えないような
過酷な血みどろデスマッチが展開されていた。

聞けばこのW☆INGという団体
毎日こんな血まるけのデスマッチをやっているのだという。


ヒェー
こ、こえー。。( ̄□ ̄)


金村と組んでいたバルコニー松永(そんなリングネームではない。笑)は
割れたビール瓶で胸部をえぐられていた。

( ̄∀ ̄;)。。。ハンザイジャナインデスカコレ。


次の瞬間

極悪人ミスターポーゴと目が合ってしまった。

ニヤリ(ポーゴ)

え。。汗汗汗

嫌な予感。



ポーゴが血まみれの松永氏を引き擦り私の目の前のテーブル目がけて突進してきた!!


ぎぎぎぎゃーーーーー!!!!


目の前のテーブルが一瞬にして真っ赤な血で染まる。



あ、あの


あたし帰ってイイデスカ。涙
  
Posted by shina0722 at 16:02TrackBack(0)

W☆ING

そんな不可解&不愉快な出来事があったことも

他団体(しかも男子)で試合をする緊張感に比べれば小さく

試合前にゎすっかり忘れていた。


W☆INGゎ
毎回オープニングで選手の入場式が恒例になっていて
第一試合出場の私と伊藤さんも入場式に参列。

すると
後から後から見たこともないようなおぞましいレスラー達がゾロゾロとリングイン。


「な、なにこの人達!?
どこからわいたの??」


よくよく見るとそのおぞましい容姿のレスラーゎ
一緒のバスで移動してきた外人レスラー達であった。

個々に
おぞましいマスクやメイク
コスチュームに身を包み
終始異様な怪奇ムードを漂わせ
まるでゾンビの集団のように。
一見マイケルジャクソンのスリラーのPV風。笑

(中にゎ現在WWEで活躍中のタズなんかもいた)


初めて見るその異様な光景に

「こ、こわい。。泣」
リングの端のコーナーポストで固まる私。

そこへ


あの大福(やはり「金村」とコールされていた)が入場

見ると


コスチュームをオシリの割れたとこ半分くらいのところまでズリ下げている。
(ちなみに前ゎ毛のぎりぎりまで)

しかも何故かファンからゎ絶大な人気で
ヤンヤの歓声を浴びていた。


……( ̄□ ̄)……。


ホントに目が点になるって

こうゆうことを言うのだと思いました。
  
Posted by shina0722 at 15:31TrackBack(2)

July 09, 2006

WING

な、なにコイツ〜っっ!怒


その瞬間
出発前に先輩から言われた言葉が頭をよぎる。

「オシリをさわってくるやつがいるから気を付けるんだよ」

そういえば…

「金村」とか言ってたっけ。


コ、コイツかぁぁぁ!( ̄□ ̄+)!!!


悪びれた風もなく
その「金村」らしき大福ゎ
そのままサッサとどこかへ行ってしまった。

???

今のゎ一体何だったの???


意味もわからぬまま
私ゎその場にひとり
置き去りにされたのだった。
  
Posted by shina0722 at 19:43TrackBack(0)

July 07, 2006

W☆ING

試合前

会場をブラブラしていると

通りがかりに突然ペロっとオシリを撫でられた。

「ぇ!?」


あまりに一瞬の出来事で
あっけにとられていると


「カタイケツやなぁ」


か、固い?

人のオシリをタダで触っておいて
固いだと!?


振り向くとそこには
大福みたいな顔のデカイ兄ちゃんが
ニコニコして立っていた。


それが

金村ゆきひろ(当時)だった。
  
Posted by shina0722 at 18:05TrackBack(3)

W☆ING

???

あたしにはさっぱり意味が分からず。

な、なにこれぇぇぇ。汗


練習しようと思って上がったそのリングには
べったりと血がこびりついていた。

しかも一ヶ所や二カ所の騒ぎではなく

マット中のあちらこちらが血痕だらけだったのだ。

キャ〜!!(T∀T)


血に対して
そりゃ普通の人よりか、多少免疫はある方だとは思う。

思うけども。

これはさすがに引きました。


なんで…???


