個性=originality × individuality

pnddrm-2007-04-17T01_32_29-1日本が世界に誇る名ドラマー佐野康夫氏が、いつぞやのドラムマガジンで言っていた言葉が忘れられません。


「こだわりを一枚一枚脱いでいって、最後に残った物が個性だと思うんです。」


こだわりを着ていく作業は、個性的であろうとする人間ならば誰でも自発的にしていくものですが、それが本当に必要かどうか考えて、いらないものは脱いでこだわりを洗練させていく作業は、なかなかできるものではありません。だって自分が着ているこだわりが本当は全部くだらない物で、いらないものを脱いだらすっぽんぽんになってしまうことだってあり得るわけですから。これは恐ろしい事です。それが出来るには相当な勇気と自信が必要でしょう。


個性を和英辞書で調べてみると、二つの単語に出くわしました。



[originality=個性、独創性、奇抜性、本物であること]
[individuality=個性、特性, 人格、独立したもの] 



originality:個性がある、ということにおいてはおおむね、こちらのことを語る場合が多いのではないかと思います


individuality:[in(否定) divide(分ける)-al]、つまり、これ以上分ける事の出来ない状態の事を意味するそうです。まさに上述の佐野氏の発言どうり、一枚一枚脱いでいって最後に残ったものを示していると言えます。



集めたこだわりを脱いで脱いで、最後に残ったもの=[individuality]が本物=[original]だったらその人は本当の意味で個性的であり、そういう本当に個性的な人こそ、かっこいいなあと思う次第です。こじつけですけどね....



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