不味いメシなら喰うな!

東京下町を中心に老舗を巡ります。鰻に蕎麦に洋食。旨いものには訳がある。旨い訳を求めて日本のみならず世界中を歩き回ります。

ニーハオ 蒲田餃子3

ニーハオ焼きニーハオ水
最近は支店に行くことが多かったので久しぶりの你好本店です。餃子というものはシンプルであるが故に非常に差がつきやすい食べ物です。どんなことでもそうですが、繰り返し行われることで達成されること、それでも届かない地点があります。你好には一つのことを極めた凄みすらあるような気がします。早めの時間だったのですんなり入れました。焼き餃子、水餃子、炒飯を頼んだのですが、一番最初に炒飯が出てきました。炒飯は後で注文した方が良いようです。味の方は相変わらず美味しいです。最近蒲田に訪れることが少ないのですが、やっぱり良い街です。ごちゃごちゃしてる感じが大好きです。
ニーハオ外
「你好」
住所:東京都大田区蒲田4−24−14
電話:03-3735-6799
定休日:無休
営業時間 平日11:30〜14:00, 17:00〜22:00
     土日祝日 11:30〜22:00
予算:1,000円〜
最寄り駅:京成蒲田

裏青山の路地裏串焼き5

はがくれさしみはがくれとろ最近ご無沙汰でしたが葉隠へ。これまでに何人も連れてきましたが皆さんとても喜んでくれます。今日も新規客2名を強制連行。まあ食べてみなと。旨いに決まってるんです。なんといっても刺身が良いです。レバーに仔袋にハツとモツ刺しのミックスは生姜とニンニクを入れてぐるぐるかき混ぜます。ちょっとよそでは食べられません。モツの処理は手間がかかるのできっと大変な仕込みをされているんだと思います。串ではレバーとハツが秀逸。そして名物トントロ。LLサイズで口に入れるとジューシーさが半端じゃありません。山の手だけでなく東京中を探したってそうそう味わえないモツ焼きです。〆に鶏のスープを頂きます。これが本当に染みます。ほろ酔い気分で店を出る方はご用心。狭くて急な階段を間違って落ちないようにしてください。
はがくれそと「葉隠」
住所:東京都渋谷区渋谷2-8-11
電話:03-3400-3294
定休日:日曜・祝日
営業時間 17:30〜23:00
予算:3,000円〜
最寄り駅:渋谷、表参道ともに徒歩10分

焼き肉の街のお好み焼き5

オモニ赤井オモニ森口鶴橋といえば焼き肉。そういえばこれまで一度も鶴橋の記事を書いていませんでした。鶴橋にはこれまで何度足を伸ばしたか知れませんが最近は焼き肉ではなくオモニばかりです。2年ほど前初めて訪れてショックを受けました。もともとそれほどお好み焼きに興味がなかったのですがここを食べてからしばらく毎日のようにお好み焼きを食べてました。東京でもよくお好み焼きに行くのですが基本的に客が作るシステムになっています。それに対して関西では出来上がった物が出てきます。おそらく東京ではもんじゃ焼きの文脈でお好み焼きをとらえているのでしょう。もんじゃは自分で作るもの。だからお好み焼きも。しかしもんじゃは誰が作ってもそれほど大差がないですがお好み焼きは決定的に違ってきます。素人が作った物よりもプロが作った物の方が旨いにきまってます。そんな意味でも関西のお好み焼きの方がやはり格段にレベルが高いですね。なかでもオモニは旨いです。いつも頼むのが赤井スペシャル。色々入ってますがなかでも秀逸なのがジャガイモです。お好み焼きにジャガイモが相当マッチします。森口博子スペシャルはツナがはいってややあっさりした感じ。どちらも旨いです。また早く食べたいです。
オモニ外「オモニ」
住所:大阪府大阪市生野区桃谷3−3−2 
電話:06-6717-0094
定休日:月曜
営業時間 12:00〜0:00(L.O.23:30)
予算:1,000円〜
最寄り駅:鶴橋より徒歩15分

百万遍の定番食堂3

ハイライトチキンカツ京都といえばあっさり和食やおばんざいといった上品なイメージがあります。多分そういったイメージに群がる「よそさん」をきっと京都っ子は不思議に思っているのではないでしょうか。京都っぽいのかどうかはわかりませんが少なくとも京大生にとっては必要不可欠な食堂がハイライト食堂です。百万遍のすぐ近く、京都大学の差し向かいにあります。大学生にとって食事は質より量なのは洋の東西を問わないと思います。まずは第一関門クリア。あっと的なボリュームは驚異です。そして量より大切なのが値段。ハイライト食堂は学生にとってはパーフェクト。京都市内に何店舗かあります。人気メニューのジャンボチキンカツ定食は学生ではない自分にはかなりきつかったです。あ、そうそう忘れてましたが味もかなりいけます。京都で学生時代を送っていたら間違いなく週3ペースで通っていたと思います。




