こんにちは ネコイケガミです。

さて、昨年の秋の終わりから少しずつ準備して...

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浦和興産にちいさなちいさな図書スペースができました。その名も《浦和文庫》。

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社員みんなのおすすめの本を並べています。

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休憩時間に立ち読んだり、もちろん貸し出しも!
懐かしい図書カードを採用しています。
あの人はどんな本を借りているのかな〜。

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これらの本が、暮らしのスパイスや彩りになりますように。

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   今月、豊洲への移転を控えている築地市場。
その現役の光景を焼き付けるべく、先日久しぶりに築地に出かけみた。


あの異常に暑すぎた夏が少し引け、少しばかり「食欲の秋」に向かい始めた頃。


 以前は数ヶ月に一回、買い出しに来ていた築地。
鰹節や鮭、ちりめんじゃこなどを買う為に。

約5年近い時間を経て再訪した築地、それは相変わらずそこにあった。
場内市場に限っては・・。 

只、場外市場を含めた周辺の変貌ぶりは、目を見張る程である。





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新しい複合商業施設、そして新顔の飲食店が幾つも目につき、ちょっとした浦島太郎?状態。

市場自体は豊洲に移転することから、此処築地は物を買う市場から食のテーマパークへと変わりつつあるのかもしれない。それだけに飲食店の充実ぶりはすごいものがある。 

商売人相手というよりは、一般客がメインだろうから、市場から近いとは言えけっこういい値段。
こういったお店は、客単価を高く設定できるので増えるのは必然。 

プロ相手だと、そうはいかなそうだ。なんてったって原価事情を知り尽くしてるからね。




  土曜日だけに早朝を過ぎるとプロ以外、即ち私も含めた一般客が増えてくる。
とりあえず、目当ての買い物を済ませ朝飯を食べに行く。

普通?は「せっかく築地に来たのだから新鮮な魚介類でも・・」となるところ。

しかし、私はといえば今はあえてパスし、行列の出来ている店を背にする。
以前は普通に入れた店も今や行列である。


築地、私の此処で食べるべきもの。それはトーストとコーヒー !
だったりする。

年季の入った地味な店構えの暖簾をくぐり、難なく席に着く。



確かに以前は様々なものに惹かれ、ちょろっと気になる店に入り築地の味?を満喫したものだ。
しかし、何回も通ううち、この雑多な場内にあって食のプロ達である彼らが毎日当たり前のように食べているものがとても気になった。

それがトーストとコーヒー。

一通り、築地の味を堪能すると、どうやらそこに辿り着くらしい?!


仲卸などの彼らが、足繁く毎日通う地味な店。何しろ毎日、ここ築地に通ってる彼ら。その食に関する裏事情には当然ながら精通し尽くしている。
「客」である彼らに店主が仕入れ先や産地を尋ねるという通常とは逆のやりとりが普通にあるのだから。


そんな彼らがこよなく愛するトーストとコーヒー。

毎日普通にうまい。
ただし、普通ではないのはそのバリエーション。
切り方と耳の落とし方、焼き方、トッピングについてあらゆる対応が・・。

例えば、「4つに縦切り耳2つ落とし浅焼きでバター。半分だけジャム乗せ」
と言った具合。

あり得ない程のオーダーメイド!?
市場で働く人のわがままとも言えるリクエストに応えてるうちに定着したようだ。
常連客は、座っただけで「いつものやつ」がスッと出てくるすごさ。
 
また、早朝ひと仕事を終えて新聞見ながら寛ぐ彼らと、築地の喧騒の狭間で食べる趣はどこか私達には非日常的でいいものなのだ。

嗚呼、しかしもう、あの独特の雰囲気と共に味わえるのも、あと僅か。
コギレイな新店では、どんな感じになるのでしょうかね。


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   それにしても、築地市場に来たときの「わくわく感」は何なんだろう。


 

先日のある新聞にこんな記事。

文化人類学者にして「そこにある物の豊富さ、多様性、並べ方の美しさ・・・ 世界の博物館のすべてに匹敵する」と言わせしめたという。

その言葉、私も全力で支持したい。

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   確かにあらゆるものが混沌としてある。


しかし、それらが全て溶け合い一体となって築地の風景を作ってるかのよう。
秩序が見えないほど、複雑ながらも秩序は確かに存在している感じも受ける。

市場を縦横無尽に走り回るように見えるターレ(移動貨車)でさえも。

                           ←倉庫を走り回るフォークリフトに少し似てるかも


それらが全てが渾然一体となり、とても美しく私には映る。

また一方、ここ築地の魅力の根源の1つに「何が出てくるかわからない感」がある。
アジアの市場に行ったことのある人なら解ると思うが、あの感じ。

「ライヴ感」みたいなものだろうか。

まさにここだけアジア的な世界が急に出現したようだ。
整然とした都市的なものに抗うかのような、雑多な活力と生命感に満ちた力強い営み。
そこに、希望と期待を私は見出すからわくわくが止まらないのかも。

