2002年06月

2002年06月25日

(財)国際交流協会評議員会で…。

平成14年度第1回(財)花巻国際交流協会が開催され評議員の1人として出席。

今日の主な議事は平成13年度事業報告と決算、平成14年度補正予算でしたが、この補正予算の中の支出の部「情報収集提供費」予算額が50万円のところ、30万円増の80万円に。前回3月の評議員会で、「今の
国際交流協会のホームページはほとんど利用されていないと思う。インターネットは遠くにいる人たちと交流を深める上で最善のツールなのだから改善が必要ではないか」との意見を出していたのですが、これに早速応えていただくことになります。

こうしたHPは確かに担当課職員やボランティアの方に作っていただくのも経費がかからない点では有難いと言えますが、やはりプロと素人では自ずと力量、特にもウェブデザインに差が見られます。またいつまでもご好意に甘えているといちいち気を使い、更新の頻度も落ちかねません。ビジネスライクに取り組む方が機動的でしょう。経費がかからず利用もあまりないHPと経費を多少かけても利用されやすいHPの提供を比較した場合、やはり後者を優先すべきです。本市の産業振興という点からも『アウトソーシングでお金を還流させるべし』というのが持論です。

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2002年06月24日

電子投票について

岡山県新見市で全国初の電子投票が実施されました。電子投票分の開票はわずか25分で終了したとか。電子投票については自分も3月定例会の一般質問において当局の姿勢を問い質したところです。

<質問原稿>
 1月29日から31日まで、千葉県幕張メッセにて開催された活力自治体フェア2002に政務調査費を活用して個人で視察を行ってまいりました。環境・IT・福祉をメーンテーマに多様な企画が目白押しで、限られた時間内では消化できないほどのボリュームでしたが、ことしはe-japan戦略実現のための「電子政府普及元年」とされているためか、特にもIT関連の充実が目立っていました。来場した全国各地の地方議員、行政職員のITに対する並々ならぬ期待と真剣さを実感してきたところです。中でも電子行政実現の一翼を担う電子投票、電子調達については、メーカー側は着々と開発を進め、私も頭としては理解していたつもりですが、デモンストレーションを見学し、実際に触れてみて「物すごい時代がやって来た」とカルチャーショックを受けてまいりました。電子行政は決して絵空事ではない、自分は井の中の蛙だったというわけです。
では、まず初めに、電子投票についてお伺いいたします。
2月1日、コンピューター端末を用いて投票・開票・集計ができることを定めた「地方公共団体の議会議員及び長の選挙に係る電磁的記録式投票機を用いて行う投票方法等の特例に関する法律」が施行され、いよいよ電子投票時代の幕開けを迎えました。これを受けことし6月には全国で初めて岡山県新見市において、市長・市議会議員選挙での導入が決定、広島市も来年2月の市長選挙での導入を検討しているとのことです。電子投票は疑問票や無効票が減るとともに、開票してすぐ結果が判明するのが利点ですが、残念ながら総務省は今回、通信回線への接続を見送りました。したがって、フロッピーディスクなど記録媒体を取り出して開票所へ持ち込む作業を経なければならなく、現段階では理想とはほど遠い状況ではあります。
次の次の統一地方選挙、つまり平成19年が電子投票が本格的に導入元年となるのではと個人的には推測しております。とはいえ、私は、まずは来年の統一地方選挙で執行予定の県議会議員選挙、市議会議員選挙、そしてその1年3カ月後の市長選挙においての一部導入も検討してしかるべきと考えております。というのも、来るべき本格的導入に備えノウハウを培っておくのも一計であり、市民に対してのITの啓発も期待できるからです。
完全ではなく一部導入という理由は、国の補助があるとはいえ、まだ機器が高価であること、先ほども述べた通信回線への接続が認められた法改正後の方がより良質の機器が市場に投入されるであろうとの考え方からです。したがって、現段階ではせっかく購入したハードを有効活用するために、同じ考え方を持ち、選挙日程が違う近隣自治体に有償で貸与することで負担の軽減も図られるものと思います。次期統一地方選挙における電子投票の一部導入についてどのようにお考えでしょうか。