その答えは

その日のメインを見て初めて証されたのでした。
  
Posted by shina0722 at 17:35TrackBack(3)

W☆ING

実のところ
インディ団体にはことごとく疎かった私。

松永光弘という人が後楽園のバルコニーから飛んだ

ということぐらいは週プロの記事を見て知ってはいたが

その松永さんという人がどこの団体で
どんなことをしている人なのかなどということは
全く知らなかった。

そして巡業が決まってからも
特に調べようともしなかった。

自分は伊藤さんと毎日シングルをやるだけだし
そこがどんな団体かなんてことは
正直どーでも良かったのだ。


巡業当日の朝

伊藤さんと私は池袋の集合場所へ。

バスには
見たこともないようなプロレスラー(らしき人)が沢山乗っていた。

一通り挨拶周りを済ませ
バスに乗り込む。

メンバーが違うだけで
いつもの巡業と同じだな、と思った。

出発前にある先輩から
「すぐオシリをさわる人がいるから気を付けてね」と言われたことが少し気にかかっていたけど

そんなセクハラをする人もおらず
いつものように沢山の先輩に気を使うこともなく
快適なバスの旅なのであった。

後ろの席で伊藤さんと仲良くお話ししている人が
どうやらあの、バルコニーの松永さんという人らしかった。

恐い人かと思っていたらとても優しくて驚いた。

バスは一路大阪へ。

会場に無事到着。


しかし
そこには更に驚くような光景が待っていた。



ま、マットが

血だらけ???
  
Posted by shina0722 at 17:21TrackBack(1)

W☆ING

ユニバーサルに出場したことで
度胸がついたからなのかはわからないが

この頃から少しづつ
試合をすることが楽しくなっていく。

時には上の先輩と試合を組まれることもあったりして

緊張しながらも
徐々に「プロレスって楽しいな」と思えるようになっていった。

プロレス浸けの毎日をおくりながら年は暮れ、そして新たなる年を迎え

もう1つ下の代の後輩が入門し

平成4年

あたしは寮を出て
一人暮らしをするようになっていた。


そんなある日

コーチに呼ばれて事務所へ行くと


「お前、W☆INGの巡業決まったから。」と言われ。


…はい?

「来週のW☆INGの巡業に伊藤薫とお前が行くことになったから」

は、はぁ。。


てゆーかコーチ



「ういんぐ」って何ですか?
  
Posted by shina0722 at 02:31TrackBack(0)

July 06, 2006

ユニバーサル事件

ユニバーサルプロレスの控室

そこにゎ当時マスクを被る前のサスケさんやデルフィンさんの姿がある。

さんど傘やらサルの着ぐるみやらなんやら。

そして
先輩のコスチュームに身を包んだ私こと
中見川志保。

オシリには「mayumi」の文字。


ひょんなことから他団体デビューとあいなりました。

てゆーか

めちゃくちゃきんちょーするんですけどぉぉぉぉ。(TДT)


正直
なんであたしなの??? と思った。

本来なら光栄なことだし
胸を張って全女の闘いを見せてやる!くらいの気持ちはある

しかし、しかしだ。
なんの心の準備もなく
コスチュームさえ自分のものでなく

いきなり慣れない他団体のリングに立って試合しろというのは

たかが2年目のド新人にしたら大変なプレッシャーなわけですよ。

もうね
頭ん中真っ白で
試合の相手も、どんな試合したのかも
さっぱり覚えてない。

しょーがないよ、あれは
しょーがない。

最後
帰り際になって浅井さん(現在のウルティモドラゴン)が近寄ってきて

「今日は助かりました。どうもありがとう」と言って握手を求められた。


大変な1日だったけど
度胸がついたという意味では
貴重な体験だったと思った。
  
Posted by shina0722 at 23:49TrackBack(0)

ユニバーサル事件

ある日

「ユニバーサルプロレスにうち(全女)の選手が出るから
お前セコンドに行ってこい」
と言われ

先輩と一緒に後楽園ホールへ。

全女に入ってから
違う団体の会場に行くなどということは皆無に等しかったので(昔の全女には他団体を見に行くという習慣がなかった)

かなり新鮮な気持ちで会場へ。


試合直前になり
試合に参加する予定の先輩の具合が急変
立つのこともできない状態に。


(どうすんの?間もなく試合が始まっちゃう)


コーチ「中見川、お前代わりに出ろ!」


ふぇ?い、今なんと…

コーチ「いいから!
こいつ(先輩)のコスチューム着てさっさと出ろ!!」


「は、はいっ」


えーーーーっ(>Д<)

た、大変ですっ 汗
  
Posted by shina0722 at 16:02TrackBack(4)

