2019年08月17日

リトルシニア交流大会 花巻の夜

昨夜のマツダボールチャンピオンシップ2019リトルシニア交流大会の宿泊地は渡り温泉さん。選手やチーム関係者、その親御さん1,000名近くが楓とさつき、全館貸し切りで宿泊されるのですからその規模の大きさが分かります。自分は大会運営者や監督、コーチの皆さんが集う懇親会の方で歓迎のご挨拶をさせていただきましたが、別会場に足を運べば、選手やその親御さん方の交流懇親会は圧巻。開始早々から各チーム5分程度の一発芸大会が始まり、会場は笑いと熱気が充満し、とても盛り上がっていました。素晴らしい夏の思い出になったこと間違いなしでしょう!

もはや野球の聖地ともいえるこの花巻で、今日こそは天候が回復して素晴らしいプレーが繰り広げられることを祈ります。


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2019年08月16日

リトルシニア交流大会開会式

マツダボールチャンピオンシップ2019リトルシニア交流大会が花巻球場を主会場に、岩手から4チーム、関東から7チームを含む16チームが集合し今日から大会が開催されます(残念ながら地元、花巻リトルシニアは出場できず…)。あいにく本日は午後から雨天が予想されるため、自主練習日となり試合は明日に順延となりましたが、夏の日の最後の思い出ともなるこの大会が成功裏に閉会することを祈念します。

ご案内いただき、今夜はレセプションにも参加の予定です。


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2015年08月26日

最新の情報はこちらをご覧ください。


http://shin-nasukawa.jp/report

詩人で彫刻家の高村光太郎は、かつて岩手の人を
「枕深牛の如し」と表しました。

地を往きて走らず、
企てて草卒ならず、
つひにその成すべきを成す。

そんな感じで自分も一歩一歩、愚直に進んでまいります。

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2011年09月01日

エフエムワン開局1周年を迎えて。

本日91日、お陰をもちまして地元花巻のラジオ局、エフエムワンが開局1周年を迎えることができました。本当にたくさんの皆さんにご協力をいただいて放送ができていますことに心から感謝感謝です。

平成18年に花巻コミュニティFM設立研究会を立ち上げ、21年にいよいよ動きが本格化。出資のお願いやら総務省への申請書類提出作成やらで、時間に追われ文字通り東奔西走の去年夏。5度目の市議選の最中(さなか)も昼食を急いでかっ喰らい、作業の進捗確認をしに上町事務所に向かったこともありましたっけ。岩手めんこいテレビでアナウンサーとしても活躍されていた落合昭彦さんが局長にご就任。よくぞご決断くださったビッグネーム!


311東日本大震災。開局してたった半年。日々の業務をこなすことで精いっぱいの状況で迎えたこの難局に県内外被災地域でいち早く臨時災害エフエムとして24時間放送。スタッフ全員結束の下、必要な情報提供に従事してまいりましたが、今考えれば9月1日『防災の日』に誕生した局の宿命だったのかもしれません。

開局できて本当によかったなぁと実感する時。
市民活動に携わる方、アーチスト、経営者等ゲストとして市内外の多士済々にお出でいただき、人となりを伺い、イベント告知や商店、商品の宣伝にご活用いただいていること。『地域の「輝き」をもっと多くの人に知ってほしい。市民全員で共有したい。』という趣旨で立ち上げたメディア。誰でも気軽に情報を発信できるメディアに育ってほしいと思うのです。

まだまだ未熟で改善点も多々あるのは十分に承知しつつ、それでも自慢のスタッフの頑張りで、もっと聴きやすくて楽しい放送を目指してまいります。

今後も是非ともご愛顧のほどお願いします。


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2011年08月28日

神戸から釜石へ…。支援の輪拡大中。

Love Baseball プロジェクト』の活動を応援いただいている兵庫県神戸市の竹の台少年団野球部さんからお預かりしていた軟式ボール5ダースを本日、東京での交流試合を終え、新花巻駅に到着した釜石の鵜住居野球スポ少さんにお渡しすることができました。


竹の台少年団野球部さん、ありがとうございました!!


