Shine Express

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  梅雨明けどころか、梅雨入りもまだの今の時期。
しかし、風は早くも夏の匂い。

日本の夏にお馴染みのもの。それは、花火。スイカに朝顔。夕涼みに蚊取線香?
そして真夏の甲子園、それと、忘れてはならない鈴鹿八耐。
バイクの耐久レースです。



正式には、「 FIM世界耐久選手権シリーズ鈴鹿8時間耐久ロードレース」
という長いタイトルがついています。
市販車(主に1000ccクラス)をベースにレース用に改造したバイクで競われます。
ベース車のポテンシャルが結果に直結するとあって国産メーカーにとっても檜舞台とも言え、相当チカラの入るレースです。
また、市販車をベースとしているだけにユーザーにとっても親しみが湧き、思い入れも深くなります。

国際格式の二輪耐久レースとして1978年に初開催されて以来、今年で第40回を迎えます。
すっかり日本の夏の風物詩になりました。


それは紛うことなき「完全無欠の日本の夏」の1つだと私は思っています。
炎天下の下、白球を追う球児をカチ割り氷嚙りながら甲子園で応援するような。


私も、このレースを観に行くようになって早6年。
毎年、夏の鈴鹿へ行くことを心待ちにするように。 

このレース、「夏のイベント」として早くから知られ、また各メディアなどにも度々取り上げられ有名になりました。
現在も毎年10万人以上の人が観戦に訪れます。
ライダーも全国各地から毎夏、鈴鹿を目指し集まってきます。
80年代、90年代のバイクブームの際は20万人近く集めたのではないでしょうか。


バイクブームが去ると入場者数が減少したものの、根強い人気が続き今やライダーのみならず、大勢の地元の方々をはじめ老若男女が楽しむ「一大夏イベント」として人気がすっかり定着しています。

何故にここまで惹きつけられるのか、その魅力をご紹介すると共に少々考えてみたいと思います。

魅力の根元・・・

 それはレース自体の面白さもありますが、言ってみれば「夏の鈴鹿八耐」という場に身を置くことの興奮と心地良さ。
この2つに尽きます。


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          もしくは今に至る野外フェスの走り?なのかも。






八耐ウィーク、前日の予選から始まりレースの本戦は午前11時半にスタートします。

そして、スタートして8時間後、鈴鹿に夜の帳が降り始める午後7時半にフィニッシュ。


闇と共にヘッドライトが灯され、幻想的なナイトステージの中、観客の興奮も最高潮に達します。





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               スタート風景。ここから文字通り熱い(暑い)戦いが、・・
               最近、序盤からハイペースな「スプリント化」が顕著。





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        シケインからストレートへ。
        マシンの隊列が車体を翻し、駆け抜けていく。
 



      センターステージも設けられ、トークショーも・・
 
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     生けるレジェンド、ケニー・ロバーツ氏、登場 !
     1985年のレースでのドラマは、永遠です。

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           コカ・コーラがメインスポンサー。 暑いものだから飛ぶように売れているはず。





  夏という季節が、梅雨明けから立秋までと厳格?に捉えるならば、その期間は実はとても短い。
夏の頂点、それは7月の最終週から8月の立秋までの数日なのかも。
だとしたら、鈴鹿の八耐や隅田川花火大会の日程は実に正しい?のではないかと思う次第。

まさに真夏の祭典と言えましょう。 
祭典ですからレース自体を楽しむだけでは勿体ないです。
前夜祭のライヴやトークショーなどのイベントで盛り上がるのもアリですし、テント村が用意されていますのでキャンプ生活、はたまたレースを観ながら仲間とBBQを楽しむのも大いにアリです。



