October 08, 2016

なぜ朝方の山脈の輪郭に神々しさを感じるのか

例えばなぜ水平線を見て美しいと感じるのか


例えばなぜ我が子を胸に抱いてあやす時、胸の中に木洩れ日があるのか


悲しみとはなにか、喜びとはなにか、


なぜ朝方の山脈の輪郭に神々しさを感じるのか


なぜ真夜中の星の明かりに心は癒やされるのか



あらゆるものの根源であり、
僕を翻弄するものの正体、

そういうものを探し見つめようとしています


次なる作品のイメージをぼんやりと描きはじめています



誰かの心と繋がる場所になるはずです



最も深い心の森の中、
僕はそこへ向けて歩き始めています。


shinagawahiroshi at 00:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 16, 2016

OLDロングインタビュー公開

OLDロングインタビュー公開!!!

http://www.pl24.jp/old.html

取材・文/ 大槻正志(ペニーレーン24)



ーーーーー
記事を書いて下さった大槻さんは、
OLDが2004年にメジャーデビューをする時に、
OLDを業界関係者に紹介する記事を書いて下さってから、ずっとお世話になっている方で、
天才音楽ライターです。

今回、二人体制で新たにスタートするOLDのインタビューをして頂きました。

鋭い視点で今のOLDの本質に迫っています。





shinagawahiroshi at 11:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 13, 2016

終わらない秋

終わらない秋






日中はまだ僅かに暑いが、半袖が通りの風に少し踊り疲れている


アイスクリームは冷凍庫の中で待ちくたびれて、纏ったモナカはふてくされている


午後四時の窓を開けると、ベランダには涼しい空気が溜まり出している


見上げる空のどこかで、少しずつ大気を冷やそうと季節の製造機が働いてる音がする



僕の頭の外れから、15歳の頃の秋の公園の匂いが香ってくる

くさぶえ公園のベンチにもたれて、あの子と歩く放課後の夕暮れを焦がれている

学生服の中にはセーターを着込み、ぬるくなったコーンポタージュの缶を両手に包んで



終わらない秋がまた訪れる


0歳の頃から、途切れながら35回もやってきては去っていった秋が

僕の中に、物憂げで美しい、冷たい風を連れてくる



眠れないまま大学ノートに纏まらないままの思いを書き綴った長い夜


日の暮れ始めた街を友達と自転車をこいで、真っ赤な西の空に凍え始めた手を、伸ばした袖でくるんでは目を細めた



幾つもの通り過ぎた秋の光景が、息を吹き返すように僕の中で色づいていく





僕の頭より少し高くを追い越してトンボが忙しなく飛んでいく、

ちらりと見えた彼の顔は、

いつか共に遊んだ幼き頃の友のような、

懐かしい顔をしていた気がした。





shinagawahiroshi at 22:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 29, 2016

夏の終りの冷たい風




結局夢には挫折したまま
傷跡は脚にしっかり残ったまま


モチベーションは低空飛行を続けたまま
随分な距離を進んできた


僕はまだ輝けるのか
僕らはまだステージに立てるのか?
その権利があるのか?



よくわからないんだ



よくわからないけれど
アルバムは完成した
リリースされた


そして僕らはどうするんだ?
ライヴをするのか?
それともすぐに次の音源作りに着手するのか?

それとも活動休止でもするのか?