名須川さん2

支援物資をお届けする際に鵜住居地区の惨状を何度も目の当たりにし、心を痛めてきましたが、やはり鵜住居の選手たち全員が仮設住宅に入居し、未だ練習もその場所確保もままならない状況とのこと。でも、そんな逆境をおくびにも出さず、明るい姿を見せる彼らに逞しさを感じました。屈託のない子どもたちの笑顔、本当にいいもんです。LBPはこれからも彼らを応援してまいります!


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2011年08月27日

交流試合の写真です。

昨日ご報告のスポーツ交流事業。自分も応援に行きたくて行きたくてたまらなかったのですが、なにぶん只今自由時間が取れぬ身。


Love  Baseball プロジェクト
当初からご協力をいただいた東京の澤泉様が、スポーツ交流試合の写真を送っていただきました。ありがとうございました!!


素晴らしい球場でプレーしていますね。

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以上、釜石 鵜住居野球スポ少チーム

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以上、石巻市立蛇田中学校


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2011年08月26日

『Love Baseball プロジェクト』 いよいよ顔が見える交流始まる。

『Love Baseball プロジェクト』ではたくさんの野球用具支援をわざわざ花巻までご持参下さった、東京は台東区少年軟式野球連盟さんのSさんからご連絡をいただいたのが6月中旬だったでしょうか。
被災地から野球大好きの子供たちや親御さんらを招いて交流を図るという主旨から、交流試合をメインに東京スカイツリーの見学や墨田区の花火大会鑑賞で楽しんでもらうという企画を墨田区の連盟と進めたいのでチームを紹介してほしいとの依頼でした。

お陰さまで『Love Baseball プロジェクト』を進めるにあたり、多くの沿岸のチーム関係者さんと知り合う機会を得ましたが、日程調整の上、最終的に釜石の鵜住居野球スポ少、宮城県石巻市の蛇田中学校をご紹介させていただきました。 2チームは本日上京し、東京スカイツリーを見学した後、歓迎会が催され、明日は交流試合と墨田区の花火大会鑑賞。最終日は交流試合と昼食を兼ねたお別れ会と充実した企画が待ち受けています。
関係各位には心から敬意を表するとともに、さすが太っ腹。東京都の全面的バックアップを得てのこの交流事業。ご縁を繋げただけではありますが、その起点として、そして後方から関わることができたことは自分にとって非常に光栄なことです。

 13時8分の新幹線で新花巻駅を出発する鵜住居チームにエールを送ってまいりましたが、なんでも墨田区と台東区はそれぞれ選抜チームを作って待ち受けているとのこと。果たして試合になるのだろうか(東北魂見せてやれ!)…と不安を感じるばかりですが、それはさておき全員が仮設住宅に入居しているという子どもたちに、充分に東京を楽しんで夏のいい思い出を作ってきてほしいと思います。
それにしても「誰かから誰かへ」という用具支援をきっかけに、いよいよ顔が見える交流へと昇華。素敵です!

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2011年07月25日

はまっ子スポ少さんに用具を提供しました。

釜石市の「はまっ子野球スポーツ少年団」の長谷川さんが、野球用具を引き取りに花巻にお見えになりました…


『Love  Baseball プロジェクト』更新しましたので

ご覧ください。

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2011年07月24日

【祝 甲子園出場】花巻東高校

花巻東高校が盛岡第三高校を下し、見事夏の大会を制した。
大方の下馬評通りとはいえ、主戦大谷投手の登板がほとんどないままに栄冠を勝ち取ってしまうわけだから、雄星世代の活躍に憧れて入部した2年生主体というチームの厚みを感じる。
彼らの勝利を称えたいと総合体育館で行われた優勝報告会に、そしてホテルグランシェールでの祝勝会に足を運んだ。
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一昨年までは東高の練習試合に度々球審としてグラウンドに立たせてもらったが、そのレベルの高さ、きびきびとした試合運びがいつも楽しみだった。だが、攻守逆転というか、2年続けて自分の方が審判を受ける立場にある。祝賀の席では佐々木監督さんから「名須川さん、最近、ポスターでしか見かけませんね」と言われてしまったのであった。 19d36d61.jpg















