のとみいの日記

マイナンバーの活用については、政府は迷走している。

ポイントバックなど、いろんな愚策がニュースになっているが、そもそもマイナンバーは社会保障と税の一体改革のためのものであり、逆に言えば、それ以外には利用すべきものではない。

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マイナンバーカード利用にポイント 消費増税で自民検討: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37903720X11C18A1MM8000/

消費増税対策にマイナンバーを 自民、週内に提言: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO37978630Q8A121C1PP8000/

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そもそも銀行などにかなり厳重な管理を強要しているのに、普段から持ち歩き、買い物に使わせるというのは、いかがなものだろうか。

まずは使うべきところでちゃんと使えるようにすべきである。

法律が施行されてから、今年の年末で3年。

金融機関への提出期限がくる。

国税庁も宣伝活動に一生懸命。

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社会保障・税番号制度<マイナンバー>について|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/mynumberinfo/index.htm
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しかし、実はこれには罰則規定がない。

NISAにおいては、マイナンバーを提出しないと、新たな購入ができなくなるという罰則があったが、通常の取引においては、特に取引をできなくなるなどの罰則が定められていないのである。

それでは、皆提出するわけがない。


そして、確定申告の電子申告。

これは、昔は住基カード、今はマイナンバーカードを作ることが条件であったが、それもマイナンバーカードが不要で、税務署でIDを発行して貰えばいいこととなった。

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本当におかしい。

社会保障と税の一体管理ができるように、各種手続きにおいて、マイナンバーカードを作成な上、マイナンバーを提出した場合には、税金や社会保障料を割引するなどのインセンティブが必要だろう。

本当に誰のための何のための制度か、本気で徹底したいのか、疑問に思わざるを得ない。

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マイナンバーはなんのためのものか : のとみいの日記 http://blog.livedoor.jp/shinkozo/archives/52424691.html
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ところで、「医療版マイナンバー」というものがある。

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医療版マイナンバーが始動、被保険者番号を活用 https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00001/00921/?n_cid=nbpnxt_twbn

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なぜ、マイナンバーではなく、別の場癒合を使うのか。

マイナンバーは、「社会保障・税・災害対策の3分野における個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用される」と法律で定められているので、医療の目的には使用できないだからだという。

医療については、社会保障の一環だと思うのだが、どうやら違うらしい。

さらにこの別の番号は、利用目的の制限もないので、どう使われるかわからない。

そんな番号を振ったり、本当に関連するのかわからないような目的に使われるよりも、マイナンバーを使うのがいいと思うのだが。

このままマイナンバーが廃れていくのではないかと心配だ。

柴山和久氏の『元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いたこれからの投資の思考法』をKindleで読了。

元財務相完了で、マッキンゼーで働き、高い志を実現するために、ウェルスナビを創業した柴山氏による著書。

ウェルスナビの預かりを増やすために、そのフィロソフィーを知ってもらうために書かれたものだろう。


タイトルにもある5つの失敗とは。
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第1の失敗: 銀行の特別待遇に舞い上がった
第2の失敗: 「過去のリターンの実績」で選んだ
第3の失敗: 銀行のブランドだけで判断した
第4の失敗: オススメされた株にそのまま投資した
第5の失敗: 「有名だから」と投資した
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これは、柴山氏に限ったことではない。
ほとんどの日本人がおかしてしまう失敗であろう。

そして、高いところで買って、安いところで売ってしまう。

また、銀行などがキャンペーンですとか、新しい投資テーマだと言って新しい投資信託などを売り込んでしまうと、それに乗って買ってしまったりする。

それではいけない。


本書のポイントである資産運用にとって大切なことは「長期・積立・分散」。
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ポイント1: 「長期投資」は金融危機の荒波を乗り越えてきた
ポイント2: 「分散投資」でリスクを抑えられる
ポイント3: 「積立投資」は為替リスクをコントロールできる
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これは昔からよく言われることであり、本当に鉄則である。


“正しい”運用法とは。
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ステップ1: 資産運用の目標を立てる
ステップ2: 最適な資産配分(ポートフォリオ)をつくる
ステップ3: 具体的な銘柄を選定する
ステップ4: 取引の前に、もう一度リスクを確認する
ステップ5: 積立を設定する
ステップ6: リバランスを着実に行う
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しかし、残念ながら、行動経済学から、「人間の脳は資産運用に向いていない」ので、「運用はプロに任せる」のがいいという。

