November 29, 2012
水の影
時は川
昨日は岸辺
人は皆ゴンドラに乗り
いつか離れて、思い出に手を振るの
ある女性と、ユーミンの曲で何が一番好きかという話をしていたら、彼女は「水の影」っていったんだよ。
あなどれない女性だなって思ったよ。
この曲は、ユーミンの真髄だと思う。
つまり、万物はうつりゆく、っていうことを言ってるのだけど。
聴いていると、胸が万力で締め付けられるようなせつなさに襲われる曲。
October 20, 2012
言葉の達人
ノーベル文学賞は村上春樹よりディランが先。
August 14, 2012
弱者権力の国

著者:長谷川 理恵
販売元:マガジンハウス
(2012-06-08)
販売元:Amazon.co.jp
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この長谷川理恵の暴露本、レビューの酷評ぶりがあまりにおもしろいので、思わず買ってしまった。
「婚約指輪が、小さくて失望した」とか、正直に書いてるのは、私は面白いと思ったよ。
庶民の嫉妬のエネルギーというのはすさまじいので、うっかり地雷を踏んじまうと、本当に恐ろしいことになってしまう。
確かに自分の気持ちを素直に書いている点は評価出来るけど、
公衆に公開するものなんだから、他人に対する思いやりを持つのは
常識。その思いやりが全くない点で叩かれているのだろうな。
日本人は他人に対する思いやりの気持ちを大切にするから。
十代や二十代前半ぐらいなら、まだ許されるけど
アラフォーでこんなに人間性が幼いのは正直イタイ。
他人に対する思いやりっていうか、持たざる弱者たちへの思いやりを持たないと、その弱者に袋だたきにあって殺されてしまうんだね。
July 30, 2012
へルタースケルター
釈由美子ひさしぶりにグラビアで見たら凄い巨乳になってた。釈といい真木よう子といい、ヘルタースケルターを地で行ってるよ。どっちも好きだけど。
へルタースケルターの映画評で、シリコンおっぱいは触ったことがある男は多いけど、触れば確実に分かる。なのになぜ入れるのか?と書いている男がいて爆笑した。上野千鶴子はこれに明解に答えている。「女の欲望というのは"欲望される欲望”。誰に欲望されるかといえば、欲望する主体は、男からいつのまにか女になっている。」
ミック・ジャガー古賀政男説
このストーンズの曲、五木ひろしが歌う、古賀政男メロディーみたいだと思わない?
昨日ラジオで誰かが言ってたけど、イギリスの伝承音楽というのはペンタトニックスケールで、日本の民謡とか演歌によく似ているんだって。(エルヴィス・コステロからそう聞いたって言ってた。)
五木ひろし、これカバーするときっと売れると思うよ。
June 18, 2012
ジョン・カサヴェテス レトロスペクティブ
ジョン・カサヴェテス・レトロスペクティブで2本見た。「ラブ・ストリームス」と「フェイシズ」。「こわれゆく女」と「オープニングナイト」も見ておきたい。
May 22, 2012
Lullaby
I wrote this song because of you,
For all the things I meant to do,
Lullaby, help me try to tell her,
We were a star, we had it all,
But even shooting stars must fall,
Lullaby, tell me why,
Oh so many times I tried to say those things I felt inside.
But words would hide from me,
But there will come a time, when these words I say in rhyme,
Will hold you in a whisper and that whisper will be mine,
So if you listen you will hear a laughing smile, a silent tear,
And when you hear these words you'll know it is true,
I wrote this Lullaby for you.
May 19, 2012
秋刀魚の味
男の服はミリ単位、というのは落合正勝の名言だが、小津の演出もミリ単位。というのは予告編を見ただけで分かる。この映画の「軍艦マーチ」泣けるんだよな。
Double Exposure