さぁ、いよいよ甲子園。
悲しい出来事を乗り越え、今や夢ではなく目標となった深紅の優勝旗をこの花巻に、いや岩手に持ち帰ってくれ。
頼むぞ!東高。

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2011年07月09日

多田等観を尋ねて…

昼過ぎ、円万寺観音山に東京や仙台からお客様がお見えになった。

「チベットの歴史と文化学習会」の皆さん、総勢17名。作家、椎名誠氏の奥様でエッセイストの渡辺一枝さんが旗振り役である。一枝さんはチベットやモンゴルに何度も足を運ばれ、チベット文化に造詣が深い。


c0396151.jpg昨年6月に初めて円万寺にお越しになり、その独特の雰囲気や鄙びた温泉も含めて花巻を気に入っていただいたようで、時を置かず7月14日の観音山夏まつりで等観生誕120周年記念除幕式の際にもわざわざお見えになった。その際の「来年は花巻スタディツアーを行いたい」との意向が早速実現したという訳だ。通常は東京で行われている学習会を今回は当地に場所を移して、明日、花巻市博物館での金子民雄氏を講師に特別講義が行われる。


0d600082.jpg今日は等観がお住まいになった一燈庵でお茶を楽しまれつつ、チベット請来の至宝、多田等観がダライ・ラマ13世から贈られた千手千眼十一面観音を拝顔いただいた。

もう何度も花巻を訪れている方もいて、楽しみ方の定番もご存じだ。昼食は市内が展望できるスカイビュー、マルカン大食堂でお取りになったそうだが、事前に名須川が強くお薦めしたナポリカツや名物ソフトクリームを十分に堪能したと満足されていた。


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2011年06月25日

沿岸との交流2題

船渡市の赤崎保育園の遠足をお迎えした。

児18名と園長先生はじめとする保育士、そして父母の皆さん総勢約50名がお越しになり、段取りなどのお手伝いスタッフに加わった。

大きな被害に遭った赤崎地区の保育園。幸い建物は何とか残ったが、通う子どもたちは散り散りになって激減。来年以降の園の存続は非常に厳しい状況で、もしかしたら最後の遠足になるかもしれないという。記念の写真も消失しているだろうし、何としてもいい思い出を作ってあげたい

今日は花巻温泉バラ園で満開のバラを楽しみながらの昼食、そして温泉入浴。午後は花巻空港でこの5月に就航した赤い機体が印象的なフジドリームエアラインズ(FDA)の離陸を見学するという行程。
 
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到着早々、マンドリン奏者の清心さん、矢沢の島保育園の子どもたちとのスペシャルコラボ。
マルマルモリモリ、清心さん作詞作曲の『手と手』を合唱を披露して園内のお客さんから拍手喝采


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展望デッキからFDAの赤い飛行機が飛ぶシーンが見られるということで子どもたちは大はしゃぎ。
「こっち見て」と男の子に話しかけてももう上の空。フェンスにへばりつくように飛行機を凝視。

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展望デッキにて。

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最後はハナッピーの見送りで帰途に就いた。

実はこの企画、うちの事務所のFさんの尽力でまとめ上げた。
何度も被災地に支援物資を運び、特にも大船渡に足を運んで、信頼関係を築き上げての交流となった。ちょっとだけ?年上の女性なのだが、そのバイタリティと真っ直ぐな行動力には本当にはいつも感服し、刺激を受ける。Fさん、これからも一緒に頑張って行きましょう!!!