木陰にレジャーシートを広げ、手製のお弁当を食べながら仲良く観戦している老夫婦。

暑さ逃れにプールに飛び込み、赤福カキ氷にご満悦の淑女。

 サーキットに響く、エキゾーストノートの爆音を子守唄に、スヤスヤ幸せそうに昼寝している赤ちゃんと、若いファミリー。

バラ焼きを頬張り、缶ビール片手に晩酌?しながらレースを楽しむ地元おぢさん。

遠方から深夜にバイクで二人乗りして来たであろう、スタンド下の日陰で寄り添いながら爆睡しているカップル。

八耐に来る人、それぞれの楽しみのカタチと、夏のドラマ?がそこにはあります。 


しかし、気づく。それは「耐久レース」というバックグラウンドあってのものと。
過酷な状況の中、鈴鹿サーキットを駆け抜けるレーシングバイクとライダーという。



全てが、そのシーンありきで成り立つ風景であることを・・・




真夏のギラつく太陽と青い空のもと 


一万回転以上で回るエンジンの咆哮と排気音、それに負けまいと全開で鳴く?蝉達のせみしぐれ。


熱風、それに溶けるスピードで疾り抜けるマシーン。


夕暮れどきに点されるヘッドライトの光と異様なエキサイトメント。


ゴール後の闇夜に上がる華やかな祝砲のような花火 ・・・





  まさに鈴鹿の夏。
  真夏の夜の夢? 

冒頭に書いた通り、それは完全な「夏のシーン」。
 


例えようもなく美しく心地よい・・・その暑ささえ。

         →走っているレーサー達は過酷。路面温度上昇と照り返しによる脱水と疲労は相当なはず。
             しかも、レーシングスピード !



だから人々が集う。夏の花火を楽しむように。

そう気づくのに、それほどの時間は要しませんでした。




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         夕暮れどきにドラマは、起きる。いつも



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                        どこまでも遠くを目指して、まだ疾走る。





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       闇の中を切り裂き、光のゴールへ !




  この鈴鹿八耐は、間違いなくアート。そう言い切ってしまおう。

夏の頂に一瞬だけ存在するアートなのだと・・
例えば夏の花火と「瞬間の美」という点で共通します。

だからこそ、多くの人を、魅了する普遍性に通じるものがあるのではないでしょうか。

サーキットを走る様々な車両。そしてF1をはじめとして多様なレースが開催されます。
私も実際に色々観戦してきました。しかし、これほどまでにその叙情性も含めすべてが美しいレースはないのでは?
耐久レースということもありますが、長丁場を闘いぬきヘッドライトの光が照らし出す先をひたすら追い

遠くを目指す。
闇に浮かんでは走り抜けてくへッドライトの光跡を見つめながらそう思いました。

もはや単なるレース内容うんぬんより、どうでもよくなり、(どうでもよくはないか)

ただただこのシーンに身を置きたくなるのは私1人ではあるまい。


カタチと音、スピードがぴったりシンクロする。音だけ速すぎることなく、マシンサイズとのかねあいもあり、「スピードのアート」となる。

        それは時速300キロで疾走するアート。


また、その音。超高回転で回るエンジンは高周波音を発し、管弦楽器に近い音域。
微かな揺らぎを伴い(ビブラート?)耳に心地よく届く。

 

「瞬間の芸術」というもの、それが確実に存在するのを確信します。


大作家の五木寛之先生にして、「毎年観に行くに値する」と言わせしめ、こよなく愛し実際に通われてた鈴鹿の8耐。

「皆、それぞれの人生の耐久レースを走りながら、此処に集い、また長い日常に戻っていく。その様がいいんだ・・・」そんなことをおっしゃっていたと思います。



レースがはねて、花火が上がるのを見届けた頃にはすっかりいい時間・・・。


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   ちょっとだけ、涼しく吹く風に昼間の暑さと熱いシーンが恋しくなったりして。


そのシーンを彩ったマシンと同じ機種に跨がり、帰途に着く密かな楽しみ。
ひたすら長い高速を走り、帰る。        (これもある意味、耐久?)

そして翌朝、自宅のガレージを眺めながら昨日のデジャヴを重ね、浸る至福。
夏の鈴鹿を自走にて行き、シーンを焼き付けた者のみ知る愉悦と言えましょうか。



        今年も、また鈴鹿、行こうと考えてます。





                                                 N o z a w a


          追記

                弊社代表が、毎年7月あたまにツインリンクもてぎで開催される四輪の耐久レース、                                「JOY耐」に今年も出場予定です。こちらもかなり過酷な条件の中、走るレース。
   
                高い目標のもと、一番遠くを目指すようです。 

                もうすぐ、ル・マン24時間レースも開催されます。
                 ゴール直前でのスローダウンや、逆転劇、思わぬ結末・・・
                 耐久はレースはいつもドラマを見せてくれます。

                 夏ならではのドラマティック
  
                  耐久レース、夏の季語かもしれませんね。

 