ーーーー
前にも言ったけれど
僕は音楽をやめようとしていたんだ

でも気づいたら曲が湧いてきて
アルバムを完成させたくて仕方なくなって
幾つかの困難を超え
実現させた



そのあとどうするかなんてイメージはなかった


ーーーーーーーーーー



小さいところでとりあえず
自由にライヴをやってみよう
肩肘張らずに
等身大でいいから
自分たちが鳴らせる音を鳴らそう

そこで得る感触をヒントにして 次を考えよう



ーーーーーー

二人きりでいい
優秀なサポートミュージシャンは幸い何人もつながってくれているけれど
今回は二人きりがいい

何もない場所から二人きりで歩き出すんだ
全く荒野だ 行く道は

心細くもあるが
歩き出そう
ちっぽけな僕ら二人に どんな奇跡を起こせるのか
一つずつ見ていこう

焦ることはないんだから


音楽が、活動が、
僕らの心から離れないように 丁寧に擦り合わせていくんだ


ーーーーーーーー
今までOLD史上 最もシンプルなアンサンブルだ
ギターとベースと声だけ
それだけでどこまでできるのか
試してみようじゃないか

前例が少ない方が 創造性を羽ばたかせることができる
スリリングでエキサイティングなセッションになる

表面的なダイナミズムではなく、内面的な心のエネルギーを増幅させ、そこにフォーカスしていこう



ーーーーーーーーー
曲目はまだ決まっていないんだ

「光でも闇でもない」の曲をいずれ全て二人で網羅する

vol幾つまでやるのかも決めていない
「光でも闇でもないVol.1 ~Vol.10」ぐらいやるかもしれないし
一回きりで終わることもあるかもしれない。





これは僕らの新たな音楽の旅であり
OLDというバンドの新たな旅の始まりです



注目されているかとか
注目されていないかとか
そういうことはもう重要ではないのです


これは僕らのあまりにもリアルな人生における一つの局面の開示です


エンターテイメントでもない、
見た人が音楽を聴いた人が何か有意義なものを感じてくれたら、
その時点でようやくある種のエンターテインメントとして成立するのかもしれない



「光でも闇でもないVol.1」は未だ陽炎の中

僕のふくらはぎはもう夏の終わりの冷たい風に吹かれている。

shinagawahiroshi at 12:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 25, 2016

子供が産まれました

御報告。


この度、僕に子供が産まれました。
男の子です。


御伝えするのが遅れてしまいましたが、
誕生したのは数ヶ月前です。

様々な心配がなくなり、落ち着くまでは御報告は控えようと思っておりました。


現在はとても健康に育っております。




子供によってもたらされるであろう様々な経験を、
学びにし、喜びにし、糧にして、

皆様に、世の中に、善なるものを還していきたいと思っております。



品川洋

shinagawahiroshi at 22:08|PermalinkComments(5)TrackBack(0)

August 16, 2016

信じられないくらい綺麗な景色だったんだ


小さい頃から音楽に助けられた。


小学5年の時にケンウッドのポータブルCDプレイヤーをお年玉で買った。

最初に買ったアルバムは中古の「Tree」CHAGE&ASKA。

ベージュ色のダウンジャケットのポケットに押し込んで、
散歩しながら音楽を聴くのが好きだった。

夜眠る時もイヤホンを耳にさしたまま眠って、
朝になるとよく耳が痛くなってた。



心に問題を抱えていた。

誰にも相談できない感情、

自分でもよく分からない苦悩、

だからどうしても孤独になった、孤独を感じた。

音楽はいつも僕の側にいてくれた。


楽しい気持ちにもなれたし、
嫌なことを考えないで済むことも多かった。

でも何よりも、
音楽が美しくて、
それが心を癒していたと思う。



小学校高学年になった頃から、
僕は軽い不眠症になって、
それは今までずっと続いてる。

小学六年の頃から、眠る前に30分から一時間くらい、
ノートに自分の考えていることを書き綴った。

誰に見せるわけでもない、
何か作品を作りたくてやっていたわけでもない、

ただそうしていると、心が落ち着いて、
比較的すっきりした気持ちで眠ることができた。





ーーーーーーーーーーーー


僕が音楽を作っている時にいつも願うことは、

小さい頃の僕みたいな人が、

救われるような音楽でありますように。



今でも僕の心の中に残っている、

あの頃のままの闇の中にいる自分が、

音楽によって抱きしめられますように。








ーーーーーーーー

明日8月17日に、

OLDの新しいアルバム「光でも闇でもない」がリリースされます。


結局今回も僕が音楽を作った理由はそういうことなんだと思う。






自分自身が救われたいし、

あなたが救われて欲しい。



自分自身が癒されたいし、

あなたが癒されて欲しい。



自分自身が楽しみたいし、

あなたが楽しんで欲しい。






ーーーーーーーーーー


小学五年の冬、CDウォークマンで音楽を聴きながら、

琴似のある交差点で信号が変わるのを待っていた時の、


あの美しい赤色や、
行き交う無数の車のヘッドライトの輝き、
静かに舞い落ちる雪の景色を今もとても鮮やかに想い浮かべることができる。




信じられないくらい綺麗な景色だったんだ。



shinagawahiroshi at 22:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 13, 2016

新曲「運命」 MV公開!!!


8/17リリースNew Album「光でも闇でもない」からのリード曲、
「運命」MV公開




OLD公式オンラインショップからNew Album通信販売開始
超豪華特典付き
ボーナスCD&ストラップ&サイン色紙
購入はこちらから


shinagawahiroshi at 12:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 07, 2016

本日ライヴ無事終了!!