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もう一つの交流話は高校球児たち。

昼時、島保育園園児が披露してくれた「菫蕾太鼓(きんらいだいこ)」の太鼓を園に片付けた足で、急いで花巻北高校へ向かった
釜石高校と大迫高校を迎えての変則ダブルの試合。釜石の菅原監督は野球部の二つ先輩、大迫の藤枝監督は後輩ということで三者で久々の再会を祝した。先輩に聞けば釜石の選手たちの3分の1は仮設住宅に入居しているというやはり大変な状況だった。しかし、諸般の事情を知る先輩からは「お前、頑張れよ」と熱いエールも送っていただいた。

三校の夏の大会の健闘を祈り、父母会が作ってくれたカツカレーのご相伴にあずかった。またまた急いで花巻空港に向かい、以上の様子である。


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2011年06月18日

「三鉄の希望作戦」を指揮するは…

本日の岩手日報に掲載された「南リアス線再開へ道筋 陸自が活動終了セレモニー」の記事。任務にあたった自衛隊第9師団第9施設を指揮するのは大隊長の畠山義仁君。よっちゃん、だ。高校時代に野球部で一緒に白球を追った仲間で、自転車を漕いで毎日帰り道を共にした親友中の親友だ。そんな彼が350人もの大所帯のトップとして未曽有の災害の復興に尽力しているのだから同級生としてもこの上ない誇りだ。

昨年8月、彼がPKO活動の国際救援隊としてハイチに渡航する直前、野球部の仲間内でささやかな壮行会を開いた。いつも以上にノリに乗った深夜のカラオケで、多分に押しつぶされそうな不安やプレッシャーを感じ取った…(といえば名誉棄損かな)。そんな彼が無事任務を遂行し、帰国直後の次の大仕事がこの震災対応だったのだから、言うまでもなく自衛隊の役割は極めて重いのだ。



そんなこんなで…。
同級生の出世や活躍が誇らしく、そして期待もできる年代に差し掛かったんだなぁと実感しつつ、一方でそんな齢になっちまったかと一抹の複雑さも抱えたりするのである。


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2011年06月17日

『Love Baseball プロジェクト』遂行中!

これまでお伝えしてきた『被災地の子どもたちに野球用具を送る取り組み』は、その命名の固さを反省。活動第2ステージはハードからソフト支援へと移行していく必要もあり、『Love Baseball プロジェクト』に改名してホームページでその活動をお知らせしています。
どうぞご覧ください。


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2011年05月29日

石巻の阿部監督、来花

用具支援で2度お邪魔した宮城県石巻市の鹿妻・子鹿クラブ(5月27日の朝日新聞記事をご参照ください)の阿部監督から、花巻の温泉にお泊りになるというご連絡をいただきました。年に1、2度は足を運んでいただいているとのことで、特にもこんな時期にお越しになるなんて感謝感謝と今朝、地元銘酒と南部煎餅をお土産にと朝、宿まで伺ってきました。
被災地の野球チームは概ね、全国各地からの用具支援が行き渡った状況と把握していましたが、いろいろ話をする中で石巻のあるチームで用具がまだ若干不足しているらしいとの情報から、前日思いもよらず世田谷区少年野球連盟さんから届いた篤志も併せてお渡したところです。

この監督さん、大変気さくで人の良い方でして、またいつかお会いしたいものだと思ってましたが、まさかこんなすぐにその機会があろうとは…。
お勤めの水産加工会社も流され、ゼロからのスタートで大変な状況と察しますが、間もなく始まるカツオ漁シーズンを前にして、是非とも漁を再開させて市場に活気を取り戻したいと仰っていました。