それを実現する、富裕層のためだけのものではなく、投資家の手に届けるために、「テクノロジーの力で誰でも富裕層と同じ資産運用を」ということを掲げて、ウェルスナビを創業したのだという。

「金融インフラのスタート地点は、預かり資産1兆円」といつ目標を2020年に達成すべく、頑張っている。


最後は、単なる資産運用ではなく、その先の話。

それも言い古されたことではあるが、お金は決して目的ではなく、人生を送るための手段。

特にお金がないために好きなことをできないということのないようにする、すなわち「お金とは、自由を得る手段」である。

そのための実践ルールは。
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(1)若い時は自己投資で可能性を広げる
(2)働かなくても2年間やっていける蓄えをつくる
(3)収入が増えても生活水準を上げすぎない
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そして、「お金から自由になったら何をしたいか」ということを考えることこそ人生にとって大切なのであり、それは、「一人ひとりの自由」。

柴山氏のそれは、「「働く世代に豊かさを」というビジョンを実現するための起業」であったのだという。

さらに、「私たち一人ひとりの経済的な充実だけでなく、その先の、より自由で、より多様で、より豊かな社会の実現をもみつめています」ということで、「「清貧」でも「金の亡者」でもない第三の道を探」り、「真面目に働き、周りの人々や社会に役立つことと、経済的に豊かになることが両立する社会」を実現したいのだという。

「お金の不安から解放されれば、自分にとって本当に大切なこと、本当にやりたいことを追求していけるようになります」という。


起業をする人には、みな、それなりに高い志がある。

そして、ある種の「狂気」をもって、起業を成し遂げる。

それなりの実績のある人は、その報酬を捨てて起業し、しばらくは、収入は大きく減る。

でも、志の実現を目指し、何らかの勢いを持って起業するのである。

しかし、皆が成功するわけではない。

ウェルスナビは、今のところ、同じ頃にできたライバルのお金のデザインよりは上手く行っているとはいえ、SBI頼りで、まだまだ目標の1兆円にはまだまだ足りない。

フィンテック向けの投資が盛んなので、投資資金は比較的容易に集まる。

しかし、その使い道はどうなのか。

適切な使い方ができていないのではなかろうか。

その株主の期待に応えるべく、早く1兆円を達成しないといけない。

規模の利益が働くので、どこかの地点を越えると、業績は一気に改善するだろう。

それがいつ来るのか、それまで持ちこたえられるのか。

期待のベンチャーだけに、何とかその時期を早く迎えてもらいたいものだ。

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(一般社団法人 日本投資顧問業協会 http://www.jiaa.or.jp/toukei/pdf/3006wrap.pdf

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ロボアドはどこまで伸びるのか : のとみいの日記 http://blog.livedoor.jp/shinkozo/archives/51060612.html


日本の代表的フィンテック企業の近況 : のとみいの日記 http://blog.livedoor.jp/shinkozo/archives/52254317.html

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金融のプロも陥る資産運用の失敗その1:銀行の特別待遇に舞い上がってしまった… | これからの投資の思考法 | ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/185935?display=b

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退職金・年金が減る時代、世界水準の資産運用が日本に必要な理由 | 今月の主筆 ウェルスナビ代表取締役CEO 柴山和久 | ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/184993?display=b

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元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いたこれからの投資の思考法 ダイヤモンド社 https://www.amazon.co.jp/dp/B07JMQSZPZ/ref=cm_sw_r_tw_awdb_c_x_Onv8BbPYSJTAX @amazonJPより

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上阪徹氏の『マイクロソフト 再始動する最強企業』をKindleで読了。

企業を徹底的に取材して、その企業の知られざる姿を明らかにすることを得意とする上阪氏の書籍。

今回は、世界最強企業の一つであるマイクロソフト。

WindowsやOfficeでパソコン界を席巻したマイクロソフト。

インターネットが普及し、ソフトウェアを売り、パソコンにインストールするというモデルよりもクラウドでのソリューションが広く普及していく中、ウィンテルと言われた相方のインテルや、パソコンの雄デアラ出るなどはトップ企業から脱落していったのだが、このマイクロソフトは、大胆なクラウドシフトを成し遂げ、今でも世界なトップの一つに君臨しているという珍しい企業。