◎選挙管理委員会委員長(菊池二十二君) 
来年の地方統一選挙で電子投票を導入することについての御質問にお答えいたします。
「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙に係る電磁的記録式投票機を用いて行う投票方法等の特例に関する法律」いわゆる「地方選挙電子投票特例法」は、「情報化社会の進展にかんがみ、選挙の公正かつ適正な執行を確保しつつ開票事務等の効率化及び迅速化を図る」ことを目的に制定され、平成14年2月1日に施行されたところであります。
この法律の施行により、市町村では電子投票の実施を条例で定めることにより、市町村長及び議員の選挙においてコンピューター端末を使用した電子投開票を導入する道が開かれ、また、都道府県の知事選、議員選におきましても、都道府県が条例で定めることにより、市町村レベルでの電子投票が可能になったところであります。
電子投票は、投票用紙のかわりにコンピューター画面で立候補者や政党を選ぶ投票システムで、有権者の利便性向上や投開票事務の簡素化など大幅な省力化が期待されるものでありますが、反面、導入に際しては1台約40万円の端末機器を1投票所に5台前後配置する必要があるなど、37カ所の投票所を抱える当市といたしましても相当の費用負担が生じることとなります。
また、電子投票は、今回、地方選挙のみが対象となっており、衆議院・参議院など国政選挙は当分の間これまでの自書式で行われるため、仮に当市において条例を制定いたしましても、電子投票は一部の選挙でしか実施することができず、有権者にとりましては選挙の都度戸惑いが予想されるところであります。
さらに、投票所の一部においてを電子投票を行うことにつきましても、投票所ごとに異なる投票方法を導入することは、開票時に投票用紙の混同が制限され、投票の秘密が確保されないおそれがあるほか、開票作業において混乱が生じることが想定されますので、現時点において来年の地方統一選挙での導入は困難と考えております。
今後、電子投票制度の導入に当たりましては、有権者や候補者のコンセンサスを得ることはもちろんでありますが、国政選挙への導入時期、制度導入に当たっての国の支援策など国の動向等も見きわめながら対応してまいりたいと存じます。

全国的に注目された新見市の電子投票が成功に終わり、案外早く導入が進むのかもしれません。3月定例会では言ってることはごもっとも、とは言え非常に消極的な答弁でしたが、何事にも進取の気性を持って行政運営に取り組んでほしいものです。

shinchanreport at 14:39|この記事のURLTrackBack(0)IT 情報化 

2002年06月21日

わらし塾が開かれます。

来月8日、恒例の北東北若手議員の会(わらし塾)が開催されることになりました。
今回の会合場所は秋田市。秋田県議会議員の大関衛さんを幹事に、県知事の寺田典城氏よりご講演をいただくことになっています。北東北という枠組みの中で両県は多くの共通点を持っていますので、特にも道州制や広域合併問題についてのお考えをお聞きしてきたいと思います。

2002年06月19日

定例会終了。

文教福祉常任委員長として委員長報告、2件の意見書案を提出し可決いただきました。追加議案審議、農業委員会委員の推薦等がありましたが、1時間もかからず6月定例会は閉会。その後、花巻市政調査会臨時総会。市議会だより編集委員会。

午後からはスポーツ振興議員連盟の事業。太田地区(高村山荘西側の山)に約1,100万円をかけて整備されたクロスカントリースキーコース約3kmをスキー協会役員、体育振興課職員の方々の説明を受けながら1時間半かけて歩いて視察。天候もまずまずで気持ちよい山登りとなり、山菜の在処が覚えられたという収穫も…(行かないと思うけど)。緑深いこの時期も景色が素晴らしかったのですが、シーズン中の雪景色の方が言葉にできないくらいとてもきれいなコースなのだそうです。

その後も疲労する体にムチを打ち、エグザスでもう一汗かいた後、会派の議会打ち上げに突入。なんだかドタバタの一日でした。

shinchanreport at 11:19|この記事のURLTrackBack(0)議会 

2002年06月18日

大変貌を遂げつつある空港周辺。

午前中、『花巻空港及び周辺地域整備促進対策』『中心市街地活性化対策』の2特別委員会が開催されました。なお『中心市街地活性化対策特別委員会』はこの3月で中心市街地活性化計画が策定されたことから、今議会でその役割を終えることとなりました。