プロレスラーの日常

普通
日常を生きている人にとって
プロレスラーの生活は
「非日常」ということになるんだろうけど

毎日毎日プロレスラーとして生活をしていると

プロレスラーの生活が日常で
普通の生活が非日常に思えることがある。


朝起きて

道場に集合し

先輩の入りを待ち

バスで移動し

会場に着き

リングを作り

練習をし

試合をし

セコンドにつき

リングを片付け

バスで移動し

帰宅する。


また朝が来て…

その繰り返し

年間250試合。


その限られた空間の中だけで
あたし達は生きていた。

プロレスが好きで好きでたまらなくて入った世界

プロレスは夢。


それが日常化されることは嬉しくもあり
また違った意味で悲しくもあった。

あの頃のように

いちプロレスファンだった時のようにはもう


プロレスを感じられないのだから。
  
Posted by shina0722 at 15:47TrackBack(4)

July 05, 2006

三禁

当時

全女には「三禁」といって

それはそれは厳しい掟があった。

一、喫煙禁止
二、飲酒禁止
三、異性交遊禁止


たばこやお酒ってのはまだわかるんだけど

なんで男まで厳禁?


松永元・全日本女子会長によると

「男を知ると人前で股が開けなくなるから」
だとか。

ホントかよ!笑


今思えば
「えーーーー。まじで?汗」って感じの掟なんですが

そんな理不尽なことがまかり通っていた時代。

あたしは当時17歳だったけど

「いい年になって男も知らない女って方が
不健全なんじゃ…?」と密かに思ってた。

その時その時で
彼氏のいる時期もあったしね。


誰かに見つかったら大変だから
デートはすごーく遠いところとか
みんなが行かないようなところとか
変装してみたりとか
。笑

デートひとつするにも時間はないし
場所も時間も限られるし
結構大変な動力使ってたと思う。

それこそ寝る時間を裂いて、みたいな。笑



でもってこの時

あたしが恋に落ちた人は年上の大学生。


大人に見えたんですね

きっと。笑


RING
http://ring2005.com
  
Posted by shina0722 at 17:28TrackBack(0)

恋におちて。

夏。

それはオープン巡業のある日。

炎天下でのリング作りをようやく終え
後から出発したバスの到着まで唯一の休息時間。

ジュースの一本も飲める時間があれば天国だ。


そんな時だった。


「お疲れ様、大丈夫?」と声をかけてくれたひとりの男性がいた。


「だ、大丈夫ですっ」

顔を上げた瞬間
なぜかめちゃくちゃ恥ずかしくなって。

だってリング作りを終えたばかりで

着てるジャージは真っ黒
顔はドロドロ
汗だくでボロボロで
もう見てくれは最低の最低だったから。笑


それでも

「頑張るなぁ〜君は。笑」と言い
その男性は自販機であたしにジュースを買ってきてくれた。


ヤバイ。汗
ヤバイヤバイヤバイ。汗汗汗

こんな時は必ずと言っていいほど



あたしは恋に落ちる。汗


RING
http://ring2005.com
  
Posted by shina0722 at 16:48TrackBack(0)

第1試合の女王

そんなこんなで

徐々にではあるが試合にも出れるようになり

後輩もすくすくと育っていき

あたしは第1〜第3試合を行ったり来たりしながら
後輩や同期の中でも「極普通の新人レスラー」として
女子プロレス界にぶら下がって生きていた。
少しではあるがファンもつき

ファンレターやプレゼントなんかをもらったりしながら。


試合では
玉田りえとの第1試合がなかなか面白いと
関係者やファンの間では評判になっていた。

お互いに小さい体を生かした攻防が新人らしくて
うぃうぃしく映ったのだと思う。



そんな生活の中

それはある日突然に。



あたしは恋に落ちたのだ。
  
Posted by shina0722 at 16:20TrackBack(5)

新技

そんなあたしの低迷を知ってか知らずか

ある先輩があたしをリングに呼んだ。

「中見川ちゃんにぴったりの技があるから
良かったら使ってみない?」

そういって教えてくれたのが
「フットスタンプ」
だった。

フットスタンプとは
寝ている相手のお腹の上におもいっきり飛び乗る(両足でお腹にスタンプを押す)というような技で

体が小さく、しかも飛べないあたしにでも
なんとかできそうな技であった。


「ありがとうごさいますっ!」


それまでのあたしの技といえば
新人なら誰でも使うような
ドロップキックや投げ技、関節技しかなく
初めて人と違う技というものを使うことに。


また、それと同時期

違う先輩に呼ばれてリングに行くと

そこにはそうそうたる全女の面子が勢揃い。

なんだなんだ?と思って近付くと
その先輩の口からは意外な言葉が。

「新しい技を教えてやるからリングにあがりなさい」と。


え?