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2011年05月21日

野球ができる喜び。石巻の野球講習会。

20日は仙台に宿泊し、翌朝再び、石巻市は河南中央公園に向かいました。

市内の少年野球チームを対象にした野球講習会が開かれるということで、前日お持ちした野球用具の行く末を見つつ、東京のある篤志家からお預りしたクッキーを子どもたちに差し入れするためです。球場に入ってみると、そこは何と26チーム、361人が勢ぞろいという圧巻の光景。当日は各地で運動会が開かれ、これでも参加できないチームが結構あったそうです。


楽天ゴールデンイーグルスの今関勝ジュニアコーチ、東北福祉大学野球部の皆さんの指導の下、内野、レフト、ライトの3か所に分かれ守備、キャッチボール、バッティングそれぞれの練習。みんな野球ができることの喜びを噛みしめながら楽しそうにボールを追っていました。


ご存じのように福祉大野球部は、プロ予備軍とも言える全国でも名立たる強豪チーム。その選手たちが実際にバッティングやピッチング、ボール回しなどを行ってみせた模範練習では、その迫力や正確性に子どもたちから「すげぇ」という歓声が湧き上がっていました。


閉会式にはご協力賜わった全国の方を代表して名前までご紹介いただきましたが、その心使いに感謝感謝です。


宮城では当日、王さんや張本さんら名球会の錚々たるメンバーによる慰問を兼ねた野球講習会が大和町で開催されたとのことです。


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2011年05月20日

再び、石巻へ。

2週間ぶり、2度目となる宮城県石巻市、鹿妻小学校を訪問しました。

今回の一番の目的は野球用具支援、ではなく前回訪れた際に体格に合うサイズが無くパジャマのズボンをはいていた小・中学生の女の子たちに再び会うこと。「私たちはバスケットボールしているの」というので、この前は何もできず後ろ髪惹かれる思いで帰らざるをえなかったため、自分も同行スタッフもどうしても彼女らにも何かしてあげたい…という気持ちが募っていました。花巻に戻り、2週間を経て多くの篤志を得て結構な量のウェアやボール、シューズなどを入手、マックの差し入れと一緒に渡すことができました。
彼女たちはとても喜んでくれたのですが事態は変化していて、6年生の子は「お金かかるからバスケ、やめちゃったよ」と残念そうにつぶやくじゃないですか。
こんな歳で大好きな部活をあきらめざるを得ないなんて…。どうにもこうにもやるせない気持ちになりました。
これを機にまたバスケを始めてくれればいいのですが…。

野球用具提供では嬉しい収穫が。
持参した用具を監督さんに渡していると、ある若いお母さんから「うちの子どもが野球を始めるのでグローブをください」と声を掛けられました。避難所となっている小学校体育館に入所しているらしく、ケータイで連絡後間もなく、小学校3年生と1年生というお子さん2人、それにお父さんがグラウンドに現れました。こちらもテンションが上がり、一番いい状態のグローブを見つけ出し、アンダーシャツやスパイク、バットなど2人分をお渡ししました。来たかいあった!子どもには「将来、楽天に入ったらおじちゃんのこと、思い出してね」とお願いしてきました。


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2011年05月14日

練習場所がない!

支援2度目となる大槌町。

最短距離を行く遠野から笛吹峠を越える難易度の高いコースを選択したが、生命の息吹感じる新緑は長距離ドライブの疲れを感じさせない。

標識案内を見つけ、ナビルートをそれて日本最古の洋式高炉跡という橋野高炉跡に立ち寄ってみた。

ここは山の奥も奥。更にその奥。

だが…、だ。
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実に意外なことにせいぜいテニスコート3面程の駐車場敷地の、しかもアスファルトの上でフリーバッティングをしている子どもたちとその親らしき人々に遭遇した。

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「なぜ ここで…???」 どうにも状況が呑みこめず車を降りた。

訊くと栗林ゼブラという釜石のスポ少なのだが、ホームグラウンドの栗林小学校は避難所となっていて野球ができないのだという。車で10分ほどかけてここまで移動してきている。今、沿岸地域で自由に使えるような空き地はなく、こんな山中のちょっとした広場が希少で貴重なのだ。