午後から『花巻空港及び周辺地域整備促進対策特別委員会』小委員会の空港周辺整備の進捗状況確認の視察に同行させていただきました。

総行程2時間強。流通業務団地周辺、空港滑走路延長部、そして空港新ターミナル予定地、東北横断道花巻ジャンクション、花巻空港インター周辺お立ち台、国道4号バイパス銀河橋付近を巡るルートで空港周辺5大事業を目の当たりにし、実際に計画図を見ても完成像がピンとこなかった事業の全貌がやっと理解できてきました。
それにしても総事業費約1,100億円。「ここまでやるか?」「ここが本当に花巻か?」とため息が出るばかりの大掛かりな工事。全ての事業が完了する平成16年末がとても楽しみですが、果たして投資に見合う効果が上げられるかはこれからの取り組みしだいです。


shinchanreport at 11:18|この記事のURLTrackBack(0)花巻空港 

2002年06月17日

文化会館駐車場に入りにくい・・・。

午前中に建設常任委員会が開催され委員外議員の立場で現地視察に同行し、帰庁後審査を傍聴しました。現地視察というのは藤沢町住民より「都市計画道路山の神若葉町線の整備について」という陳情が提出されたため、文化会館周辺の道路事情を確認するためのものです。

文化会館に入るためには主に『焼肉屋 彩月』さんの通りを入っていくルートと、石神町から身照寺の東側道路を上るルートが挙げられますが、道が狭かったり勾配がきつく冬季は通行止めになったりと特にも大型バスが駐車場に入りにくい現状にあり付近住民や利用者からの苦情が絶えないとのことで、道路の新設、拡幅整備を求めることが趣旨の陳情です。今日の段階では継続審査となりましたが、おそらく次回の審査では住民の意向に沿った判断が下されるものとは思います。しかし要は財政の都合が付くかどうか。これまでにも陳情請願が議会で採択されても緊急性、重要性を判断すれば事業展開が早まるわけでもないとか。それは全くその通りですが、今回の件は一地域の課題ではなく市内外の利用者全てに関わる問題でもあり、サービス向上のため早期改善の必要性を痛感しました。

午後は産業経済常任委員会。花巻市農業委員会委員の議会推薦枠2名は男女共同参画推進条例施行も決まったことも相まって、今回から民間の女性2名を推薦することになりました。


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2002年06月13日

『花巻市男女共同参画推進条例』可決。

議案審議の日。最も審議が白熱したのは『花巻市男女共同参画推進条例』と『花巻市電子計算組織の利用に係る個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例』。

『花巻市男女共同参画推進条例』は「平等参画」という文言にすべきではないか、相談機関は?など多くの質問がありましたが全会一致で。
『花巻市電子計算組織の利用に係る〜〜条例』は最近の防衛庁の不祥事に見られるように個人情報保護に難があるなどの反対意見が出され採決の結果、賛成多数で可決されました。

報告『平成14年度及び平成13年度花巻市都市施設管理公社の経営状況について』では都市施設管理公社が管理している「球場や総合体育館の自動販売機で販売している飲料水がスポーツをする者のニーズに合っていない。スポーツをしながら飲むにはペットボトルの方が適しているし、今流行のアミノ酸飲料などの機能性飲料が少ないので利用者は他店で購入することになる。メーカーが違うのなら直販するなどの改善を望む」と要望したところ、佐々木助役からは前向きな答弁をもらいました。細かすぎる質問なので9月の決算議会で発言しようと思っていましたが、利用者にとっては切実な問題なので恐縮しながら発言したところです。

shinchanreport at 11:15|この記事のURLTrackBack(0)

2002年06月12日

一般質問終了。

一般質問最終日でした。3日間で計11人が登壇し市政を質しましたが、特に目立った質問はやはり広域合併問題、教育行政について、そして太田油脂産業の悪臭問題だったように思います。明日は16件の議案審議となります。

shinchanreport at 11:14|この記事のURLTrackBack(0)議会 

2002年06月11日

市議会インターネットライブ中継始まる。

テスト運営ですが今日からインターネット議会中継が始まりました。はなまき市議会だより編集委員長として『はなまき市議会HP』運営の責任者を賜っていますので、午後から20分ほど議会を中座させていただき、公聴広報課の担当職員の方と実際の放映を眼にしながら、状況や課題などについて確認してきました。