ハイライト外
「ハイライト食堂 百万遍店」
住所:京都府京都市左京区田中門前町94
電話:075-721-1997
定休日:日祝、第2土曜
営業時間:11:00〜23:30
最寄り駅:出町柳

アルタ裏のロールキャベツ3

アカシアロールキャベツ地方出身者の私にとって新宿といえばアルタでした。「笑っていいとも」を一度でいいから生で見たいと思ったものでした。東京に住み始めて20年近くたちますが新宿というのはいまだに特別な街です。そんな新宿アルタの裏にひっそりとたたずむのがロールキャベツで有名なアカシアです。昭和38年以来変わらずロールキャベツを作り続けています。メニューは色々ありますがいつもロールキャベツを頼んでしまいます。いつ来てもおいしいのですが、春キャベツの季節に食べると一際美味しいです。相席になったおばあさんが一人で美味しそうにロールキャベツを食べてました。きっと20代の頃からこの店に通い続けているんだろうな。と思ったらなんだかうれしくなりました。きっと私もあと20年たっても30年たっても新宿に来たらアカシアにロールキャベツを食べに来ることでしょう。
アカシア「新宿アカシア」
住所:東京都新宿区新宿3-22-10
電話:03-3354-7511
定休日:水曜日
営業時間:11:00〜22:00 LO
予算:レバーフライ120円
最寄り駅:新宿

月島レバーフライ佐とう4

さとうればふらい月島といえばもんじゃ。私的には岸田屋。そして忘れてならないのがレバーフライ。佃島にもありますが、月島の佐とうのフライは最高です。本当に久しぶりのレバーフライ。不定休の上にすぐに売れ切れてしまうのでなかなかありつけません。何年ぶりかでお店にはいると親父さんとお母さんが相変わらず迎えてくれます。「レバーカツまだあります?」と尋ねると「うちにはレバーカツなんかないよ。」とのぴしゃり。それでも人数分レバーフライを揚げてくれました。ちょっと頑固な親父さんと対照的なおかあさんが優しくお茶を出してくれます。1個120円のレバーフライ。僕らの次のお客さんで売り切れに。全く危ういところでした。全く臭みのないレバーフライに特製のソースをかけてかぶりつきます。月島っ子でもないのに思わず「懐かしい〜」気持ちに。軽く平らげるてごちそうさま。もっと何度も訪れて常連さんになっていつかレバーフライ大人買いしてみたいです。
さとうそと
「月島佐とう」
住所:東京都中央区月島1-23-2
電話:03-3531-1581
定休日:不定休
営業時間:15:30〜18:30
予算:レバーフライ120円
最寄り駅:月島

豊川稲荷で稲荷寿司3

やまひこいなり
豊川にくるのは恐らく25年ぶり。小学校6年の時に夏休みの自由研究で豊川の近代建築をスケッチしにきて以来。名古屋から豊川っていうのは近いようでいてなかなか来られませんでした。あの時は夏休みながらも平日だったので人が全然いないという印象でしたが今回来てみて人の多さに驚きました。そして豊川稲荷も素晴らしかったです。ってわけで稲荷寿司。門前町にいくつもありましたがお稲荷さんの真向かいの山彦でお稲荷さんをゲット。時間がなかったので帰りの新幹線の中で食しました。ひじき、人参、椎茸、クルミ、竹の子が入った五目稲荷。ものすごく旨いって訳でもないですが味付けが絶妙。何個でもいけちゃいます。同じ愛知県でも三河はほとんど知らないのでこれから色々と回ってみたいと思います。



「門前そば 山彦」
住所:〒442-0037 愛知県豊川市門前町1
電話:0533-85-6729
定休日:年中無休
営業時間:8:00〜20:00
予算:1,000円
最寄り駅:豊川(JR、名鉄)
やまひこ

久しぶりです馬力屋です。5

ばりきやればさしばりきやにんにくさがり名古屋にも桜の開花宣言が出ましたね。今日は一日とっても暖かかったです。花粉も一段落で非常に気分がよいです。最近しごとが忙しかったりするのでブログを再開することにしました。それにしても馬力屋は旨いですね。特にレバ刺しとにんにくさがりは絶品!値段も安いしたまりません。締めのチャーハンまでとにかく食べてまくる。お姉さんもお兄さんも優しく焼き方教えてくれるし、お父さんは相変わらず元気だし、お客さんもみんな幸せそうな顔してるし。お腹も心も満たされました。縄のれんも年季が入っていていい味出してます。秋までゆっくり歩いてふと空を見上げたらまん丸お月様がぽっかり浮かんでました。皆さんこれからもよろしくお願いします!
「馬力屋」
住所:名古屋市西区新道1-23-31
電話:052-551-0598
定休:火曜
営業時間:17:00 - 24:00
予算:3,000円くらい〜
最寄り駅:浅間町
ばりきやにんにくさがり

