November 14, 2004

コラテラル

今日はマラソンのあと、トム・クルーズの『コラテラル』を見に行きました。
ハードボイルドでスタイリッシュな世界はいかにもマイケル・マンの世界で、まあまあ楽しめました。ぼくは、この人の処女作『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』っていう映画にひじょうに感心した記憶があるのですが、この映画もまさにあの世界でしたね。日本のやくざ映画にも通じるような感じでしょうか。こういうの結構好きです。
ただし、この映画、ストーリー展開にはかなり無理があったような気はしました。意味不明な部分も多かった。トム君はいざタクシーに乗ってからクライアントからもらった資料に一生懸命に目を通していたけど、プロなら今夜の仕事の相手5人くらいの顔と居場所くらいは最初からしっかり頭に入れとくべきだったんじゃなかろうか?(笑)資料カバン捨てられたくらいであんなにおろおろしてしまうんじゃしょうがないでしょう。というかそんな大事な証拠が入ったカバンを持ち歩いて2度も奪われるなんて、そんなマヌケなことしてちゃ殺し屋どころかサラリーマンでも通用しないぞ〜!
それから、まずふつうの殺し屋は、最初に予定が狂った時点であのタクシー運転手はさっさと始末して、自分で運転するなりクルマを乗り換えるなりすると思います。どう考えても。なにゆえにあんなお荷物な人質といっしょにいつまでも仲良く一緒にいなければならないのか?この映画、そういう基本的な設定に無理がありすぎると思いました。ま、いっぷう変わった「バディもの」にしたかった…というコンセプトはわかりますが。

いずれにしてもこの映画、アイディア自体がどっかで見たことあるようないかにも新味に乏しいものだし、展開も最初から最後まで全部読めてしまうんです。『オールド・ボーイ』みたいな超アナーキーな映画を見たあとじゃいかにも「ぬるすぎ」のような気がしましたね。
最近はメジャーなハリウッド映画はハズレばかりですね。これはすごい!と思ったのってほんとうに少ない。守りに入ってる気がしますね。

shinkimu1125 at 20:25│Comments(3)TrackBack(9)clip!cinema 

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1. コラテラル  [ 劇場型アンドロイド ]   November 16, 2004 01:04
<映画館> 殺し屋とタクシードライバーの出会い。そんな粗筋を聞いてマイケル・マン流「タクシードライバー」が見れるのか!?という期待をしてしまった人も少なくないだろう。実際、マンならではの近くて生々しい映像がLAの冷たい空気を感じさせ、絶妙な音楽とともに心地
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7. 映画「コラテラル」も見てきました。  [ NEWS @ POO ]   December 17, 2004 02:23
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この記事へのコメント

1. Posted by chishi   November 22, 2004 23:28
タクシー運転手を犯人に仕立てた殺人事件が過去に何件か発生していたり、
ヴィンセントがアクシデント好きっていう設定もあったので、
私はあまり違和感を感じないで観られました〜。

ハリウッドものが最近パッとしないなあと思ってたのが私だけじゃなくて良かった(笑)
2. Posted by wnm   July 07, 2005 22:06
こんばんは。おっとっとと思ってついコメントです。確かに、この映画、プロットはぱっとしませんが、ビルの面にハイウェイを走る車が反射するシーンなどのような映像が綺麗で結構楽しめました。プロットはおまけのような感じでした。主人公はトム・クルーズではなく、タクシー運転手なのでしょうが、アメリカ人はこの手のお話、黒人女性検事と黒人男性タクシー運転手(どちらも黒人ですが、検察官が白人男性ではまずいのでしょう)が偶然知り合って....というのが好きなんですね。現実の裏返しにも思えてしまうのですが。
3. Posted by しんいちろう   July 08, 2005 09:05
wnmさん、コメントありがとうございます。
「コラテラル」、おっしゃるとおり、映像はスタイリッシュで良かったですよね。マイケル・マン、「インサイダー」にしろ「ヒート」にしろ一種の「任侠もの」(?)映画を撮らせると独自の世界を持っていて嫌いではないです。ただ、あの殺し屋はトム・クルーズじゃなくて、もうちょっと渋い役者にやってもらいたかった気がしますが(たとえばジェームズ・カーンとか。それじゃ切符が売れないにしても・笑)
アメリカ映画のキャスティングというのは日本映画とは違って頭を悩ます部分は大きいでしょうね。黒人と白人の配分というのは難しいですよね。最近はパターンができちゃってますけど。
ストーリーは一種の大人のおとぎ話なのでしょうね。

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