 皆様休暇はいかがお過ごしでしょうか。
家族や友人と買い物や観光地に行ったり、 一日中吞ん兵衛になったり、中には何もせず家でゆったりしたりする方もいるでしょう。

でも、せっかくの休日ですから何かを得られるような休日にしたいですよね。

私は、今回もある美術館を訪ねたので紹介したいと思います。
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写真は、南青山にある根津美術館の入り口へ続く通路の写真です。

根津美術館は、東武鉄道の社長も務めた実業家で茶人の根津嘉一郎が収集品を展示するために作られた美術館です。なんと1941年(昭和16年)に開館し第二次世界大戦以前からの歴史を持っている日本でも数少ない美術館となっています。

美術館と言っても展示物を見るだけでなく建物に着目するのも魅力の1つです。
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こちらは入り口です。
ガラス張りかつ屋根の作りも独特なものがあり、2009年に建築家・隈研吾 によってリニューアルされました。客層は様々な方がきていましたが、着物で来館される方等もいて楽しみ方も多種多様で、さすがクリエイティブな街にある美術館だと実感しました。笑

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 屋内も独特ですが、中には大きな庭園や茶室もあり日常とはまた違った時間を過ごせる空間になっています。中々、敷居であったり知識がないといけないと思われるかもしれませんがそんな事は全くありません。
 皆さんが住んでいる近所等で、小さな美術館でも十分に楽しめる場所はあると思いますし、「普段目にしていないものを見る」のは非常に重要だと思います。東京都内でも探してみると隠れた名所がたくさんあり驚かされます。
ぜひ足を運んで頂ければと思います。

私も随時ブログ内で紹介していきますので参考にしていただければ幸いです。

営業部 前島
 



「芸術は爆発だ」 

かの有名な芸術家『岡本太郎』さんの名言です。

2017年の私の目標の1つとして様々な美術館を訪ねるという目標があります。
そこで今回は、東京の南青山にある【岡本太郎記念館】に行ってきたので紹介したいと思います。

『岡本太郎』さんと言えば1970年の大阪万博のシンボル「太陽の塔」を創り上げたとして有名ですが、生き方や価値観も魅力的な人物でもあります。

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建物ですが、84歳で亡くなるまでアトリエ兼住居として使われていた事もあり、異世界に入るかのような雰囲気が漂っていました。
この日は日曜日という事もあり、列ができていて人気の高さを実感しました。
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まず見学しようと入り口を入ろうとすると・・天井が低い(笑)

記念館の特徴としては、展示品だけではなく建物の所々に『岡本太郎』の遊び心があり、観覧している方々の表情を見ていても幼い頃に戻ったような様子でした。
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写真は『岡本太郎』のアトリエです。

「大体、1番素晴らしい絵を描くのは4、5才くらいの子供だよ」by岡本太郎

そんな事ないです。すべて心揺さぶられるものばかりです。(笑)

実際に見てみると思わず笑みが溢れるほどでした。どの作品も自由で力強さを感じました。

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展示品は多くは置いていませんが、写真も自由にとる事ができ、SNSでの投稿も推奨しているので個々人がお気に入りの作品を撮影して楽しんでいました。

「この瞬間、瞬間に、若さとか、年よりとか、力があるないとか、才能とか、金とか、
あらゆる条件を超えて、その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるということだ」by岡本太郎

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岡本太郎の映像と名言が大きなスクリーンで流されていました。特に時間指定等の上映はないので、どのタイミングで見ても楽しめました。
斬新な椅子も置かれていて、休憩所のような空間ですが、心に突き刺さるものが多々あり、創造力を膨らませてくれるような環境になっていました。


私自身、芸術に関して特別な知識はないですが、芸術品鑑賞の1番の醍醐味は、作品を見て、親しみを持ち、自分の頭で考えて、想像する事ではないでしょうか。

弊社の代表は、現代の世の中で学ぶ事ができるのは【アートに親しむ】ことではないかと常々おっしゃっていますが、まさにその通りだと年を重ねるにつれて徐々に実感しています。

ここ数年は、インターネットの急激な普及で便利で効率の良いことが評価されています。悪い事ではないですが、その影響で時間に追われている方も多くいるのではないかと思います。
美術館は、とても静かで心も落ち着きます。
芸術品に親しみ、忙しい毎日をリセットしてみてはどうでしょう。

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思わぬとこに発見があります。

営業部 前島 

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