天下に轟く三多摩の馬喰【町田】4

かきじまなべかきじまめんち多摩というのはその昔、甲斐や信濃と並び良馬の名産地。町田の柿島屋は馬売りのかたわら街道沿いで馬肉入りのそばを売り出したのが発祥だそう。明治の中頃から120年にわたり馬一筋でならした老舗です。今でこそ立派なアーバン柿島の1階にありますが昭和までは趣深い店構えが町田では一際目立っていたことでしょう。さて店にはいるとすでに熱気がムンムン。一通り頂くことに。桜鍋に馬刺し、肉皿煮込みそしてメンチカレー。どれもこれも値段の割にボリューム満点。とにかく新鮮な肉で非常に美味。これまで色々なところで桜肉を食べてきましたがこんなに手軽に味わえる店は他には知りません。桜鍋がなんと1000円。お酒の方も泡盛なんかは1杯157円。大丈夫なんでしょうか。どれもこれも良いですがその中でもメンチが白眉。馬のメンチははじめて食べましたが肉の旨みが半端じゃありません。そして〆にはこの店の起源でもある手打ちのそばを鍋に入れて頂く。これまた深い味わいで。町田には8年振り位に訪れましたが変わりましたね。かきじまそと
「柿島屋」
町田市原町田6-19-9 アーバン柿島2
tel 042-722-3532
営業時間 16:00〜22:00(土日祝12:00〜21:00)(水曜定休)
予算 一人1500円位〜
最寄り駅 町田

とっても豪華な魚介カレー【荻窪】5

とまとかれーとまととまと所用で練馬方面へ。帰りに荻窪へ寄ってカレーのトマトへ。これまで何度か訪店するも涙をのんだ念願のカレー。不定休のため必ず電話をしてから伺いましょう。18:30の開店からわずかに遅れること5分、店に入る。すると私で満席に。よかったです。開店同時に一杯になるのは初小川と同様。その後来るお客さんにはお母さんが丁寧に時間がかかるからとお断りを。ということは最後に入った自分も待たされるものと覚悟を決める。まあ待ってる間にあれこれ考えるのも楽しいものです。トマトだけにトマトサラダとシーフードカレーを頂くことに。ご夫婦でとても丁寧に仕事をしています。今日はありませんでしたがシチューも相当旨そうです。待つこと45分お待ちかねのシーフードカレー。真っ黒なビジュアルはとにかく濃厚な味を期待させます。一口食べて思った通りの味に思わずにやり。濃厚です。スパイス達が大層複雑に絡み合い得も言われぬ味わいを生み出しています。外で食べるカレーに物足りなさを感じることが多い自分的にも十分すぎる程満足出来る味。堪りません。チキンカレーもビーフカレーもどれもこれも食べたいです。近いうちに必ず再訪します。とまとそと「トマト」
東京都杉並区荻窪5-20-7
tel 03-3393-3262
営業時間 11:30〜14:00 17:30〜21:00(不定休)
予算 1500円位〜
最寄り駅 荻窪

気がつけば鰻の季節【浅草】5

はつおがわうなぎはつおがわきも本当に早い物でもう10月も半ば過ぎ。鰻の季節。浅草へ車を走らせる。とっても素敵な外観の初小川へ。思えば久しぶりの鰻です。開店と同時に店は満席に。次から次へとかかってくる電話にご主人は満席だと答える。旨い鰻屋は待たせるもの。店内の置物を眺めたり置いてある本を読んだりして時間をつぶす。向かいの老紳士二人の話を何となしに聞いてみたり。40分程待った頃まずは肝焼きが。鰻10匹分程の肝はとろけます。取り急ぎ旨いです。それから5分でお待ちかねの鰻重です。大好きな山椒をぶっかけてかぶりつく。甘さを抑えた鰻は適度な食感が最高です。口に入れると溶けてしまうような鰻よりもこちらの方が好みです。とにかく混み合う初小川ですが無事に食べられて大満足。18時を過ぎると皆食べ終わり店には人がいなくなるのでした。18時頃行くのが正解かも。はつおがわそと
「初小川」
東京都台東区雷門2-8-4
tel 03-3844-2723
営業時間 12:00〜14:00 17:00〜20:00(日祝17:00〜20:00)(不定休)
予算 上鰻重2310円
最寄り駅 浅草

南紀白浜の居酒屋【南紀白浜】4

ちょうきゅうくつちょうきゅうつめちょうきゅううつぼ松阪から橿原を抜けて高野山へ。金剛峰寺を参る。神社と違ってお寺はくだけてます。竜神温泉に浸かって南紀白浜へ。紀伊半島をぐるっと一回り。旅の最後をしめるのは白良浜の長久酒場。居酒屋評論家の太田和彦氏のルーツとも言える名店です。三大名店として月島岸田屋に阿倍野明治屋とならび称されるほど。いつか行きたいとは思っていたのでこちらも念願叶ったり。昭和35年創業の店内はしっかり年代物。カウンターに腰掛けてまずは刺身。くつえびを頂く。実にけったいな形の海老ですが味は良いです。ぷりぷりの身にとろとろの味噌。これだけで最高。続いて鹿のルイベにツメバイを頂く。どちらも旨いです。そして何と言ってもこちらではウツボでしょう。ぶつ切りのウツボを網で焼く。焦げる寸前まで焼いて口に入れるとからっとした香ばしい皮ともっちりした甘い身とが一体に。ウツボってこんなに旨いんだ。噂に違わぬ名店です。徐々に地元の人が集まってきます。フライトまで時間がない中〆に味噌汁を。さっのくつえびの味噌汁です。こいつがまた味わい深く感動した。暮れゆく夕日を眺めながら白浜の湯に浸かり空港へ。南紀ともお別れです。今度はゆっくり回りたいです。無理だと思うけど。
ちょうきゅうそと
「長久酒場」
和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎
tel 0739-42-2486
営業時間 16:00〜24:00(木曜定休)
予算 3000円位〜

