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「あずしん」「うたまさ」アイスダンスの現在地「代表として恥ずかしくない演技を」
フィギュアスケート・アイスダンスの2組がそれぞれの思いを抱えて、初出場のNHK杯(11月8日~11日、東京・代々木第一体育館)に臨みます。昨季の全日本選手権で準優勝を果たした「あずしん」こと田中梓沙・西山真瑚組(オリエンタルバイオ)と4大陸選手権初出場を果たした「うたまさ」こと吉田唄菜・森田真沙也組(木下アカデミー)。10月末に行われた東日本選手権での両カップルの目線を交えながら、日本アイスダンス界の今後について描きます。(勝部晃多記者)
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「あずしん」が絆を育んだ時間
西山は、20センチ低いところに穏やかなまなざしを向けていた。
「梓沙ちゃんが本当にすごいんですよ。梓沙ちゃんのおかげなんです」
相棒からのストレートな言葉に、照れくさそうにうつむいていた田中だったが、「えへへ」と今度は20センチ高いところを見つめて笑い返した。
そのほほ笑みの裏に、ますます厚くなった信頼関係が垣間見えた。
青森・テクノルアイスパーク八戸で行われた東日本選手権。西山がフリーのステップシークエンスで転倒するなど合計163.99点の2位で大会を終えた“あずしん”だったが、この舞台に2人で立てたことこそが特別だった。
10月末までずれ込んだ今季の初戦。2人とも安堵(あんど)の表情を浮かべながら「この日を迎えられたことがうれしくて、滑りきれてよかった」と口をそろえたのには、ワケがあった。
7月のアイスショー「ドリーム・オン・アイス」前に田中が肋骨(ろっこつ)を負傷した。カップルでの練習を再開したのは、東日本選手権から約2週間半前のこと。今大会のフリーには、曲をかけた通し練習もわずか「5~6回程度」しかできていない状態で臨んだ。
「ホントに結構ギリギリまで大会に出るか出ないかって感じで話し合ったんですけど、出るからには楽しんでやりたいなって」
完治を優先するのであれば、「休むしかない」という状態。それでも痛み止めを飲み、出場することにこだわったのは「自分たちの演技を見せたい」という競技への強い思いがあったから。
ケガの影響やブランクを感じさせない、息の合った「エリーゼのために」だった。演じ切った2人は、立ち上がり、リンク中央で歓声を浴びながら数秒間抱擁を交わした。
「ホントに結構ギリギリまで大会に出るか出ないかって感じで話し合ったんですけど、出るからには楽しんでやりたいなって」
完治を優先するのであれば、「休むしかない」という状態。それでも痛み止めを飲み、出場することにこだわったのは「自分たちの演技を見せたい」という競技への強い思いがあったから。
ケガの影響やブランクを感じさせない、息の合った「エリーゼのために」だった。演じ切った2人は、立ち上がり、リンク中央で歓声を浴びながら数秒間抱擁を交わした。
「今回のケガが大きく影響しているかなって。もちろん2人にとってすごくつらい時間にはなったんですけど、その分いろんな話をするようになったので。僕は梓沙ちゃんのことがなんとなくわかるようになってきたりとか・・・。そういった意味では昨シーズンよりも関係はふかまったのかな」
梓沙ちゃんのおかげ。西山はそう繰り返した。
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公開部分はここまで。限定記事ですが、公開部分は、あずしんだったので、登録されてない方も結構読むことができて、有り難いです。ここから先には、あずしんの決意が書かれています。
2人が互いを思いやる温かさ、思い通りにいかなくても、できる事を一緒に模索する姿に、胸一杯になります。まずは、今週末のNHK杯で、あずしんらしく、見る人を幸せにする演技出来ることを。2人が満足いく演技が出来ることを。強く願っています。
あずしんバナーのローズピンクは、愛、ハッピー、エレガンスをイメージしています。Be yourself!(自分らしく)#GoAzushin
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