うちの同期の中で先輩に新技を教えてもらったメンバーなど
まだ誰ひとりとしていなかったのだ。

あたしみたいなオチコボレが一番はじめに技をもらえるなどとは
思いもしなかった。

しかし
実はこれには理由があって
(実際にはずっと後から聞いた話なんだが)


ある先輩が
影でこっそり練習しているあたしの姿を見かけ
違う先輩にこう話したそうだ。

「あんなに頑張ってるんだから何か技を教えてあげようよ」
と。

「そうするか」と。


そういう事の運びらしかった。

そんなことがあったととはつゆ知らず

大先輩の中で何時間も
ひとつの技を繰り返し繰り返し練習し

試合が始まる頃にはヘトヘトドロドロになり
肝心な試合で新技を失敗するという

あたしは本当にダメダメな新人なのでした。
  
Posted by shina0722 at 15:55TrackBack(0)

心の穴

のりさんが全女からいなくなってしまい

あたしの心にはぽっかりと大きな穴が空いてしまった。


何故だか何に対してもやる気が起きなくなり

あんなに熱心にやっていた練習にさえ
全く力が入らなくなっていた。

常に体はダルく
頭もボーっとして

そんなんだから
当たり前のように仕事も失敗するし
試合にも勝てなくなるし。


やる気あんのか!!という先輩の言葉も
わかっていながら、どこか遠くに聞こえる。

「すいません」
言葉の上ではそう言っていても
ちっとも「すいません」なんて思ってない自分に気付く。

あたしは

感情を失いかけていた。


右といったら右

黒といったら黒

じゃあもし「死ね」といったら?

あたしは死ななきゃいけないの?


違う、そんなのは違う。

あたしは
そんな生活をしたくてプロレスラーになったんじゃない!!
  
Posted by shina0722 at 15:16TrackBack(4)

のりさんの引退

それから間もなくして

のりさんの引退式は華々しく行われた。

たくさんの紙テープに見送られ
のりさんは全女のリングを去っていった。


立野紀代引退シリーズの最後の日

帰りのバスの中では一人一人
のりさんに対して感謝の言葉が述べられていた。

あたしの番では
泣いてしまって
何を言ったかも
何を言いたかったのかも
ほとんど忘れてしまったけれど

「ありがとうございました」と
「最後の最後に一緒に練習できたことが嬉しかったです」と

多分そんなようなことを言ったのだと思う。

短い時間だったけど
のりさんに教わったことはたくさんあった。

そしていつかあたしも
のりさんが言っていたアメリカへ行ってみたいと思うようになっていた。
  
Posted by shina0722 at 14:54TrackBack(0)

のりさん

今シリーズもまた
巡業から置いてけぼり。

あたしは何のためにココ(全女)に入ったんだろう

あんな辛い思いをして
厳しい練習にも耐えて
やっとの思いで入ったのに

今はただ
ウェイトレスと練習の毎日。


体型が恵まれているわけでもなく、何かこれといった売りがあるわけでもなく
ましてやルックスも良くない。

「あたしがここで成功できるわけがない…」

あたしは確実に目標を見失いかけていた。


そんなあるシリーズ中
立野紀代さんがケガで巡業を居残っていた。

立野さんはあたしが中学生時代
クラッシュギャルズの妹的存在「JBエンジェルス」として活躍。

可愛いルックスで人気があり
当時は「女子プロ界の松田聖子」とも言われていた。

そんなのりさんがあたしと一緒に練習をしてくれる、というのだ。

「よろしくお願いしますっ!」


のりさんの練習法は他のコーチ達とはまるで違った。

「中見川ちゃんは体が小さいでしょ。だから普通のみんなと同じ練習法じゃダメなんだよ。あたしも昔は小さかったから中見川ちゃんの苦労は凄く解るの。だから一緒にやってあげるから頑張ろ」


おもわず泣きそうになりました。


大大大先輩からそんな優しい言葉をかけてもらえるなんて。


もう一度頑張ろう

そんな気持ちでそのシリーズ中
毎日のりさんと一緒に練習をした。
楽しかった。

のりさんは他の先輩達とは違い

「自分のことは自分やるから あたしのことは気にしないで」 と言い

練習中にアメリカのプロレスのことや全女全盛期の話をたくさんしてくれた。

そしてシリーズ最終日


「中見川ちゃん、あたしね

プロレス辞めるんだ…」



う、うそ……。
  
Posted by shina0722 at 12:24TrackBack(1)