松阪牛を食べる【松阪】4

わだきんにくわだきんすきやき今回の表のハイライト。松阪は和田金ですき焼きを。松阪牛と言えばブランド中のブランド。東の前沢に西の松阪と並び称される和牛の中の和牛。以前牛銀へは行ったことがありますが和田金は初体験。某作家に「強いてあげるなら完璧すぎるところが唯一の欠点」と言わしめた名店である。かなりの期待を胸に店に向かう。まるでホテルのような5階建てのビル。フロントにはいると女中さんがついて部屋に通される。店内はいかにも雅な感じ。個人的には牛銀の様にしなびた感じの方が好きです。落ち着いた和室に通されすき焼きを注文する。とにかく対応が丁寧。もてなしの気持ちを余すことなく表してくれます。それが全く嫌みではなく自然。非常に居心地がよいです。さて食事の方ですが見事な霜降り。まずは牛肉から。卵を溶かして口に入れるとふわっととろけます。旨いです。野菜も豆腐も味がしっかりしみてます。珍しくゆっくり食事を堪能すると部屋を出てフロントへ。お勘定をしていると女中さんが急いで降りてきました。ゆっくりのつもりが帰るタイミングが早すぎたよう。店を出てからもしばらく見送っている姿に挨拶をして車へ。車に乗って店の前を通りかかるとまだ見送りをしていました。そこまでしなくても良いのに。確かに完璧すぎます。
わだきんそと
「和田金」
三重県松阪市中町1878
tel 0598-21-1188
営業時間 11:30〜20:00(第4火曜定休)
予算 1万円位〜

お伊勢参りに伊勢うどん【伊勢】3

かわさきやうどん一生に一度はお伊勢参り。自分的には二度目の伊勢参り。想像を遙かに超える人気ぶりに驚く。外宮はまだ良いのですが、内宮はまるで渋谷の様。おかげ横町の赤福を食べるのがやっと。それにしてもお伊勢さんは良いですね。昨年から始まった式年遷宮。20年に一度の引っ越しはなんと62回目。日本という国の歴史を実感します。内宮の御祭神はご存じ天照大神。対する外宮は豊受大神。天照大神の食事のお世話をする神様です。食べ物の神様だからなのか外宮の雰囲気の方が好みです。さて外宮から内宮へ続く古道に面している河崎屋へ。伊勢うどんの老舗です。噂には聞いてきた伊勢うどんですが食べるのははじめて。真っ黒い汁の中に太い麺が泳いでいます。ぐるぐるにかき混ぜて一口食べる。なんと柔らかい。いわゆるコシが全くありません。世間は讃岐うどんブームですがそれを基準に考えると全くいけてません。しかしこれはこれで好きです。噛まずに食べられるうどん。新鮮です。東京で食べられるところあるのかな。
かわさきやそと「河崎屋」
三重県伊勢市中之町171-2
tel 0596-22-4626
営業時間 11:00〜19:00(売り切れ次第終了)(火曜不定休)
予算 伊勢うどん400円

念願のめはり寿司【和歌山】3

めはりめはり湯の峰温泉のつぼ湯は良いですね。某関西温泉ランキングで有馬や城崎を押さえて堂々の1位をとっているのは伊達じゃないです。世界で唯一世界遺産に指定されているというのもうなずけます。ゆっくり湯につかると川の流れが聞こえてきて心がほっこり安まります。朝早くから熊野本宮を参拝する。熊野古道をゆっくり歩くことが出来ないのは残念です。山を下りて新宮へ。学芸大学のかっぱで食べて以来食べたかった地元のめはりずし。総本家めはりやへ。この店朝の9時半から夜の11時までやってます。なんて働き者なのでしょうか。串カツやらなにやら他のメニューもありますがとにかくめはりずしを頂く。その昔紀州の山で仕事をする男たちがソフトボール程のめはりずしを弁当に持っていったという。食べる時に目が飛び出る程大きくあけるから目張り寿司。いまではそんなに大きくはありませんが醤油を浸した高菜で巻いためはりずしはたいそう美味。かっぱのものよりちょっと辛かったのは地元ならではなのでしょうか。念願が叶いました。
めはりそと
「総本家めはりや」
和歌山県新宮市緑ヶ丘1-1-39
tel 0735-21-1238
営業時間 09:30〜23:00(日〜21:00)(第2,4水曜定休)
予算 1000円位〜