Double Exposure
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Double Exposure (二重露光)とは、写真用語で1コマの印画紙にふたつの影像を重ね合わせる事。
このアルバムは、ピザレリがずっと愛好して来たポップス名曲を、彼の本業であるジャズのスタンダードと重ね合わせ「二重露光」している。
この手のクロスオーバーは、よくあるパターンではあるのだが、これはなかなかおもしろいし、センスがいい。PIXARのアニメと同じで、もちろん何も知らなくても楽しめるのだが、アメリカ映画(音楽)のクラシック(元ネタ)を良く知っていれば、その洒落たオマージュをより楽しめる。
May 16, 2012
男の目標 「きこりの息子」
ポール・ウェラー、音楽がかっこいい、バンドがカッコいい、顔がカッコいい、生き方がカッコいい、思想がカッコいい、髪型がカッコいい、ファッションがカッコいい、全てがカッコいい。
ただし、これはちょっと前の映像で最近は加齢して少し恰幅よくなっちゃったね。
関係ないが、昨日ニュースで見たサッカーのカズ選手が20年前の写真と比べてもまったく体型が変わっていないのでそれだけでもうレスペクトだと思ってしまった。
私もあと5kgは落として20年前の体重に戻す。
May 12, 2012
Oh No Not My Baby
When my friends told me you had someone new
I didn’t believe a single word was true
I showed them all I had faith in you
I just kept on saying
Oh no, not my baby
Oh no, not my sweet baby
You’re not like those other guys
Who lead you on and tell you lies.
My mama told me when rumors spread
There’s truth somewhere and I should use my head
But I didn’t listen to what she said
I kept right on saying.
Oh no not my baby
Oh no not my sweet baby
You’re not like those other boys
Who play with hearts like they were toys.
Well, you might have had a last minute fling
But I'm sure it didn’t mean a thing
Cause yesterday you gave me your ring
And I’m so glad that I kept on saying
Oh no not my baby
Oh no not my sweet baby
Oh no not my baby
No no no no not my sweet baby
May 11, 2012
フェラーリは男のロマン
May 08, 2012
Ain't no stoppin' us now
このマクファーデン&ホワイトへッドの曲、NYCマラソンの時に沿道でやたら流れていたんだよね。
歌詞なんかもなかなかゴキゲンなんだ。
There've been so many things that have held us down
But now it looks like things are finally comin' around, yeah
I know we've got a long long way to go, yeah
And where we'll end up
I don't know
オレ達に足止め食らわせてたもの、数え切れないくらいあったよな
でも今は、そんなものがやっとオレらの周りにやってきたように見えるんだ
わかってるよ、進む先はまだまだ長いってことは
で、最後にはどこにたどり着くのかって?
知らないよ、そんなこと
Ain't no stoppin' us now
We're on the move
Ain't no stoppin' us now
We've got the groove
オレらを止めるものなんて何もない
オレらは前へ前へと向かってる
オレらを止めるものなんて何もないのさ
おれらノリノリなんだよ
歌詞対訳はこちら
ゴキゲンだよねぇ。
今の時代は、ほんと、こういうごキゲンな曲が少なくなったんじゃない。
ディスコとか、懐かしいけど、今の若い人は行かないの?
この曲をiPodに入れて、おれももういっちょう走り直してみますか。
秋にはまたニューヨークに行きたいね。
May 01, 2012
時は流れても
you must remember this. a kiss is still a kiss, a sigh is just a sigh.
the fundamental things apply. as time goes by.
April 26, 2012
新国立劇場の思い出 チェドリンスの「ノルマ」

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2003年の新国立劇場での舞台。この頃私はもっとも熱心にオペラを聴いており、新国にもよく通った。なつかしい。
フィオレンツァ・チェドリンス、このイタリアの声、脂ののったビフテキというか、生クリームのたっぷり乗ったショートケーキというか、フルボディの赤ワインと言うか、こういう声が何だかんだ言ってやっぱり一番好き。
チェドリンスは今はどうしてるのだろうか?
何年か前に出産したという話は聞いたが。今でも活躍してるんだろうか。
「ブッラ〜〜〜〜ヴォ〜〜〜ゥ〜〜〜〜」と、ものすごくプロっぽくブラボーを叫んでるおじさんがいる。
それがものすごく芝居がかっていて、イタリア人みたいに発音がいいので笑えた。もしかしたら自宅で練習してるんだろうか?
昔(といってもほんの15年前くらいだが)日本で、こういうふうに完璧な発音でブラヴォーを叫べるおじさんはいなかった筈である。
ブラヴォーのかけ声がこういう風にかぎりなくプロっぽくなって来たのは、90年代に入ってからだったと思う。
「女性歌手にはブラヴォーではなくブラヴァーといいましょう」
とか、「音楽の友」などにもよく書いてあった。このビデオでも、チェドリンスの独唱に対してはちゃんと「ブッラ〜〜〜ヴァ〜〜〜〜」と、言っている。
どうでもいいことだともちょっと思うが、みんな真面目に勉強したんだと思う。
それと同時に、よくない公演には、「ブー」が出るようになったのもこの頃だったと思う。いつだっか、METの日本公演かなんかで、指揮をしたドミンゴにものすごい「ブー」が出て、ビックリした覚えがある。
日本でも「ブー」が出るんだと思って。
そんなこんなで聴衆がプロっぽくなって来たのは、バブル以降の事であると思う。
新国立劇場が果たした役割も大きいかもしれない。
ネットが普及して、1億総批評家みたいになってきたのも、この頃か。
今は亡くなってしまった黒田恭一さんも言っていたが、とにかく半可通が跳梁跋扈しやすいのがこの世界である。
かくいう私も実に半可通だった。
恥ずかしいものである。
今は反省して、なるべく「楽しかった」以外の感想は言わないようにしている。
新国にもまた行きたいネ。今シーズンはワーグナーの「ローエングリン」があるんだね。久しぶりに後ろの方のチケット買っていこうかな。