August 06, 2018

「永遠の始まり」の構想について  その2

○品川洋と大野量平

現在OLDの正式メンバーは事実上、
品川洋と大野量平の二人になります

2014年の末にDr.神田直樹が脱退してから、
次の年2015年はサポートメンバーに入ってもらい、従来のバンド形式の演奏をしていましたが、
2016年以降は品川と大野の二人での演奏で一貫していました。


その理由は幾つかあるのですが、
大きな理由の一つとしては、まず僕の喉の不調がありました。
基本的には通常どおり歌うことはできましたが、
できるだけ喉の酷使を避けたい、というのがありました。
(フルバンドの形式だと演奏の音量に合わせて声量を必要以上にあげなければならない時があるのです)


もう一つの大きな理由、そしてこれが最大の理由でもあるのですが、
品川洋と大野量平の二人によってしか表現できないものに興味があったのです。






○OLDの本質

僕と大野は、幼稚園から同じ園に通っていました。
札幌市の琴似という町に生まれ、
徒歩3分の距離に住んでいました。

そして小学生から、高校まで同じ学校に通いました。
小学校の途中からよくつるむようになり、
中学からはいつも同じグループで遊び、
中学二年の同時期に本格的に楽器を始め、
中三では学校祭でバンドを組んで演奏をしていました。


中三の頃には、当時の音楽仲間と放課後に楽器を持って集まって、
ビートルズなどを演奏してカセットテープに録音したりして遊んでいました。



その後、同じ高校に進学した僕と大野は、
入学してすぐにメンバーを集め、
コピーバンドを組んで夏にはもうライヴ活動を始めていました。

在学中は僕と大野以外のメンバーはころころ変わっていきながらも、活動は絶えず続いて、
高校二年ぐらいからは徐々にオリジナルの楽曲をやるようになっていきました。


高校3年の終わりにはすでに「OLD」というバンド名になっていて、
その頃にはOLDのKujakuというアルバムに収録されている
「Understand」という曲をやったりしてましたね。




高校を卒業してからは更に音楽に打ち込んで、
僕と大野を中心にメンバーを入れ替えながら、ライヴ活動を続け、
2000年にGt.杉村の加入、
そして2003年にDr.神田の加入があり、
それ以降は、バイオグラフィにあるような具合に、
http://www.i-old.com/old_profile.html
OLDの歴史は作られていきました。




ーーーーー
上記のように僕と大野はとても古い関係で、
考えてみれば不思議なほど離れることがありませんでした。

当人である僕たちは特別に何かを意識していたわけではないと思うのですが、
結果的にいつも人生のある部分の運命を共にすることになっていたんです。



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OLDというバンドをずっと続けてきたわけですが、
ことある度に僕には考えていたテーマがありました。
それは「OLDの本質とは一体なんなんだろう?」
「僕たちはどのような音楽を創るべきなんろう?」

活動を続けていくためには、目的が必要になりますし、
それが具体的なものであるにせよ、抽象的なものであるにせよ、
はっきりさせておくことで情熱の品質を高く維持することができるからです。

そして、バンド活動において大きな転換点があった時には、
そもそもバンドを続けていくのか?
音楽をこの先も続けていくのか?
という自分自身の人生においての重要な事柄を決めるための、
必要なテーマでもありました。


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2017年の春から僕の喉の治療のために活動を休止してから、
一年以上の間、休みながら僕が強く考えていたのは、
今後どのような楽曲、音楽世界を創っていくべきか、ということでした。

その思考の過程の中で、
OLDの昔の音源を聴き返していました。

そこで僕は、妙な表現かもしれませんが、
青天の霹靂のように知ったんです、
「このバンドは良いバンドだな」って。
(自分のことを褒めているようでバカみたいですが、何というか冷静に、自分なりに客観的にそう思ったんです)

まるで前世での出来事みたいに忘れていたんです、
ずっと昔から、十代の頃から、
死に物狂いで良い音楽を作ろうとしてきたことを。


特に初期の頃の作品には心を惹かれるものがありました。

インディーズでリリースした「可憐」の頃から
メジャーファーストアルバムの「Day Dreamer」
の中の幾つかの楽曲の中には、
経験、技術、知識、などから学んだことでは決して作ることのできないであろう作品性、イメージが色濃く刻み込まれていました。