マグロのワタに目玉に鯨肉【和歌山】3

たけはらわたたけはらめだまたけはらくじら鮪の寿司も旨いですが、地元ならではの食べ方を。と言うことで勝浦の竹原へ。マグロの内臓料理を食べるならここ。かなりな雰囲気を醸し出しています。店内にはいるとすでに満員。待つこと5分席に着くと威勢良く声をかけられる。まずは刺身から。大層分厚く食べ応え十分。店内に貼られたメニューを見ているとお母さんが次々におすすめを教えてくれる。取り敢えずワタ(胃袋)の酢味噌和え。これがさっぱりしていていけます。次に目玉。コラーゲンたっぷり。トロトロです。ついでにお隣大地町名物の鯨のニンニク炒め。これまで食べたことのない味わい。店の人と客とが一体となった本当に気持ちの良い店です。たけはらそと
「竹原」
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地4-3-23
tel 0735-52-1134
営業時間 11:00〜14:00 17:00〜21:00(日曜夜定休)
予算 マグロワタ630円 目玉840円

紀州和歌山那智に鮪あり【和歌山】4

きはちまぐろきはちとこぶし南紀白浜空港から国道42号線をひた走る。世界遺産にも指定された熊野三山のひとつ熊野那智山へ。夕方到着するもかろうじて参拝。山を降りて取り敢えずマグロを食べる・紀伊勝浦はマグロで名高い。そんな中でも鮪寿司で名高い喜八へ。那智駅からすぐの国道42号沿い。店構えはかなり好み。まさに寿司屋と言った趣き。中へはいるとなかなか庶民的。カウンターと入れこみの間に大きな水槽が。かなり汚れていて魚が全くいない。細かいことは気にしない自分ですがさすがにどうかと思いました。まあそんなことはどうでも良くお待ちかねのマグロ12カンを頂く。赤身に中トロに大トロ。見事なまでのグラデーション。見た目だけで相当持ってかれます。当然のように赤身から。旨いです。少しずつ脂がのって、甘さが増していく。大トロは口の中できれいにとろけました。まさにマグロを堪能。その他もトコブシの煮付けなんか絶妙の味付け。幸先の良いです。きはちそと
「喜八」
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮392-1
tel 0735-52-6534
営業時間 11:30〜13:30、17:00〜21:00(火曜定休)
予算 マグロ12カン5000円 上寿司1500円

しみじみ旨い魚達【門前仲町】5

うおさんまぐろうおさんあんきもかなり久しぶりの門前仲町。前回来たのは一体いつのことやら。その昔浦安にいたことがあってそのころは馴染みの街でしたが世田谷在住の今はなかなかの距離。魚三酒場の暖簾をあけると時間が早かったためかすんなり座れる。取り敢えずビールに中トロと〆鯖を。当たり前のことながら旨すぎます。中トロはかなりの量で630円。安いです。とろけます。大間で食べたマグロに決して負けてません。お母さんとの掛け合いもにっこり笑って注文すれば問題なし。アン肝もかなりのお味。本当は熱燗ちびちび食べたいのですが時間の関係でそれも出来ず。ブリ汁を頂き後ろ髪を引かれながら店を出る。ああ、毎日魚三に行けたらなんて幸せなのでしょうか?次回はゆっくり腰を落ち着けたいです。うおさんそと
「魚三酒場」
東京都江東区富岡1-5-4
tel 03-3641-8071
営業時間 16:00〜22:00(2F〜21:30 3F〜21:00)(日祝定休)
予算 2000円位〜
最寄り駅 門前仲町

いつのまにか駒沢にありました【駒沢大学】4

ふぇろうずばーがー日曜日のランチにハンバーガーを。思い立って駒沢のFellowsへ。駒沢の駅から歩いて5分。ちょっと奥まったところにあります。店に近づくにつれもくもく煙が。ちょうど鰻屋のように香りに引きつけられて店に入る。店構えは非常にシンプル。ベーコンチーズバーガーを頂く。これまで都内を重点的に色々とハンバーガーを食べてきましたが、なかなか出色の出来。マスターが自分の作るハンバーガーが一番旨いという言葉にも納得。ただし残念なのはハンバーガーだけでなく付け合わせのポテト、コールスローともに塩気が強すぎる点。マスターにはジャストな味なのかも知れませんが、自分的には辛すぎます。名古屋人だし味付けは濃いめが好きな自分が思うということはそう思う人間も多いのでは。基本的に素晴らしく美味しいので、塩気を少なめにあとはお好みでソルト&ペッパーというのが美しいのでは。まだまだ新しいお店ですがかなり期待出来ます。30年後には駒沢のランドマーク的存在になっていることでしょう。ふぇろうずそと
「FELLOWS THE BURGER STAND」
東京都世田谷区駒沢2-17-9
tel 03-5875-6331
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜21:00(火曜定休)
予算 1000円位〜
最寄り駅 駒澤大学