世の中GAFAと言われて、新し目の企業に注目が集まっているが、このマイクロソフトも実は全く引けを取らないところにいる。

そんなマイクロソフトの強さの秘密に迫ったのが本書。

日本マイクロソフトの現社員やOB、本社の幹部に対して、かなり多くの取材を重ね、その言葉を引用しながら、丁寧に説明していくというスタイル。

著者自身がITな専門家ではないため、技術的な側面においては、浅いような感じは感じさせるものの、読者の多くは技術の専門家ではないため、マイクロソフトの強さを知るという目的では十分なもの。

ただし、アメリカ本社の会社に関するものなので、もちろん本社の人のインタビューもあるが、日本の社員の方のコメントが多く、少しバイアスがあるのではないかと感じてしまう。


さて、この巨大なマイクロソフトはどのように変わったのか。

「どんな未来になっていくのかということを、勇気を持って定義していくこと」、すなわち、「今、自分たちの足元にあるものから未来を見てはいけない。勇気を持って、来るべき未来を想像」することが必要であり、「自分たちは何のために存在しているのか」を問うことにより変わることができた。

世の中、この変化の時代に変わっていかないといけないとはよく言われるところ。

しかし、マイクロソフトでは、「変わることがいいとか、変わらないといけない、というよりも、こういうあるべき姿があるよね、そこにはなかなか到達できないけど、常にその姿に向かってやっていこう、という姿勢」が大切だという。

これを実現するために、ナデラ氏は、ミッションを変えた。

「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」と。

そして、カルチャーを変えることが必要だということで、「グロースマインドセット」というカルチャー変革のキーワードができた。

これはある意味先日のアマゾンのジェスパー・チャン氏と似たようなものである。

・Growth mindset
・Customer obsessed
・Diversity and inclusion
・One Microsoft 
・Making a difference 

ナデラ氏までの過程で行ってきたのは、「チェンジ」ではなく、「トランスフォーメーション」。

「自分たちは何のために存在しているのか。何を目指すのか。ミッションから見直し、それを実現させるカルチャーを作る。一本の線につながった取り組みが、マイクロソフトの大きな変革の鍵だった」ということ。


そのための強みは何か。

AIでは、実はあらゆる分野ですでに使われている。

マイクロソフトが目指すのは、「あらゆる産業、業態に役立つAIを目指し」、他社に「これを使ってソリューションやサービスを使っていただき」、「AIのエコシステム」を作り上げることなのである。


そして、「未来を激変させる驚異の発明」が、MR(複合現実)。

VR、ARの先にあるMR。

「物理の世界とデジタルの世界が融合した世界」であり、「新しい価値や体験を提供」できる技術。

まさに「デジタルネイチャー」の世界観だろうか。

それを実現するのが、「ホロレンズ」。

この説明はしないが、このような発明をするために必要なこと。

「ここにあるものを新しい形で提供しようと考えたときに、クリエイティブになれる」。

「クリエイティブな人間」であること。

そして、クリエイティブになるためにも必要なのが、マイクロソフトの、「驚異的な生産性を生み出す仕組み」。

「働き方を変えることが目的ではない。少ない人数でたくさんの仕事をするための手段」としての働き方改革、「少ないリソースで多くの仕事をし、それを持続可能な状態にする」、これこそが真の働き方改革。


さて、マイクロソフトはポスト・スマホの世界で勝者になれるのか。

それを具体的に予測することは難しい。

しかし、一つ言えることは、「スマートフォンの次のインターフェイスが何であれ、マイクロソフトが開発するテクノロジーや蓄積された膨大なデータの点と点がつながり、新たなエコシステムが作られたたき、マイクロソフトはポスト・スマホ時代の覇者になるのではないかー。マイクロソフトが今押さえている領域は、次の王者になる条件を十分すぎるほど揃えている」ということ。

それは、落合陽一氏も、「今22歳なら、マイクロソフトに就職する」というほど。

GAFAも重要だが、それらの会社は、今いろんな面で苦境に立たされている。

そこで、地道に技術革新と会社のトランスフォーメーションを続けてきた巨人のマイクロソフトが完全に復活してきた。

やはり、AIの時代、その覇者はGAFAではなく、マイクロソフトなのかもしれない。

本当にこの会社からは目を離せない。

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マイクロソフト 再始動する最強企業 ダイヤモンド社 https://www.amazon.co.jp/dp/B07FMT4R5H/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_te-7BbPNP44Y9 @amazonJPより

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