そしてそのような作品性、イメージは、
僕がこれから創っていくべき作品にとっても、
非常に重要な要素になっていくだろうと感じたんです。


ーーーーーーーーー
そのような過程を経て、
2018年の1月から、僕と大野はライヴ活動の復帰へ向けてリハーサルを開始しました。
そこではOLDの古い楽曲を中心に合わせていきました。



二人で演奏する楽曲は、
懐かしいと同時に非常に新鮮な響きがありました。

長い時間の中で命の中心からいつの間にか遠くへ離れてしまって、
心の深い場所で冷えてしまっていた部分が、
新鮮な血液を送り込まれ、
あたたまって色味を帯びていくような、
そんな喜びに近いような感覚がしました。




昔の楽曲、古くは十代の頃に書いたものは、
もう20年も前に書いたものなんです。

かつて1990年代に同じ緑色のブレザーを着て、
高校の放課後に、練習スタジオにいた
品川洋と大野量平は、
少しくたびれて、わずかに淀みながらも、より深く黒みを帯びた、
でもあの頃と似たような瞳で、互いの演奏を見つめながら、
同じ曲を演奏していたんです。


時間や、場所、
現実的な表層現象を超越した、
『何か不思議なものの存在』を感じました。



ここが重要なポイントになるんです。
「何か不思議なものの存在」
これこそが「OLDの本質」なんじゃないだろうか、
そう思ったんです。


そして、そのような感覚をできる限り突き詰め、
演奏の中に具体化させたいという想いを持ちました。




そう、
つまりこれが「永遠の始まり」という言葉が持つ
また一つの意味になっています。


「時間や、場所、現実的な表層現象を超越した」
=「永遠」


「超越した、『何か不思議なものの存在』を、演奏の中で具体化すること」
=「永遠」を演奏の形で作品化し「始める」こと


「永遠の始まり」です



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○蘇生と再誕生

品川洋と大野量平によって、
OLDという存在の壊死した部分を回復、再生、蘇生させること、

それと同時に、
OLDを以前より、より明確な根源的エネルギーを持った存在に生まれ変わらせること



それが「永遠の始まり」の一つの重要なテーマになります。







shinagawahiroshi at 17:41|PermalinkComments(0) 「永遠の始まり」について 

August 02, 2018

「永遠の始まり」の構想について  その1


20180610に行われたライヴ「永遠の始まり vol.1」

そして
20180819に行われるライヴ「永遠の始まり vol.2」

さらに今後予定される、
幾つかの「永遠の始まり vol.X」
について、


その内容について更に説明していこうと思っています。




6/5にタイトルの意味として
http://blog.livedoor.jp/shinagawahiroshi/archives/2611200.html
このように説明していましたが、

それは僕の持つイメージのほんの一部にすぎません。



ーーーーーーー
復帰後のOLDのライヴを開催するにあたって、

どのような内容、タイトル、にするべきかと
今年の春に考えていた時に、

漠然としたイメージが形をとったものが
「永遠の始まり」
と言う言葉でした


その言葉の意味について、
その言葉が内包するもの、あるいはその言葉が奥に隠し持っているものが
想像していく中で少しずつ僕の中で明らかになってきました。



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○このライヴは複数回の集合体として表現されるべきものであるということ

○「永遠の始まり」とはライヴ演奏公演でもあるが、
それは「永遠の始まり」というモノの、
一つの表面的な姿でしかなく、一部のカタチでしかないということ


○「永遠の始まり」とは、
OLDが新たなスタートをする為の儀式のようなものであり、
そこに付随するあらゆるエネルギーの、作品としての具現化であるということ。


○「永遠の始まり」とは、
過去と、現在と、未来を、
愛する為のものであるということ。






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具体的なことの一つとしては、


『過去の重要な曲を、今の僕達の肉体と精神によって蘇らせる』ことです。



かつて創造されたOLDの楽曲を、
過去という限定されたスペースから取り出し、

今の僕達と、適切なコミュニケーションをとり、
信頼関係を回復し、
共に前を向くということです。



「永遠の始まり vol.1」でもそれは行われました、

そして「永遠の始まり vol.2」では更に押し進まれていくことになります。

shinagawahiroshi at 10:23|PermalinkComments(0) 「永遠の始まり」について 

June 24, 2018

OLD次回、新ライヴ情報決定!!!!!

OLD次回、新ライヴ情報決定!!!!!