都心近くにありながら、奇跡的に残された混沌として多様な豊かさこそが築地の魅力の幹。

はたして、移転先の市場に、それは存在するのことはできるのだろうか。 



前述した築地場外に新たなに出来た複合施設に、その未来を少し垣間見る。

確かにキレイな施設に、洗練された明るい空間が展開されている。 
そして多彩でお洒落なメニューが溢れている。
写真付きで分かりやすいディスプレイとともに。

しかし、そこにあるのは、既視感がある最近の食のトレンドの延長線上にあるものだ。
大きく期待を裏切らない代わりに、想定の範囲内に収まりそうな感じ。

「規格外」は無さそうだ。

ゆえに「ときめき感」みたいなものは望めなくなった。

築地の、あの「何が出てくるかわからない感」は何やら市場らしく少し雑多で実質重視な空気感からきているのかも。
只、それは危い類のものにあらず。
食のプロの目に磨かれている安心感がちゃんとあるから。

だから、極上のものを食べても値頃感はあった。
もっとも一般客が増えてきた昨今は多少事情が変わってきてはいたが・・。

その点、新しい飲食施設はCSは重視?されているものの値付けは初めから高い。
上記で触れたように多少強気の値段設定。

最近増えたリニューアルされた新型?サービスエリアに似ているといえば似ている。
「テーマパーク型」というコンセプトからすると合点がいく。

洗練が進むと確実に失われるものがあるのは常である。
得るものと引き換えに。


  考えるに、今の築地に美味いものが集まっていそうな感じが濃厚なのは、人が生きていくにあたって大事な食べ物が中心に直にあるからだろう。

市場としての本質である直の食べ物がある。
それは人の本来的な食欲を直接刺激するものだ。

それが、今度の市場にはあるだろうか。

壁で仕切られ、衛生を考慮して整然と作られた新しい市場は、建物として現代の基準で理想的に作られたはずだ。
多分、あらゆる想定を踏まえ今後の100年を見据えて作られたはず。

「魚河岸」と呼ばれていた時代、市場が日本橋から築地に移転したときのように。

築地は明らかに魚河岸と呼ぶに相応しいものだったと思う。
喧騒を伴った躍動感と人情もそのままで。
壁のない場内市場は人と人との距離が驚くほど近い。



はたして新市場は?

上記の件はさておき、実は今回市場が豊洲に移転するにあたり、以前聞いた話を今も覚えてる。

興味深いためによく出入りしていた築地場内2階にある図書室「銀鱗文庫」室長に聞かされた話だ。
例の豊洲移転が遅れた原因になった問題について、10年以上前に調査データとともに見せられた。
何ら足しにもならないような私に長々とした説明と共に。

そのことについて、今はあえて触れない。
それは今後のことを否定しかねないことになる問題の核心ともとれる内容。

 とりあえず、今後の市場について見守りたい。

    自分にとっても一大関心事であるから。 



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       築地には図書館を始め、生活に関するあらゆるしくみが張り巡らせてあり、実に深い場所。
  これからもカタチを変え、続いていくのでは。


                                                                                     N o z a w a

   あとがき
       当社にも社内書庫、私設「浦和文庫」が設置されました。


                                                                                             

金風という秋の季語に、
金木犀の香りや色づき始めた葉っぱを思います。

わたしは秋刀魚の皮がチリチリ焼けた音とキモが好きです。


こんにちは、ネコイケガミです。

 
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涼しくなると空気が澄んで、観月もいいですね。


先日、お茶会に行ってきました。


紅茶とサンドイッチのお茶会、

縁側で漬物をつまみながらほうじ茶を啜るお茶会、

古今東西いろいろありますが、
今回は抹茶と和菓子をいただく茶道のお茶会です。


十五夜が近かったので、お茶席ではお月見のしつらえでおもてなし頂きました。

 
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なんだか菓子皿のブツブツも月のクレーターにみえてきました。

これを茶道では“みたて”と言います。

本来の使い方とはちがうものを見立てて使うことです。 

 

ぼ~っとしていたら、ご亭主(お茶会の主催者)から、
花所望があり慌てふためくネコ。


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お客様はお菓子とお茶をいただいて終わりかと思いきや、

茶道のお茶会では、花所望という、客が床の花をいけるお作法があります。

 

ば~ん

 
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お粗末様でした。

 

さて、中秋の名月というと十五夜のほうが有名ですが、
ひとつきあとには次に美しいと言われている十三夜が見られます。


別名“栗名月”とも呼ばれ、この時期に取れた栗をお供えして観月するそう。

満月ではなく8割がたのお月様を愛でるこの名月は、今年は1021日にあたります。


秋の夜長に栗のおまんじゅうでもいただきながら、
お月様をながめてみてはいかがでしょうか。


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