そのまま大韓民国【新宿】3

てはみんくけじゃんてはみんくけらんち久しぶりにあった韓国人の友人と大久保へ。行きつけの店へ連れて行かれる。その名も何とデハンミンクック。大韓民国。何と分かりやすいのでしょう。オンマに招かれ店内へはいると一面に韓流スターの写真がぎっしり。サインも沢山あります。友人曰く本当の韓国料理を食べさせる店。水差しとかお茶碗とか全部韓国そのまま。取り敢えずサムギョプサルとケジャンを頂く。サムギョプサルは豚の焼肉ですがじっくりカリカリになるまで焼くのが旨いそうです。確かにベーコンの様な歯触りで良い感じ。これ前食べていたサムギョプサルはかなりレアだったようです。ケジャンも辛くて旨いです。もっと大人数で来たらカンジャタン食ったり楽しそう。これまでは近くの松屋に良く行っていましたが新たな選択肢が嬉しい限りです。そして最後に頂いたのがケランチ。鶏卵蒸と書きます。韓国版茶碗蒸しの様なもの。これがフワフワな食感。卵焼きの様でちょっと違う。癖になる味付け。リアルな韓国の家庭の味だそうです。チジミが旨いらしいので次回は是非。てはみんくそと
「デハンミンクック」
東京都新宿区大久保1-12-17 SCビル1F
tel 03-5292-4448
営業時間 16:00〜翌4:00(年中無休)
予算 一人3000円位〜
最寄り駅 東新宿

ふらっと渋谷の立ち飲み【渋谷】3

ふじやはむかつふじやこんにゃく毎日渋谷にいますが宇田川町にいるので桜丘は本当に遠く感じます。去年位から立ち飲みブームで宇田川にも沢山出来ています。そんな訳で桜丘は富士屋も最近は何時行っても満員。自然と足が遠のいていました。久しぶりに前を通りかかったら空いていそうなので吸い込まれる様に中へ。ほどよく混んでいて取り敢えず一杯。中落ちに冷や奴。ちびちび食べる。やっぱり落ち着きます。隣では団塊の世代の次の世代のお父さん二人がとにかく愚痴っています。そんなノイズも悪くないです。富士屋ではやっぱりハムカツでしょう。さっくり揚げられたハムはとっても懐かしいです。子供の頃肉屋で買い食いしたような類の味です。コンニャクの煮付けやらスパゲティーサラダやら色々食って1500円。懐にとても優しいお店です。ニッポンのビジネスマンはこうして明日に向けて頑張ってるんだな、という縮図が展開されてます。それにしても立ち飲みブームは収まったのかな?ふじやそと
「富士屋本店」
東京都渋谷区桜丘町2-3 富士商事ビル1F
tel 03-3461-2128
営業時間 17:00〜23:00(土〜22:00) (日祝第4土定休)
予算 1500円位
最寄り駅 渋谷

伝統と歴史の笹巻けぬきすし【神田】3

ぬきすしぬきすしぶり8月も終わり。夕暮れ時神田へ行くことに。小腹が空いた頃、何を食べようかと思っていると訪問先のすぐ近くに笹巻けぬきすし。するっと店へはいる。元禄15年創業の江戸的にはあり得ない程の老舗。300年にわたり続く暖簾の重みを感じさせる。とはいえ店内は至ってアットホーム。ベビーカーで子供があやされている様はなんとも微笑ましい限り。一人前頂きたいと主人に告げると、「うちのは酸っぱいお寿司ですよ。」と説明が。大丈夫ですと席に着く。待つことしばし綺麗に笹に巻かれた寿司が七切れ。鯛、海老、おぼろに海苔巻き等。江戸時代の製法を守り酢塩でしめた味付けは確かに酸っぱいですが、現代風に薄くしているため美味しく頂けます。お土産でしばらく経った頃に食べるのがまたいけるよう。一つずつ笹を外していくと何が出てくるのかわくわくしながら食べられるのも嬉しいです。今日はオマケにカンパチのカマをつけて頂きました。鮮度がよいのかシンプルな味付けに旨みが凝縮して良いです。酒のアテにすると堪らないでしょう。丁寧な仕事には本当に頭が下がります。ぬきすしそと
「笹巻けぬきすし総本店」
東京都千代田区神田小川町2-12
tel 03-3291-2570
営業時間 9:00〜18:30(日曜定休)
予算 一人前1650円
最寄り駅 小川町

久しぶりな深大寺【深大寺】

きよしそば訳あって調布まで。調布ときたら深大寺。久しぶりに深大寺そばを頂くことに。前回は嶋田屋へ。ほとんどの店が夕方5時には閉まってしまいます。今回訪れたのは5時30分。軒並み店が閉まっている中でありました。灯りが煌々と輝いています。深大寺から歩いて2分。きよしは我々を待っていてくれました。店内には椅子席と入れこみが。迷わず入れこみに上がり品書きを眺める。すかさず「天ぷらそばがお得だよ」と主人の声が。商売上手だと思いながらもそいつを頂く。天ぷらそば1500円也。海老が二尾にカボチャにナスにタラの芽。かなりなボリューム感は確かにお得です。味の方も中々。嶋田屋よりは自分的には好みかな。落ち着いた街並みで味わう旨い蕎麦。堪えられません。深大寺にはまだまだそば屋があるのでまた近いうちに訪れてみたいものです。今度はゆっくり植物園も歩きたいですね。きよしそと
「きよし」
調布市深大寺元町5-12-2
tel 0424-83-3329
予算 天ぷらそば1500円