「永遠の始まり vol.2」
2018/8/19(sun)
start15:00
会場すみれ

詳細は後日発表



shinagawahiroshi at 17:06|PermalinkComments(0) 告知 関連 | ライヴ告知

June 11, 2018

OLD LIVE「永遠の始まり vol.1」無事終了

ライブに来て下さった皆様、

想いを馳せて下さった皆様、

また、OLDのお休み中に、
見守っていて下さった皆様、

そして見えないところから見守っていて下さった皆様、



皆様のおかげで良い時間になったと思います。


僕の中で、「永遠」は確かに始まりました。




音楽に耳を傾けてくれる皆様の姿は、

春の健やかな風に揺れる花のようで、

とても美しかったです。




どうもありがとうございました。

shinagawahiroshi at 17:04|PermalinkComments(0)

June 05, 2018

「永遠の始まり」について

僕は歌っている時や、

演奏している時や、

音楽を作っているときに、

しばしば「永遠」を感じるんです。



それは感覚的な意味での、
「永遠」です。


しばらく歌うことを控えていた時期に、
やはりその分だけ「永遠」を感じることは少なくなっていました。

僕が確かに感じていたはずの「永遠」は、
とても移ろいやすく儚いものであると知りました。





改に歌い始めた今、
こう思っています。

心の中に現れてはすぐに消えていってしまうものならば、

何度も、いつも、感じていられるように生きていけばいい。



それが終わってしまったように感じたならば、
また「永遠」を感じ始めてみればいい。



そして「始まり」をつなぎ合わせていくことができる限り、

「永遠」は真実であり続けると思うんです。







そのような心を込めての、

ライブタイトルです。





「永遠の始まり」

OLD
2018年6月10日




shinagawahiroshi at 22:39|PermalinkComments(0) 挨拶 関連 | 告知 関連

May 16, 2018

品川洋 ライヴ情報 2018/7//22

品川洋 ライヴ情報




2018/07/22(日)
札幌SOUND CRUE
「ソラカラ7th SP ドン・タカハシ 夜を迎えに行こう レコ発ツアーファイナル」
出演:ドン・タカハシ / 品川洋 / LOVERSSOUL / 他
OPEN 16:30 START 17:00
adv\3,000 door\3,500(+1D)




・チケットはメール予約となります
・チケットは発売中、予約受付はイベント前日までとなります
old.mail.info[at]gmail.com
(※[at]を@に置き換えてメールを送ってください)

メールタイトルに、
「7月22日チケット予約」
本文に、
お名前、枚数、を記入し送信して下さい
ご予約が成立した方のみこちらから数日中に返信致します

※予約して頂いた方は当日会場にて品川洋のライブを観に来たことを伝え、名前を伝えてもらえば前売料金で入場できます。


※アクセスはコチラからイベント詳細
http://www.soundcrue.com/access.html

ライヴ詳細
https://old47shinagawa.jimdo.com/live/

shinagawahiroshi at 06:37|PermalinkComments(0)

April 15, 2018

OLD ライブ情報 「永遠の始まり Vol.1」

OLD ライブ情報

「永遠の始まり Vol.1」



2018年6月10日(日)
「永遠の始まり Vol.1」
(12名限定)
open 14:30
start 15:00
2500円(1ドリンク付)
会場:すみれ(札幌市北区北18条西5丁目2-38サムティ北大前1F )
http://sumiresumiresumire.jimdo.com/

・チケットはメール予約となります
5月6日(日)の朝10時から受付開始
old.mail.info[at]gmail.com
(※[at]を@に置き換えてメールを送ってください)
名前、枚数(4枚まで)、予約するライブの日付を記入し送信して下さい
ご予約が成立した方のみこちらから返信致します



shinagawahiroshi at 09:57|PermalinkComments(0) 告知 関連 | ライヴ告知

April 14, 2018

復帰について

「復帰について」



1年程、喉の不調を理由に歌唱活動を休止していましたが、

しばらく治療に専念させて頂いたことで、
通常の活動に足る状態に改善できたと判断致しました。


間もなくライヴ活動等を再開させて頂こうと思っています。



治療に対して理解を示してくれたメンバーの大野、

見守って待っていて下さった、僕達の音楽を聴いて下さる皆様、

僕達の活動を支えて下さる皆様、


大変、御心配をおかけ致しました。


言語化し難い、
申し訳ない気持ちと、
感謝の気持ちを感じています。




音楽活動を行えない期間は僕にとってとても苦しいものでもありましたが、

自分の人生に対する覚悟や、
今後の活動に対してのより強く深い情熱を創り出す、
かけがえのない時間にもなったと考えています。



今後の活動に於いて、
かつてと同様に、
また、かつてよりも尚、
素晴らしい音楽をお渡ししていけたらと思っています。



OLD 品川洋

shinagawahiroshi at 06:53|PermalinkComments(1) 挨拶 関連 | 近況

March 01, 2018

近況 2018/03/01



明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

遅すぎますね。
もう3月です。


皆様お元気にしていますでしょうか?