本日のスポ少練習先の吉里吉里小学校に到着。

グラウンドには既に30人ほどの子どもたちがいて歓声がこだましている。「随分子どもたちが多いですね」と尋ねてみると、今シーズンから安渡スポ少と大槌ジュニアスポ少が合併して大槌クラブとして活動するという。今日はその最初の練習日なのだそうだ。少子化の影響もあるが、震災余波はここにもあった。

ところで、最初の支援段階で大分の野球用具は揃えられたと思うが、リクエストをいただいたのがなかなか入手が難しいレアアイテムの一つのスパイク。持てる在庫分をお届けしたが、嬉しいことにお陰で全て新たな持ち主が決定した。P5150145







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校舎の向こうは濃淡ある緑色に萌えて美しく映える山々、グラウンドのフェンス下に目を移せば無機質でモノトーンのガレキが横たわり、その対比が印象的だった。
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件の栗林小学校

本日は復興食堂が開かれていました。
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たこ焼きのわなかさんが炊き出しのため大阪から来てくれたらしい
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2011年05月07日

ついに県境を越え、石巻へ

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野球用具支援は、ついに県境を越え宮城県は石巻市に向かった。津波が川を遡上してきたのだろうか、見覚えのある市街地が広範囲に渡って波に襲われていた。未だ停電個所も多く、県外応援の警察官により交通整理がなされている。人的にも相当の被害があり、野球関係者に限っても子どもたちで6名、指導者が10名、審判員で4名と計20人が亡くなったり行方不明となっているとお聞きした。合掌。


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集合場所の鹿妻小学校のグラウンドでは子どもたちが練習を始めていた。集まってくれたのは鹿妻子鹿クラブ、萩浜ダブルコンドルズ、渡波マリーンズの選手たち。やっと3日前から練習を始められるようになったそうだ。

持参した用具をブルーシートに並べ、自由に手にとって選んでもらったが、ある子のお母さんはバットやグローブを嬉しそうに選ぶ我が子を見て、こんな笑顔をしばらく見ていなかったと涙していたのが印象的だった。

現地は避難所ともなっているが校舎は床上まで浸水したそうで跡が壁にくっきり残っている。校庭の遊具で遊ぶ小中学生の女の子が数人いたが、着ている服が何とパジャマのズボン。聞けば、子ども用の洋服は豊富にあるが、この年代に合うサイズはほとんどないとのこと。震災から間もなく2カ月を迎えようとしているのに、未だこの程度の支援レベルかと衝撃を受けた。


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同行者が途中で購入したミスドのドーナッツとジュースを差し入れ。美味しそうにほおばり、震災以降初めて炭酸飲料を飲んだという子も多く、彼らの喜ぶ顔に長い道中の疲れも一気に吹き飛んだ。


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2011年05月05日

釜石へ

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日向(ひかた)ライナーズ

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浜っ子&鵜住居野球スポ小

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練習場所となった白山小学校

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小学校のすぐ下まで津波が襲っている
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2011年05月03日

頑張れ!T君。

野球用具がなくて困っている中学生がいるとの報が入り、ぜひ協力させてほしいと連絡を取った。
陸前高田から花巻に避難する中学1年生のT君。一時的に市内中学校に通い、野球部に所属している。

現れたのは一家4人、彼とご両親、そして生まれたばかりの妹さん。

車でお越しになった親御さん曰く「この車が全財産です」
 

T君はグローブやバット、練習着やスパイクを手にとって実に嬉しそうに楽しそうに選んでくれた。

その気持ちが分かるから傍らで見るこちらも幸せな気分になる。
今日から避難先のホテルの中庭で素振りする彼が見られるかもしれない。
 

5日のこどもの日は釜石の3スポ少に野球用具を持参することが決まっている。


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