濃厚蒸し餃子にぴったりな朝粥【広州】5

あさだぎょうざあさだかゆ広州で迎える最初で最後の朝。本当はホテルで朝食のはずがチェックアウトに手間取りNGに。ホテルを後に。手持ちの元が少なくなったので両替をしようと銀行へ。それも叶わず困ってしまう。再度ホテルのフロントで確認して中国銀行へ。唯一日本円を中国元に換えられる。非常に混んでいる。取り敢えず30人待ち。朝飯でも食おうかと歩いていると良さげな店が。入り口で一生懸命餃子を作ってる。取り敢えず餃子を頂く。これが本当に旨い。これまで食べた餃子で間違いなくナンバーワン。豚肉の蒸し餃子。シンプルな中にエキスが凝縮。お代わりを重ねて四蒸籠。如何にして生まれうる味なのか。お粥の方はかなりあっさり。これがまた濃厚な餃子に合う訳で。何気なしに入った店がこんなに旨いと得した気分。支店の様なのでどこかに本店があるのでしょう。お金を替えていざ旅立たん。食い道楽もそろそろ佳境の様で。ラストスパート!
あさだそと
「阿貞涼茶美食 東来悦分店」
広州市泰康路158号
tel 8335-7970
予算 蒸し餃子3元 粥4元

食在広州とは良く言ったもの【広州】3

しんきとんしんきえび香港から直通列車で1時間50分。やって来ました食の都広州です。こちらも3年振り。上海や成都へは何度か行きましたが広州は久しぶりです。広州東駅から眺める新都心の様子はまるで違う街のよう。以前はそんなに見かけなかった白タクも増えてますます活気のある感じです。何でも広東州のGDPがまもなく台湾を抜くとか。すでに香港とシンガポールは上回って何年後には韓国を上回るそう。うかうかしていると日本も追い抜かれるのでは。それ程までに元気な広州。ホテルへチェックインした後、以前何度か行った店を探す。珠河沿いにあった店はどうやら無くなったよう。仕方がないので近くの店へ。SARSの前にはここら辺のレストランの店先は軒並み動物園。魚介類は勿論のことワニに鶏にアライグマ。そしてSARSの原因とされるハクビシンまで。規制が厳しくなったのか常識的な範囲内で。海老がまず良いです。でっかいのが15尾程。地元のトンポーローもとろっとろ。立て続けに食べてマテ貝のガーリック風味。まるでイタリアンの様な味わい。ビールがよく合います。食べて飲んで200元。取り敢えずの3食目。まだまだ食べます頂きます。しんきそと
「新規海鮮野味飯店」
広州市長堤大馬路270号
tel 8332-0833
営業時間 深夜まで
予算 一人50元

朝粥で目覚めたい朝もある【香港】3

ちんかゆちんめん香港は3年振り。時の移ろいと共に街も相当変わってます。行きたかった店が無くなってたり場所が移っていたり。陳誠記茶餐慶廳もそんな一店。尖沙咀のネーザンロードからちょっと入ったところにあります。中国旅行社で広州行きのチケットを買ったあと軽くお粥でも。以前の場所へ行ったら無くなっていたので途方に暮れつつ歩いていると看板を見つけました。綺麗になった上に倍の大きさになってリニューアル。周りには意外に粥を出す店がないのである種独占状態。客が相当は行っています。ピータン粥を頂く。鶏ガラベースの濃厚な出汁が効いて良い感じ。中国圏の朝はお粥に限ります。優しい味わいに満足したところで同行者が頼んだ雲呑麺を。極細な麺にあっさりとしたスープでこちらも朝にはもってこい。今日も一日食べまくります。ちんそと
「陳誠記茶餐慶廳」
九龍尖沙咀拿芬道4B-6H地庫
tel (852)2723-4551
営業時間 7:30〜22:30(日曜24時間営業)
予算 粥11元 麺16元

やって来ました香港へ【香港】3

しんこうしゃこしんこうかに久しぶりの香港。この前来たときはSARSで全く日本人がいなかったときだから3年前。香港と言えばやはり食い倒れ。旨い物を食べまくる。潮州料理は日本には余り無いですが香港では最もポピュラー。海鮮をメインにした広東風料理。三方を海に囲まれた香港は当然海鮮類が豊富。車を飛ばして漁師町の西貢まで行くと視覚的にもかなり楽しめます。取り敢えず香港島のいつもの店へ。ワンチャイの東の外れ。駱克道に面した新光潮州菜館へ。店頭に蟹や海老が沢山。香港では甲蟹も食べてしまいます。香港で何が食べたいかと言われたときに一番先に思いつく物。それは蝦蛄。日本だと青森の蝦蛄なんか旨いですが香港の蝦蛄は全く違います。まずは大きさ。軽く20センチ超。そいつを揚げてオガクズみたいなニンニクを振りかけて食べる。これがたまりません。日本では決して味わえません。オガクズが結構な優れもので炒飯にかけても旨いです。蟹を食べて空芯菜を食べてまずは小手調べと言ったところ。楽しい香港のはじまりです。
しんこうそと
「新光潮州菜館」
香港灣仔駱克道405-419
tel (852)2572-0830
営業時間 17:00〜翌5:00

