第3クールF目
練習試合 ×7-9F〜名護
天候:
観衆:

横浜ベイスターズ明暗くっきり。

名護
DB004 021 000_7 13 0
F010 040 040_9 15 0
※申し合わせにより9ウラまで
HR DB内藤
  F小谷野,中田
横・国吉2-山本2-小林寛1-福山1-小杉2-ハミルトン1
日・斎藤3-多田野3-谷元1-乾1-榎下1

F8ウラ一死2,3塁、加藤政逆転右越え2点適時二塁打


ベイスターズ
1二  石川
2中  荒波
3左  一輝
*左  森本
4三  筒香
5指一 内藤
6一  吉村
*指  藤田
7右  啓二朗
8捕  黒羽根
*走  北
*捕  新沼
9遊  梶谷

ファイターズ
1中  陽
2遊  金子誠
*走  加藤政
3右  糸井
*走  杉谷
4一  中田
5三  小谷野
*走  尾崎
6左  鵜久森
*打  今成
7指  大嶋
*走  岩舘
8捕  大野
*捕  鶴岡
*捕  近藤
9二  中島


[“初代”4番・筒香4安打 中畑監督絶賛「200点」]
練習試合 DeNA7―9日本ハム (2月16日 名護)
 一番の収穫だった。DeNAの「初代4番」を務めた筒香は、3回に斎藤から右越え適時二塁打を放つなど4安打2打点。中畑監督は「やりすぎ。見せすぎ。200点」と絶賛。公式戦の4番はラミレスが本命だが「争うことになるでしょう。今の状態で外す理由がない」と軌道修正した。
 悩んだ日々は遠回りでなかった。落ちる球の空振りが多かったため、昨年12月の自主トレでフォーム改造を決断。球筋をギリギリまで見極めようと、胸のありに構えていたバットのグリップを耳の近くへ置き、ノーステップに変えた。しかし、キャンプ序盤は球との距離感が取れずこすった打球が目立ち、右方向への強い打球が影を潜めた。結局は従来の構えに戻したが、手元にポイントを近づけた打法は継続。試合前のフリー打撃で快音を連発し、白井内野守備走塁コーチに「ゴウ(筒香)は雰囲気が変わりましたね」と話しかけられた中畑監督は「そうだな」と活躍を予感していた。
 「たまたまです。良いイメージで打てたのでこれを続けたい」と短い言葉でバスに乗り込んだ筒香。だが、穏やかな笑顔が手応えを物語っていた。
2012.02.17スポニチ

[辛口の中畑監督 自己採点60点の国吉に「50点だよ!」]
 DeNA先発の国吉は2回1失点。内容は晴れのち雨だった。
 初回は145キロの直球で金子誠のバットをへし折り、二飛に仕留めるなど球威十分だったが、2回は小谷野にソロを浴びた後に2四球。「初回は良かったけど2回は球威がガクンと落ちた。腕が張っていたのか、初回を抑えてホッとしたのか…」と首をかしげた。
 登板後にはトイレで出くわした中畑監督に「何点だ?」と聞かれて、「60点です」と答えると「50点だよ!」と返された。斎藤との佑樹対決には「お互い納得できる内容ではなかったと思う。シーズンで投げ合いたい」と真剣勝負での再戦を望んでいた。
2012.02.17スポニチ


■講評
 スコア通り、紅白戦初戦同様に、「打高投低」となった。筒香に関しては上の新聞記事の通り、形が見えつつあるが、その他では盗塁絡めた攻撃が出来たことがいい。特に3表。斎藤から梶谷ヒット→盗塁→石川タイムリーと絵に描いたような同点劇。打線に勢いもたらした。
 よく「盗塁数増やせ」との声を聞くが、数稼ぐだけなら簡単。大切なことは、競った場面1点を争う時にいかに相手の嫌がる走塁盗塁ができるか、なのだ。昨年までは序盤でさえ犠打野球しかなかった。今日でも序盤に盗塁できてきたが、最終目標は「最終回1点ビハインド」での価値ある盗塁をいかに増やせるかだろう。

 投手は、出来の良し悪しがはっきり出てしまった。結果でアピールしてもらいたい、小林寛に小杉が炎上したことが残念でならない。即座にチームに影響及ぼすことはないとはいえ、チームの力は層の厚み。彼らの底上げ無しには真の浮上はありえない。まだチャンスあるかはわからないが、早々にリベンジしてもらいたいところ。
[隠れ守備名人 DeNA 藤田 白井コーチ「見てきた中でもトップレベル」]
 DeNA・藤田一也内野手(29)は隠れた守備の達人だ。昨年は二塁、三塁、遊撃を守り、計241の守備機会でシーズン無失策を記録。二塁の守備率.993は1000回以上の守備機会を満たす現役選手で最高の数字だ。プロ7年間で一度も規定打席に到達したことはない。体も硬く強肩ともいえないが、考える力と創意工夫で守備職人の地位を築いた。
 低い弾道の球が行き交うキャッチボール。だが、藤田は違う。試合での捕球体勢を想定。上から、横からとさまざまな腕の角度から山なりの緩い球を投げる。時折、なかなか落下しない球を空高く投げることも。「指のかかり具合をチェックしている。強い球ばかり投げると指先のリリースポイントの感覚がつかめない」。安定した送球は山なりキャッチボールが礎だ。
 卓越したグラブさばきは軟式野球で培ったもの。中学から硬式に転向する仲間が多い中、1メートル50台と小柄で非力だった藤田は、父・茂男さん(57)の勧めで鳴門二中でも軟式を続けた。「軟球はバウンドが硬球よりも不規則で難しい。毎日壁当てをしていた」。プロ入り後もキャンプ前の自主トレでは毎日30分の壁当ては欠かさない。
 昨季は内野の3ポジションで無失策。今季は首脳陣の構想で遊撃が中心となる。白井内野守備走塁コーチは「身のこなしも柔らかくて無駄がない。捕ってから速い。何十年、この世界を見てきた中でもトップレベル」と評価する。
 藤田が意外な事実を口にした。「僕、体が凄く硬いんです。だからいかに柔らかく見せるか。肩も強くないからいかに素早く球を離すか。包み込むように捕って打球の勢いを利用して送球する」。ハンデも悟られない創意工夫。「ハマの牛若丸」は定位置奪取で努力を結実させる。
2012.02.16スポニチ