 中継の告知方法や録画中継(オンデマンド)などベスト状態には手直しや予算的裏付けが必要ですが、今日は初の試みにも関わらずまずは成功と言えるでしょう。今日ご覧になれなかった方もテスト最終日の明日は是非ともチェックしてみてください。ちなみに今日は延べ180人程度の方にご覧いただいたでしょうか。1週間後には詳しいデータが送られてくるとのことです。

shinchanreport at 11:13|この記事のURLTrackBack(0)議会 

2002年06月10日

先の見えない太田油脂の悪臭問題。

一般質問初日に4人が登壇。今日ピックアップする話題は矢沢の太田油脂から排出される悪臭問題について。川村議員の「悪臭問題の抜本的解決策は移転しかないと考えるが、死亡牛処理施設への移転について国・県に働きかけてはどうか」との問い。

 「農林水産省では病気や事故で死んだいわゆる牛、いわゆるへい死牛や危険部位を焼却する高温焼却専用施設を地方農政局単位で全国8〜9ヶ所設置の方針を固めた。これを受け環境省産業廃棄物課では、早ければ2年後の稼動を目指しているが設置都道府県の負担もあるなど課題もあり東北地方全体の課題として今後難航することも予想される。この専用施設はあくまでもへい死牛や危険部位を焼却する焼却施設であることや補助対象要件等を勘案すると、レンダリング工場の全面移転と直接結びつけることは困難だが検討してみる余地がある」と産業部長の答弁。

 再質問で市長は「市内外の方に迷惑をお掛けし心苦しい。しかし移転のための大きな補償費はクリアできない。まずは悪臭を出させないことが先決であり、地域や会社側と協議しながら対応したい」と答弁。

 実際に迷惑を被っている住民の気持ちを考えると一刻も早く移転するのが望ましいし事実、これまで市民も行政も一体となって会社側に要請してきました。しかし、移転費用に数十億円かかり、しかもこの迷惑施設(改修さえすれば全く問題ないのだが…)を受け入れる自治体が現れない袋小路では、次善の策を練らねばならぬか…。
 産業部長答弁の高温焼却専用施設については、悪臭の根源は鳥の羽を処理する部門にあるので根本的解決にはなりそうもないのですが、一筋の光明が見えないわけでもありませんでした。とにかく解決にはまだまだ紆余曲折がありそうな途方にくれる難しい問題です。
 
 これまでの議会における議論をお知りになりたい場合は花巻市議会の会議録検索システムで“太田油脂”をキーワードに検索してみてください。


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2002年06月07日

議会が始まりました。

今日から6月議会が始まりました。閉会は19日。今日の日程は市長の諸般の報告や議案上程、請願陳情の付託など1時間弱で終了としました。月曜日から3日間は一般質問ですが、今回は登壇及び関連質問の予定はなく地味目になりそうですので、別の分野で存在価値を示さなければ…と考えているところです。

shinchanreport at 11:10|この記事のURLTrackBack(0)議会 

2002年06月06日

花巻市が自治体情報化ランキング12位!!!?

日経パソコンがこのほどまとめた「e都市ランキング 2002」で花巻市は12位にランキングされました。算出に当たっては「インターネットでの情報とサービスの提供」「庁内のインフラ整備」「情報化に関する政策」の三つの視点で得点化し、総合評価を割り出したとのこと。ちなみに県内では水沢市が5位にランクされています。

 本市のIT推進の取り組みは確かに他自治体に遅れてはいないとは感じていましたが、決して進んでいるようにも感じていませんでしたのでこのような結果は少々意外な感もあります。行事案内を送付する際には「出欠確認のためにTEL&FAX番号だけでなくメルアドを記載してくれ」と要望してもなかなか徹底していただけないぐらいなのに…。前回掲載のインターネット議会中継もIT推進の一環として、県内初、東北では3番目の取り組みでもあり確かに先進的な一面はあるのですが、市議会IT推進委員長(?)を自認する自分としては「まだまだ改善すべきところはたくさんある」と思ったりもします。まあそれはそれと、せっかくの機会ですから今のところは素直に喜んでおきましょう。この分野では今後もガンガン発言していきます。


shinchanreport at 11:05|この記事のURLTrackBack(0)IT 情報化 

2002年06月04日

今議会からインターネット議会中継が始まります。

本日、議会運営委員会が開催され6月議会の日程が確定しました。会期は6月7日から19日までとなります。この中でインターネットによる議会中継が始まることが確認されましたが、9月議会の本稼動に向け、まずは10、11日の一般質問で試験運用されるとのことです。この両日は是非、花巻市のホームページをご確認ください。

shinchanreport at 10:59|この記事のURLTrackBack(0)議会