That's 下町の焼鳥屋【名古屋】4

かどやとんかどやれば白壁が麻布ならば大須は浅草そのもの。名古屋最強の下町です。大須観音や演芸場などまさに娯楽の殿堂。20年程前は寂れていましたがここへ来て活力を取り戻しました。大須の交差点の角に位置する角屋は大須のみならず名古屋を代表する焼鳥屋。一歩足を踏み入れると空気の密度に圧倒されます。コの字型のカウンターに座ると女将が注文を取りにくる。それを天井から吊した拡声器で主人に伝える。「とんきもとりたましんぞうしおで」等と告げられる。しばらくするとトレーに乗せられた焼鳥達が主人から女将に手渡される。そして女将の手によって下々の我々の皿に配られる。何ともシステマチック。伝票を取る代わりにカウンターの裏にチョークで書き込んでたり。長年の経験が積み重なって今があることを実感させられる。とはいえメニューは昔のまま。ほとんどが一本100円。中でもきもが相当なレベル。桜木町末広とまでは行きませんが都内のそこらの焼鳥屋では味わえない完成度。時々無性にくぐりたくなるそんな暖簾の似合う店です。かどやそと
「角屋」
名古屋市中区大須2-32-15
tel 052-221-9774
営業時間 17:00〜21:30(日祝16:30〜21:00)(月曜定休)
予算 焼き鳥1本100円〜 日本酒1級250円
最寄り駅 地下鉄鶴舞線 大須観音

セットのような食堂【名古屋】4

やまだめんやまだなか白壁と言えば名古屋では高級住宅街。けったいな形の市役所県庁の裏にあたります。名古屋人は何とも思っていませんがまともじゃ無いです。白壁にある名古屋市政資料館のすぐ向かいに山田屋はあります。でっかいうどんと言う看板。明らかなる昭和の香りです。店内も昭和30年代を感じさせます。古き佳き昭和。それだけでも涙もの。さてきしめんと言えば名古屋の食の代名詞。江戸前の蕎麦に浪速のうどん。尾張名古屋はきしめんです。ところが名古屋にはきしめんの名店が存在しません。東京には蕎麦の名店が沢山ありますし大阪にも有名なうどん屋が何軒かあります。しかし自分の知る限り誰もが認めるきしめんの名店は無いように思います。ひとつにはきしめんがあまりに庶民的でポピュラーな食べ物だから。そもそも茹で時間を短くするために平打ちにした位。典型的なファーストフードです。山田屋ではこれ以上にない位にスタンダードなきしめんを食べさせてくれます。たまり醤油の甘口汁に菜っ葉とかつお節だけ。最高にシンプル。優しい気持ちにさせてくれる味です。やまだそと
「山田屋」
名古屋市東区東外堀町10
tel 052-951-7789
営業時間 11:00〜15:00,17:00〜20:00(日祝日定休)
予算 きしめん470円 カツ丼710円
最寄り駅 名鉄瀬戸線東大手or地下鉄名城線市役所前

青春の味です[名古屋]5

ゆりちきんYURIに初めて足を踏み入れたのは1986年のことだからもう20年前。年上の友人に連れられてやって来た。1966年創業のJAZZ喫茶。木製のテーブルと椅子がぎっしり詰まった店内は今よりもずっと爆音でジャズのレコードがかけられていた。しゃべることすら出来ないほどのサウンドは、当時パンクロックにしか興味の無かった自分にとっては衝撃だった。それ以来何度ここを訪れたか知らないが来るのは決まって男友達と。女の子を連れてきてはいけないような気がしてた。ここでは時代遅れな文学論やイデオロギーの話が似合ってた。あの頃の自分は東京へ行くことばかり考えてただひたすらに悶々としていた。コルトレーンやビルエヴァンスを聞いたのもこの店で。少なくとも自分の知る限りではあの当時この街で一番クールな場所だった。20年たった今、一人でジャズを聴いていると昔のことが思い浮かぶ。そういえばここではチキンライス以外食べた記憶が無い。チキンとタマネギとマッシュルームだけ。たっぷりバターを使った味は。あの頃とまったく変わっていない。チキンライスでは自分的にベスト。大好きな店です。
ゆりそと「YURI」
名古屋市東区東桜1-10-40
tel 052-951-7800
営業時間 12:00〜24:00(日祝〜22:00)(月曜定休)
予算 チキンライスセット1,050円
最寄り駅 栄
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