僕は元気です。



札幌は今日、なかなかハードな天気ですね。

雪が吹雪いていて、風もとても強く、30メートル先が本気で見えません。


沖縄にお住いの方が、今日の札幌を見たら驚くでしょう、
いろんな意味で。

「どうして前が見えないのに車の運転ができるの?」

僕も未だに不思議です。
前の前の車のテールぐらいしか見えないのに、よくみんな事故にならず移動しているものです。。

人間ってすごいですね。



ーーーーーーーーーーーーー

2月にはまた治療旅行に大阪に行っていました。

素晴らしい先生の医療技術によって、

僕の喉の状態は良い状態になってきました。


もう通常の音楽活動、歌唱活動をしても問題ないだろうという領域に入ってきたと思っています。




長らく表立った活動は休んでいましたが、
もうそろそろ再開させて頂こうと思っています。



具体的なライヴなどのスケジュールはまだ発表できませんが、


この悪魔的な、むしろ神々しささえ感じさせるような、
雪が、
札幌から姿を消し去る頃には、
具体的な活動を再開できればと思っています。



大野さんとの演奏のリハーサルはもう始めていて、
今後の活動のイメージなどの打ち合わせも進めております。





楽曲制作も引き続き、徐々にですが進めております。










春が待ち遠しいですね。

shinagawahiroshi at 11:00|PermalinkComments(10) 近況 

October 30, 2017

渇いた噴水と、三羽の鳩

10月の渇いた噴水の周りの塀に僕が座ると

君はそこによじ登ろうとしながら
言葉にならない声で僕に自分を持ち上げろとせがむ

僕はそれを察して君の脇を抱え
僕の隣に座らせる


すると君は足をバタつかせ
嬉しそうに笑い、僕の顔を見上げる

単純化されたクマのイラストの描かれた
青いシューズが交互に空中を揺れている



噴水の中の地面には
くすんだコンクリートの粗い肌が露呈されていて

夏の跳ね回る水が
記憶の中で儚く輝いている




塀につけていた小さな手を自分の顔に引き寄せて
君は何かを見つめている

僕も見てみると
そこには一匹の虫がとまっている

まだ単四電池ぐらいの大きさの君の人差し指に
黒くて、細長いてんとう虫のような名の知らない虫がいて

髪の毛ぐらいの太さの脚をゆっくり動かしている


まじまじとそれを見つめている君に
「あ、虫さんだね、なんていう虫さんだろうね」
と僕は話しかける

少ししてその虫は指から滑り
地面に落ちて、石畳の隙間の雑草に紛れて消えてしまう

数秒君は落ちた虫の姿をキョロキョロと目で探したけれど見つからない

そうしているうちに目の前の噴水の広場に
一羽の鳩が飛んできて着地する


君はその姿に心を奪われたらしく
自分の胸の高さ程の塀に登っていたにもかかわらず
下も見ずに滑り落ちようとする

僕は慌てて君の体を支え
そっと石畳に降ろしてやる


鳩を目指して歩いていく君の前に
もう一羽、そしてもう一羽、鳩が飛んできて着地して
歩き出す


少し驚いたような表情を浮かべると同時に
歓喜のような笑顔が湧いて
「あーーっ」といいながら三羽の鳩に君は駆け寄る


そうすると鳩たちは一斉に羽ばたいて
君の伸ばした腕の先へ離陸し飛んでいってしまう


君の視線を追うように僕は見上げた


お昼前の曇り空の中、
公園の紅葉した木々の上を
三羽の鳩が翼を広々と羽ばたかせて飛んでいた

それぞれが有機的な線を描いて、
まるで時間を止めてしまったみたいに僕らの視線を釘付けにして。

shinagawahiroshi at 12:30|PermalinkComments(1) 子供 | 散文