本日のライヴに来て下さった皆様、

想いを馳せて下さった皆様、

どうもありがとうございました。


外は炎天下でしたが御身体お大事にして下さいね。


今日は会場にてニューアルバムの先行発売でもありました。


ニューアルバムを手に入れて下さった皆様、
僕らの新しい作品が、
友達のように皆様の側に寄り添わさせて頂くことになってくれれば、
何よりの幸せに思っております。



それでは良い夏の夜をお過ごし下さい。

shinagawahiroshi at 19:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 06, 2016

「光でも闇でもない」Album Trailer 公開



shinagawahiroshi at 11:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

August 05, 2016

僕はもう音楽をやめようとしていました。

僕はもう音楽をやめようとしていました。

かけがえのないメンバーが二人去って、

大事なスタッフが数知れず去って、

これ以上先へ進む理由も見つけられずにいました。



新しい人生を探さなければならないと、
今まで見てきた夢を必死で心から切り離し、
ハサミで細切れにし、
焼いて煙にしてしまおうとしていました。



でも気付いた時には新しいメロディが胸のあたりから湧き出して、
僕はほとんど無意識にギターを抱え、
録音していました。


磁石が砂場で砂鉄を集めるように、

メロディはやがてサウンドを身にまとい、

僕の心の中から詩を引きずり出していきました。



僕は音楽をやめようとしていたのです。
意識では完全にそうでした。
そうするしかないかなと思っていました。

でも僕の無意識は、
僕の魂は、
僕の言うことを全く聞いてくれませんでした。


僕は自分の魂に腕を掴まれ、
未来というあてのない道を引きずられていきました。


とても辛いことでありながら、
涙が出るほど嬉しいことでもありました。



結局、僕は音楽を作るしか許されていなかったようなのです。



なんの為かはわかりません、

自分自身の為なのか?
聴いてくれる人の為なのか?



仮に「音楽の神様」がどこかに存在するのなら、
僕はその人の為に歌っているのかもしれません、
歌わされているのかもしれません。






2016/8/17に
OLDとして新しいアルバムを発表します。

「光でも闇でもない」
という名前のアルバムです。



その名の通りの内容です。


光でも闇でもなく、
夢でも挫折でもなく、
希望でも絶望でもなく、
愛でも争いでもなく、
喜びでも悲しみでもなく、

もっともっと深くにあるものについて歌ったアルバムです。





今年の一月、僕は家の近所をよく歩いていたのですが、
そこで一本の街路樹を撮影しました。

真冬で冬枯れの街路樹です。

一見死んでいるように見えるその木が、
僕に似ていたんです。

でもその木は数ヶ月するとまた葉を生やして、
むせかえるような緑を鮮やかに輝かせもするんだろうと思いました。

実際6月になるとその通り生き生きとした緑いっぱいの木になりました。
その姿も写真に撮りました。


この木の、この二つの姿が、
今回の作品のメタファーになると思ったので、
ジャケットのデザインにしました。

CDを開いてブックレットの真ん中を開いてみれば、
鮮やかな木に出会えるでしょう。





今回のアルバムが、
多くの人に気に入られるものになったかどうかはわかりません。

でも僕の納得のいった作品ばかりです。

今までの僕の手が届かなかったものを掴んでいます。


この作品に価値があるか?それともないか?

僕は間違いなく価値のある作品だと思っています。


嘘も、虚飾も、できうる限り排除しました。
詩は透き通る硬水のようです。


サウンドは全て僕の魂の厳正なチェックを受けています。


もしもあなたが僕を信頼して下さるのなら、
この作品を隅々まで聴くことを躊躇う理由はないと思います。



この三年、僕の心臓が燃やし続けたほとんど全てのエネルギーが
注ぎ込まれています。


きっと誰かにとって価値のある作品になってくれるだろうと思っています。



2016/8/4 夏の夜、部屋の窓は開け放したままです、
昼の暑さと喧騒の、残り香のような静かでしっとりとした風が僕の足を撫でていきます。


そう遠くない未来に、
皆様と僕が、幸福でありますように。






「光よりも眩しく、
闇よりも深く、
壮大な希望の音楽が、
世界の果てへと響き始める。」





品川洋

shinagawahiroshi at 00:08|PermalinkComments(3)TrackBack(0)