2010年04月22日
ぴんぴんころり
病気に苦しむことなく、元気に長生きし、病まずにコロリと死ぬ事をぴんぴんころりと言うらしいですが、まさにうちのおばあちゃんはぴんぴんころりでした。享年93歳。本日は母方のおばあちゃんのお葬式でした。
江原啓之似の悪そうな葬儀屋のあんちゃんや、髪の毛フサフサのお坊さんがかもしだすギャグのような胡散臭さが葬式にみじんの湿り気やシリアスさを演出しなかったのは、おくられるおばあちゃんにとっては良い事だったのではないでしょうか。
「お葬式はね、死んだ人をおくるだけじゃなくて、生きてる人を集めてめぐりあわせるためにあるんだよ」
次男の結婚式以来、4年ぶりに集まった森家7人(五兄弟全部男)が次に全員そろうのはいったいいつになるでしょうか。理由もなく人に会うことが、年々、おっくうになっていくことを省みた今日この頃でした。
絡み合う樹海と未来
木霊が教えてくれた唄 詞(ことば)縁の地
捧げる大空の匂い
芳しい朝焼けの叫びは悶え
葬列の人々が放つ白蓮
捧げる大空の匂い
風見鶏 小雨に濡れ時めいていた
私の想い 東へ羽ばたいていた
朝もやの中 あなたはどこへ?
体ハ飛ベナイノ? コノ街デ
今日モ待ツノ? コノママデ
唄を歌うだけ
捧げる大空の匂い
オリエンタル